いつも行く波止。大して釣れてない割になぜか人が多い。それと一緒になってやるのもなんだかなぁ。
この時期の強い味方、海上釣堀。ちょっと行き過ぎ。今回はパス。
他の釣り。これと言って目立った釣り物も無くいまいち食指が動かない。
ん~どうしよっかなと思い、ふとジギング船の釣果情報を見ていたらボチボチの様子。
「あんま行ってへんしたまにはやるかなぁ」と思いつきで近海ジギング船を予約。
泉佐野 食品コンビナート ジギング船 オーシャンバトル
今回予約したのは泉佐野食品コンビナートより出船のオーシャンバトル。
以前は岸和田周辺から出船だったものの最近出船場所がコチラになったとのこと。
機会があったら利用してみたいなぁとは思っていたもののいかんせん出船場所がよくわからなかったので敬遠していたがわかりやすい場所に変わったので初予約。
菊川渡船とか葵渡船とかヒットラッシュとか海新丸とかと同じ並びの出船場所。食品コンビナートの北側で、犬型のビルでおなじみドギーマンの目の前。
6時半頃に集合で準備できたら出船みたいな感じ。
予約時から薄々思っていたけど・・・。
乗合船だけど他に予約者いなくて私1人。
非常に申し訳ない。
まずこの時期どうしても予約は少ない。でも乗合の遊漁船なんていうのは普通最低出船人数が決まっているものなので1人で出船なんてことはあんま無いんだけどこの界隈のジギング船の場合は割と1人でも出船してくれてしまう。
ということで私1人で貸切便。でも料金は普通。非常に申し訳ない。
申し訳ないのでがんばって釣果を出したいなと思う反面、久々のジギングなのでまともな釣果を出せるかどうかはかなり懐疑的。
初利用なのでチラっとサラっと簡単に船のご紹介など。
魚用、飲食用のクーラーはあるのでクーラーを持ち込まなくても良い仕様。
キャビン(船室)にはコーヒーとか置いてあって飲んでOK。冬場は助かるわー。
あとはまぁ全体的にびっくりするぐらい整理整頓されてて小綺麗。ちとトイレは狭いけどこちらも清潔に保たれており使いやすい。
船の大きさはそれほど大きくないので満員満船だと少々窮屈かもしれないけど予約人数が少ない場合はかなり利用しやすそうな雰囲気。(HP上で予約人数が確認出来る)
準備もなにもほとんどやることはないので船長の出船準備をボケーっと待ちながら食コンの風景。
この日は多少風が出るものの波の高さはそれほどない予報なので快適なジギングが出来るだろうな・・・。
7時前、出船。
結構スピードは早くて気持ちが良い。
ポツポツスタートの前半戦。
1人なので当然、釣座は前。船長から見える位置。
終始船長からの視線を感じながら1日ジギングをやることになる。
恐ろしいプレッシャー。
しかも船長もまた良い人で私1人のためにいちいち水深だの反応は何メートルにあるだのアナウンスしてくれる。
私1人なので私がヘタクソで釣れないのか反応はあるけど魚種が違うとかただ口を使ってくれないかの判断も難しいだろう。
大変な一日になることは容易に予想できた。
パっと見から割と潮は行ってる(動いてる)感じを受けたので紀北ではあんまり使わんかなあ?ちょっと重めのジグでとりあえず様子見。
また、メインベイトはシラス系の小魚が多そう(周辺漁船の様子的に)だけど、なんだかんだロングジグによるタチパターンが手堅いとの話なのでロングジグでスタート。
ただし、形状は少し扁平型でひらひらするというか、あまり動きの早くないものを選択。
「ああ、久々のジギングやな。毎回思うけど身体が動きを忘れるなぁ。。。」
などと思いつつも船長の視線を感じながら真面目にスタート。
真面目に丁寧にシャクっていると違和感が何度か。
「ん~?潮のヨレでジグが浮いてるのか、イレギュラーでジグが浮いてるのか・・・?」
とか思ってたら次のシャクリでドーン
おっしゃー。開始早々ギリギリハマチサイズげっとー。
ひっさびさやねぇ。
これで丸坊主は逃れた。ずいぶんと気が楽になる。
釣れたサイズが小さかったのでやはりジグは小さめが良いのでは?と思いロングジグからセミロングジグへ変更。
形状は潮受けをそれほどしないのでジグの重さは200gへダウンさせた。
それから何度かバイトはあったものの残念ながらフッキングまでは持ち込めず少しアタリが遠のいたのでジグチェンジ。
明石の船宿考案のチョロコージグ。
明石のタチパターンで結構効くとの噂なのでここ紀北でも効果はあるのでは?ということで。
一応タチパターンのロングジグではあるもののロングジグすぎずそれでいてセミロングほどでもない。ちょっと短めのロングジグという感じ。
あからさまに平べったくて、「明石の激流でヒラヒラさせるんですよ」というメッセージは見た目で伝わってくる。
一投目。
「あ?なんやこのジグ、めちゃくちゃ滞空時間長いな」
シャクって、次のシャクり動作に移った時にまだジグが海中で止まってる感じ。
時間にしてみればコンマ数秒の世界なのだけど、”食わせの間”を長く取れるのは明石の激流では確かにかなり効果がありそう。
その滞空時間の長さからフォールまで時間があるので「あれ?食いあげてる?」と錯覚してしまうことが何度もあった。
そして、めでたくゲット。
またすぐに。
船長からも「パターンつかみました?(^^)」とお褒めの言葉?をいただくも前半戦はコイツを最後にアタリが遠のいてしまった。時合みじけー。
ちとアタリが遠のいてしまったこともあり、周辺のジギング船もイマイチということだったので場所を移動してブリメジロの実績ポイントへ移動するとのこと。
もちろんハマチが湧いてるポイントに比べればアタリは遠のいてしまうかもしれないけど、せっかくオフショアジギングやしね。大物との格闘もやりたい。
まさかの大物。中盤戦。
相手は大物を想定ということなので遠慮なくロングジグで挑戦。
一体どこのなんていうジグかもわからないジグが目についたのであんまり考えなしに装着。
ブリメジロなんかの場合はあんましガチャガチャやるよりはボヨンボヨンやってきたほうが過去の経験上釣果が出やすいので逃げる小魚というよりは逃げ損ねるどんくさい小魚みたいなイメージで大遠投。
ジグをナナメにトレースしてみることに。
ボヨーンボヨーン。
ヒラヒラー。
ボヨーン。ヒラッ。ヒラッ。
という感じで体力も温存しつつジグの動きに依存したシャクりを数投続けていると・・・。
ブルンっという手応えと共に
次のシャクりでドオオオオオオン
ちょっと緩めにしてあったドラグが激しく出てしまったので少し調整してファイト開始。
他のところを見ていた船長にヒットしたことを伝えて
「たぶんメジロっす~(^^)」とタモを準備してもらう。
「いや結構引くなさすがに・・・。ハマチとは段違いやわ・・・」
「しんど、、結構底のほうで掛けたからもう巻く力ないわ・・・ハンドルが重い・・・」
「しかもなんかヤケに横っ走りするなコイツ・・・」
などと考えながら浮いてきた魚影を見ると・・・
「お・・・・結構・・・長さあるぞ・・・ブリ・・・?」
と思ったら船長が「サワラやな!!」
サワラの場合は歯がするどくてフックのヒモが簡単に切れてしまうのでランディングで逃げられてしまうなんてこともよくあるんやけど落ち着いて横に向けてクルっと回してランディング成功。
90センチオーバーの立派なサワラ。でけー。サワラは実際の長さ以上にほんと長く見える。
このぐらいのサイズになるとただの高級魚。帰ってから食べる楽しみも出来た。
ちなみにこの日メインで使っていたロッドはゼナックのフォキートイカリの3番。
ハマチをダブル、トリプルそのままぶち抜き、メジロを2匹ダブル楽勝リフトアップ、水深100mからのブリとゴリ巻き勝負だろうが余裕でいなしてきた頼れる相棒。
今の所「こりゃヤバイ折れるかもしれん」と思ったことは一度もない。たぶんヒラマサ15kgとかと真っ向から引っ張り合いするぐらいじゃないとそうならないんだろう。紀北では完全にオーバースペックなロッドと言える。見た目は大手メーカーのに比べたらクソダサいけど、心の底からめちゃくちゃオススメです。
で、サワラを釣り上げた後は同じパターンで狙うも偶然だったようで反応無し。
色々とジグを変えてみて試してみるも・・・
ちょっとアタリが遠い・・・。
基本的にブリメジロ狙いの場所やしね・・・。そう簡単にはね・・・。
時刻は正午になろうとする頃。曇っていた空が一時的に晴れ。
この時間帯は風も弱かったので少々眠気を誘うような陽気。
が、しかし。1人で出船してもらっているので休憩している時間など無い。釣果を出さなければ申し訳ない。
せめて同じエリアでやっているジギング船の誰よりも数は釣りたい。
ここで個人的に紀北最強の実績と信頼。カミシモジグを初投入。
シンプルなジグほど、ハマったときは強いのさ。
簡単にハマチが2匹追加され正午。
「ちょっと色々移動してみます~」と正午の大移動。
助かるわ・・・休憩なしでずっとシャクってたからすでに疲労困憊。
もう、、、体力の限界です・・・後半戦。
色々と見て回ったものの反応得られず、結局前半戦でハマチをポロポロと拾ったポイント周辺に戻ってきた後半戦。時刻は14時頃。
「やべーなこりゃそろそろ数出しにいかな他の船のアングラーに数ですら負けてまうわ」と思い、結局カミシモジグと心中。
こいつの使い方は完全にわかってるぜ。コレが通用するパターンなら一番得意科目。
この釣り方だったら今まで乗合船で数で負けたことは一度もない。
少しアタリが遠のいたなと思ったらチョロコージグに交代させたり。
しかしもう・・・
もう・・・・腕が限界だよ・・・・。15時。
納竿は一応16時ということだったのだけどもう無理。
まともなフォームでシャクれない。肩も腕も指もプルプル。
元気ならテンポよく数が拾っていけそうな感じはするものの・・・15時台にはもうまともに釣りをすることが出来ず、最後の力を振り絞って1匹なんとか拾って早上がり。
はぁ・・・、、、もう限界や、、、やり切った・・・。
あと何人か乗っててくれて合間に休憩はさみながら出来ればもうちょっと数は伸ばせたかもしれん・・・。
ジギングは割と技術とか経験だけじゃなくて体力勝負な側面もおおいにあるもんねぇ・・・。
1匹最後に釣って終了のときにはちょっとどんよりした厚い雲。
おつかれっしたー
たった1人の近海オフショアジギング。最終釣果
最終釣果はハマチ10匹、サワラ1匹。まぁ、ボチボチ。
バラシは2匹、掛けられなかったアタリは4~5回ぐらい。
同じエリアでやってたジギング船の中での個人としては数だけは一番多かったみたい。良かった良かった。
ま、、、もうちょっと体力があれば、、、と思わざる得ないけど、、、しょうがないわな・・・。
帰港後は水道もあるので使ったジグやタックルを水洗いも出来る。
いや~ほんとに、次からは1人にならない日を狙ってまた利用してみたいなと思う所存。
全体的に良い船宿さんで、「ここがもうちょっとなぁ」みたいな所も無く、船長も優しい人なのでなかなか割とマジでオススメのジギング船ですオーシャンバトル。
鬼門の2月3月でもジギング船なら青物が釣れる!いかがでしょうか。
今回の使用タックル
ジギング(通常)
ロッド:ZENAQ FOKEETO IKARI FB63-3
リール:SHIMANO オシアコンクエストCT 300HG
道糸:DAIWA UVF メガセンサー 8ブレイド+Si 2号 300m
リーダー:サンライン SYSTEM SHOCK LEADER FC 35lb
ジギング(スロー系)
ロッド:DAIWA SALTIGA SJ 61B-2
リール:SHIMANO オシアコンクエストCT 300HG
道糸:DAIWA UVF SALTIGA SENSOR 8BRAID+Si 2号 300m
リーダー:サンライン SYSTEM SHOCK LEADER FC 35lb