ホームエリアの武庫川一文字が前日あまり調子良くなかったので今日はもっと悪いだろうと思い違う沖堤防へ。
先週訪れた波止。南港ー堺の新波止。
先週全然ダメだったのでリベンジがてらちょうど良い。
南港-堺の新波止へタチウオ釣行
新波止へ渡堤するにあたっては今回も夢フィッシングさんを利用して15時便で渡堤。
夢フィッシングを出船しておよそ15分程度で到着。
新波止へは南港の丸高渡船さんからも渡堤することが出来る。
新波止へは毎回夢フィッシングさんから渡堤しているが特に大きな意味はない。丸高さんはスタッフも多くお客さんも多いので私一人など行かなくとも十分だと思うので、なんとなく応援する意味で夢フィッシングさんを利用しているといった感じ。丸高さんのほうが便利だなと思う波止へは普通に丸高渡船で行きます。笑
武庫川一文字は前日の釣果があまり芳しくないものの当然のように満員で送り便ストップ。
翻って、新波止は15時便でこの通り。ガランガラン。
奥に見える赤灯台側(北側)はもう少しだけ人気があって倍ぐらいは人がいるかなぁ?といった所。
それほど通いこんでいる波止ではないので詳しくはわからないものの、この波止に来るといつも思うことがある。「場所ムラ」だ。
タチウオ釣りでの場所ムラについて
なんの釣りでも場所ムラなんてあるんだけれど、回遊性の高いタチウオの場合、場所ムラでの釣果差が本当にヤバイ。
この沖堤防は逆くの字状に出来ているせいか、タチウオを釣りに来るたびに場所ムラがヒドイなと感じる。
神戸のポーアイ沖のような一直線の沖堤防なんかは場所ムラが比較的出にくいと思うが、この沖堤防のように場所によって潮通しが全然違ったり、角度が違う場合は場所ムラも出やすいのだろう。
ちなみに、私がよく行く武庫川一文字も場所ムラがヒドイ。ほとんど一直線で形成されているので端から端まで群れが通過すれば場所ムラなど出ないが、全長4.4キロもあるので端から端まで群れが通過することなど無い。途中で全部釣られるか離れてしまう。
地理的に言うと端は尼崎市で、西宮を通過し、もう片方の端は芦屋市なのだ。そりゃ場所ムラも出る。
しかもこの場所ムラっていうのが最初からある程度読めていれば良いのだけれど、シーズンが進めば進むほど群れが小さくなるのか、神出鬼没具合が進行し、全く読めなくなる。
ほとんど運。
タチウオ釣りをしていると、場所が悪かった的な嘆きを良く聞くことがあるが、タチウオの場合は数百m程度でも本当に場所での差が出るので、場所での釣果差についてはある程度ご理解ください。
潮の色は新波止もあまり良くない様子
尼崎沖の武庫川一文字は腐った水の色をしていたが、こちらも負けず劣らずなかなかヒドイものだ。
15時半前に渡堤し、「どうせ釣れ始めるのは17時頃だろう」と30分ほどボーっとしてたが、どうせやることないのならテンヤでも投げてラッキーな1匹でも狙おうかな~と思い、テンヤを投げ始めて10数分。
16時過ぎに1匹目釣れてしまった。
後から考えるとこの1匹がダメだったのかもしれないが・・・・。
その後、タチウオの時合は感じないもののポツポツ。
まさかの16時過ぎに1匹目が釣れたことで「これは期待できる!」とテンヤを投げ続けるとポツポツとアタリが拾える。なかなか乗らないが。
この時の釣り方は可能な限り遠投し、しっかり沈めて中層付近をスローに釣ってくるようなイメージ。1匹目のタチウオもこの釣り方。言うなれば”秋の釣り”
もちろん上層や底付近なども試したが、この時、基本的には中層スロー攻めが有効のようだった。
あまり数は重ねることが出来ないものの、日が暮れても同じパターンでポツポツと拾えるので今日はこのやり方でいいのかなぁ~と思っていたのが大間違い。
実際には日が暮れてからは表層~上層でも十分釣果を伸ばすことが出来た。これが”夏の釣り”
日没後、アタリが遠のいたような気がして、表層~上層を早めに攻めるやり方に変えたらアタリが増え出した・・・。
1匹目~数匹釣り上げるまで秋っぽい中層スローが良かっただけに日没後の夏っぽい釣りパターン変化に気付くのが遅かったようだ。
こういうの、よくある。良くも悪くも、釣れてしまったが故にそのパターンが頭に残って引きずっちゃうやつ。
夏タチの時期がほぼ終わって秋に移行する過渡期には毎年見られることだが、私のような未熟な釣り人には、実際に直面するとなかなか簡単に対応は出来ない。
けれども、パターン変化に気付くのが遅れたといっても致命的に遅かったわけでもなく、客観的に見たら比較的早いほうだったのではないだろうか、少なくとも見える範囲の釣り人には数は負けていないようだった。
ポツポツに嫌気がさしてきた19時半頃には15匹ぐらいになり、20時前の便で納竿しようかなぁと思ったけどここで新たなパターン変化を発見し、珍しく1時間の延長戦に突入。21時の最終便までやることに。
↑魚数えて写真とって納竿しよかなって気分の時に撮った写真。19時半、15匹。
その直後パターンが変化。たまたま気付いて1時間のうちに5匹を重ねて最終的には20匹となった。
惜しむらくは、新波止特有のマス穴に3匹落としてしまったことだろうか。笑
これが他の沖堤防だったらただ地面にタチウオを落としてしまっただけになるが、新波止外向きは前も後ろも海なのだ・・・・。抜き上げても終わりじゃない。本当にキャッチまでしないといけない・・・。
そして新波止は他の沖堤防に比べて足場が非常に高いので抜き上げ難易度も高く、マス穴に落とした3匹以外にも2-3匹の抜き上げ失敗があった。前にも後ろにも落ちる。
私はあまり抜き上げを失敗するほうではないと思うが、今日は本当に多かった・・・。もっと上手にならないと。。。。
テンヤでのタチウオ抜き上げ失敗についても少々
テンヤってのは抜き上げが比較的失敗しやすい仕掛けだと思う。
お持ちの方はテンヤのアイに糸を結んで上から垂らしてみて欲しい。
ほぼ水平にバランスが保たれているのではないだろうか?
これは船から釣りをする際に、水平方向にバランスを保ってシャクリあげて釣ってくることを考えたバランスなのだろう。
これにタチウオが掛かり、抜き上げる際にはテンヤの角度がナナメになり、針掛かりの角度が絶望的に浅くなるので一気に抜き上げないとタチウオが暴れた時にびっくりするほど簡単に針から外れてしまう。これがタチウオを寄せて来た時によくばらしてしまう要因の一つだ。
新波止の場合は一気に抜き上げると後ろのマス穴に。ゆっくり抜き上げると足場の高さで時間がかかり、抜き上げには非常に相性の悪い沖堤防だと思う。笑
釣りを楽しめたか?&総括と反省
思いのほか楽しめなかった。
ポツポツポツポツポツポツ(略)
全然集中する時間帯が無い。全く無いわけじゃないんだけど、連発がほとんど無い。ここ最近ずっとそんなのばかり。
パターン変化を探すのは確かに楽しいし面白いんだけど、やっと見つけたと思ってもポツポツ。パターンの探し甲斐が無い。
群れが小さいのか、潮周りが悪いのか、場所が悪いのか、腕が悪いのか、日頃の行いが悪いのか。
あと、釣ったと思ったタチウオ落ちすぎ。ものすごくガッカリする。頭の中で「よーしやっと○匹目や」と思って抜き上げて、後ろの穴へポシャン。モチベーションが激しくダウンする。これは楽しくない。
全体的になんとなく楽しめなかった今回の釣行。原因はどこにあるんだろう。
数釣りシーズンが終わった感があるからだろうか、抜き上げ失敗が多発したことだろうか、飽きがきているのだろうか。
個人的にはまだ飽きるほど釣ってないとは思うんだけども・・・・
今回の使用タックル
ロッド:DAIWA モアザンエキスパート87ML
リール:SHIMANO ツインパワーXD 3000XG
道糸:YGK G-soul upgrade X8 1.2号
リーダー:サンライン システムショックリーダー50lb.
テンヤ:DAIWA 快適波止タチウオテンヤ
他にもタチウオ釣りシリーズがあるので興味のある方はどうぞ(^^)