2019年も残す所あとわずか2週間ほど。
季節はすっかり冬モードになってきていて海水温も連日ガンガン下がっている。
それに比例するようにして阪神間の各波止は釣果も落ち着き気味。地元釣具店などの一部の釣果情報なんかでは必死にまだ釣れてますアピールをしているが実際に行ってみると、お察しくださいみたいな状況が大半のようだ。
出来るならば私も釣れる釣りをやりたい性分だけど冬~春にかけては年中釣りをしている私だっていつもまともな釣果にありつけるとは限らない。
今何が釣れてる!?どれが釣れる!?と選択出来るほど幅のある季節ではなく、何なら釣れるか?と消去法的な選び方になりがち。
そんな時期にちょうど良い釣りが海上釣り堀。
海上釣り堀 田尻 一般で釣行
この日は1週間ほど前にN村氏に予約してもらって泉南の海上釣り堀田尻で釣行。一般コース。
準備していてまず思ったのは、潮がスケスケ。底までうっすらと見えるほど透き通っている。
魚がどこにいるのかすぐにわかるのは良いが、あまりに透けているので食いは渋くなりそうだなぁ。。。と一抹の不安がよぎる。
釣座は、それなりに早めの予約だったように思うがなかなか人気の釣り堀ということもあって予約順は後ろのほう。この釣り堀では入場が予約順なので、この日は後の方から釣座を選ぶ形となった。
曇天模様で、いつ雨が降ってもおかしくないような状況ではあったものの最終的には20名以上のお客さんで賑わっていた。
結局雨は降ったりやんだりとなかなか面倒くさい天候の日だった。
海上釣り堀 田尻 この日のエサラインナップ
この日エサは生っぽい感じのエサを中心に。
エサ取り対策がもうほぼ必要なくなったということで柔らかい感じのエサが多めになった。
写真は撮り忘れたけど餌取りがいるかもしれないということも想定して一応準備していったけどやはり餌取り対策は必要なかった。
スタートはボチボチのペースだが・・・
7時になると実釣開始。
多分みんな最初は練り餌系のエサから始めるだろうな~という感じなのであえて違うエサでスタート。鳥ササミ。
他の人が釣れてる感じならそれに合わせればいいし、自分だけ釣れるならそのままそのエサで自分だけ釣り続ければいい。
開始すぐぐらい。イケスの真ん中付近でマダイを狙っていたつもりだったけどウキが沈んで止まったところでフッキング。
かなり大きめのクロソイ。
この辺りの冬の海上釣り堀定番魚種の一つ。
狙って釣りにくい魚だし、釣って面白い魚でもないのでさほど人気は高くないように見受けられるが基本的には高級魚の一つとして数えられ、生でも煮ても焼いても美味な魚。
5分後。同じパターンで。これは狙い通りのマダイ。
さらに5分後。同じパターン。
なかなか良いペースで釣り上げていて、この時点ではイケス内でもトップぐらいのペース。
この日の釣座は悪くないか・・・?
海上釣り堀ってのは腕とか、用意してきたエサとかも大事なんだけどなんだかんだ一番大事なのは釣座。場所。
自分の目の前に魚が居着いてくれるかどうかが最重要ポイント。
釣り堀によってはある程度居着く場所があったりするんだけど、この釣り堀の場合はそんなに再現性がなく、その日どの釣座が一番釣れるのかほとんどわからない。
現時点では悪くなさそうだ。
やっぱりアタリは遠のいてしまう展開に
序盤こそリズムは良かったが結局アタリは遠のく展開に。
この日は後ろの方から入場はしたが角席が空いていたのでそこに入座。
海上釣り堀ってのは場合にもよるけど基本的には角に魚が居着きやすい。自分の目の前の角に魚がたまってくれさえすれば好釣果を出しやすい。
が、潮はスケスケで底までうっすら見えるような状況。足元の角を底までくまなく見ても魚は一匹もいない。
「こらあかんなぁ。。。ちょっと移動するか・・・」
と同行のN村氏を少し越えた釣座へ移動。まだ開始1時間だが早々に角の席は捨てた。
移動した釣座の真下には何匹かのマダイがウロついているのが目視出来た為狙い撃ち。
約1時間ぶりのヒット。
とは言え、この時点ではどこの釣座が当たりって感じにも見えない。
ここから魚のポジションが定まってくるんだろう。
狙ってクロソイが釣れるようになって一人前?
続いて同じパターンでマダイを狙うとラッキーでクロソイ。
N村氏レベルの海上釣り堀トップアングラーならクロソイは狙って釣れるようだが私ぐらいの修練度ではクロソイは「マダイ狙っててたまたま」でしか釣れない。なので釣れると結構嬉しい。あと、クロソイの感じが結構好き。真っ黒で、なんかブラックバスにも似ててちょっとかっこいい気がする。
「こりゃー足元にクロソイ溜まってる可能性あるか?」とクロソイ狙い撃ち!!
狙ってクロソイ釣れるようにならないと冬の海上釣り堀では数を稼げない。
練習しないといけないな~と。
すると足元狙いの探り竿に抜群の重量感。
「一発で食ったな・・・狙ってクロソイ・・・ゲットや!!」
トラフグだった。
見えてなかったけどトラフグが足元にいたっぽい。なんかタイミングが良かったんだろう。
狙ってクロソイは私にはまだ早かった。
トラフグの放流。トラフグはほぼ抽選や
10時頃。トラフグや青物の放流。
この日は同じようなタイミングでトラフグと青物が放流されたのでどちらを狙うか非常に悩む。
トラフグも青物も放流されてすぐに釣れがちな魚種なので。
ただ、どちらを釣るのが簡単か?と言われれば私ぐらいのレベルだとトラフグかなぁ?と思うのでトラフグ狙いで。
この辺りの海上釣り堀のトラフグ狙いと言えばだいたいキビナゴとかをつけてイケスの真ん中あたりとかに仕掛け放り込んであとは運が良い人にヒットみたいなのが通例。
ぶっちゃけ仕掛けとか技術とかそういうのでそんなに差は出ない。
だいたい4~5匹程度のトラフグが放流されただろうか4~5人に1人程度がゲットできる計算。
ただ私の場合は幸運にも居残りトラフグをすでに1匹仕留めることが出来ているので気は楽。
するとウキがシュポンっ!と沈み、、、、
ジワジワジワと横移動を開始。
「トラフグやな。」
ゲットー!!!
私がゲットしたのを皮切りに一斉に釣れ始めるトラフグ。
ものの15分しないうちに放流された全量と思われるトラフグが釣り上げられてしまった。
青物貯まりすぎ。釣れないから貯まるんだけどね。
さて、トラフグが終わったので次は青物か・・・
青物はスケスケなのでずっと見えてる。
イケスの中に20匹以上居残っている青物が。
中には10キロを超えるバケモノみたいなブリも数匹混じっている。
はっきり言って今このイケスの中には青物が一番多く泳いでいるだろう。
最近は青物が低調のようでストックがたまりすぎて青物ジャックポットは満杯状態。
いつこのジャックポットが払い出されるのか。今日なのかはたまた・・・・。
いろんなエサで強めに狙ってみたり、繊細に狙ってみたりするも、一瞬反応したりするぐらいで基本的には口を使うところまでは持っていけない・・・。
青物釣りと言えばN村氏がエキスパートなのだけど、N村氏ですら口を使わせるのが精一杯で針掛かりまでは持ち込めない様子。
完全にハズレ釣座でした。もう後半は蚊帳の外。
また同じようなタイミングでサーモンも放流されたので見えるタナでうろついていた一匹をなんとかゲット。
他に1匹掛けたが針ハズレ、口を使ってくれたが惜しくも針掛かりせず。
冬のサーモン狙いは個人的にかなり好きなので近いうちにまたやりたいなぁ
ここからの後半戦は完全に蚊帳の外。
釣座があまり関係ない魚種でなんとか持ちこたえていたが結局全然違う釣座が爆。
2時間ほどアタリがなくなってしまった・・・・。これはキツイ。
最後のほうで一部のお客さんが帰ったこともあって一瞬だけアタリ釣座近辺を狙うことが出来てすぐに1匹。
そのあとにもシマアジを掛けバラシ。。。。もったいない・・・・。
最後に1匹マダイを釣り上げて終了。
いるところに仕掛け放り込めば簡単にアタリは出せるんだよな・・・。これが海上釣り堀の面白いところでもあり難しいところでもある。
海上釣り堀田尻 最終釣果
釣果はマダイ5、トラフグ2、クロソイ2、サーモン1。計10匹。
数だけ見ればまぁボチボチ好釣果なんやけども後半アタリが遠すぎて「今日はあかんな・・・完敗や・・・」という気分にさいなまれた。
また、イケス内では20匹以上の青物が溜まっているにも関わらず1人が1匹を釣り上げただけでまた青物ジャックポットがたまってしまう状況に。日に日に海水温が下がっているこの状況でどこかでジャックポットが吐き出される日は来るのだろうか・・・・。
田尻のトラフグは大きい個体が多いこともあり立派な白子いり。
魚捌くのはちょっと面倒だったので白子だけさっと茹でてポン酢で。
いやぁ、このクリーミーな白子を食べると冬の海上釣り堀がはじまったなぁと実感する。笑
今回の使用タックル
ウキ釣り用
ロッド:SHIMANO BORDERLESS HH-TK 290
リール:SHIMANO 13BB-X ハイパーフォース 2500DXG
道糸:ナイロン 3号
ハリス:フロロカーボン 2.5号
ウキ:自作棒ウキ 0.8号
針:チヌ針4号
さぐり釣り(脈釣り、際釣り)用
ロッド:宇崎日新 PRO SPEC 海上釣堀 際釣り(並継)180
リール:SHIMANO 14BB-X ハイパーフォース 2000DXG
道糸:PE 1.5号
ハリス:フロロカーボン 2.5号
針:チヌ針4号
青物用
ロッド:SHIMANO OCEA PLUGGER FLEX LIMITED S80L
リール:SHIMANO ツインパワーXD C3000XG
道糸:PE 4号
ハリス:フロロカーボン 6~8号
ウキ:棒ウキ 5号
針:海上釣り堀用の青物っぽいやつ