これぞエビ撒き釣りの威力!餌盗りに苦戦しながらも好釣果!【武庫川一文字】 | ツリタノ!

これぞエビ撒き釣りの威力!餌盗りに苦戦しながらも好釣果!【武庫川一文字】

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秋シーズンのメインであるタチウオ釣りも2大会消化し一段落。

タチウオ自体はまだまだボチボチ釣れているものの食傷気味なのも否めない。そろそろ違う釣りがしたい。

ということで海上釣り堀とか行ってみたり

してみたり。

で、海上釣り堀の周囲ってのはエサをもとめて魚がわんさか湧いてたりするんやけど、ハネチヌなんかもかなり居着いている。

海上釣り堀のネットの外でウロウロする大型のスズキやハネを見たらなんかハネ釣りたい欲が湧いてきて久々のエビ撒きハネ釣りする気分に。

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武庫川一文字へエビ撒き釣り。大混雑の武庫川一文字

大半の人がかんちがいしていることなのだけど、私は基本的にエビ撒き釣りの人。

タチウオ釣りが大好きで年中タチウオのこと考えてる人ぐらいに思われてる時があるけど、残念ながら違う。笑

私のエビ撒き釣り愛はタチウオ釣りよりも一層深い。

この日は前々から「エビ撒きやってる人あんまおらんけど多分好調やろうな」と感じていたので武庫川一文字へ。

しかしながら11月も中旬となろうかという時期にも関わらず武庫川一文字はいまだ大混雑の様相。

正直申し上げて釣果より人のほうが多い状況だけど釣果情報だけを見るとなんとなく釣れてる感じがするので来てしまうんだろう。釣果情報に載っている分は釣れてるのは事実なのでイチかバチかの釣り場へ行くよりは・・・と思う気持ちもわからなくはない。

とは言えさすがにルアーに限って言えばここの所実際はほとんどの人が釣果が出せないので朝イチから入場制限がかかる頃に比べれば幾分人が減ったようで朝の1番船に乗ることが出来た。

朝4時過ぎに出船。なにも4時過ぎの船にのらなくてもエビ撒き釣りは出来るけども・・・笑

渡堤したときにはまだ月明かりが照らしている状況で、海面を叩くと夜光虫で青紫色に海面が光る。

久々のエビ撒き釣りの準備。

この日は今シーズン一番の冷え込みとなり、家をでるときには「こんなガチめの防寒いるか・・?」と思っていたが大正解。日が昇ってからは暑かったが・・・・。

日の出とともにエビ撒き釣りの威力を発揮

薄明るくなるころに実釣を開始。

開始する直前ぐらいに上滑りがきつくなってしまい最初の30分ほどは釣りにならない状況。ウキが完全にナナメになってしまう。

湾奥であれば割とすぐにおさまったりするものの沖堤防となると長時間にわたって滑り続けたりするので先が思いやられる。

しょうがないので上滑りが収まるまで置き竿してボーっとしとくか・・・。

と放置しているとウキがキュキューンと消し込み、慌てて竿受けから竿を手にとってみると・・・

セイゴ。

いやー久しぶりに見たな。再会やな。

前半戦はまさかこいつに悩まされるのか・・・?一応歯があるのでハリスが結構ザラザラにされてしまう。いちいち結びかえるのが非常にめんどくさいんだが・・・

とか思ってたら次の投入で。

久しぶりすぎてやり取りがおっかなびっくりだったけど立派なハネ。

仕掛けを落として、さあ撒き餌しようかなと思って目を切ったらすでにウキが無かった。

次の投入ではセイゴ。朝イチはセイゴ混じりのご様子。

日の出とともにいきなり始まったなあ。潮の上滑りはこの時点ではほぼおさまった。

周囲はどうなのかな?と思ったが一切何も釣れていない。タチウオも青物も。

で、エビ撒き釣りしてるのは周辺では私だけの様子。

その後もアタリはすぐに出せる。簡単。今日エビ撒き釣りはじめましたみたいな人でも恐らく釣れる。

多分時期的な要素もそうだけどここ最近の青物による混雑のおかげ?で全然釣り荒れてない感じがする。全くスレていないというかアタリが躊躇無い。

外向きしかやっていなかったが、多分内向きでやっても同じような釣果が出せそうだ。

久々のエビ撒き釣りなのであまりに大型は獲れる気がしないがこのぐらいのサイズならリハビリにちょうど良い。

そしてこの時期のハネと言えばイワシをはじめとする小魚をガンガン食ってるので体高も良く、しっかり肥えていて体力も半端ないし魚体も美麗。エビにも好反応を示すようになってきている「エサ変」の時期にも重なっており、まさにハイシーズンと言える。

急にのらなくなった。エサがすぐなくなる。なんだ?

ここまで好調に釣り上げてきたが急に針掛かりさせられなくなってしまった。

毎投と言っていいほどアタリはある。

そしてアタリが無い時ななぜかエサがなくなっている。

最初は「久々やからエサの付け方ヘンなんか?」と思っていたがそんなわけがない。シラサエビの尻尾にチョン掛けするだけなのでそんなに簡単に取れるわけがない。

次に「ハネの体力がありすぎて吸い込み強くてエサが取れる・・・?」と思ったがよくよく考えるとそこまで吸い込みが強いんならむしろ針掛かりするはず。

下手すると投入して、仕掛けが馴染んだ頃にはすでにエサがなくなっているケースすらあるし、アタリを感じないままエサがなくなっているケースも多発。

「なんか超絶技巧タイプの餌取りおるな・・・」

その後もほぼ毎投何かしらの反応が得られるが正体はわからない。

アタリに対して即合わせを試みてみた所、微妙にかじられたシラサエビが戻ってきた。

口のでかいタイプじゃなさそうやな。。。

エサ取りの正体が判明。専門に狙ったら面白そうなヤツ

そして正体が判明。

いつまで待っても消し込まない系の「いつ合わせたらいいんだよ」というアタリが多かったが、ウキが止まったところで合わせてみると針掛かり。

キュイーンと締め込まれるので最初はハネかチヌと思ったが・・・

グレ。

20センチ程度のいわゆるコッパグレというやつ。エサ取りの正体はコイツ。

コイツは一応エサは口に入るんだけど針だけ吐き出すのが絶妙に上手い。

アタリ多数なのでコイツ専用の仕掛けで挑めばかなりまとまった釣果が出せそう。笑

ただ、1匹釣ったことでなんとなく合わせのタイミングを掴んでそこからは割と良い確率で針掛かりさせることが出来た。

お!?これはハネか!?と思わせられるほど引きが強いヤツも。

なるほど、25センチも超えるとグレの引きはあんなに強烈になるのか・・・。グレ釣りファンが多いのも頷ける。50センチなんか超えるようなヤツになったら一体どんな強さになるのか・・・。体感的に、ハネ系の倍ほどの引きの強さを感じた。

また、掛けたらすぐに足元の根に潜ろうとするので磯場なんかだと難易度はもっと高そうだ。これは手を出したら面白さのあまりハマって抜け出せなくなりそうだ。気をつけよう。

この日はグレ竿を使用していたこともあってやり取りの面白さは一層なものがあった。

あんまりこれほどコッパグレが湧いてるのも見たことがなかったけどこれだけ湧いてるなら専門に狙っても面白そう。ファンの方はぜひ狙ってみていただきたい。

日が昇ってからはアタリが遠のくも時間帯によっては

エサ取りのコッパグレに苦戦しているうちにハネの気配は完全に遠のいてしまった。

餌取りさえいなきゃーもっとハネ獲れそうだっただけに・・・。

仕方ない。エビ撒き釣りの場合は餌取りをかわすためにエサを変えるとかが出来ない。撒き餌も挿し餌も同じ。

あまりに堤防際に仕掛けを寄せるといまだにコッパグレのアタリが頻発するので少し堤防から離して且つタナを下げてみたところ・・・

ウキが高速で消し込んでチヌ。

なんだかんだこいつも良い締め込みするよね。久々に釣ったけどこの辺の魚種はやっぱ面白い。

タナを上げればコッパグレ、下げればチヌ。

ハネだけを狙い撃つのは困難な状況ではある。

大チャンス到来。見えてるハネを根こそぎ

日が昇ってきたことで微妙に海中も見えやすくなってきた。

すると仕掛けの下で何かがヒラをうっている。

最初はチヌかコッパグレか?と思ったが、あのヒラのうちかたはよく知っている・・・。

ハネが見えるか見えないか程度のタナまで撒き餌につられて浮いてきた。

大チャンス。

すぐにタナを浅くして撒き餌をじゃんじゃん投入。

どれが刺し餌だか撒き餌だかわからない状況を作り出し大量の撒き餌でハネにスイッチを入れる。

一番小型が最初に針掛かり。

こいつハネサイズあると思ってキープしたけど後に計測したら37センチしかなかった。笑

連発。

もう見えとるからね。簡単。

撒き餌を切らさず少しでも時合を長く維持することでハネのスイッチを入れ続ける。

ハネを乗せて、やり取りの最中に撒き餌を打つことでずっと足止め。

途中、「いやぁやっぱエビ撒きハネ釣り最高やなぁ癒やされるわ~見てよこの竿の曲がり(^^) 最高やーん♪」とか思って無意味に竿を胴から曲げてたらハリス切れとかしたり。笑

そういうことすると大体時合って終わるのが不思議。笑

見えてたハネが全部消えた後にも粘ってなんとか1枚。

最後の最後だったので大物に期待したがアベレージサイズ。

どいつもこいつも丸々肥えてて良いコンディション。本当に良い時期と言える。

最後まで餌を撒ききって終了。納竿。

まさにハイシーズン。武庫川一文字のエビ撒き釣り釣果

久々のエビ撒き釣りとしては釣果は上々で、

ハネ7、セイゴ4(内3匹リリース)、コッパグレ多数(内25センチ以上1匹キープ)、チヌ1となかなかの好結果に。

こういう撮り方すると炎上しやすい昨今なんだけど全部納品先があるのでご安心ください。

いやー、それにしても本当にハイシーズン。

初春頃の数釣りシーズンも好きなんやけど秋のハイクオリティなハネも素晴らしい。

若干餌取りに苦労する季節ではあるんやけど退屈しないという意味では悪くはないかもしれない。

もうルアーで釣果を出すのが厳しくなってきた時期ではあるが、エサを使えばこんなに簡単にお魚が釣れる。こんなに簡単にお魚釣れるエビ撒き釣り。いかがでしょうか。

今回の使用タックル&釣行メモ

メモ:朝~10時半、タナ2前後、ハリス切れ1、高活性だけど早合わせに注意。見たまま撒き餌を打てばいいだけのイージーな日。餌取りをどう考えるかで楽しさが変わりそう。もう少し遅い時間と内向きも気になる。

ロッド:がまかつ MASTER MODEL2口太MH 5m

リール:SHIMANO 13BB-Xハイパーフォース 2500DXG

道糸:サンライン テクニシャンNEO 3号

ハリス: トヨフロン スーパーL・EX ハイパー 2号

ウキ:自作棒ウキ 0.8号

針:がまかつ ふかせグレ 6-7号

他にもエビ撒き釣りシリーズがあるので興味のある方はどうぞ(^^)