一応週に1回ぐらいは釣果を確認していたけど全然調子の上がってこなかった船タチウオの釣果。
が、ここ数日急に好釣果が連発のようで。
最近は積極的にやりたい釣りもあまり見当たらず、とりあえず釣れてる魚を追いかけて手堅く釣ってるだけの日が多かったこともあって久々に満場一致で船タチウオ釣行。
最後に船タチウオしたのはいつだっけなぁ?と自分のSNSを確認して見ると、どうやらタチウオキングバトルのセミファイルを最後に遠ざかっていた様子。
2ヶ月以上も離れていたのでパターンやら釣り方やら色んなものが変わっていそうだけど結局タチウオの濃さと気分次第やろうなぁ~。
もう船タチウオも冬シーズンやね~。出船~ポイント到着まで
久々に泉南の長安丸を予約。こちらも1ヶ月ぶり。
集合時間は5時頃で、真っ暗。
朝は防寒たっぷりしておかないと普通に凍える。完全に冬っすなあ。
船長に「どこに浮気してるんかと思ったわ!」とツッコミを入れられつつ和やかに出船準備。
5時半頃に出船し、小一時間ほどしてポイントに到着。
場所は普通に洲本沖。到着すると既にそこそこの船団。
やっぱりここ最近の好調を受けてか出船する遊漁船も多いようで。
この船では釣座はくじ引きで決める。この日は10名6組での抽選で5番目というくじ運の悪さだったのだけど、お客さんの人数の組み合わせ上、なぜかトモ(最後尾)が余ったので最後尾で竿を出すことが出来た。
やっぱ何人かで来たら並んで竿出したいもんねえ。1人客の私は隙間にスっと入れる。
久々の船タチウオテンヤ。船中ファーストヒットも・・・
さぁ・・・。絶好調の船タチウオテンヤ。今日は久々に思う存分釣ったるぞ・・・・と気合十分。
まずはサンマを装着したテンヤでスタート。
アタリが遠いようだったらイワシに変更したりなんかして様子見ながらね。
一投目。水深は69m。
「多分朝イチは微妙に浮いてると思う。60mぐらいでストップさせて40mぐらいまで探ってこようかな」
と思いながら一投目を巻き上げてくる。すると50mぐらいで違和感。
大きなアタリではなかったけど穂先が微妙に引き込まれる感覚。
「ん~、ハッキリした感じではないけどもうくわえとるな!」
高速で一気に巻き上げて重みが乗ったところでフッキング!
船中ファーストヒット。1匹目。ちっせーー
指2本程度しかないロリロリのタチウオ。
船長に「え?もしかしてこのサイズが中心?」と尋ねると、「そうやで~」との返答。
マジか・・・。それはうっかりしてたわ・・・。
その後もアタリだけは多い。
それでも船のコースが悪いとアタリすら出ないものの、タチウオがいると思われるコースを取れた時はアタリだけは多数出る。
アタリだけは。
アタリは出るが非常に針掛かりしにくい。それは私だけでなく船中の皆そのようで常連客ですら苦労している様子。
この日初めて船タチウオしにきました!みたいな数人のお客さんはアタリが出ているのに気づいてすらいない。
小型中心の為、「コツンっ」「ココココッ」みたいなつつかれるようなアタリが多く、即フッキングしてもまず乗らない。昨年の場合であれば小型中心でも割と即掛けで勝負出来たが今年はやはり様子が違うようである程度のやり取りを行い、タチウオのヤル気スイッチを入れてやらないとなかなか針掛かりまで持ち込めない。
何度も何度も「あああっぁああ乗らん!また乗らん!!」と悶絶を繰り返しながら試行錯誤。
練習には丁度よいかもしれない。練習には。
中盤。なんとか拾えるようにはなってきたが難易度は高め。
朝イチは予報よりも波風強く、非常にアタリが取りにくかったものの日がのぼっていくにつれて少しずつ収まってきた。
波が収まるにつれてアタリはどんどん取りやすくなるが、結局簡単には針掛かりしないことには変わりなく、ファーストバイトからどう発展させて本アタリを出すか?が難しい所。
ただ、タチウオキングバトルの予選時期頃に湧いていた小型タチウオを仕留めるパターンとあまり変わらなかったこともありアタリさえ出せればそれなりに拾っていける。
少なくとも昨年の私だったらこの半分も釣れない。
微妙にアタリが遠い時間帯には置き竿電動リール微速巻きで休憩はさみつつ。笑
変にガチャガチャやるよりこっちのほうがアタリが出たりすることもある。笑
スーパーラッシュの後半。
時刻は11時。もう納竿まで1時間といった所。
急にタチウオの活性がUP。
タイミングとしては潮の早さがゆるんだタイミング。
それまではボチボチの早さで動いていた潮が緩み、船をつけ直したところからラッシュスタート。
まずアタリが出るのが早い。ヘタすると群れの中心辺りでフォール中に食ってきて勝手に針掛かりするようなレベル。
手返し体力のゴリ押し即掛け早釣り競争は得意科目。
群れの中心と思われる水深辺りまで急いでテンヤを落とし込んでいき、フォールであたればそこで掛けてしまって、フォールでアタリが無ければ群れの中心をひたすら釣る。
水深も70m程度と比較的浅く、潮がゆるいこともあって落とすのには1分程度で十分。
タチウオのヤル気もあるので10mでも20mでも追ってくる。
60mでアタリがあって、35mまで追わせて掛けるなんてことも何度かあった。
ただ、この時間帯は前半~中盤とは違い、強めに噛み付いてくるので針掛かりは容易。
それでも即掛けして掛かるか?って言われたらそれは効率悪そうな気もするけど。
結局ファーストバイトからしっかりとタチウオのヤル気スイッチを刺激してやって丁寧に釣るのがメインパターン。
キングバトルでの小型タチウオ対策を何度も何度も繰り返しやった成果もあり掛けるよりもテンヤを落とす時間のほうが長いぐらいの早さで次々にタチウオを仕留めていくラスト30分。
この日船タチウオ初めてみたいなお客さん数人も、このラッシュでなんとか二桁に手が届きそうなほどフィーバー。
初心者のお客さんに至ってはアタリに気づかないからそのまま放置してタチウオが2匹針掛かりするなんて事態が3回も起こった。笑
そのぐらいこの時間帯は濃くて活性も高まっていた。
簡単にストック用バケツいっぱいのタチウオ。
前半の数時間より最後の1時間で釣った数のほうがよっぽど多いレベル。
久々に見るピカピカタチウオ。
いいねぇやっぱタチウオ釣りは。面白い。
最後の一投まで釣りきって納竿。
船中で竿頭なのは体感的に確実だったが、もしタチウオキングバトルの予選とかだったら多分3~4匹負けてるかなぁってイメージ。後半は誰とやってもそう簡単に釣り負けてないと思うけど、前半ちょっとペース悪かったね。
とにかく追わせて追わせてスイッチ入れてやっと針掛け出来るってのに気づくのが1時間かかった。
久々の船タチウオテンヤ。最終釣果
帰港後、検量。49匹。竿頭。
次頭の方で32匹って言ってたっけなあ?裾で12匹ぐらいだったと思う多分。
まぁとにかく小型ばっかで指2~2本半が中心。
指3本台は数匹程度しか混じらなかったが、他船では120センチを超えるドラゴンもちらほら釣れていたみたい。
指2本みたいな超小型を共喰いしようとデカイやつがいるんやろうね。
数もサイズも自己新記録を狙うには最適だとは思うけど釣っても釣っても小型ばかりだと少々心が折れる場面も・・・。
まぁ、、、テイクアウトして食べるって目的ではちょっと物足りない可能性はあるんやけど、練習には本当に良い機会だと思うので船タチウオを上達させたい!という方はこの機会に是非どうぞ。
お疲れ様でした~。年明けまで釣れてたらまた行きまーす。
今回の使用タックル
ロッド:SHIMANO サーベルマスター Xチューン テンヤ82 MH180 RIGHT(左巻き用グリップに交換)
リール:DAIWA 19シーボーグ200J-L
道糸:PE2号 300m
リーダー:ナイロン 70lb.