この日は海上釣り堀。
ここ1ヶ月強。なんか釣り大会に関する釣りが長引いてしまい、楽しくないそれはそれは楽しくないツライツライ釣りが続いていて心はささくれ立っていた。
すぐにでも楽しい釣りがしたい気分だったまさにその日、1ヶ月近く前から予約を入れていた海上釣り堀の予約日。
「海上釣り堀界のモンスター」N村氏と2人で。
何が楽しくて男と2人で海上釣り堀デートなのか。
しかもなぜN村氏みたいな化け物と真剣にサシで魚を奪い合わなければならないのか。
なぜなのか。
ド素人みたいな釣りガールとキャーキャー言いながらしょうもない釣りがしたいと心の底から思ったが仕方がない。私の周りには潮臭い野郎ばかりだからだ。
男2人で貸し切りイケス。
そしてこの日はまさかの男2人で貸し切りイケス。笑
男二人で貸し切り海上釣り堀・・・・なんて悲しい響きなんだ。
※海上釣り堀田尻では貸し切り料金を支払えば1名からでも貸し切りが出来るシステム。
もちろん人数は多ければ多いほど放流量も多くなる。
この日の海上釣り堀エサラインナップ
毎回写真が多くなるのでまとめて。
まぁ、練り餌系統から生き餌系統までまんべんなく。薄く広く。
海上釣り堀の釣行回数も減ってたので傾向がよくわからんこともあってエサが全く絞り込めていない。
餌取りがどの程度濃いのか?によって全く使い物にならないエサも多そう。
7時スタート。止まらないモーニングサービス。
寝坊で30分前に到着したN村氏もなんとか開始時刻の7時に間に合い実釣開始。
イケス内には2人しかいないのでとりあえずなんとなく手分けして魚のポジションを探る。
7時10分。タイが溜まってそうなポイントを発見。
見つけたらもう早い。
7時13分。
N村氏も連発していてすでに2~3匹のマダイを仕留めている。
が、N村氏からは見えていないのか?
なんとなく青物が興奮しているように感じる。
「多分、マダイ釣ってる場合とちゃいますわ。」と告げてすぐに青物狙いに切り替え。
青物の活性があがったタイミングは見切ったが
7時19分。一発で仕留めたメジロ。
このメジロで完全にスイッチが入った青物達。
すぐに次の青物を狙ってヒットさせたものの掛け損ない&バラシ。
そんなことしてる間にN村氏は3匹の青物を仕留めてしまった。。。マジで化け物だな・・・。
しかもタモ使わずにブチ抜きで。ヤバすぎる。
7時24分。N村氏の目を盗んで青物につられて興奮状態だった居残りのトラフグ。
N村氏には「シレ~っとイヤラシイですね!!」と言われたが青物に後から参戦しといてたった10分で簡単に3匹ぶち抜く化け物には言われたくない。
まだ青物の活性は残っているものの一気に数が減ったこともあり狙いにくくなったのでマダイ狙いに戻して
8時01分
8時03分
8時07分
と好調に数を重ねてはいるが結局N村氏のほうが数枚上手のようでマダイの数も微妙に追いつけない。
8時10分。違うカドで釣りしていたN村氏がイサキを連発させていたので便乗。
8時10分。居残り最後の1匹が見えたので狙い撃ち。トラフグの総取りには成功。
この日はトラフグの在庫が無いらしくトラフグの放流がないので居残りの2匹で完売。
青物は完璧にやられたけどトラフグは完勝。
釣りすぎなんだよ。魚いねぇよ
長い長いモーニングサービスが終わった。普通海上釣り堀の朝イチの時合なんてせいぜい30分程度なのだけど2人でチームワークして活性を途切れさせないように立ち回れたのが大きい。
が、リズム良くガンガン釣ったせいでイケスの中の魚は薄くなってしまった。笑
魚が居なければ魚は釣れない。
8時40分。こいつの後はもうアタリが相当遠くなる展開に・・・。
ちなみに餌取りは尋常じゃなく多く、練り餌系のエサや生餌系のやわらかい感じのエサは大好評で仕掛けが馴染む前に全部やられてしまう状況。
主な餌取りは小アジでイワシよりも馬力があるのですぐにエサが溶けてしまう。
ちょいちょい針掛かりしてしまうことも。
そのまま生き餌として使うことも可能なんやけどN村氏曰く「ちょっとアピール不足かな」とのこと。
ということでこの日は殻付きのエビが大活躍だったもののタイミングによっては殻付きエビでもキレイになくなってしまうほどの餌取り高活性。
餌取りには比較的強いシラサエビでもタイミングによっては全然ダメ。
練り餌なんかもう全然使えない。
イケス内の魚にもかなり効いていた感じだっただけに餌取りさえいなければ・・・と悔やまれる。
ボーっと写真を撮る時間も増えてくる。
隙間と合間を狙ってなんとかかんとか・・・
N村氏が青物をなんとかヒットさせた瞬間に青物のスイッチが入ってそれに便乗。
10時18分、メジロ。
自分で釣ったというよりは人の魚で活性があがったのを横取りしただけとも言える。笑
途中で放流されたシマアジの活性が高そうだったのでコツコツ狙って
11時12分
11時59分
と、ポツポツ拾うも、そもそもそれほど居残りがいなかったこともありこの2匹で完売。
私のスカリ。
N村氏のスカリ。満員。
あまりにも魚が入っているのでスカリが持ち上げられないということでスタッフがもう一個スカリ持ってきたレベル。
N村氏はヤバイ。そもそも海上釣り堀しかしないのもあるし私より年下だけど釣り堀歴は相当長く、この先釣り勝てることがあるのかどうかすら疑わしい水準に達してしまっている。
ラスト2時間、イサキ以外の放流魚をほぼ全て釣りきってしまった。
青物、シマアジ、トラフグは完全に全部釣った。タイはもしかしたら1~2匹残ってる可能性があるかもしれないぐらい。
なのでまともに狙える魚はもうイサキぐらいしかいない。しかしイサキは浅いタナにいて、それでいて餌取りに大人気なエサ(練り餌や生餌)しか反応しない。ということで事実上ほぼ釣れない。
終了。
癒やされた海上釣り堀 釣果
海上釣り堀田尻での貸し切りイケスの釣果はマダイ5、メジロ2、シマアジ2、トラフグ2、イサキ1。
私は12匹しか釣れなかったがN村氏と合わせると2人で30匹。海上釣り堀のイケスってすげぇ数の魚入ってるね。笑
いやぁしかし癒やされた。化け物N村氏のおかげでだいぶ目減りさせられたような気はするがじゅうぶん楽しめた。たまにはこういう釣りもいいね~。
そしてなんと言っても魚が美味そう。笑
今シーズン阪神間あたりで釣れる小型の青物なんかはほとんどがガリガリで1ミリも脂が乗っていなくて味はお察しの通りだけど海上釣り堀の魚は養殖~半養殖なので脂のノリもバッチリ。釣りあげた瞬間に美味そうなのが一目瞭然。
帰りにエビ撒き釣り先輩のO氏の店に寄って魚をさばいてもらいつつメシ作ってもらった。ノドグロ美味すぎ。
からの、めっちゃ雑かったトラフグの捌きをO氏が見かねて身欠き直ししてくれたマジ天使。
「こんな血まみれでエラの欠片とか残ってる身欠きフグ見たこと無いわ!怒」と言いながら小一時間かけて2匹のトラフグを丁寧に丁寧に身欠いてくれた。プロの技すげえな。
ピカピカになったので鍋に放り込む日が待ち遠しい。
今回の使用タックル
ウキ釣り用
ロッド:SHIMANO BORDERLESS HH-TK290
リール:SHIMANO 13BB-Xハイパーフォース 2500DXG
道糸:サンライン テクニシャンNEO 3号
ハリス:フロロカーボン2~2.5号
ウキ:自作棒ウキ0.8号
さぐり釣り(脈釣り、際釣り)用
ロッド:宇崎日新 PRO SPEC 海上釣堀 際釣り(並継)180
リール:SHIMANO 14BB-Xハイパーフォース2000DXG
道糸:PE1.5号
ハリス:フロロカーボン2~2.5号
青物用
ロッド:SHIMANO OCEA PLUGGER FLEX LIMITED S80L
リール:SHIMANO ツインパワーXD C3000XG
道糸:サンライン 釣堀用PE4号
ハリス:フロロカーボン4~6号
ウキ:棒ウキ5号