この1週間は天候不良で沖堤防へは渡堤出来なかったり、渡堤できても予報では強風過ぎて行っても楽しくなさそうだった。
先週までの感じだと釣果も大して期待出来そうになかったので1週間ほど釣りから離れていた次第。今シーズンはもう500匹達成済なのもあるかもしれない。
釣果も悪いわ風強くて楽しくないわじゃ、なんにも良いことない。
ただ、この週末は天気も回復し、風向きも悪くなかったので釣行することに。
週末の混雑は予想されたが、午前中に小雨が続いたことで思いのほかスムーズに渡堤する事ができた。
何より気になってしょうがないことがあったので今日しかそれは確かめることが出来ないと思ったのでどれだけ混雑していようと必ずタチウオ釣りはしようと決めていた。
先週の釣行記で、こんなこと書いてました
10月1日 釣行記より
タチウオの釣果はやはり悪くなる一方のようで、悪い予感があたってしまった形。一度大潮を過ぎるか、強い北風に2-3日さらされるぐらいでないと気配は良くなら無さそうな気がしている。
先々週?は悪くなりそうって書いて、実際悪くなってしまい悪い予感があたってしまったが、私としたことが、予感があたったことに気をよくしたのか、したり顔で「○○なったら良くなるよ」とかいう予想までしちゃってた模様。
悪くなる予想は水やベイトの気配見てりゃ比較的簡単な気がするけど、良くなる予想なんてよく出来たもんだなと今になって思う。
ので、今週は実際に強い北風に2日間さらされ(10月4-5日)、大潮も過ぎたので(10月4-6日)、10月7日の中潮1日目に予想通り本当に気配が良くなったのか確かめたかった次第であります。
実際に自分の言った条件が完全にクリアされたのだから、中潮2日目とかだと確認としては弱い気がするし、釣果情報なんかを見て気配が良くなったのを見計らって「ほら予想通り良くなりました~」は男らしくない。
なので、確かめるなら今日しかなかった。
確かめるも何も青物系の釣果は数日前から上向き気配
武庫川一文字の釣果情報を見る限りでは大潮を過ぎるまでもなく、サゴシやツバス-ハマチは上向き気配。やはり北風&大潮で水質が大幅に良くなったのだと思う。
1週間ぶりの釣りだったので、せっかくであれば上向き気配中の青物系でも釣りたいな~といつもより早めに渡堤。
前日から降り続く雨の影響か、若干水っぽい感じは受けたけども、先日までの腐った水とは違い、多少の透け感も取り戻しており、ずいぶんと水質が改善されたように思える。
なるほどこれなら青物も少しは戻ってきそうだ。
私が渡堤したタイミングではまだ小雨がしつこく降っている状況で、ファミリーやライトアングラーには小雨の沖堤防はハードルが高いのか、土曜日にも関わらず非常に空いている状況だった。午後からは天候も回復して普通に満員になりましたけども。
今回はタックル組み合わせをイジってみた
あまりの使い心地の良さにここの所ずーっとロッドはDAIWAのモアザンEXP87MLを使っていたが、今日は天候が微妙ということで、モアザン特有の帯電のしやすさを嫌気し、久々にSHIMANOのエクスセンス810ML/Rに。
あとから長々と書くのもアレなので、結論から言うと、帯電の不安が無ければモアザンEXP87MLのほうが私の好み。
エクスセンス810ML/Rもかなり高次元で張りと曲がりの両立を実現させているが、モアザンEXP87MLのほうが曲がりの点で一枚上手と感じた。
あとは私のロッド操作のクセか、引き釣り特有の持ち方からか、モアザンに比べて若干の持ち重り感があり、この点でもモアザンEXP87MLのほうが向いているように感じた。
強いてモアザンEXPの弱点を挙げるとするならばAGSによる糸鳴りの大きさと帯電、あとは好みの問題ではあるが、グリップの短さだろうか。
※あくまで引き釣りでの話で、もはや私の好みの話です。
とりあえず回復傾向にあるとされている青物系を狙ってみる
まずは定番。大遠投が可能なビッグバッカージグからはじめてみて
メタルバイブも投げて広範囲に上層をチェックし~の
全く反応がない
早朝はタチウオ混じりに結構釣れてたようだが・・・・。
やはり午後からはなんちゃってライトジギンガーの私にはハードルが高いのか・・・・。
小一時間ほどジグやメタルバイブを投げ倒すも、何かが軽くキスバイトしてきたのが2回あっただけでそれが青物なのかなんなのかすらわからなかった。
少し休憩を挟みつつ、まだ少し閑散とした周囲をしばらく見ていると、20-30分に1匹ぐらいのペースでジギンガーらしき方にタチウオが。
タチウオ釣れてるならそっちやってみるか
普段は青物系は上層のかなり表層よりで攻めるので、タチウオ寄りの攻め方にシフトし、少し中層をかすらせる程度にメタルバイブを巻いてみることに。
ガツーン!と根がかったようなアタリが出て簡単に1匹。
そういえばメタルバイブでタチウオ釣ったの初めてかもしれない。記憶にない。
ちなみに時刻は14時頃。
相手がタチウオということで、多分ジグのほうが反応が良いと思うので急いでジグにチェンジしメタルバイブで釣れた辺りを丁寧にジャークしてみることに。
一投目
フワッ
リーダーがラインブレイク。一発でジグをロスト。
もう怒ったぞ~^^ (ワニワニパニック風)
昼間のポツポツタチウオに本気だしてテンヤを投げることなど今まで一度も無かったが、一発でジグをロストした怒りで、リーダーにスナップを高速で結び直し、14時だというのにテンヤをセットし投入。
数投後
余裕でした
連発はしないものの、小さい群れが接岸しているようで色んな角度で広範囲に探ればポツポツとアタリは拾える。
こんなに太陽が高い時間にテンヤ投げて本気だして探ってるのは不思議な気分だった。あまりない経験。
アタリが止まる時間帯も多いものの、辛抱して丁寧にやってれば散発的に小さい群れが通過するようで、通過したタイミングで上手くアタリを取れればなんとか1匹ずつ拾えるという状況が夕方まで続いて17時の時点で10数匹。不思議なこともあるもんだ。
大荒れ天気の後だったので、軽く台風酔いみたいな状態だったのだろうか?小雨混じりの天気だったのでローライトな感じが良かったのだろうか?うーんちょっとよくわからない。
こんな状況は1シーズンにそう何回もあるものではないので現時点では理由は全くもって不明。
ちなみに、隣の釣座のルアーマンが大変上手な方で、その人の方向から群れが通過してくる場合は、その人になんらかの反応があることが多く、大変参考にさせていただいた。
逆に私のほうから通過する場合は参考にしてもらえたと思うので良いコンビネーションだったと思う。ありがとう隣の釣座の上手なルアーのお兄さん。
そして日没。時合は来るのか?来ないのか?
さすがに日中よりも魚影は濃くなった感じはあったが日没後も特に時合らしき時間は感じず、色んな角度、レンジを試しながら丁寧にやって丁寧に拾う感じ。
私の嫌いなタイプのポツポツパターン。
群れが小さくてでも活性は高くて、その小さな群れの近くに運良くテンヤを通せれば釣れるし、そうでなければ釣れない。そんな感じのポツポツ感。あたれば乗る。
ただ、群れも小さきゃ、サイズも小さいといった感じ。
時刻は19時半を過ぎて。状況が一変?
19時を過ぎてからは完全にアタリが遠のき、「こりゃー20時前の便で納竿やな。ポツポツばっかり拾ってて全然楽しくないし。1時間長く粘っても得られるもんないわ」と考えていたら、隣の隣で私と同じく引き釣りをしている二人組に何度もアタリがある模様。
「俺には全くアタリないのに、なんであの人たちばっかりアタリあるんだろう?」と思い始める。
私の技術不足ももちろんあるとは思うが、日中から見ていた感じでは引き釣りを一通りたしなんではいるものの、私より数を釣れるような雰囲気ではなかったし実際ここまでの釣果も私のほうが圧倒的に挙げているようだった。
これはアレか。あの時のアレか。引き釣り初心者に0-8まで差をつけられたアレ。
私が引き釣りに慣れているからって自由自在にメリハリ効かせてるせいで逆にアタリ出せないやつかと。
せっかくなので復習がてら、当時の状況などを思いおこしながら、あの時の私と今の私はアタリを出せず、あの時の同行者と、今の隣の隣の釣座の二人組にはアタリが出せる。
アタリ全く出せないことはないんだけど、なんかいまいち乗り切らない。ジャレ噛み止まり。
色々と思いを巡らせながら、わざと初心者の動きをしつつ、さらに大げさにやってみると
ギュイーン
ドラグがビックリするほど滑りつつも、確かな感触。
少しのやり取りをして抜き上げたのは今期2匹目のメーターオーバー。
写真なくてスンマセン。笑
メーターオーバーなんかどうせ端から端まで写真入らないので。
20時便で帰ろうと思ってたけど、自分の中には無かった新しいパターンを発見してしまい、今日も延長戦に突入。
しばらく試してみたが新しいパターンと言えど、別にとてつもなくアタリが出せるってわけではなさそうで、せいぜい引き出しの一つ程度の感じ。今までのやり方でアタリが出せなかったら試してみてという印象。結局そのやり方で最終までにいくらか釣果は伸ばせたのでまた一つ成長したわけだけども。
最終釣果はタチウオ45匹。メーターオーバー1匹が混じって、全体のサイズも一回り大きくなり、ほとんどが指3本モノだった。
過去の投稿では、「数釣りシーズンはもう終了」とか言っといて結構数が釣れてしまった。
私の中では今日の釣果は数釣りではなく、丁寧に根気よく数を重ねた結果であり、投げて巻いてれば誰でも釣れる時とは全く状況が違うので、数釣りとは一線を画すものだと思っている。
ベタ凪だったので、どんな小さなアタリも逃さずに感じることが出来たというのも大変大きな要因。
釣りを楽しめたか?&総括と反省
日中~日没まで全然面白くないポツポツパターンだったけど、19時半を過ぎてからは同じポツポツでも全然違う釣りとなった。
■日中~日没のポツポツ
活性は高いが群れは小さい、群れの近くを通過させたら釣れる。もちろん技術も必要だが、運要素の強い釣り。サイズは夏タチ混じりの小さめ。
■日没後のポツポツ
魚影は濃いが、上手くやらないと口を使ってくれない。口を使ってくれたとしてもなかなか乗らない。サイズは時間が進むほどに良くなっていった。
同じポツポツでも全然違っており、19時からの後半戦は異常に楽しかった。難易度も異常だったけども。このポツポツなら大歓迎。
大半の方が魚影の濃さに気づけなかったのか、19時半過ぎには納竿してしまったが、私の感覚では19時半過ぎからが一番魚影が濃かったように思う。
前半は得られるものの無さそうな釣行だったが、最後の最後で大きな成果を得ることが出来た。珍しく大変満足な釣行となった。
冒頭で書いた、気配が良くなったかどうかの答え合わせに関しては、「まぁ概ね予想通りに気配は良くなってる気がするけど、あれだけ悪くなったらあとは良くなるしかないだろ」という感想。笑
良くなったも悪くなったも、結局私の主観でしかないので、他の人から見てどうかってのが答えでしょうね。
良くなったでしょうか?どうでしょうか?
今回の使用タックル
ロッド:SHIMANO エクスセンス810ML/R
リール:SHIMANO ツインパワーXD 3000XG
道糸:YGK G-soul upgrade X8 1.2号
リーダー:サンライン システムショックリーダー50lb.
テンヤ:DAIWA 快適波止タチウオテンヤ
他にもタチウオ釣りシリーズがあるので興味のある方はどうぞ(^^)