2020年、2発目の釣行はエビ撒き釣り。
エビ撒き釣りは昨年の秋シーズンに武庫川一文字で何度かしたけども冬シーズンのムコイチでエビ撒き釣りはなかなかギャンブルかもなぁ・・・ということでこの日は久々の釣り場へ。
久々すぎてなんの情報もないけど、「まぁそこはエビ撒き釣りやからな・・・水温10度以上あって魚触れへんってことはほぼ無いやろ・・・」と楽観視。
正月休みももう終わりということでそれなりに波止は混雑してんのかな？と思っていたけどもなかなかのガラガラぶりで私以外には4～5組10名程度の釣り人のみ。
エビ撒き釣りは私1人で、ほかはほとんどノマセ釣りかルアーで青物狙いのご様子。
1人だけ落とし込みチヌ釣り師がいたけどすぐにどこかへ消えてしまって納竿までは姿を見かけなかった。
朝イチはそれほど期待できる感じじゃないスタート
ハネチヌ狙いのエビ撒き釣りと言えば基本的に朝イチが一番期待出来るのが定説なのだけど冬シーズンともなると朝イチよりも日が昇って少し経ってから時合が訪れることも度々ある。
しかし直近の情報が皆無なので何時頃が一番期待出来るかわからないということもあって朝から真面目にやってみることに。
まだ日の出前の6時半頃、20センチオーバーのグッドサイズなガシラでスタート。
これで丸坊主は無くなったぜ～。笑
エビ撒き釣りの暗いうちは本当にコイツがよく混じる。写真だけ撮ってリリース。
本命が釣れるかどうかはともかく、釣果が良いかどうかはともかく、エビ撒き釣りはかなり丸坊主になりにくい。最低でも何か魚を触れる可能性は非常に高い。
日の出も終わった7時過ぎ。
「アタリが無ぇ。」
こりゃーヤバイかもなぁ～。ガシラを釣ってから小一時間ほどアタリが無い。
少々焦りを感じつつもタナをほんの少しだけ浅めに直してちょっと多めに広めに撒き餌を投入。
さぁこれで反応はどうだ・・・？
強めに上滑りする潮に対して道糸をピーンと張って仕掛けを馴染ませていると
コツコツっというアタリ。
仕掛けをゆるめて様子を見るとウキがしっかりと消し込んだので・・・・
シュっとスイープにシャープに合わせてみると・・・！！！
素針（空振り）
Oh・・・。そうだった。季節は真冬シーズンに片足を突っ込んでいるんだった。早合わせには注意をしないと・・・。きちんとウキの表情をみて適切な間で・・・・。
再度同じポイントに仕掛けを投入すると仕掛けが馴染むか馴染まないかというタイミングで簡単にウキが消し込んで簡単に針掛かり。
7時45分頃、1枚目、40センチちょっとのハネ。
ちと痩せ気味？魚体の雰囲気から察すると新たに入ってきている系のハネに見えるので、今日はどうかわからんけどタイミングによっては今後も期待できそう。
次の投入では餌取りのフグ。
すでに3目制覇。さすがエビ撒き釣り。エビを食う魚は全部釣れる。
海の雰囲気は・・・抜群か・・・
8時頃、海を撮影。なんの濁りだか知らんけどなんか濁ってる。
ただ、もう少し澄んだらスケてると言えそうなギリギリの感じ。
1ヒロ未満は見えるけど1.5ヒロはもう見えないぐらいの個人的には抜群の濁り。
これは期待出来る・・・・。
ちなみにこの日は基本的にチヌ狙いってことでいつもの磯竿ではなくて万能竿のボーダレスを使用。
4ｍ20cmとかいう中途半端な長さと驚異的な軽さが持ち味の万能竿。こないだまではサビキ釣りで使用していた。笑
期待通りチヌが混じりだす展開
「この濁り・・・この潮の感じ・・・これは期待できる」と感じたその直後。
じわじわとウキが消し込み、「あ～チヌっぽい」ってことでストローク大きめ強めにグイっとフッキング！
強烈に締め込む引きの強さ、「チヌやな！」と主導権を渡さないようにグっと竿を立てた瞬間、
針ハズレ。
切れるならともかく外れてしまうのはある程度しょうがない。丁寧にやっても障害物に潜られるだけなのでここは割り切って気持ち切り替えたいところ。
次は仕留める。
仕掛けを流すコースを少し変えて再投入。
8時15分頃、40センチちょいぼちぼちサイズのチヌ一枚目ゲットぉー！
このぐらいのサイズだったら掛けて一発目の締め込みさえ耐えられたら余裕で勝負決めることが出来るね。
8時半、２枚目。浮かせたときには「おお！？デカイんちゃう！？」と思ったが45cmだった。
個人的にはこのぐらいのサイズが一番元気があるというか引きが強いような気がする。笑
50センチを超えてくると逆にのろいというか、もっさりしているというか。
そして連発かぁ？すぐにウキがピコピコ。
ウキが消し込むまではいかないけどフワフワ。
「あ～フグくせーわ。これはちょっとなんか違う魚やな」
釣ってみるとグッドサイズのウミタナゴ。久々に見たわ。
なかなかの餌取り名人でこいつが居着くと結構邪魔になることも。
雰囲気は抜群だが・・・ちょっと小休止
時刻は9時過ぎ。少しアタリが遠のいてしまった。
潮がめちゃくちゃ上滑りで仕掛けが一切馴染まない状態に。
滑りの厚みもなかなかあるので仕掛けがナナメに浮いてしまって釣りにならない状態に。
これではどれだけ雰囲気がよくても魚はそう簡単に釣れない。真面目にやっても撒き餌を浪費するだけなので小休止しつつ潮が緩むタイミングを狙うことに。
太陽は出たり入ったり、基本的には曇り系のローライトコンディション。
ちょうど良い濁りと水温、この曇り空。雰囲気だけは抜群。
「潮が緩む直前、もしくはその直後、時合があると思うんよなぁ～」と虎視眈々そのタイミングを狙いながら時間は経過。
狙い通り、何から何まで上手くハマった
9時半頃、微妙に上滑りが止まりそうな雰囲気を察知して撒き餌の量を増量。
すると、、、
やっぱり食い気が出た。
たぶん時合に突入した感じがしたので急いで次の投入。
連発で
あんまり長くやり取りすると魚が散るので掛けたらすぐ離れて、遠い箇所でタモ入れ。
さらにさらに連発で2020年1枚目の年無しチヌ。
浮かせて来たときには「でかっ！！」と思ったけどピッタリ50センチ。
チヌのサイズ感に慣れない。ハネだったら浮かせてきたときに何センチかすぐわかるのになぁ。
フッキングは完璧。
完璧なフッキングだったけど針は捻じ曲げられてしまった。笑
いやーほんとチヌのパワーは面白いわ～。
さらに連発ぅう！？と思ったけど腹パンのガシラで時合終了。笑
もう今すぐにでも産みそうな腹しとるな。
このガシラを釣ったあとはアタリが遠のき魚の気配自体全く感じられない状況になってしまった。
時合は2回あった。釣れるときに釣れるだけ釣れ。
時刻は11時。
時合潮の流れは朝と逆になり、動きの強さも緩慢。最後にガシラを釣ってから1時間が経過している。
釣れないこともないかもだけど、、、今日はもう終わりかなあ～という感じに。
すると微妙に潮の動きが朝と同じ方向に・・・・なりそう。
「お？これは？またあるんちゃうか・・・？」
と思ってたら一気にウキが消し込んで穂先が海中に入るほどひったくられてビックリフィッシュ。笑
前アタリみたいなの一切無し一気に2ヒロぐらい持っていかれた。笑
10分後、連発連発～！
はいさらに10分後！！
全部グッドサイズ。
11時39分。最後の1匹！！微妙に50センチ足りず！49センチ！
めっちゃくちゃ障害物入られて道糸から何やらゴリゴリにダメージ食らわされて餌も残り少なかったのでコイツで納竿。
まだ釣れそうな雰囲気はあったものの十分楽しめたので今日はここまで。
エビ撒き釣りでチヌ狙い。最終釣果
最終釣果はチヌ9枚、ハネ1枚、そのほか色々。
もう少しハネが混じればよかったなぁなんて思ってはいたけど最初からチヌ狙いの竿と仕掛けで行っているので十分目的は果たせたか。
何よりチヌは50センチの年無しを筆頭に全部が40センチ以上のグッドサイズ。
数もサイズもまとまって大満足。
このぐらいの釣果だったらハネが一枚しか釣れなかったというのはもはや贅沢か。
その他魚種も合間に遊んでくれたこともありなんだかんだアタリは多かったこともあり退屈はしなかった。
もう寒の入りの時期で色んな魚種が釣れにくくなっているけどもエビ撒き釣りなら波止からこれほど容易に魚と遊べて、荷物は少ないし準備も後片付けも楽。皆やるっきゃないですね～。
ちなみにこの日は本当は船タチウオに行こうかと真剣にギリギリまで迷ったのだけどコチラを選択。
この日はエビ撒き釣りにしてよかった～っ！
今回の使用タックル＆釣行メモ
釣行メモ：朝から11時半頃まで。タナ2.5。右から左に流れている間は反応が良かった。単純に日が良かっただけの感じはするが何度か行ってみないとわからない。
ロッド：SHIMANO ボーダレス 420MT
リール：SHIMANO 13BB-Xハイパーフォース 2500DXG
道糸：ナイロン3号
ハリス：フロロカーボン2.5号
ウキ：自作棒ウキ 0.8号
針：がまかつ ふかせグレ 6～7号
