スーパーライトジギング!それはまさにジギングの歴史を変える恐ろしい釣りだった!【志摩】 | ツリタノ!

スーパーライトジギング!それはまさにジギングの歴史を変える恐ろしい釣りだった!【志摩】

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少々ブログの投稿間隔があいてしまったけども少し前に三重県は志摩へ遠征。

以前から少し興味のあった「スーパーライトジギング」(以下SLJ)なる釣りに初挑戦する為。

釣り友のFッチー氏がSLJで彼の地へ所用があるということだったのでそれに便乗させていただく形で。

当初は「三重県かぁ。確かに魚影濃いんやけど朝2時間ちょっとかけて遠征するのキツイんよなぁ。っていうか朝っていうか深夜の出発やねんなぁ・・・。」と弱腰だったが、「いや~しかし今回の遠征もあのウロコジグのGッチ氏とGO氏が同行するっていうし、めったにないチャンスやんなぁ・・・。SLJデビューには願ってもない機会やしなぁがんばるかぁ・・・。」という感じで実現。

SLJするだけなら大阪湾かその近所でもいくらかやっている船宿はあるが、三重県のトップジギンガーGッチ氏とGO氏に教えを乞う機会はそうない。

ちなみにGッチ氏とGO氏には以前お世話になっている。

しかしなんとこの日の出船時刻は4時半

ええと・・・。志摩で4時半に出船ってことは大阪を何時に出るんや・・・。

さらにFッチー氏の要望により少し早めに到着したいとのことでこの日の出発時刻は日付が変わる前の出発となった。睡眠時間は仮眠程度。

今までの釣り人生史上一番ハードなスケジュールかもしれない。

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志摩むさし丸Ⅳでスーパーライトジギング

この日お世話になる船宿は志摩神明漁港より出船の「むさし丸Ⅳ」。GO氏の身内の方がやっている船宿。

つまりGO氏自身も船頭並に海を熟知しているし、GO氏と旧知のGッチ氏も海を熟知している。こんな心強い布陣があるだろうか。ハードなスケジュールを除けば全てにおいて気楽な釣行と言える。

定刻通りに出船。

私、Gッチ氏、GO氏、Fッチー氏、Fッチー氏の同行者、Nしゃん氏、Gッチ氏の知人、乗り合いのお客さん2名の計9名で出船。

ポイントまではさほど遠くなく、小一時間程度で到着。

季節にもよるだろうけどこの時期は根が荒く、起伏に富んだエリアでイサキ&根魚を中心にその他ジギングで釣れるものはなんでも釣ってしまおうという予定らしい。

この日はSLJデビューの為にロッドを用意。

シマノから発売されたばかりのSLJ専用ロッドオシアジガーLJのフルソリッド。

リールはショアジギングで使用しているセルテート4000を装着。

ラインはPE0.8号を装着。

標準のままだとハンドルノブがT型で非常に使いにくいのでリブレのEF30に交換済み。

大きすぎないミドルラウンドノブがこのライトなジギングには向いていそうな気はする。

はたしてどうか。

志摩スーパーライトジギング実釣開始

ポイントに到着、すぐに実釣開始。装着したジグはウロコジグより発売中の「チビウロコ50g」

Gッチ氏やGO氏、Fッチー氏はウロコジグの関係者だが、私は全くの無関係なのでぶっちゃけ何のジグを使ったって良いのだけど事前にFッチー氏より「空気読んでね(^^)」と厳しいプレッシャーを受けていたので今回はおとなしくチビウロコで挑戦。

船からこんな軽いジグで釣りをすることが殆ど無いので一体なにをどうしたら良いのかわからなかったものの何回か落としてみて「ジギングのような動作」をしていると竿先に重みが。

船中ファーストヒットのマダイ。

何がなんやらわからんのが功を奏したのだろう。食べごろぼちぼちグッドサイズ。

これがスーパーライトジギングの威力だ

私の船中ファーストヒットを皮切りに他の釣り人にもヒットが続出。

着底させて軽く底をトントンと叩けばいくらでも根魚がヒットする。

良型のガシラやアカハタ。

かなり早い段階で根でジグをロストしてしまったのでカラーチェンジし再度チビウロコ。

こんなに釣れるか?ってぐらいに簡単に根魚がヒットする。

エサではなくジグを使っているからか?良型ばかりで全然リリースサイズが混じらない。

しかしそこはさすがGッチ氏GO氏、どう見てもキープできそうなサイズを釣っても微妙に小さいのは躊躇なくリリースしていく。大阪湾あたりのシケシケスレスレの海で普段釣りをしている私とは感覚が全く違うようだ。

もうほんと、着底してトントン→即ヒット。

アカハタって高級魚って認識やったけど、こんなに簡単に釣れてしまうのか・・・。

SLJ・・・恐ろしい釣りだ・・・。

噂のオモリフック、オモックも試してみた。

事前に空気読めとFッチー氏より言われていたがどうしても試してみたかった。

一部では話題沸騰中、オモリフックことオモック。

主にナツメオモリと呼ばれる楕円形オモリにフックを装着しただけのモノだが、これがよく釣れる!と一部で騒がれている。

その釣れっぷりは「普通のジグよりよっぽど釣れる」という触れ込みだ。

使用している所を船長が見て「あ~それ最近使っとる人見るわ」と言っていたので日に日に認知度が高まっているものと思われる。

「そんなに釣れるなら一度試してみたいなぁ」と常々思っていたが試す機会がなかったのでこの日実践初投入。

釣れた

マジでオモリにフックをつけただけの仕掛けでも魚は釣れるようだ・・・。

個人的な感想としては

普通のメタルジグより釣れるってのはちょっと言い過ぎかなぁというイメージ。

今回はどう考えてもチビウロコのほうがアタリも多かったしヒットまでの時間も短かった。

しかし大きなメリットもある、基本的にはただのオモリなのでコストが極めて抑えられる。通常1000円程度するSLJなジグに比べてオモリフックなら100円以下。

ロストしても全く痛くないのでかなり強気に根を攻めることが出来るのは強みと言える。

SLJ釣行時においてメインに据えるにはちょっと力不足な気がするが、あまりに根が荒い場所ではサポートジグとして忍ばせておいても損はないのではないかと思われる。

また、今回使用したナツメ型のオモリではなく、スロー系ジギングにありがちな平べったい形状のオモリなどを使用すればさらに釣果につながるように感じられる。「SLJと言えばオモック」ぐらいの時代が訪れる可能性は大いにあり得る。

釣果も暑いが日差しも暑い

この日は1日中晴れの予報で初夏を完全に超えて真夏日。

加えて、風も弱く船中口々に「暑い」というワードで溢れていた。

日差しも暑いが、釣果もずっと暑い。

とにかくずっと釣れる。もちろん少々アタリの遠のく時間帯もあるが根の荒いポイントの上を通過すればほぼほぼアタリが出る。

移動中の風が唯一の涼める時間だった。本当に暑い1日。

中盤戦を迎える頃には船中の釣果でクーラーいっぱい。

もはやSLJが凄いのか海が凄いのか船が凄いのか・・・。

この時間帯になると私も含め他の人もやや小さいサイズはガンガンリリースしていくようになっていった。

この日の大本命イサキ。SLJの主役と言えばイサキ。

この日の本命はイサキ。

一般的にはあまりルアーで釣るターゲットというイメージはないがここ数年SLJと言えばイサキ、イサキといえばLSJという釣り人船宿も増えてきたように思う。

今回も本命はイサキ。

しかし根魚のあまりの魚影の濃さに底ばかり叩いてしまいついついイサキを狙う時間が少なかった。

Gッチ氏、GO氏によると「イサキは中層。底でも釣れんことないけど基本は中層」ということで根魚を一旦中止し、イサキ狙いにシフト。

この時間帯までに船中でイサキを仕留めているのはGッチ氏のみ。

するとGッチ氏の知人が「イサキっぽいアタリがめっちゃある!」と言っている。

「ほう、じゃあここはしっかり丁寧に中層周辺を丁寧なピッチで・・・」と狙ってみると・・・

じゃーん。SLJで初のイサキ。

海上釣り堀なんかではいくらでも釣って来てるけど天然のやつは(多分)初めて。

ガキの頃はシマイサキとかいうイサキのパチモンみたいなのはよく釣ったがこれは多分初めて。

海上釣り堀だとイサキなんか引きの弱い魚として挙げられるが、これに関しては引きの強さはぼちぼちだったなぁという印象。

ヒットジグはもちろんチビウロコ50g。

カラーに関しては深く考察していないのでこの日はあまり考えず「手にとったカラー」で勝負をしていた。

イサキ狙いの中層とは言え、一度底を取ったりするので着底即ヒットでアカハタはなんだかんだ結構釣れてしまう。

イサキ狙いを続けていると後半にもなんとかもう1匹。

良型の根魚もポロポロ釣れ続け、全く飽きない。

初めての魚種もゲット!!スーパーライトジギング最高やん

この日密かに狙い続けていた魚種があった。シイラだ。

2年ほど前に武庫川一文字に数日程度回遊が見られたことがあり、その時に一度マジメに狙ったがチェイスがあったのみで釣果には至らなかった。

この志摩ではシイラはなかなか定番魚種らしく、SLJでシイラがかかると横っ走りはするわ仕掛けを切るわの暴れん坊でGッチ氏やGO氏なんかは「掛かってほしくない」と言い切る獲物。

しかし大阪湾が主戦場の私からすると憧れの魚種であり、一度は釣ってみたいターゲットの一つ。

この日は10数メートル底まで見えるほど透き通った海色で、シイラがルアーをチェイスするとよく見える。その度に密かに狙い続けていた。

もうあと1時間もしないうちに納竿の時間。

隣でやっていたGO氏に一瞬シイラのチェイス。

シイラが針掛かりせずにホっとするGO氏を横目に遠投即ハイピッチジャークな私。

狙い通りに

ドーン!!!

激しく海面を跳ねるシイラ

即フックオフ。

あああせっかく乗ったのにぃ・・・・・。

と肩を落としたが外れてしまうものはしょうがない。

よく見るとフックが微妙に曲がってしまっている。さすが万力とか呼ばれるだけある・・・。

「はぁしょうがないなぁ、マジメにイサキ狙うかぁ。」と中層を早めのワンピッチジャーク。

ドーン

おそらく残っていたシイラが私のジグにバイト。

一気に食いあげて水面大ジャンプからの横走り。

掛けた直後は青かった魚体もファイトするうちに警戒色の黄色に変わってきた。

なんて美しい魚だろうと思いながら丁寧なファイトを続け

シイラ、初ゲットー!!

黄金色に輝く魚体。なんて映えるんやろうなぁ。

志摩のSLJでは迷惑な存在らしいんやけど、正直大阪湾でこれが手堅く釣れるっていうんやったら本当に魅力的な釣りな気がするが・・・。

ちなみにシイラは持って帰って食ってみた所、臭くない青物、クセがない、身はしっかりで、かなりアリな食味だった。

時刻は正午を周り納竿。

船中の釣果はご覧の通り。

根魚に関しては同じぐらいの数がリリースされている。Gッチ氏とかGO氏なんかほとんどリリースしてんたんじゃないかってぐらい選別していたように感じる。

また、魚種に関しても凄まじく、船中で17目もの魚種を制した。

私は今回の釣りを通じて「SLJって、オフショアジギングの勢力図が一気に塗り替わるんじゃないか、今のような一時の流行りモノではなくむしろこちらのほうがメジャーな存在になってもおかしくないなぁ」というほど魅力に溢れたジャンルだなぁと思わずにはいられなかった。

志摩のスーパーライトジギング。控えめに言って最高だった。

今回の使用タックル

ロッド:SHIMANO オシアジガーLJ S65-0/FS

リール:DAIWA セルテート LT4000-CXH

道糸:YGK スーパージグマンX8 0.8号 200m

リーダー:サンライン システムショックリーダーFC 20lb.

ジグ:urocojig チビウロコ50g