前回、ここ海上釣り堀サザンを訪れたときに言われたこと。
「ウチから送った年賀状って、持ってきてくれました?」
あーそう言えば届いてたし、たしか年賀状を持ってきたらお土産プレゼントみたいなこと書いてあったな・・・。
期限が2月末までで、「またすぐ来ることあるかなぁ・・」とか思ってたけど結構モヤっとする釣果で終わってしまったのでリベンジがてら今回海上釣り堀サザンを再訪。
少しずつ日の出が早まってきた。釣座抽選~序盤戦
前回訪れた際には入場時にはヘッドライトなどが必要だったが徐々に季節は進行しているようで釣座抽選となる朝6時半頃には照明など無くても十分に準備が出来るほどの明るさ。
海上釣り堀サザンでは釣座は予約順や先着順ではなく抽選。
くじ運が良かったからと言って一番良い釣座に入れるかどうかは全く不明なものの(どの釣座が当日一番釣れるか誰にもわからない)、自分の好きな釣座に入って貧果だったらそれはそれで納得がいくというもの。
この釣座抽選。くじ運が良かったことなど一昨年ぐらいまで遡らないと記憶にないのだけどこの日は2/5番目で自分の考えていた釣座に入ることが出来た。
また、この前営業日では全体的に渋い釣果となってしまったそうで居残りと言われる「釣り残し」の個体も多く残存していることが期待された。
冬季も山場を超えた時期だというのにいまだにエサ取りが多く居残っていてこのまま越冬しそうな海上釣り堀サザン。
多少エサ取り対策用の餌なども準備しつつも、柔らかい餌も使えるタイミングがあるのでは?と色々と準備してきた。
個人的に期待しているのは鳥ササミ。
冬場はよくお世話になる餌なのでちょっと多めに準備したがこの日はどうか。
実釣開始~苦しい中盤戦
7時になり、一斉に釣り開始。
なんだかんだとりあえず最初は一番手堅い?練りエサからスタート。
開始とほとんど同時刻頃に1回目の放流マダイも。
で、早ければ開始数十秒ぐらいで1匹目を誰かが釣ったりするものなのだけど・・・・。
15分ぐらい経ってからやっと他の方が1匹。また違う方が1匹とパラパラした展開。
送れること10数分。私のところにも1匹。
こりゃー食いがたってきたか!?と手返し良く次の投入を急ぐも・・・
全然続かない。
放流された分&居残っている分でなかなかの数になっているはずなのだけど・・・全く反応がない。
そうそれもそのはず。
予想通り大量のエサ取りがなかなかの活性のまま居残っており、真冬の海上釣り堀で効きそうな柔らかい餌を使うと仕掛けが馴染む前に瞬殺されてしまう。
だからと言ってエサ取りに強そうな硬いヤツとかデカイやつとか使うと今度はマダイが口を使ってくれない。これはヒドイ。
8時頃、2回目の放流。トラフグ。
こちらは割とすぐにラッキーな形で1匹。
ちなみに前営業日分のトラフグも3~4匹居残ってしまっていてなかなか大量のトラフグがイケス内に泳いでいる状態なものの、、、この日のトラフグもご機嫌ナナメで最終的にはこの日放流された分すらも釣り残してしまった始末。トラフグJPがめちゃくちゃ溜まっている。
これもマダイとほとんど同じ理屈。トラフグが口を使ってくれる餌などいくらでもあるのだけど、そういうのを使うとエサ取りに強襲されてしまう。
めちゃくちゃ調子の良い日ならエサ取りに強い餌でもトラフグのほうから口を使ってくれるものの今日はそういう感じでもなさそうで・・・・。
なんとかかんとか見えているフグに口を使わせようとやってみて、4~5回ほど餌をくわえてくれたが、すぐにペっと吐き出して「ブルブルッ」と身を悶えさせる謎の動きを見せられただけだった。なんなんあの動き。かわいすぎるんやけど。笑
クロソイだけ絶好調な中盤戦~終盤
そんなエサ取りのせいで全然釣れない海上釣り堀サザン。
それでも一応絶好調な魚種はいるにはいる。
クロソイ。
人によっては大変不人気な魚種ではあるものの、見た目が結構好きなことと味も好みなので私は釣れたら嬉しい魚種。
また、基本的には釣るのが苦手な魚種なので調子の良い時に釣って良いイメージを持ちたい。
9時頃、クロソイの放流。
勢いよくイケスに放流されるクロソイ。
そしてそのままの勢いで私の仕掛けにくいついた。
チョロすぎる・・・・。
放流後5秒ぐらいで釣れた。笑
例年のイメージであればクロソイなんてのは放流されてからそんなにスグ釣れるようなイメージではなかったのだけど、ここでは今年のクロソイは放流されてから数十分以内ぐらいに大半の個体が釣れてしまうのだそう。
海上釣り堀にも年ごとのパターンがあるんやねえ・・・。
2分後。仕掛けを落としている最中に食いついてきた。
ちょ・・・ちょろすぎる・・・・。
思わず小さい声で「簡単やん・・・」と呟いてしまった。
5分後、ベタ底に仕掛け放置で一気に持っていかれて。
勝手に上アゴ針掛かりのイージーフィッシュ。
さらに2分後。ベタ底近辺で誘って誘って仕掛けの違和感を取りつつ慎重に見極めて。
クロソイって・・・こんなに簡単に釣れる魚やったっけか・・・。私の中のクロソイイメージが崩壊していく。
この個体を最後に私の周辺釣座のクロソイは釣りきってしまったっぽく、アタリが遠のいてしまった。
が、1時間後。
再びクロソイの放流。
放流1分後。
見えてたやつの目の前に餌おとしたら飛びついてきた。たまらん。
5分後。
ソッコーで仕掛けを結び替えーの
さらに5分後。
ガンガンにクロソイを攻略してそろそろヒンシュクを買いそうな気がしてきたが他魚種があまりにも釣れていないのである程度しょうがない・・・。
隣の釣座の方はまだクロソイ1匹しか釣れていない。自分ばっかり釣って申し訳ない気持ちは少々あったけど海上釣り堀ってのは上限のある中での奪い合いなのでこれもまた仕方のない事。
餌は基本的にキビナゴを使用。特になにか加工などは施しておらずスーパーなどで安売りしているときの買いだめとか普通に釣具店で売ってるやつで十分。
割とエサ取りには不人気な餌なので、そういった意味ではエサ取りには強く汎用性のある餌であると言えるが、個人的にはあまり信用していない餌の一つ。割と最後の最後で使うことが多い。
もうあとは何もやることがなくなった。ギブアップ
またも周辺釣座のクロソイは全部釣りきってしまったっぽく、アタリは遠のいてしまった。
前述の通り、マダイは相当居残っているはずなのだけどマダイに効きそうな餌はエサ取りにも大人気で手が出せない。
エサ取りに強そうな餌を使うとマダイは口を使わない。負のループ。
ならば微妙に居残ってしまっている青物を狙ってみるか?とデカイ餌をひっぱり回して青物の活性を強制的に呼び起こしてみたところ、、、、
一度餌に食いついたがフッキングのタイミングを誤り、針掛けすることが出来ず・・・
そのまま興奮した青物は違う人の仕掛けに食いついてしまい・・・。
他の人のために青物の活性をあげただけの大変大変悲しい結果に。
なんとか私も青物を1匹釣りたいなと頑張ったものの、その後はノーチャンス。ちょっと準備不足だったかもしれない。
はぁ、、不完全燃焼や・・・。14時終了。
エサ取りに大苦戦の海上釣り堀サザン、最終釣果
今回も前回に引き続きエサ取りに大苦戦。
釣果はマダイ1、クロソイ7、トラフグ1で計9匹なので数としてはぼちぼちまとまっているし金額ベースで考えても入場料の元は余裕で取れていると思われる。
また、周りの釣座と比較しても圧倒的に良い釣果で、十分笑顔で帰宅の途につける水準だと思われる。
が、なんというか前回に引き続きモヤモヤが残るというか不完全燃焼というか・・・。
特にマダイとトラフグの大量釣り残し。これはヒドイ。「エサ取りがおらんかったら恐らく仕留め切れるのにな~」と思う部分はあるものの、もしエサ取りが全然いなかったらそもそもこの日までマダイもトラフグも居残ってないだろうし、、、。
でも自分のイメージする釣りを半ば強制的にやらせてもらえないのはすごく悔いが残るというかネガティブな気分にさせられる。ううーーん・・・。うううううううん。
あ、ちなみに年賀状のお土産はアワビでした。めちゃくちゃ美味いよねアワビ。
今回の使用タックル
ウキ釣り用
ロッド:SHIMANO BORDERLESS HH-TK 290
リール:SHIMANO 13BB-X ハイパーフォース 2500DXG
道糸:ナイロン 3号
ハリス:フロロカーボン 2.5号
ウキ:自作棒ウキ 0.8号
針:チヌ針4号
さぐり釣り(脈釣り、際釣り)用
ロッド:宇崎日新 PRO SPEC 海上釣堀 際釣り(並継)180
リール:SHIMANO 14BB-X ハイパーフォース 2000DXG
道糸:PE 1.5号
ハリス:フロロカーボン 2.5号
針:チヌ針4号
青物用
ロッド:SHIMANO OCEA PLUGGER FLEX LIMITED S80L
リール:SHIMANO ツインパワーXD C3000XG
道糸:PE 4号
ハリス:フロロカーボン 6~8号
ウキ:棒ウキ 5号
針:海上釣り堀用の青物っぽいやつ