せっかく太刀魚シーズンインしたというのに、台風15号が太平洋沖をかすめていったおかげで数日間おあずけを食らってしまい、タチウオを釣りに行きたい衝動を必死に抑えてた。笑
武庫川一文字、通称「ムコイチ」では前回激渋で貧果に終わってしまったので早くリベンジしたくてしたくて仕方なかった。
台風はまだ完全に通過していないものの、風の影響は徐々に収まりつつあるとの予報を鵜呑みにして『きっと風はおさまるに違いない』という釣り人特有の都合の良い方向のポジティブシンキングで釣行。予報でも普通に5m以上の風速だったが・・・
昼過ぎに武庫川一文字に到着
タチウオ釣りがシーズンインしたということもあり、もしかして昼過ぎには大混雑になってしまうのではないか?と思ったので早めに渡堤。
晴れ時々曇りといった感じで、基本的には快晴。風はかなり強めの追い風。
ガラガラやんけ
ムコイチはタチウオシーズンになると土日は昼過ぎに満員となり、渡船の送り便がストップすることが度々ある。
ただ今回はシーズンイン間もなかったこともあり、この時点ではガラガラ。さすがに念入りすぎた模様。
到着が早すぎたので、たまには違う魚種を狙うことに
タチウオが釣れる時間まではかなり時間が余っており、ガッツリと他の釣りを楽しむことが出来る。
最近好調らしい落とし込みのチヌでもやるかな~と考えて装備一式を持ち込んでみたが、渡堤前、渡船屋の若大将とチラっと話をしていて、どうも今日からサゴシが好調な様子。
もちろんルアーも一応持ち込んでいる。
私「サゴシとチヌの釣果どっちが欲しいすか?」
若大将「サゴシで!!」
とのことだったので、タチウオタイムになるorサゴシそれなりの釣果になるまでサゴシを狙うことに。
青物系なんかどう考えても早朝~午前中でないとまともな釣果は出せそうにないが、真面目にやれば夕マズメもやって5匹ぐらいはなんとかなるかな?という温度感。
本気の時間潰し開始
今回のタックル組み合わせもお馴染みヤマガブランクス アーリー+とツインパワーXD。次回からは違う組み合わせを試すかもしれないし、面倒だったらあと一回ぐらいはこの組み合わせでやるつもり。
サゴシを狙うべくまずはメタルバイブを手に取り追い風まかせに大遠投。50m以上飛ぶ。笑
数投目でガッっとアタリがあるも乗らず。
同じコース同じレンジ同じ速さを意識してもう一度トレースすると。
簡単に一匹目。
まだまだシーズン入りたてのロリサゴシ。40cmぐらい。
引き抵抗はサバよりちょっと引くか?同じぐらいか?って感じ。セイゴよりは抵抗するかも?ってぐらい。乗った瞬間は結構重量感あるんだけども、簡単に寄ってくる。あまり面白くはない。
自分で持って帰るつもりは1%も無いが、誰かに献上することを考えて一応血抜きを迅速に行う。
釣れた魚のお手軽血抜き紹介
ここで私のやっている魚のお手軽血抜き方法。
エラからナイフを入れて脊椎?を一気に切断。ついでにエラも軽くえぐる。
尻尾の付け根も急所なので付け根にも貫通するぐらい切り込みを入れる。
ストリンガーに引っ掛けたら、そのまま海へポシャン。
これで血抜きが出来る。笑
よく、水くみバケツでやってる人多いけど、水くみバケツからはみ出すぐらいの魚を血抜きする場合はこっちのほうが手軽でオススメ。バケツよりストリンガーのほうがコンパクト。
まぁ、バケツはバケツで、放り込んでおいてそのまま釣りを続行出来るってメリットもあるけど。
内臓までやっちゃう場合は手を洗う必要があるので水くみバケツはどっちみち必要になります。笑
サゴシのアタリは多いが・・・・
午後だというのにアタリは多い。それでも早朝なんかに比べると遥かに少ないんだろうけども、一般的なサゴシ狙いの釣りで考えると異常と言えるほどアタリは多く感じた。
2~3回アタリがあって、1回乗るか乗らないか。そのうち2回乗ったら1回はバレる感じ。
つまり4~6回アタリがあったら1匹キャッチできるぐらいの確率。
このサイズのサゴシは小規模な群れで行動しているっぽく、運良くルアーが群れに直撃すると数匹のサゴシが足元まで追ってくる姿が何回も見ることが出来た。
足元まで追ってきてルアーにバイトする瞬間も2回目撃し、そのうち1回はキャッチ。
とにかくメタルバイブを数投げて運が良ければアタるし乗る。
周りの釣れ行きを見ているとメタルジグのほうが反応は良さそうだったが、シャクり倒してタチウオ釣りの時間までにバテてしまっては本末転倒なので、手軽にメタルバイブで続行。
手返しはメタルバイブのほうが圧倒的に良いので、反応はメタルジグのほうが良いとしても手数を考えれば時間効率的にはトントンじゃなかろうか?と考えた次第。本音はメタルジグしゃくるのが面倒だったのだけども。
本気の時間潰しもそろそろ終わり。タチウオタイム?
夕刻に近づくに釣れて、強かった風は
もっと強くなってきた
内向きは白波が立ち、ローシーズンなら「緊急引き上げでーす」とか言って強制終了されるレベル。
波の高さによっては飛沫が足場にかかってくるぐらい。これから満潮になってくるというのに・・・一体どうなるのか・・・・。
肝心のサゴシ釣果はと言うと、午後から17時までメタルバイブ投げ倒して8匹。
アタリの数だけで言えば30回前後はあったと思われる。
バラシの数は釣った数と同じぐらいだろうか。これはもうある程度ルアーフィッシングの宿命として受け入れるしかないかな~って感じ。
まぁ、普段エビ撒いたり、貝落としたりしてる人間が気まぐれにルアー投げて8匹釣ったんやから良しとしようか。欲を言えば10匹釣りたかったところだけども。
17時半 タチウオを釣るべく、引き釣りを開始
メタルバイブを投げ倒して結構疲労がたまってきていたので軽くストレッチなんかしつつ少し休憩。
周りでタチウオが釣れはじめた。急いでテンヤをセットして引き釣りを開始。
強風で全然アタリがわからん
ヤバイぐらいにわからん。笑
糸もフケるし、風で竿があおられるし、波が糸にあたってタチウオのアタリっぽい感触が常に伝わってくる。笑
周りではワインドやメタルジグでポンポンとタチウオが上がっていく。
メタルジグももちろん持ってきてはいるんだけども、引き釣りでタチウオ釣りたくてやってんのに目先の釣果欲しさにメタルジグ投げて釣っても意味ないなと思ったので引き釣り続行。
こういう追い風強風の時はメタルジグとかワインドでアタリが出せるのならそっちのほうが正解。
メタルジグやワインドなんかは「誘い(アピール)=フッキング」がワンセットになってる部分があるので、引き釣りみたいなアタリを感じてからフッキングするような釣りは、今回のような強風でアタリが伝わりにくい状況では不利。不利っていうか不正解。わざわざ釣りにくいほうに行ってるわけなので。
それでもなんとかかんとか、周りに遅れること10数分。引き釣り特有のふわっとした持ち上げアタリを強風のノイズの中から見つけ出し乗せることに成功。
ぺらっぺらの夏タチ。笑
ちなみに16~17時の便で大量に釣り人が渡ってきておりタチウオ狙いの人は100人以上いたと思われる。
日没。そしてムコイチのタチウオタイムがきた。
強風は止む気配を見せず、低い方の足場は波の飛沫がガンガンと飛んできている。
しかし日没と満潮が重なったせいかタチウオの活性は19時からピークに。
周りはどんどん釣り上げていくが私はポツポツ。
あれ。俺ヘタになった?
これ毎回思ってんな。笑
そして気付く。
ヘタになったんじゃない。元々ヘタなんだ。
ヘタなりに小細工とか小手先に頼らず当たり前のことを当たり前にやろうじゃないかと。
半分開き直ることでマイペースを取り戻し、ポツポツながらも釣果を積み重ねる。
ぺらっぺらの夏タチやけど。笑
それにしても強烈な追い風がきつくてきつくて、、、、
アタリが全然わからないから全然面白くないし、アタリがわからないからタチウオがいるのかいないのかわかりにくくてモチベを保ちにくく、竿も風であおられて重いし、メタルバイブ投げ倒したせいで指も痛い。
完全に集中力を欠いていた。
とりあえずがんばったけどギブアップ
(もともとアタリなんか殆どわからなかったが)19時半頃になるとアタリも格段に減り、風は冷たく吹き付ける。
日没前から強風で集中力を完全に欠いていたこともあり、最終便を待たずしてギブアップ。
最終的な釣果はサゴシ8匹とタチウオ20匹。
全体的な釣果から見れば恵まれているほうではあるものの、私の本音は全然ダメ。
タラレバ言ったらキリがないし、言っていいレベルの内容じゃなかった。
結果は出せたか?&総括と反省
結果は、、、、
うーんどうだろう難しい。出せてるっちゃ出せてるけど、満足は全然していない。
どちらかと言えば結果は出せてないイメージ。実際私よりも釣って帰ってきた人が最終便に数人いたので。
最終便前に帰ったとか、釣果どうこう以前に、『あ~もう追い風強すぎだろアタリわかんねーよ これじゃ釣れねーよ ほらアタリわかんねー ほら釣れねー』みたいな投げやりな釣りを終始していた気がする。
こういうムラっ気というか、諦めが早いというか、釣れない理由探しを先にしちゃってる所がまずもって全然ダメ。
条件は波止にいる釣り人全員同じなのだから、きっちり集中してやるべきだったと反省・・・・。
今回の使用タックル
ロッド:ヤマガブランクス EARLY Plus 88ML
リール:SHIMANO ツインパワーXD 3000XG
道糸:YGK G-soul upgrade X8 1.2号
リーダー:サンライン システムショックリーダー50lb.
テンヤ:DAIWA 快適波止タチウオテンヤ
他にもタチウオ釣りシリーズがあるので興味のある方はどうぞ(^^)