ツライ日々が報われた?突然爆釣の船タチウオテンヤ!【上丸】 | ツリタノ!

ツライ日々が報われた?突然爆釣の船タチウオテンヤ!【上丸】

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週末。

当初は金曜の半夜でどこかの沖堤防にでも行こうかと思っていたけど風雨の影響で終日休業の渡船屋が多く、一応やってる渡船屋はあるものの近頃の沖堤防の半夜は非常に釣果が乏しい。

全然釣れなくても武庫川渡船みたいに帰りたいときに割とすぐ帰れるならいいけど他の渡船屋ならそうはいかない。ギリギリまで迷って釣行を見送り。

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ハイシーズンの船宿に空きなんかあるのか・・?

じゃあどうしようか?沖堤防はどこも大混雑だし、波止や沖堤防の各種釣果情報は盛り上がってる風に見せかけているだけで実際は大半の人が貧果。魚より人のほうが多い。それならどうせ満員だけど船タチウオのほうがマシじゃないか・・・?という考えがよぎった。

船の場合は満員でもある程度はちゃんと釣りになるように満員の上限が設定されている為。

ということでこのハイシーズンの週末に空きがある船宿なんかあるのか・・・?と思いつつ利用したことある船宿を中心に電話をかけていくも・・・・「貸し切りでーす」「満員でーす」「いっぱいでーす」「予約0なので出船しませーん」と・・・。

どこも満員やなぁそりゃそうやわなぁ。と打ちひしがれるも「そういえば上丸はまだ電話かけてないな。でかい船やから急なキャンセルで空きが出てたりするかも」ということで泉佐野食品コンビナートより出船の上丸に電話したところアッサリとOK。ラッキー。

めっきり朝は寒くなったこの頃。5時~5時半集合で泉佐野食品コンビナートの上丸へ。

2回ほど利用したことあるけどいつも誰かの予約に便乗するだけだったので自分で予約したのは初めて。

上丸は1日便。がっつりしっかり練習出来る

今回予約した上丸は普段私が利用している船宿とは少し趣が違う傾向を感じる。

まず大阪湾のタチウオで出船する船宿としては珍しく1日便。早朝~15時頃まで。

そしてなんと言っても船タチウオテンヤ道場っぽい所がある。慣れてない人にはビシバシと船長の指導が入る。物言いはちょっとキツイ場合もあるが基本的に理不尽なことは言わない。的を射た的確なことばかり。

そういうこともあってか同船に対しては熱狂的なファンも多く、心酔していると言っても過言じゃない釣り人も多い。

また各種メディアやメーカー関係者からの信頼も厚く、取材の際に使用される確率が非常に高いのも特徴の一つと言える。

この日も大手メーカーのタチウオテンヤのインストラクターな方々が取材で訪れていた。

そしてタチウオで出船する船宿の大半で釣座は先着順や抽選が多いが上丸の場合は船宿が指定。釣り人の練度や技術、何名グループかで絶妙に振り分けているようだ。

この日私の指定された釣座はというと、なぜか取材陣の隣とやたら上手そうな常連に挟まれるところに放り込まれた。

え?俺ここでいいの?と思ったがよく考えるとプロのワザを間近で見れる良い機会だしなんとなく面白そう。

上丸ではチビラークが船体にセットされているので最初の準備も楽。

探見丸も使用出来るし足元も比較的広いので色々と小物もおいておける。非常に釣り人ファーストな船となっている。

氷は軽トラック一杯分が用意されていて無料。船宿によってはケチられがちな部分なのでものすごくありがたい。

私もクーラーに氷をいれてもっていこうとした所、この日取材のお供(?)で訪れていた某有名インストラクターの方に「足りないよ満タンいれてけ」とクーラー満タンに氷を足していただいた。

目指すポイントは洲本沖

「この船やっぱ他の船と違って微妙に速いな」と思いつつ到着したポイントは洲本沖。

他の遊漁船は少し離れたところに大船団を形成しているが上丸は離れたところでポジションをとった。

確かに他の船宿で釣りしてるときも上丸ってあんまり見かけないんだよね。他の船をおいかけないというか、自分で魚を探すというか。そういうところが人気の理由の一つなのかも。

まずは水深100mに満たない場所でスタート。

探見丸には青いのがたくさん映ってるけどこれは大半が濁り。

使い方にも慣れてきて魚かノイズかの違いもある程度わかるようになってきた。こういう映り方するのは濁り。

案の定船長も「濁りが入っとるなぁ」みたいなことを言っている。

序盤はポツポツ釣れるもそこから丸1時間魚探し

釣り始めすぐに船中から電動リールの音が鳴り響く。

私も船中ではかなり早めに1匹目ゲットしてポツポツ。

氷満タンなのでとってもよく冷えそう。いい状態で持ち帰れそうだ。

この日はサンマエサをメインに

小型が多そうな展開の場合にはアタリが素早く出せるイワシエサに小針のテンヤで。

もちろん船宿でエサは無料提供。

巻き上げの合図が鳴り、一旦全員仕掛け回収。船を同じポイントで着け直すのかな?と思っていたら周辺のエリアをグルグルとそれはそれは丁寧に丁寧に探りはじめた船長。

地形の変化を探しているのか、群れそのものを探しているのか、濁りを追っているのか。

大船団ははるか彼方。

やけに丁寧に魚探してるなと思ってたらガッツリと丸1時間魚を探した。逆にスゴイ。

他の船宿なら客からクレームが出かねない。笑

絶対に釣らせるという船長の考えと、船長なら釣らせてくれるという客の信頼がなければ成立しない。すごいわ。

途中何度かやってみたりするも反応は得られず

あっちの船団のほうは釣れてんのかなぁ・・・

魚探に好反応。止まらない爆釣劇

ここで魚探に好反応。

とは言え魚探に反応があっても釣れるとは限らない。タチウオの反応じゃないかもしれないし、居るけど口を使わないことだってあり得る。

が、魚探の反応通りに仕掛けを放り込めばアタリはいくらでも出てくる状況に。

  

30分を経過してもなお魚探には反応が出続けている

ものの1時間で一気に釣果が倍増。1時間かけてポイントを探った分は完全に帳消しになった。

その後も止まらない。群れの芯めがけて仕掛けを落としてやればアタリはすぐ出る。

アタリを出すまでの時間より仕掛けを落としている時間のほうが長いぐらい。

アタリがあまりにも多いので写真を撮る時間があんまりとれなかったけど12時半頃にはこの通り。

満タンに入れた氷が完全に隠れてしまい、氷を満タンに入れたから魚が入らなくなってきた。笑

魚探には時折超好反応。アタリが止まらない!

そんな状況だからか?ここでまたポイントをさらに移動させて水深100mを超える深場へ。

数はある程度捨ててサイズ狙いってことだろう。

深場へ移動しても群れを釣るタイプの私は結局小型中心。

船中ではポツポツとメーターオーバーからドラゴンまで。私はメーターオーバー1匹程度だった。しょうがない。わかってやってるんやからしょうがない。

魚探には時折、圧倒的な反応がでることも。一瞬地面か反応か見間違えるレベルの好反応。

こんなのは今シーズン初めて見た。

まぁでも芯を釣るタイプの私は結局小型ばっかりで数釣るんですけども。

久々にクーラーボックスからはみ出した

ああ、もうクーラーボックスが閉まらない。笑

昨年武庫川一文字で同じクーラーに70匹ぐらいのタチウオ入れたことあるんで、船の1日便とは言え多分いけるやろと思ってたが微妙にギリギリ。氷を少し減らせば入り切りそう。

最初から大きいクーラー持ってけばいいんやけどこれより大きいとなると40リットルクラスのクーラーしか持ってないんで船内に持ち込みにくいのよねぇ・・・。

天気は朝は曇ってて肌寒かったものの正午を過ぎてからは快晴。

15時頃になって船長が「あと1匹釣るかやられたら終わって~」とアナウンス。

シメはゆずれねぇ!と真っ先に一匹釣って納竿。

「数釣れとるからみんな自分が何匹釣ったかわからんと思うけど数えといてー」とのことだったので船上で計数。

「ようこんだけその(小さい)クーラーに入っとったな!」と突っ込まれるぐらい小型のタチウオが大量。大きいサイズは本当に全然まじらんかった。笑

数を狙いに行ってたから当然っちゃ当然なんやけども。

突然爆釣の大阪湾船タチウオ。最終釣果

最終釣果は65匹で竿頭。次頭は冒頭でクーラーを満タンにいれてくれた某有名インストラクターの人で(多分)60匹ぐらい。取材で来てたプロな方々は取材中なので数はそこまで伸ばせない参考外。

他のお客さんでは50匹台の人が1名程度いた模様。聞いた範囲で一番少ない人でも20匹台だったのでやはりこの日は魚影が濃かったものと思われる。

何より船タチウオに関しては1ヶ月以上面白くないそれはそれは面白くない釣りが続いていたので一人で黙々とああでもないこうでもないと色々好きに釣りが出来たのは本当に楽しかった。

アタリも多いのでただひたすら1匹でも多く釣るわけじゃなく様々な掛け方を練習する良い機会にもなった。

ツライツライ予選の日々を経験して上達を垣間見た

前述の通りツライツライ釣りが続いていた船タチウオ。

この日釣りをしている途中何度か思ったことが。

「あ、俺なんか上手くなってる・・・・」と実感したこと。もちろん以前の私でもそこそこの数は仕留められたと思うが、絶対に竿頭にはなれなかっただろう。絶対に。

以前の私ならアタリは多いし一応掛けるけどバラシキングになっていたと思われる。

この日もアタリこそ多いものの超小型~小型のシッブイ渋々のアタリも多く、これをどうやって掛けるのか?を1ヶ月間ずーっと大真面目にやってきた成果が発揮された。だから小型ばっか上手に釣っちゃって大型が混じらないんだけども。わかってやってるからしゃーない。

あのツライ日々は無駄な日々じゃなかったんやな・・・と思えただけでも随分報われた気分。

今回の使用タックル

ロッド:SHIMANO サーベルマスター Xチューン テンヤ82 MH180 RIGHT(左巻き用グリップに交換)

リール:DAIWA 19シーボーグ200J-L

道糸:DAIWA UVF メガセンサー 8ブレイド+Si 2号 300m

リーダー:サンライン SYSTEM SHOCK LEADER NYLON 50lb.