予想よりも大きく北へ逸れていった台風の影響も少なく、ほぼほぼ普段通りに復旧することが出来た阪神間の沖堤防ではすぐに営業が再開された。
タチウオ調子上がらんなぁと思いジギングなんぞに行っていたけども行っている間に”やっと”復調の気配が見えだした武庫川一文字のタチウオ達。
思えば今シーズンは最初から大して期待できなかった上に自然災害によって二重苦三重苦の状況が続いていた。
個人的には「一ヶ月程度の遅れか、単純にダメシーズンのどちらか」と考えていたので一ヶ月程度の遅れだったとするならば、そろそろ爆ってもおかしくないが・・・。
淡い期待を抱きつつ午前中に急遽営業再開した武庫川渡船へ。
タチウオの時期ではあるが、この日は余裕の昼過ぎ渡堤
台風の復旧作業により営業自体が中止される予定となっていたが、思いの外被害がなかった為、台風準備の資材などを戻すだけだったようで早朝のうちに営業再開した武庫川渡船。
本来ならば朝5時前の段階で数百人が押し寄せて送り便ストップとなってしまうような日だが営業中止が予定されていたので他の予定を入れてしまった人も多かっただろう。
そのため、渡堤した時点ではガラガラの武庫川一文字。
と言っても
結局午後からは人が集まってきて楽勝で送り便ストップなりましたけども。笑
海の色はあからさまに水潮で、水質もお世辞にもキレイとは言えなさそう。
まぁでも結局水が悪くても釣れるときは釣れるので参考程度。
本当に釣日和。秋のタチウオ釣りシーズンって感じ。
それにしても秋晴れの本当に良い天気。
この日は阪神間では多くの小中学校で運動会などが催されており何人かの知人は本当は釣りに行きたいけど運動会に参加しなければならず断念という方も見受けられた。
昼過ぎの渡堤だったとは言え日没頃まではまだ数時間あるので時間潰しをしなければならない。
ノマセ釣りを中心に青物がちらほらと釣れているようなのでルアーを使ってヒマ潰し。
ルアーを投げ倒して30分程度?した頃にサゴシ。
その後には60cmを超える少し大きめのサゴシ
このサゴシは釣り上げた後なにかを吐き出したなぁと思ってよく見るとボケ?カメジャコ?
を吐き出した。
たまーに海上釣り堀の餌で使用するけど「こんな弱いやつ本当に海にいんのか?」と思っていたが本当にいるらしい。サゴシはボケ?かカメジャコ?が好き。知らんかった新事実。
これは期待出来るのでは・・・?あの日の雰囲気に似ている
その後ジグを投げ続けると中層付近で捉えた重み。
30cmのデカアジげっと!!!!これは値打ちがある。
こういうのがジグで釣れるような日は間違いなく良い。
昨年もデカアジが釣れた日は好調だった。
そしてその日は一年と一ヶ月前。
予想していた「今年のタチウオは例年の一ヶ月程度遅れ」ときっちり合致する。
もしや期待しても良いのか・・・?
16時台にポロポロと
まだ明るいとは言え台風続きの台風後ということで、早い時間からもポロポロと拾えるのでは?今日の魚影ならあり得るか?と考え少し早いが16時にテンヤへ持ち替えタチウオの動向を探ってみることに。
すると低層付近ではあるもののタチウオがポロポロと拾えてしまった。
さほど魚影は濃くなさそうだがアタリが出ればきっちりとフッキングまで持ち込める。
これは期待できる。爆る予告
そして私の経験上、この雰囲気は爆るかもしれないと予告ツイート。
たぶんこれ、今日爆る pic.twitter.com/FCKCrBzSi7
— kon (@hane_tsuri) October 7, 2018
時刻は17時を過ぎタチウオの時合
16時台には数匹のタチウオを拾って時刻は17時を回った。
良い感じに太陽が雲に隠れてローライトな雰囲気に。
そして17時台の一匹目を開始のゴングに時合突入。
それなりに激しい時合だったので写真を撮るヒマは無く淡々と数を重ねていく。
18時台になる頃にはボロボロのテンヤで勝負せざる得ない状況に(汗)
それなりには釣れると思っていたがここまで釣れると思っていなかったのでテンヤ、餌ともにいつもより少なめ。
餌がボロボロになって使い物にならないので途中整形手術などを施しながら騙し騙し続行して19時半には50匹後半ぐらい?
テンヤの準備さえきちんと整っていれば10~15分は節約出来たのにもったいない・・・。
また、時合が激しかったので抜き上げ時に後ろへ飛んでいってしまったタチウオを「あとで拾えばええか」とちょっと目を離した隙にピチピチと跳ねながら護岸のつなぎ目にダイブしてしまったタチウオが2匹。
これももったいない。こういうのが後々・・・。
時合も完全に止まった20時から。本番
17時過ぎに始まった時合は今シーズン最長の19時半まで続き、20時前には完全に止まってしまった。
風も強まってしまったこともあり大勢の釣り客が20時便で帰宅の途についたが、波止タチウオ狂は時合が終わってからがむしろ本番。
この時点では北風(追い風)がさらに強まっており内向きの堤防は潮をかぶりまくる状況。ローシーズンなら余裕の緊急引き上げ水準。
あれだけの魚影の濃さだったなら簡単に口を使わないだけでまだまだ居る。
それを探してパターンにハメて自分にしか釣れないタチウオを拾っていく。それがコアなファンの楽しみ方と言える。
風でアタリなんかほとんどまともに取れないが、アタリは取れずとも違和感は取れる。それをヒントに遠と近、浅と深、速と遅を組み合わせながらタチウオの居るエリアを絞っていく。
すると
やっぱ居た。時合の残りカス。
時合が止まってからのパターン攻略は波止タチウオ釣りの醍醐味。
20時を過ぎてからの1匹目をヒントとして徐々に正解へ近づけていく。
数匹を拾った頃には完全に見切っており納竿とした20時40分までずっと拾い続けることが出来た。
あと一匹釣ったら辞めるかと。締めの一匹。20時40分。
無理すればあと5分か10分やって1~2匹は拾えたと思うが十分堪能出来たので満足の納竿。
しかしこれが後々。
武庫川一文字タチウオ釣行、最終釣果
最終釣果はタチウオ67匹。昼間の暇つぶしでサゴシ2、デカアジ1。
正直ぶっちぎりで竿頭かなと思っていたら1匹差で竿頭を逃してしまった。笑
時合が止まった後にも数が伸ばせる人でないと同じような数は出せないので、やはり武庫川一文字のレベルは高い。
もうええかと早めに切り上げて納竿とか、あとで拾えばいいかと放っておいたら失った2匹とか、そういう油断や慢心が結果を左右することもある。
1匹の大切さを知る良い機会となった。
また、この日最後に使用していたテンヤがコチラ。
もはやただの生ゴミと化している。原型を全く留めていない。
こんなテンヤを使わなければいけないような状況を想定していなかったのも準備不足。
ちなみに、
帰船後、桟橋を降りた時には翌日の客がもう並んでた。
デカアジは美味い
帰宅後は唯一持ち帰ったデカアジを計測。30cm。
シャワー浴びてすぐに刺し身にしてビールで乾杯。
正直めちゃくちゃ美味かった。
おまけ。あくる日のムコイチ、タチウオ釣行
あくる日のムコイチ。
前述の「運動会やらのイベントで釣りに行きたくて仕方がなかったが行けなかった人」のうちの1人。エビ撒き釣りの先輩O氏とタチウオ釣行。
前回ご一緒した時はここ2年ぐらいで一番雰囲気の無かった日&場所ムラで殺されてしまい丸坊主で終えてしまったO氏。
さすがにこの爆釣後ならそれなりに釣れるだろうと意気込んでの釣行となった。
さらに、爆釣釣果に触発されてしまい朝5時には余裕の満員送り便ストップとなった武庫川一文字。
超絶大混雑状態。
まだまだ青物もノマセ釣りでチラホラ釣れているので可能性あるかも?とジグを投げていたO氏にエイがかかるミラクル。
何度も外そうとしたけどガッチリフッキングだったので外れず。しゃーないのでランディング。タモ枠は60cmなのでそのぐらいのエイ。
最初は青物かかったかと思って興奮したのに・・・・。
で、この日のタチウオは一応時合らしきものもあったが30分程度。
そこはそれなりに。私なので手返しよく拾っていき
それなりにボチボチ。
それでもあんま釣れる気しないんで最終便を待たずに20時便で帰船。
O氏は4~5匹ぐらいをなんとかゲット。爆発する日に当たってほしかったなァ。
今回の使用タックル
ロッド:DAIWA モアザンエキスパート87ML
リール:SHIMANO 18ステラC3000XG
道糸:YGK G-soul upgrade X8 1.2号
リーダー:サンライン システムショックリーダー50lb.
テンヤ:DAIWA 快適波止タチウオテンヤ
他にもタチウオ釣りシリーズがあるので興味のある方はどうぞ(^^)