やっと暑さが落ち着いた。
ホント今年は梅雨は長引いてずっと雨降ってたかと思ってたら、梅雨明け後は記録的な猛暑続き。
毎年夏シーズンは1~2ヶ月ぐらい釣りをお休みする期間なので1ヶ月ちょっとぐらいブログも遠ざかってしまっていた。
なんか雑記でも書こうかな~とか思ってたけど特にネタも思いつかず放置状態に。笑
私の場合、そういうの書くときは妙にトゲのある言い回しが増えがちなので書かないに越したことはないかもしれない。
で、やっと暑さも落ち着いて昼間の釣りもギリギリ出来そうな気候になってきたので釣友のS田君と久々に船タチウオテンヤ釣行。
早起きするのが久しぶりだわ
「釣りするために早起きするのが久しぶりだな~」とか言う感覚に自分自身ちょっと驚きつつも5時過ぎ頃集合の泉南樽井の長安丸へ久々に。
初めて当船を訪れた頃はそんなでもなかったイメージなのだけど、最近はただの人気船と化しており、ここんとこ連日満席のご様子。
タチウオテンヤの需要が高まっているのかリピーターが着実に増えているのか、その両方か。
釣り友のS田君も1人でタチウオテンヤするときは利用しているらしい。
昨年から釣座を先着順から抽選に変えたことで無理に早く行く必要もなくなったのが利用しやすい理由の一つ。
結局クジ運は悪くてすげー釣りのしにくい一番前のナナメ席になってしまったが久々に釣りが出来るだけありがたいと思わなければバチがあたるだろうと思い、あまり気にしなかった。
この手前の鉄のバーがあるから体が固定できずめちゃくちゃ釣りがしにくい。笑
久々の出船前準備も「何から手つけていいかわからんぐらい全てを忘れさってるわ!!」と談笑しながら準備。
船のほうで餌のイワシは無料で提供してもらえるけど、自宅冷凍ストッカーに昨年の余っていたサンマ餌が残っていたのでそれも再利用。
冬の海上釣堀とかで使おうかなーとか思ってたはずだけど、そもそも保管していたことすら忘れてた。今年は今の所サンマ餌が入手しにくい状況みたいなのでちょうどいいや。
たかだかタチウオごときに新鮮な餌使うのもったいないからな。笑
今回目指すポイントは神戸沖、須磨沖
今年はまだ洲本沖周辺の潮流が落ち着いていないのと実績がまだあんまり無いってことで、9月も中旬な今でも神戸沖、須磨沖あたりのポイントで船タチウオしてるようで今回もそちら方面へ出船。
通ってるときは1ミリも何も思わないけど、久々に朝日拝むと気分がいい。釣りしにきたーって感じ。
小一時間ほど船を走らせてポイント到着。早めにきている船やポイントが近い船もあわさって周辺にはすでに船団が形成されつつある状態。
濁りも入っておらず、風も弱いので海況はおだやか。本当に釣日和。
通電確認すらしてなかった電動リールだけど昨年オーバーホールに出してそのまま保管してたので動作は一応良好のご様子。今年はトラブルなく終わってくれると良いんやけど・・。
昨年はサブのレオブリッツを2度修理し、メインのシーボーグも終盤は異音がしてた。笑
周りは順調。ワタシは・・・出遅れ。
ポイントについてすぐ実釣開始。
「テンヤって・・・こんなに重たかったっけ!?」という感覚に襲われながらもやり方だけは覚えているのでなんとなくスタート。
「とりあえず底とって・・・?タチウオおるタナを探すんやったっけな」
「どんな感じでシャクってたっけな~」「アタリってどんなんやったっけな~」と
自分でも引くぐらい何も覚えていない。
始まって割とすぐに隣のS田君が船中ファーストヒット。
同じようなタイミングで周りのお客さんもヒット連発。
船中鳴り響く電動リールの音。
いまだアタリすらないワタシ。
私の中の記憶では割とだいたいいつも船中ファーストヒットはいただいてて、船長に何メートルであたったとか釣れたとか報告するのが通例になっていたような記憶だったのだけどそんなものは過去の記憶に過ぎないんだろう。笑
「やっべー!!アタリすらないやん!!」と嘆いていると穂先にわずかな違和感。
「あ?これアタリか?タチウオのアタリってこんなんやったな確か・・・・!!」
多分あたってんのに気づいてなかったド素人。
竿先をコチョコチョしてやって誘いを追加させると竿が大きく舞い込んで
記念すべき1匹目。
船中で一番遅いか同等の遅さで1匹目。笑
衰えとは恐ろしい。バリバリに通ってた昨年の私だったらもう2~3匹は仕留めてそうだ。
やっとゲットした1匹目を大事にバケツに放り込んで続行。
この時点でS田君は2~3匹目を仕留めており、船中トップなペース。
現在2連続竿頭を獲っているらしく、船タチウオのコツのようなものを会得しつつあるみたい。昨年一緒に来てたころはただのド素人だったのに今やただのちょっと上手い人になってしまっている。人は衰えたりするし、人は変わったりする。
栄枯盛衰とはこういうことなのかと実感。笑
ちょっと思い出してきたかな。中盤戦
なんとかかんとか、おっかなびっくりで1匹目を仕留めてとりあえずタチウオのいるタナだけは感覚的に把握できたので掛け方はともかく、アタリの出し方だけはなんとなく思い出せてきた。
掛け方についてはやっていくうちに思い出していくことに期待しつつ、船中トップペースのS田君を追いかける展開。
追いかける展開ではあるものの久々ってこともあって、あんまり焦ったり急いだりするとトラブルの元になりかねないと思っていたので、あえて写真を多めに撮ったりして強制的に心に余裕を持たせるように意識した。
まだまだ掛け方、掛けてからのやり取りに相当な衰えを感じるもののアタリを出す感覚はすぐに思い出せてきたのでチャンス自体は他者よりも多く作り出せているように思えた。
サイズは聞いてた感じよりは若干大きく、指2本半~指3本半程度がメイン。
どうしようもないほどペラペラのサイズはあんまり混じらない。
序盤のプチラッシュには全くと言っていいほど乗っかれなかったものの中盤戦はポツポツ拾いつつタイミングによっては連発出来てなんとか数はまとまってきた。
「あんまり数は釣れてない」「あたっても全然乗らない」「それでも上手い人はそこそこ数釣る」という旨の情報は事前に聞いていたので全くその通りやなとか思いつつ、なんでそういうキーワードが出てくるのか?を考えながらやっているのが結果に結び始めてきた。
それでも技術的な衰えは正直否めず、「昨年の俺やったらこんなん何度も経験してたはずやのにな~」と記憶と技術の乖離幅には悩まされた。
たぶんこれはリハビリに3~4回練習が必要・・・。まいった。
再現性はあるものの、活性下がった後半戦
この日は朝から絶好の釣日和ということもあって晴天。そしてベタ凪。風はぜんぜん吹いていなくて朝は多少ひんやりして過ごしやすくなっているものの日中はまだ微妙に残暑に襲われる。
暑い・・・。暑さには本当に弱い私。
めちゃくちゃ釣りがしにくい釣座ということもあって疲労はたまるし、直射日光の暑さで集中力も削がれる。
加えて、後半になるにつれ潮の動きも緩慢になってきてタチウオの活性も低下中。
ずっと変わらないようなタナでアタリは出るものの、追いは弱く、掛けるのに相当苦労を要した。人によってはアタリすら出せないような時間帯が続く。
アタリ自体も減っているし、アタリも弱くなっているので色んなタナを探しにいってしまってアタリから遠ざかっているような状況に感じられた。
前半には特定のポイントでまとまっていた船団も範囲が広くなってきた。
こういうときは「どこでも釣れるから他船と距離をとっている」か「釣れていないので探している」か「どこにつけても釣れないのでせめて距離だけ取る」ような状況が大半。
今回は残念ながら探しているかどこにつけても釣れる人は釣れるし釣れない人は釣れないような状況なので船団の範囲が広がったと考えられる。
それでも船をポイントにつけ直した後や、タイミングによってはポツリポツリとなんとか拾いながらの後半戦。
この頃にはやっとS田君においついたか、少し上回ったかぐらいのタイミング。
序盤のリードを埋めるまでにこれほど時間がかかるとは・・・。自分の衰えもそうだけどS田君の成長も著しい・・・。
アタリが遠いのでポイントの付け直し(探し直し)も頻繁。
探し直して直後とかはポロっと拾えることもあるけど、タナ探せなかったら1流し丸ごと1匹も拾えないなんてことも。
結局探す速さ、見つけてから仕留めるまでの速さ、同じことを連続して行う正確さ。
そーゆーのが大事だったなぁ~と一つ一ついちいち思い出しながらの作業だった。
最終盤にはほんのちょっとだけアタリが増加して多少数を伸ばすことが出来た。
終盤にはサイズもアップして掛けてからのやり取りに苦労する個体もいくらかいたが残念ながらメーターオーバーサイズは私には混じらなかった。
1匹だけ大きいの掛けたけど技術の衰え著しく抜き上げで落下。笑
結局計4匹も抜き上げ落水を披露してしまった。ミスの数が恐ろしい。
正午、納竿。
ほんと、、、後半は暑くてたまらなかった。風があればもう少しマシだったと思うけど微風だったし、アタリも遠かったので余計に暑さがきつかった・・・。
久々の船タチウオテンヤ最終釣果
最終釣果は32匹で船中トップ。2番手はS田君で22匹。満員の船中平均15匹前後。一番下で7匹だった。S田君の3連続竿頭を止めてやった。笑
4匹落水がもったいなかった。そのうち1匹はメーターオーバーありそうだったので余計に痛い。
技術的な衰えはどうしても感じざる得なかったものの、瞬間瞬間の経験値の差はあるようで、思い出しながらもチャンスの数の差でトップになったような気がする。
ちなみに終了後「たぶん昨年の良いときの自分なら40~45匹ぐらいかなぁ?」という体感だったが、同日、同じエリアで開催されていたタチウオキングバトル予選会では50匹オーバーの方が予選通過だったそうで、どっちにしろ私も大したこと無いなという結論に至った。笑
いずれにせよ久々の船タチウオはやっぱり楽しめたので満足。
暑さもギリギリ耐えられる程度だったので、今後は釣れ行きなどを様子見しつつタイミングみて沖堤防のタチウオなんかにも手を出していきたいなという気分。
久々のタチウオだったので数匹持ち帰ってきて晩酌のアテに。
疲れてたのであんま凝ったものは作れないけどじゅうぶんやね。
ちなみに卵持ちの個体が多くて脂は全然乗っておらず、ムコイチとか神戸とかで釣れる青物ぐらいスカスカで脂乗ってないのでシンプル調理より多少調味料頼りの調理のほうが美味しく食べられると思います(個人の感想)
今回の使用タックル
メイン
ロッド:SHIMANO サーベルマスター Xチューン テンヤ82 MH180 RIGHT(左巻き用グリップに交換)
リール:DAIWA 19シーボーグ200J-L
道糸:DAIWA UVF メガセンサー 8ブレイド+Si 2号 300m
リーダー:ナイロン 50lb.
サブ
ロッド:DAIWA 極鋭タチウオテンヤ SP EX AGS 192
リール:DAIWA レオブリッツ200J-L
道糸:DAIWA UVF メガセンサー 8ブレイド+Si 2号 300m
リーダー:ナイロン 50lb.