タチウオの釣り方を紹介!引き釣り、ワインド、ウキ釣り、ルアー編【太刀魚】

今回は大阪湾の波止から狙えるタチウオ釣りについての解説となります。

タチウオと言えば大阪湾で人気No1の魚種ですが、様々な釣り方で狙うことが出来る魚種でもあります。

で、今回は「様々な釣り方」とはなんぞや?と言う段階の入門者、初心者向けの解説となります。ワンシーズンで何百匹とか狙うガチアングラーの方にはめぼしい情報は一つもないと思われますので昨年の私の太刀魚釣行記でも見てムラムラしておいてください。笑

また「解説するほどの実力はあるの?」という至極真っ当な疑問もあるかと思います。

私の昨年実績は8月下旬~10月末で波止から700匹程度の釣果となっています。多いか少ないかは各人の技術や経験によって上下することと思います。

タチウオ釣り。人気があるみたいだけどまずどうすれば良いの?

恐らく、この記事を最後まで読む段階の釣り人の場合は

「最近釣り始めたんやけどステップアップというか、他の釣りもやってみたいなぁ~、タチウオが人気あるんか~ちょっとやってみよか~」

「釣りはしょっちゅうやってるけどなんでタチウオあんな人気あんねん。いっちょ俺もやってみるか?」

「前に一度知り合いに連れてってもらったけど全然釣れんかった」もしくは「知り合いに連れてってもらって結構釣れたから楽しかった俺も自分で出来るようになりたい」

と、まぁこんな感じだと思います。

で、自分でやり始めるにあたって、調べてみると色々な釣り方がある事に気付くことと思います。

一体どういった釣りをするのがタチウオ釣りには最適なのか?自分に合っているのか?をこの記事で見つけていただけたら幸いです。

字ばかりの記事で読むのは大変だと思いますが、横断的に波止タチウオ釣りのジャンルの大部分を知識にすることが出来るのでがんばって読んでください(^^)

波止から狙うタチウオ釣りの種類

波止からタチウオを釣る場合は大きくわけて4種類の釣り方があります。

ウキ釣り

まず1つ目はウキ釣り

タチウオだけでなく様々な魚種での定番釣法です。波止から狙う魚の場合、この釣り方で釣れない魚のほうが少ないでしょう。

ワインド釣法(ダート釣法)

次に2つ目がワインド釣法(ダート釣法)

オモリのついた大きな針(テンヤ、ジグヘッド)にワーム(合成ゴムの疑似餌、ルアー)を装着して、ロッド操作とリール操作、糸操作でワームを左右に大きく動かしながらタチウオやその他魚種を狙う釣法です。

引き釣り(テンヤ釣り)

3つ目が引き釣り

ワインド釣法と同じく、「テンヤ」と呼ばれるオモリのついた大きな針に生餌(ドジョウやキビナゴ、イワシ)を装着し投げて巻いてくるだけの釣法となります。

ルアー(LSJ含む)

4つ目はルアー(ライトショアジギングを含む)

ワインド釣法もルアーを使用する釣りですが、大きく左右にダートさせて釣る事を限定的にワインド釣法と呼称されており、通常のルアーでの釣りとは基本的に分別されています。

逆に言うならばルアーの派生系がワインド釣法とも言えますが、現在では波止からのタチウオのルアー釣りと言えばワインド釣法のほうが主流です。

通常のルアー釣りと同様にミノーやメタルバイブ、ジグヘッドを使用したワームなどでタチウオを狙います。

当記事ではライトショアジギング(LSJ)と呼ばれる、シーバスロッドやエギングロッドでもキャスティングが可能な重さのメタルジグを使用する釣りもこちらに含みます。

それぞれの釣法、メリットデメリットを解説

タチウオを波止から狙う場合どんな釣り方があるのか説明をしたところで、次はそれぞれの釣り方のメリットデメリットや、釣れるのか釣れないのか?

釣れる状況や釣れない状況などを個人的な考えではありますが解説、考察していきます。

ウキ釣りのメリット

まずは定番のウキ釣りですがメリットはなんと言っても電気ウキの風情!

波止でのタチウオ釣りというのは船とは違って基本的には朝マズメや夕まずめ、さらに夜間など暗い時にやる機会が圧倒的に多くなります。時期やタイミングによっては明るいうちに釣れることもありますが基本的には暗い時に釣る魚種であります。

そんな時に使用されるのが電気ウキ。辺りは暗くてあまりよく見えない状況下。

電気ウキのボワっとした灯りがジワジワと海中に沈みこみ、ギュイーンとタチウオにひったくられる様子を見るとテンションがマックスになることうけあいです。

また、タチウオを高確率で針掛かりさせるには絶妙なタイミングや技術を要し、よくある「ただボーっとする待ちの釣り」ではなくはっきりと腕の差が出る釣りでもあります。

他には高活性時には手返しが悪いウキ釣りは数を釣るには分が悪くなりがちですが、低活性時にはじっくりと狙うことが出来る為、条件によっては他の釣り方にも数で十分釣り勝つことが出来ることもあります。

風の影響を受けにくいのもウキ釣りの特徴でもあります。

「投げて巻く」ことが基本動作として多いタチウオ釣りですが、風があると仕掛けを操作しにくくなります。ウキ釣りの場合はウキから下が重要部分なので風が多少吹いていてもあまり影響なく釣りをすることが出来ます。

ウキ釣りのデメリット

デメリットとしてはなんと言っても手返しの悪さから、釣果が乏しくなりがちな点です。

もちろん普通にタチウオは釣れますが、他の「投げて巻く」タイプの釣り方に比べると一匹釣るのに時間がかかることが多い点は否めません。

次に、潮が速いと釣りにならない場合がある点です。

タチウオ釣りというのは大阪湾人気No1魚種なだけあって、タチウオが狙える波止となるとシーズン中は基本的に大体誰かが居座っています。

そんな時に潮が早く流れている状況なんかだと、ウキ仕掛けを投入してもすぐに隣の釣座まで到達してしまい迷惑がかからないうちに仕掛けを回収して打ち返す。という作業をしていると全然釣りになりません。

基本的にはウキ釣りってのはどうしてもじっくりとやる釣りになるので仕掛けが馴染んでもすぐに回収しなければならない状況では釣果を得にくいです。

また、そんな状況で、釣果を出したいが為に仕掛けを回収せず長く仕掛け流していると他者の迷惑ともなり得るので「あのウキ釣り邪魔くせーな」と両隣の釣り人に思われてしまうことでしょう。

最悪の場合トラブルにも発展しかねないので、ウキ釣りがまともに成立しない状況では積極的に採用したい釣法ではないと言えます。

ウキ釣りココに注意

前述の通りですが、潮が早く動いている際に両隣の釣り人に迷惑をかけない仕掛け操作を心がけて下さい。自分も他人も気持ちよく釣りをする為ですね。

両隣の釣り人だってウキ釣りはある程度仕掛けを流す必要があることはわかっているはずなので多少は許容してくれる(と思う) はずですが、あまりにも邪魔な場合はトラブルの元です。

ワインド釣法のメリット

ワインド釣法のメリットはなんと言ってもその手返しの速さ。

投げて、沈めてシャクってシャクってワームを左右に激しく動かして食いのスイッチが入った高活性のタチウオがガツーン!とヒットします。

シャクリ動作=フッキング(アワセ)の側面も持ち合わせている為アタリが出れば初心者でもフッキングに持ち込みやすいのも特徴と言えるでしょう。

アタリの出方も他の釣りに比べて突出して大きい出方で、まさにガツーン!とアタるので病みつきになる釣り人が続出するのも頷けます。

投げて、アクション、フッキングまで全てが一連動作に含まれている為、手返しが極めて早く、高活性時には数秒~数十秒で一匹釣れるので、とてつもない釣果を生み出すことがあります。

ワインド釣法デメリット

一番良く耳にするデメリットとしては疲れるということでしょうか。

タックルを勢いよく上下にシャクるのが基本動作なので慣れないうちは1時間で腕が上がらなくなるほど疲労します。

熟練者の方は慣れれば疲れないと言う人が大半ですが、確かに慣れれば疲れにくくなるものの他の釣法に比べればよっぽど疲れるのは明らかであり、疲労が溜まりやすいのは事実と言えます。

次に、ワームを操作してタチウオを狙う釣法なので操作によって釣果に天と地ほどの差が出ます。意味もわからずただ力任せにシャクリ倒していても釣れません。技術の差は比較的出やすい釣りと言えるでしょう。

地味に痛いデメリットもあります。使用するワームのコストです。

エサ釣りではエサが無いと釣りにならないので必ずエサ代がかかりますが、ワインド釣法においてもワームが無いと釣りになりません。このワームが1本だいたい100円前後するものが最多です。タチウオの場合鋭い歯を備えているので、どれほどキレイにフッキングを決めても数匹釣った頃にはワームがボロボロになって使えなくなります。エサ釣りと同様、基本的に消耗が激しい釣りと言えます。

左右に激しくシャクる釣りということもあってか、日が暮れるとその動きの速さにタチウオがついていけなくなり、日が暮れるとあからさまに釣果が伸びなくなります。日が暮れても釣れる日はもちろんありますが、基本的には渋くなることのほうが多いように見受けられます。

明るいうちはワインド。暗くなったらウキ釣りなんていうローテーションもアリかも知れません。

ワインド釣法ココに注意

明るい時ならまだしも暗い時にシャクるのに夢中になって、仕掛けが手前まで来ていても気づかずにそのままシャクってしまい仕掛けが自分めがけて勢いよく飛んでくる可能性があります。慣れていれば気づけますが慣れていないうちは十分に気をつけてください。

横風が強い日には糸フケが出るので糸フケで隣の釣り人のキャストコースを遮らないように注意してください。糸フケ処理の方法はYouTubeあたり見れば腐るほど転がっているのでそちらを参考にしてください。

引き釣りのメリット

引き釣りの一番大きなメリットとして挙げられるのは波止からタチウオを狙う場合、状況が悪くなければ基本的に一番釣れることが多い釣法です。

ルアーと違ってエサなので小難しい事考えなくてもタチウオががっつり食って来てくれるしウキ釣りと違って手返しも速い。

さらに、エサなので日が暮れても反応は継続し続けます。

また、エサ代もドジョウが一匹50円~100円や、イワシ(現地調達)なども可能で、費用があまりかからないのも見逃せない点です。

波止からのタチウオ釣りにおいては状況が悪くなければ基本的に最強の釣法となります。(投光機使って生餌撒くみたいな漁師じみた釣法は除く)

引き釣りデメリット

めちゃくちゃ釣れそうなメリットばかりが並びましたがそれなりにデメリットも存在します。

まず、引き釣りというのは「テンヤ」と呼ばれるオモリのついた大きな針に生餌をセットして使用する釣法ですが、

まず、ワインドやルアーと違って生餌を使用するので準備の際にがっつりと色んなものが汚れますし、臭い。

余ったエサを持ち帰ってしまおうものなら数日しないうちに腐臭が漂います。本当にヤバイ匂い出します。

ワインドやルアーと違って準備も遥かに面倒です。現場でやるにしても自宅でやるにしても面倒な事この上ありません。

また、面倒な思いをしてせっかくセットした引き釣りテンヤもその日何個必要になるのか予測が難しいです。余ったり足りなかったり。

足りないのは困るのでだいたい多めに持っていくわけですが余ったら余ったでまた面倒くさい。とにかく面倒くさいのが引き釣り

何気にデメリットな点は他にもあります。

他の釣りと同じく技術の差が出る釣法でありますが、この釣法がまた絶望的なほど技術の差が出ます。

投げる技術、誘う技術、掛ける技術、手返しの技術全てにおいて差が出るので、初心者が「引き釣りってやつやっとけば爆釣なんやろ?」と思ってたら隣のウキ釣りじーさんにボコボコに釣り負けたなんていう事も日常茶飯事の光景です。

技術の差が如実に出るので全体が爆釣している日はもっと差が出てしまいます。

1匹の2倍は2匹ですが、10匹の2倍は20匹。20匹の2倍は40匹と、波止全体の調子が良ければ良いほど熟練者に差を大きく広げられる可能性も高いと言えます。

最大のデメリットとしては風に弱いことでしょうか。

基本的には竿先や糸のたるみなどでアタリを取ってからアワセを入れる比較的技術を要する釣法なので、風が吹いたりしてアタリが取りにくくなると絶望的なほど釣れなくなる時があります。

引き釣りココに注意

活性の高い日で風が弱いなどの条件の良い日は誰でも簡単に釣れてしまいます。たまたま数が釣れたかといって急に上手くなったと勘違いしないように気をつけてください。笑

何百人もいる波止で何回も竿頭になったとかならどうぞ勘違いしてOKです。

ワインド釣法と同じく糸フケの出しすぎに注意してください。

ルアー(LSJ含む)のメリット

波止からタチウオを狙うルアー釣りのメリットはだいたいの方が予想している通りかと思います。

まず、手返しが速いことが挙げられます。

次に、すでに波止でのルアーでの釣りをやっている方はそのタックルをそのまま流用することが可能です。リーダーやスナップなんかは多少タチウオ寄りにセッティングする必要があるかとは思いますが基本的にはそのまま使える点はメリットです。

次に、あらゆる状況に対応が可能な点も挙げられます。

風が強くても弱くても、潮が早くても遅くても、活性が高くても低くても、それに応じたルアーを投入することである程度対応していくことが可能でしょう。

また、他の釣法では全く反応しないのにLSJによるメタルジグにだけなぜか好反応な日があったりします。

さらに、タチウオだけでなく他の魚種も同時に狙うことが可能なので潰しの効く釣法であると言えます。

自分の狙いや考えに応じてルアーをチョイスして狙った魚を獲っていくゲーム性は病みつきになる恐れがありますね。

ルアー(LSJ含む)デメリット

ルアー釣りにおいてデメリットとしてまず挙げられるのはルアーロスト時の金銭的な損失が大きいことでしょうか。

比較的ロストしやすいタチウオ釣りにおいて一個1,000円を超えるルアーを投入するのはなかなか勇気がいりますし、何匹か釣った頃にはタチウオの鋭い歯でボロボロにされていることでしょう。

また、ワインド釣法と同様に日が暮れると反応が弱くなる釣りでもあります。基本的に日が暮れてからはエサ釣りには勝てません。しかしながらワインドと違ってスローに攻める事も可能なのでワインド釣法よりは釣り方の幅は広いと言えるでしょう。

個人的に私が思う最大のデメリットとしては

大きなデメリットを感じないものの、ルアーでタチウオが爆釣出来る状況なら、ワインドや引き釣りならもっと爆釣出来るケースが多く、ルアーでも十分釣れるには釣れるがタチウオだけを狙うという話になると他の釣法に遅れを取ることになりそうです。

ルアー釣りココに注意

こちらもワインド釣法、引き釣りと同様に糸フケ出しすぎて隣の釣り人の邪魔にならないように気をつけてください。

また、メタルジグを激しくシャクる場合はワインド釣法と同様に海中から自分めがけて勢いよくルアーが飛んでくる可能性があるので注意してください。

これからタチウオ釣りを始める初心者にはどれがオススメ?

様々な釣法を紹介してきましたが、これから始める初心者には結局どの釣り方がオススメなの?という声も聞こえてきそうなので個人的にオススメを挙げておきます。

前提として、「タチウオのみ」を釣る考え方であれば

「ルアーでのタチウオ釣り」しかもタチウオをメインに狙うなら「メタルジグ」を使用した方法が良いと思われます。あくまで個人的にですが。

理由としてはルアー釣りのタックルでワインド、引き釣りへ流用が可能な点。やろうと思えばウキ釣りも可能な点。

メタルジグならばプラグ系ルアーより比較的コストが安く済む点。(タチウオのみとか言っておいて)メタルジグであれば外道で青物(ブリやサワラ)、シーバス、根魚と様々な魚種が一度に狙えてしまう点。

ルアー釣りを覚えれば技術的に類似点の多いワインド、引き釣りへの移行もスムーズ。

タチウオ釣りシーズンが終わってもルアー釣りのタックルなら他の釣りで大活躍間違いなし。

基本的にデメリットらしいデメリットが見当たらない点からルアー釣り(特にメタルジグ)を推します。

カテゴリーとしてはライトショアジギング(LSJ)というカテゴリーのルアー釣りになろうかと思います(^^)

さらに、LSJに関してはYouTubeあたりに腐るほど動画が転がっているので、暇な時にそちらを見れば十分に予習も可能なので、エサを使用するいまいちコツのわかりにくいウキ釣りや引き釣りよりも釣り方のイメージがつかみやすい点も見逃せない所ですね。

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