今年の寒さは今んとこ昨年ほどではないとは言え今は普通に真冬。寒い。
暖冬傾向の影響か、一部の波止ではまだ釣れてるの！？みたいな魚種もチラホラとみられるもののやはりハイシーズンと比べれば大きく見劣りしてしまう。
狙える魚種が格段に減るし釣果も芳しくない場合が多々ある真冬シーズンに最適なのが海上釣堀。
時期によってイケス内の魚の量が増減することはなく通年で手堅く楽しむことが出来る。
無論、手堅く楽しむつもりなんざさらさらなく、少ないパイを奪い合って確実にコストパフォーマンスの高い釣りをしたいと思っているけども。笑
約一年ぶりの海上釣堀田尻
この日は約一年ぶりとなる大阪の海上釣堀の田尻。
最後に訪れたのは昨年の２月。あまりの低水温で代替放流魚としてアイナメが放流されていた頃だ。昨年２月にアイナメの珍しさに釣られて来た以来。
なぜ１年ぶりに来ちゃったの？ってことなんだけど
この日は私の釣友のF氏の釣友で海上釣堀のエキスパートであるN村氏も同行して貸し切りイケスでやるとのこと。
この釣り堀の場合は一般客用イケスの釣座が非常に狭いことから苦手なのだけど、貸し切りとなれば話は別。ゆったり出来るので是非ご一緒させていただこうかと。
ということで私、F氏、N村氏、Nしゃん氏の４名で貸し切りイケスの攻略を狙う。
ちなみに、貸し切りイケスというと楽勝そうにきこえるけど、一般イケスに比べて貸し切りイケスの場合は放流数が減るので釣れる期待値というか上限は大幅に下るデメリットは理解しておかねばならない。
逆に海上釣堀において一番重要とも言える釣座選びでほぼ外れがない事実の恩恵は大きいけどね。
真冬ということもあってハイシーズンでは予約すら取れない海上釣堀田尻も人がまばら。
私にとっては今が逆にハイシーズンってぐらい。
こんなにスペースあるならもう少し通ってみても良いかも。
一年ぶりなのでエサは全然絞り込めていない
通っている釣り堀ではないのでどんなエサが効くのかは全くわからない。
昨年の記憶などを頼りに効きそうなエサを一通り用意した。
サンマの切り身と着色したもの
ササミに着色したもの
イワシの切り身と着色したもの
生エビを着色したもの
マグロのアラ？スーパーとかで激安で売ってる加熱用の廃棄寸前部位
定番エサ各種
ド定番マムシ
サーモン用。イクラとぶどう虫
ブドウ虫はF氏が用意してくれた。
あとは各自テキトーに思い思いのエサを準備。
朝イチは手返しよく数を伸ばすことに専念
イケスに到着後、F氏から「どこか好きな場所あるー？」と聞かれたので特になんも考えなしに「一番奥で」と一番奥の釣座を指定。
そしたら何故かF氏と他二名は手前側に釣座を陣取り３名＋１名の相席みたいな状態に。
４人で来てるのに１人でやってるみたいだ！と思いつつ黙々と準備を進める私。
７時になり実釣スタート。何エサが効くんだかよくわからないのでとりあえず生エビをつけて投入。
7時05分。確かトップスタートだった気がする1枚目。
2投目即2匹目。7時08分。たしかエサはイワシ切り身だったかと。
大当たりタグ付きで次回半額チケットをゲット。しかし帰宅後？半額チケットをどっかに紛失したっぽくて見当たらない。笑
7時12分 まとめて2枚。4匹目。
7時20分 5匹目。もうそろそろマダイはええやろ・・・。
これ以上釣っても自分がツライだけや・・・。
海上釣堀田尻名物？絶品「絹姫サーモン」
7時34分 見えていたサーモンを浅タナのウキ釣りで狙い撃ち。エサはイクラ。
ここのサーモンは「絹姫サーモン」というローカルブランド品種らしく他品種との交雑種だそうだ。脂は時期によるのか個体によるのか結構マチマチだが、どの個体も味が非常に濃く、そしてなんといっても香りが強い。刺し身で食べているのにスモークサーモンを食べているような風味。絶品中の絶品なので是非一度狙ってもらいたい。
この日は一番狙っている魚種。5匹は釣って持って帰りたい。
サーモンは料理の幅も非常に広いし簡単なので消費するのも楽だ。
7時46分。同じパターンでサーモン2匹目。
この時エサはイクラが効いていたようだ。サーモン狙いなら是非持っていっていただきたい。
冬の定番魚種。クロソイ。
8時になると冬の海上釣堀定番魚種のクロソイが放流された。
クロソイもなかなかの高級魚であり、普段意外と口にすることの少ない魚と言える。
海上釣堀に通っている人からするとマダイ並に評価が低いことが多いが私は嫌いじゃないので割と真剣にさぐり釣り竿で狙うもののアタリは出せない。
クロソイと言えばキビナゴだとか切り身だとか生魚系のエサが効くようなイメージがあるので生魚系エサをローテーションして底をギリギリに攻めるもやっぱりアタリが出ない。
ここでN村氏が私の隣でクロソイを狙う。
一発。即。
一発でクロソイ。
狙って釣れるもんなんやな・・・。と唖然。
すると・・・・
N村氏の凄技に驚いて自分のさぐり釣り竿から目を切ってる間に竿先が大きく引き込まれている。
クロソイゲットー！！
恐らくN村氏がクロソイを掛けた瞬間に私のエサにもリアクションバイトしちゃったんだろうなぁというイメージ。自分で釣ったというよりは偶発的なものかな。
狙って釣れるようになりたい・・・。
まだ釣れるかなぁ？と思い同じところを探っていると・・・
なぜかマダイ。
まぁ、、、数が増えることは良いことだとは思うので・・・。
N村氏によるサーモンの釣り方実演
時刻は9時頃。
モーニングラッシュなどとっくの昔に終わっており貸し切りと言えどアタリは当然のようにどこかで遠のく。
私のような一般的な釣り人であればここで手詰まりになるか苦し紛れにエサをローテーションするぐらいしかないのだけどさすがエキスパートのN村氏は違った。
海上釣堀では一般的に使用されないであろう仕掛けを細仕掛けに装着しサーモンを狙う。
するとクロソイに続きサーモンすらも即一発で針掛け。
「ほぇ～。釣り方自体は聞いたことあるし昨年やったけどもなんか全然やり方違うな！」と驚きを隠せない私。
ワザをパクるのは意外と得意なので見よう見まねでチャレンジ。
一発で。笑
この後も同じパターンで攻めるもF氏、N村氏、私含めてイケス全体で2～3回ほど針掛けバラシ。
プレッシャーが高まったのか極端にスレてしまい反応が鈍ってしまった。笑
海上釣堀でも自然の波止でも釣れる時に釣っておかねばならないのは同じことのようだ。
この辺でなんの魚種のアタリも遠ざかってしまった。
途中トラフグの放流などもあり私ももちろん真剣に狙ったがN村氏＆F氏がゲットしたのみ。
うーん・・・・。
さらに、イケス内の活性が低いと見たN村氏が貸し切りイケス限定の奥義を繰り出し無理やり活性をUPさせ、低水温期に入りつつあるイケスに少数残っている青物をNしゃん氏が針掛けさせたものの残念ながらフックオフ。
しかしイケス内の活性が少し変わったのか？粘り強くサーモンを狙ってみると口を一瞬使ってくれる個体がいてなんとかゲット。サーモン4匹目。釣果で言えばツ抜け達成。
目標まではあとサーモン1匹だがツ抜けを達成したこともあったしアタリも遠いので少々飽きがきてしまった。
時間的にもまだ2時間ほど余裕があるので一般イケスを見学しにいってみた。
一般イケスを見学。
数自体はまぁボチボチ釣ったし気分も楽だ。一般の釣れ行きはどんなもんかなーと。
この日、一般イケスには偶然にも知人のS尾氏が来ており話しかけてみることに。
すると・・・。釣果ゼロという悲劇。
あまりにも不憫なのでこの日のサーモンの狙い方を伝授。
私のタックルを一時的に渡してみてやってみてもらうと・・・。
簡単に向こうから食いついてくる。
私達のスレスレ貸し切りイケスとは反応が全く違うピュアなサーモン達がエサを奪い合うようによってくる。笑
短時間で3匹釣り上げてもらい恩着せがましいセリフを残して退散。笑
貸し切りイケスに戻って釣りを再開するも、なんかリズム悪く糸絡みトラブルや根掛かりが頻発。直すのが面倒なので持ってきていた竿3本中2本を納竿。
残ったサーモン用の一本でラスト1時間サーモンだけを狙いなんとか一匹追加。
一般イケスに見学行ってる間にちょっと休ませたのが良かったのかもしれない。
いやーほんまサーモン狙いは楽しい。是非またやりたい。
海上釣堀田尻の最終釣果
約一年ぶりの海上釣堀田尻の最終釣果はマダイ6、クロソイ1、サーモン5で計12匹。
数だけで言えばボチボチなんだけどもマダイとサーモンで数を伸ばしただけでありこの日放流されたクロソイは真剣に狙っていたにも関わらず1匹しか釣れず、トラフグに至ってはかすりもしなかった。釣座が悪かったらどうなっていたことか。
残念ながら結果オーライなだけで、内容は悪いと言わざる得ない。
N村氏は放流された魚種を満遍なく複数匹ずつ釣り上げいずれの魚種にも最適な狙い方を都度採用していたように思える。やっぱ海上釣堀ってのは経験と引き出しがモノを言うんやなぁと関心しきり。機会があればまた是非勉強させてもらいたいと思う。
たまにはオマケ
さばいた魚の写真。
クロソイのキモ。
この時期のクロソイはキモが大きいことがあり、肝和えにして食べることも可能。
まぁやっぱカワハギとかには大きく劣るけどね～。珍味っちゃ珍味。
はい。名物の絹姫サーモン。
見よ。この内臓脂肪を。笑
こんなもん脂すげー乗ってるに決まってるやん？美味いに決まってるやん？
もちろんめっちゃ美味かったやん？
残念ながらトラフグは釣れんかったけどF氏が一匹恵んでくれたので白子をその日のうちに。
小さい白子だったけど1人で食う分には十分。トラフグはほんま美味いな～。
また行こ。。。。是非行こ。。。
なんやかんや言うてやっぱ海上釣堀は楽しいで。。。。
