【武庫川一文字】タチウオ甲子園2019(波止)個人戦 数の部 決勝の結果 | ツリタノ!

【武庫川一文字】タチウオ甲子園2019(波止)個人戦 数の部 決勝の結果

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10月の某日。

船のNo.1タチウオアングラーを決める大会、タチウオキングバトル2019の予選をめでたく通過した帰り道のこと。

「は~、やっと予選通過出来たぜ~。タチウオキングバトルの準決勝の日はいつやったやろかなぁ?先にスケジュール入れとかないと忘れちゃうからな(笑)」などとウキウキしながらスマートフォンのカレンダーアプリを起動。

「え~っと、(公式サイトを見つつ)タチウオキングバトルのセミファイナルは11月の10日やな。」

「ん?10日ってなんかすでに予定あるぞ・・・・?」

「10日、、、タチウオ甲子園(波止)決勝・・・・。」

タチウオキングバトルのセミファイナルとタチウオ甲子園(波止)の決勝が・・・か・・・・かぶっとる・・・・!!

いわゆるダブルブッキングである。

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タチウオキングバトルセミファイナル、タチウオ甲子園決勝をどちらも出場することに

前述の通り、タチウオキングバトルセミファイナルとタチウオ甲子園決勝の日がかぶってしまった。

しかし、タチウオキングバトルセミファイナルの開催要項をよく見てみると・・・

「11時納竿」と記載してある。

「タチウオキングバトルのセミファイナルは加太から出船してポイントは遠くても洲本沖・・・」

「11時に納竿なら加太への帰港は恐らく11時半ぐらい・・・」

「13時までに加太を脱出すれば尼崎まで1時間半程度・・・昨年のタチウオ甲子園決勝は2時半集合ぐらいだったはず・・・・。」

ギリ間に合うんじゃね?

ということで、どちらの大会も辞退せずダブルヘッダーの1日2試合挑戦を決めたのだった。

恐ろしい。当日を迎えるまで考えただけで気が滅入りそうだった。

普通に1試合戦うだけでクタクタになってしまうというのに、予定通り事が進めば「朝1時半に起きて和歌山まで移動し、午前中はタチウオキングバトルのバケモノ達と戦って、そこから和歌山から尼崎まで全力で移動し、そしてまた武庫川一文字のバケモノ達と本気の真剣勝負をする」ワケだ。キ○ガイじみている。

どちらかだけの試合でも出場するだけで大変名誉なことだし、余計なことを考えず色んなものを犠牲にしてでも全力を注がねば勝てないような大事な試合だというのに・・・。

とか思ってたけど。自分、欲張りなので。

二兎を追うものだけが二兎を得ることが出来るとか思ってる欲しがりなタイプなので。

タチウオ甲子園2019(波止)決勝の参加記

と言うことでタチウオキングバトルのバケモノ達と午前1時半に起床して早朝から全力で戦ったあげく凡ミスやらかして大惨敗。

そこから和歌山~尼崎の大移動。もう心身共に疲弊した状態で尼崎まで到着。

「ねみぃ・・・。」

当日サポーターとして参加していたO社の代表の方から「目が充血してるよ。笑」と指摘されつつ今年のタチウオ甲子園(波止)の決勝受付。

そりゃそうだ。寝不足と疲れ。そしてあの赤松~洲本沖の強風、波の高さ。ガンガン潮かぶって顔も潮でジャリジャリしてるような状態だし服は返り血浴びてるし・・・。

「ちょうどええハンデですわぁ!!笑」と空元気で笑い飛ばしていたものの内心タチウオキングバトルの大惨敗はまぁまぁ引きずっておりテンションは思いのほか低め。

しょうがない。自業自得である。二兎を追う欲張り者なのだから。

タチウオ甲子園(波止)決勝の抽選から出船、渡堤まで

まずは午後2時過ぎ、開会式で釣座の抽選。

昨年は抽選番号の若い人から順に好きな釣座を選べる形式だったが今年は抽選番号順にハシゴに入っていく方式となった。

昨年は微妙にハシゴ足りてなかったし、クジ番号が遅い人が先に入場した人を追い越していく場面も見られたので「クジ番号=釣座」のほうがわかりやすくて良い。

試合というのは可能な限りフェアであるべき。

私の抽選番号は22番。大会エリアの6番のハシゴ数から考えるとかなり前のほうか?と思ったがよくよく聞いてみると同時開催のペア部門の方は2名1組なのでそれを考えると割と端の方になる様子。

今年も舞台は関西タチウオ釣りの聖地 武庫川一文字ということでおなじみの武庫川渡船が協力船。

一度に渡堤出来る人数も多いしイベント事も多数こなしているので理解もある。

3時のタチウオ甲子園特別便にて6番へ渡堤。武庫川渡船の営業区域では最も西に位置するエリア。

クジ番号の若い順から順番に入座していく。

今年は昨年行われなかったクーラーチェックも同時に行われた。とても良い試みだと思う。

船と違って波止の場合はエリアも広いので間違いを起こそうと思えばいくらでもおこせてしまう。フェアな大会運営のためには痛し痒しではあるが必ずやっておかねばならない作業の一つと言える。

タチウオ甲子園2019(波止)決勝。戦いが始まる

関西のNo.1波止タチウオアングラーを決める大会。タチウオ甲子園2019(波止)はここまで大きな問題もなく無事に進み、決勝の火蓋が切って落とされようとしていた。

この日は最強の波止タチウオアングラーを決める個人戦 数の部15名と、2名1組のペアでタチウオの幅で順位を決めるペア 幅の部の2部門が同時開催。

ペア幅の部となると(幅勝負なので)かなり運要素強めではあるものの個人戦 数の部(釣った匹数だけで勝敗を決める)は運要素ほぼゼロ。実力の差が如実に且つ完全に順位として表れてしまう。

と言ってもデカイ太刀魚をムコイチの高い波止で抜き上げるのもそれなりに技術の要ることなのでペア幅部門だって全くの運勝負じゃない。そこは念の為言っておきます。

また、各日の予選については今シーズンの場合は魚影も薄く、予選開催日に限って超激渋な日が多かったようで、簡単に場所ムラの数匹差で殺されてしまいそうな感じだった。

自分からはあんまり言いたくない人も多いのか、、、阪神間でも各波止で名人や凄腕と呼ばれている人も結構参加してた(耳に入ってくる)が、個人戦は「○○の辺りで普段釣りしてるめちゃくちゃ凄いやつが今年は何人か参加してる!」とか聞いててワクワクしてたけど結局半分以上が昨年と同じ顔ぶれ。武庫川一文字のレベルの高さを嫌でも感じさせられた。

今年の阪神間の波止タチウオは釣れてる場所に釣れてる時期に行って誰でも釣れるタチウオを手返しだけで数釣るのが得意なスタイルの人には本当に厳しい。誰のこと?2~3年前の私のこと。

さて、話を本題に戻して、滞りなく釣座の割り振りまで完了。

全員が入座したところで準備して3時半頃に実釣開始。

えーっと私の釣座はというと6番の真ん中から少し西側。

内向き側には現在6番で唯一の台船が鎮座中。内向きには台船のロープがあってキャスト出来ない。内向きが釣れるパターンになったら100%敗北確定。これはパターンによって極端に不利を受けるので来年開催されるのであれば必ず解決してもらいたい議題の一つ。

結論から言うと今年の場合は6番は内向きでほぼ釣れていないので問題なかったけども、年によっては6番内向き大爆釣のこともあるので・・・。

釣座が決まり、では準備始めるかなぁというところで近くの釣座の方から「ブログ見てます!参考にさせてもらってます!」と声をかけられた。

釣りをしていて怖いなと思うことの一つである。

いや、声をかけられることとかじゃなしに、

こんな偉そうで不遜でどうしようもないクソブログやってる態度の悪い私なので、全然釣れなかったらめっちゃくちゃ心の底から恥ずかしいパターンのヤツだ。

「どうもどうも!ありがとうございます!」と爽やかに返したが内心「全然釣れへんかったらめちゃくちゃダサいやつやん・・・」と心が打ち震えた。

ここ最近凄く多い・・・。ブログ見てますと声をかけられるパターン。多分私のことを認識してて声をかけない人も相当いるんだろうと思う。というかそっちのほうが多いんだと思う。

なぜか今シーズンのブログアクセス数は昨年をさらに上回り、このクソみたいなブログが日によっては万に近いPVまで迫ることがある。恐怖すら感じる。

少なくとも恥ずかしくない釣りをしないとな・・・と固く誓って決勝の釣り開始。

実釣開始。前参加者中の最速ヒット!?

実釣開始は午後3時半頃。まずは・・・

まだ凍ってるシャリシャリのテンヤを砕いて溶かすところから。笑

準備?そんなもんしねーよ前に使った冷凍保存をそのままだよ。笑

新鮮な生きたドジョウを当日使う?無理無理。なんせ午前中に船タチウオの試合やってから来てるんや。そんなことする気力も体力も無い。

そんな雑い準備とは裏腹に3時45分頃。

全参加者中最速のヒットと思われるタチウオ。

周囲も「おおおおお」という雰囲気・・・!!!

誰かから耳打ちでもされていたのか、実釣開始からずっと新聞のカメラマンが私の後ろに張り付いて凄く気になっていたがこれで開放される・・・・!!!!

フックオフ。

「こういう1匹が後々効いてくるんよな・・・」と昨年も同じことを思ったような気がしながらキャストを繰り返す。

「アタリを出すだけでも凄いですよ!」と隣の釣座の方からも優しいフォローをいただいたが結局獲らなきゃなんも意味ないからねぇ・・・・。

やっぱり釣れ出しの遅い私。時合頼みの私。

時刻は17時。これはほとんど正確にわかっていた。6番船着き場に17時迎え便が来ていたからだ。

「おいおいここ最近のパターンやったら16時半過ぎにはポロポロ釣れるはずやろ・・・」最後にアタリがあってから(前述のバラシ)1時間が経過している。

そして時は来た

周りの釣座に。

私の左隣も右隣も釣れた。見える範囲ではだいたい釣れはじめている。

私「いや?アタリなんかないですけど?」

毎度恒例お馴染みの釣れ出し一番遅い私だけの独特なパターン。これなんなん?笑

誰と行ってもいつも私が一番遅いっていう。

隣の方が2匹釣り上げた頃、私は思った。

「そういえばブログ参考にしてますとか言われてたな・・・大したこと無いヤツやなーとか思われてそうやなー(涙」と。

「しょうがない。これが事実だ・・・。」とか思っていたら

俺 の 時 間 来 た ☆

遅刻してくるんじゃねーよ俺の時間!焦らしてんじゃねーよ!!ちょっと怖かったじゃねーか!!

と、17時過ぎから17時半過ぎ頃までの30分間は周囲もドン引きするペースで数を重ねることが出来た。

忙しいし1秒1秒が惜しいので写真はもちろん無い。

周囲も良いペースで重ねているけど、時合の数釣り競争は何年も鍛えてきてる得意科目。

序盤の出遅れをだいぶここで取り戻すことが出来たかもしくはトップのペースかなと体感的に感じた。

でも多分。トップには数匹足りない

時刻は時合も終了した18時頃(多分)

「それなりに良いペースで釣ったけど、多分、、、優勝ペースではない」と思っていた。

なんとなく自分の感覚では「良い日の自分ならもうあと数匹釣ってる」と感じた。

だから「ムコイチのバケモノ達なら多分誰かはもう少し上いってるはず」というのは肌感覚でわかる。

ただ、例年のパターンが全く通用しない今シーズン、この日ももれなく例年のパターンは全く通用せず時合終了後には昨年や一昨年と同じような釣り方では全くアタリが出せない。

でも私は今年のパターンを知っていた。

実は1ヶ月以上前の予選1日目から基本的な釣り方は全然変わっていない

この日から決勝当日まで何度もムコイチには足を運んだけど、ずーっと三味線弾きつつパターンが継続しているかどうかだけを確認作業していた。

これまでのトラディショナルでスタンダードな引き釣りとは全然違ったアプローチで。

パターン知ってるならいつもの私だったら「一人だけぶっちぎり爆釣のぶっちぎり竿頭~(^^)」みたいなタイトルつけてブログアップする為に数釣りに徹していただろう。それを我慢して我慢してこの日に投入。

この釣り方に気づいたのは予選前日の練習釣行の時。

この日のタチウオ釣果はたったの6匹だったが、この6匹目を釣ったときに「新しい時代の扉開いた」ぐらいの感覚を覚えたのを記憶している。

これが今シーズン、ずっと通用して、そして高い再現を見せてくれている。全く使えない日ももちろんあるけど。笑 それはタチウオが恐らくほぼ居ないだろうなって日だけ。

もし、同じパターンを使って今シーズン何度か超抜釣果を出していたならば他の名手に気づかれてしまう。「そんなに釣れるんか?なんかパターンがあるな」と。そして同じパターンに気づく人がいませんようにと願いながら。

この日そのパターンが通用するかどうかは微妙に確信が持てていなかったものの、時間が進み、月夜で明るく照らされていた海面が雲に隠れた瞬間から強烈な再現性を発生。

周りはもう本当にポツリ・・・ポツリ・・としか上がらないが、もう一人だけアタリ出しまくるパターンに突入。しかしアタリは多いものの極小アタリしか出ないのでそこから先は運と技量と度胸の世界。

「多分、、、だいぶ追いついたと思うけど、場所ムラとか釣れ出しの遅さとか、時合で同じペースか、逆に数匹リードされている可能性も加味すると・・・」

「多分3匹足りない」

「スーパーベストな私だったら多分、2匹か3匹は上行ってる気がする」こんなことを納竿の1時間前に感じた。

そしてスーパーベストな私と同等なパフォーマンスをこの日この時に出してくるバケモノ達が揃っている。だから確実に2匹か3匹は上にいかれている。間違いない。

パターンを読み切ってるとは言え、この日は微妙に横風もあり極々小さいこのアタリを捉えることが難しい。

せっかくアタリをひねり出してもアタリ自体に気づくのが遅れて台無しにしてしまったり、逆にひったくり系のアタリに対応出来なかったりと歯がゆいタイミングも何度もあった。

この日のパターンについて一部言及

パターンについて全く何も触れないのもなんなので一部だけ言っちゃうと、この日や少し前までは夜光虫が大量に発生している状況。

開会式時にサポーターのO社代表はスピーチで「夜光虫が湧いてるときには違和感を減らすために細いリーダー使ったりとか、表層を避けたりとかします」というコメントをしていたが、私は全く逆のアプローチを展開。

あえて夜光虫を利用してエサの存在に気づかせるイメージ。だからかなり表層気味で仕掛け自体を光らせてやるぐらいの感覚。だからテンヤは夜光虫で光らせる為にガッチャガッチャと動かすし竿は忙しくシェイクし続けている。リールを巻くスピードもかなり早い。隣の釣座の人から見たらずーっと穂先振ってる感じだと思う。別にO社代表が間違ったこと言ってるわけじゃない。ルアーとエサの違いってだけ。

また、ここ数日は潮のヨレも広範囲且つ波止から近い箇所で発生していたのでヨレの隙間を見つけては仕掛けをピンポイントに落とし込み人間では作り得ない自然なアクションを利用するパターンも多用した。このパターンは船の引波パターンと同じ原理。

船が前通って曳き波来た時になぜかアタリ増えるでしょ。アレと同じ。

残り30分。ラスト10秒の奇跡。

この日の納竿は19時30分。

これは開会式時に常連の方の一人が「帰り便の時間だけ決めてる状態だと、釣座によっては移動時間に差が出るので競技終了時間を定めて欲しい」という提起があったので急遽当日に設けられたルール。素晴らしい提起だったと今でも思う。

そして残された時間は30分。相変わらずポロリポロリと拾ってはいたが時間が経つにつれアタリはあるもののかなり乗せにくい状況に陥ってしまっていた。

残り10分。

「やっべ・・・多分まだ2~3匹足らん気がする・・。」

「このクソ渋い状況で1アタリ出すのすら究極難易度やのに3匹は無理ちゃうか・・・?」などと思いつつも、何度か瞬きするのを忘れてコンタクトレンズが一瞬ズレてしまうぐらいに集中していた。

ツンっ・・。カタクチイワシが糸にあたったぐらいの小さな小さなアタリ。

これを・・・合わせずスルー。

軽く竿先を下げてわざと糸ふけを作ってタメる。

そ~っと竿先をあげ、リールを半回転。

じわっとした重みを感じながら一気に合わせてリール全開巻きからのぶち抜き。

すぐにクーラーボックスへ突っ込んで次の投入。体感的にあと1~2匹足りない。

残り時間は5分を切っている。

時間がないから焦りから誘いは大きくなるし、リールを巻くスピードはイメージより早くなりそうだけど丁寧に丁寧に、ぐっとこらえて。潮のヨレをめがけてピンポイントにフォール。

糸は横風で常にフケているが、フケが一瞬軽くなった気がしたのでイチかバチかで軽合わせ。

ド足元だったのでそのまま一気に抜き上げ。あと1匹足りない。

残り時間は・・・たぶんもう1~2分あるかどうか。

ラスト一投。

フォールカウントはもうしょうがないので5秒切り上げ。

狙っているタナよりも5秒浅いカウントなので誘いをさらにスローにし、誘いの合間のフォールは長めにとった。

コツン

きたああっぁぁぁぁああっぁっぁぁぁあ!!!!!

でも身体はエライ。大合わせせずにシャープ且つスウィープでドラグが微妙にジっと出るだけの100点満点のフッキング。

「バレんなよ・・・!!!」

高速で暴れるケミホタルを見ながらタチウオとの呼吸を詰めて詰めて・・

一気に抜き上げ・・・!!

そしてリーダーをキャッチしてタチウオをグリップではさもうとしたその瞬間。

「終了してくださーい!!!」終了の合図。

最後の1匹。カメラのタイムスタンプは19時30分だった。

ラスト10秒で獲った最高にしびれる1匹。

それなりに・・・釣ったほうだとは思うがトップかどうかはわからない。

体感的には優勝か、それに準ずる数のように感じる。

これより上は、よっぽどのバケモノがよっぽどの幸運(針掛かり率、場所ムラなど)に恵まれてた場合以外は私の経験上あり得ないとすら思った。

この日の釣座は優勝候補と目される人達とは少し遠目の釣座となっていて、どのぐらい釣っているかどうか全くわからない。そして周囲の釣座はペア幅部門の人が多いようで数に関してはどうしても個人戦に出ている私よりも少なくなってしまっている。

なので、本当にわからない。経験則と体感だけが根拠という状態だった。

決勝の検量。果たして結果は・・・

帰り便の道すがら、検量がこれからあるので具体的な匹数までは話題が及ばなかったものの聞く限りではどうもかなり全体的に低調なご様子。

でもわからない。全然釣れてないフリしてめっちゃくちゃ釣ってる事もあるのが武庫川一文字の風物詩なのだ。

検量はまずペア幅部門のほうを先にやって、あとから個人戦数の部。

続々と検量されていく・・・。ペア幅部門は一桁台の方がほとんどだったが、個人戦数の部は皆二桁釣果連発。さすがにレベルが高い。

が、見た感じ、多分私のほうが釣っている・・・。

そして私の検量。クーラーのタチウオを全部ぶちまけると「おぉ~」というため息混じりの周囲の反応。

釣果は、、、25匹。

それまで暫定1位の24匹を1匹上回った。

そして、私のあとの検量でも25匹を越える釣果は出ず。

第2回タチウオ甲子園(波止)個人戦 数の部

優勝!!!

応援してくださった方々、メッセージとかくださった方々!!ありがとうございまーす(^^)

立派な賞状もいただきまして。。。

いつ以来だろうなぁこんな名誉な・・・。

そして賞状をいただく際には急遽優勝者のスピーチがありました・・・。

来年優勝する予定の方は何をしゃべるか決めておいてください。笑

めちゃくちゃきつかったです・・・・!

でも結構喋ったりました。笑

内容は、まぁ大したことないんですけど、「新しい時代が来てます」的なことを言ったような気がします。これは別に昔からいる名手達を煽る意図とかではなくシンプルにタチウオ釣り盛り上がってます僕たちが引っ張っていきましょうみたいな意味です誤解の無きように。笑

協賛してくださったメーカー様からも色々といただきました。

1日に2試合してなんか色々ともらった日なので帰宅してからどれがいつもらったやつなのかわからない感じだったので間違えてたらすみません。笑

タチウオ甲子園2019(波止)数の部 決勝 参加してみて

協賛品ももちろん嬉しいんですけども、やっぱり一番嬉しいのは関西のNo.1波止タチウオアングラーの称号ですね。

何年前だったか、タチウオワインド第一人者の伝道師はテレビでハッキリとこう言いました。「波止のタチウオ釣りは武庫川一文字でNo.1なら関西でNo.1」と。その言葉に感銘を受けて、そしてそれを目指して、色んな人と出会い、人間業じゃないと思えるほどの奇跡の神業釣果を叩き出す名手達に憧れ、泥臭くがむしゃらに。

払った犠牲はもうコストに換算できないレベルに達してしまっているでしょう。そこまでして到達した高み。1位になった以上もうこれより上の順位は存在しません。

この高みを目指している釣り人は本当にたくさんいることと思いますが簡単に譲ってあげる気はありません。しかし、より高い釣技を見せつけられ力ずくで奪われるのならそれは本望です。

もう少し嬉しいものなのかなと思っていましたが、あまり実感がないこともあり、今の所「あの日あの時たまたま私が一番釣っただけであって長い目で見れば・・・No.1かって言われたら・・・?どうなんだろうね?」と言うのが正直な感想というか率直な感想です。

私は一体なにを得たのか?それがわかるのはまだこれからなんだろうなと。そう思います。

いやぁ、、、とにかく疲れました。。。1日に2試合。。。。

頭では理解していたつもりでしたけども実際やってみると後悔すら感じたほどの辛さでした。。。来年はきちんと日程を確認してから各予選に参加したいと思います。笑

あー、あとね、ブログ見てますって声かけてくださる方ね。全然大歓迎なのでいつでも声かけてくださって構いませんが、それですげー緊張するので全然釣らなくても許してくださいね。笑