一人ぼっち釣行極めつけはこれ。海上釣堀で1人貸し切り。オンリーワンコース【海上釣堀 岬】 | ツリタノ!

一人ぼっち釣行極めつけはこれ。海上釣堀で1人貸し切り。オンリーワンコース【海上釣堀 岬】

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海上釣り堀にはこの時期よく通っているんだけども、いつもは普通のコースを普通にやるだけの利用方法が多く、誘われたりしたら貸し切りイケスに便乗する程度。

いつだったか関係者の人と話をしている時に海上釣り堀の田尻と岬には「オンリーワンコース」なるものがあると伺った。

オンリーワンコースとは、貸し切り用のイケスを一定の条件下で、たった1人で使えるコースとのこと。しかも料金は通常の入場料と変わらず利用出来るのだそうだ。

お金を人数分払えば1人でも貸し切りが出来るのは知っていたが、普通の料金でも1人で貸し切りイケスを使える場合があるのは知らなかった。

最近の釣行は長い波止にたった1人でエビ撒き、たった1人でオフショアジギングと、一人ぼっち釣行が続いていたけど今回は一人ぼっち釣行の最上級、海上釣り堀のイケスを1人で貸し切り「オンリーワン」を予約してみたのでその釣行記。

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海上釣り堀 岬。貸し切りのオンリーワン

前述の通り、一定の条件下で予約出来る。自分で予約しといてなんだけど詳細はいまだによくわからんけど1週間以内ぐらい?に貸し切りのイケスがまだ予約入ってなかったら出来るっぽい。気になる人は問い合わせて調べてください。笑

ただ、海上釣り堀の岬や田尻なんてのは大阪和歌山の市内からもアクセスが容易で、なかなかの人気海上釣り堀なので基本的には1週間以内に貸し切り予約が空いてるなんてのは今の時期だけのこと。

さらに言えば、貸し切りイケスを1人で使えるからって釣果が伸びるか?と言われると・・。

ちょっとわからない。

当日、海上釣り堀岬に到着し、この日のオンリーワンで使うイケスを受付時に指定され、「オンリーワンの放流って何があるんすか?」とスタッフに聞くと・・・。

「マダイを4回放流します(各1匹)」とのこと。

oh….

薄々感づいてはいたが放流量は普通に一般コースを利用するよりも絞られている。笑

つまり、「放流されるたった4匹+居残り魚」が釣果の最大上限。

これが一般コースであれば当日の客数により放流数が決められ、他の客の分まで釣ってしまえばいくらでも釣果が伸ばせる。

しかしこのオンリーワンに限っては居残り魚がどれぐらい残っているか?に大きく依存する為、運良くオンリーワンで入場出来たとしても、あまり釣り残しの無いイケスだったりするとどれだけ熟練者でもかなり寒い釣果で終えてしまう可能性もはらんでいる。

また、居残り(釣り残し)がある程度の数残っていたとて、「他の客が釣れなかったから」「なんらかの理由で釣られなかったから」残っているワケで、当日に放流されるピチピチ元気な放流魚に比べれば釣り難いのは明らか。

ちなみに、4匹放流でも普段よりは多い設定だそうで、今の時期だけ増量しているとのこと。繁忙期などはもっと少ないのだそうだ。

ということで「1人で貸し切りイケスで釣り放題!?うぇーい!!」などと簡単にテンションが上がってしまわないように注意しなければならない。

ってことで、オンリーワンコースの全容がわかったので実釣開始。

1人で広々

この日指定されたイケスはコチラ。

だいたい12名ぐらいは入れるだろうか。これを1人で使っていいらしい。なんてのんびり広々出来るんだ。

目視した感じではトラフグとサーモンがヒラヒラと泳いでる程度で「めちゃくちゃ残ってる」感は無い。

もしこの前日、このイケスに凄腕の人が入っていて根こそぎ釣ってしまっていたらこの日私が入場料の元を取るのは物理的に不可能となる。

どうか見えてない場所に居残り魚がたくさん溜まってますように・・・。と祈りながら準備を進める。

開始直前にはマダイ4匹が放流された。

各時間ごとに1匹ずつ放流するのか最初にまとめて放流するのかはこちらから指定出来るそうで今回は「最初にまとめて」で行くことにした。

ふと足元を見るとクロソイらしき魚影が数匹見えるような気がするのでそれを狙ってはじめてみようかなととりあえずキビナゴ装着。

7時になり、開始の鐘。

ド足元にキビナゴをするするっと落としていき、、、、

するとすぐに仕掛けがフワっと浮いて、穂先が持ち上がった。

「ん?クロソイ、食った?」と思い足元を見てみるとマダイがフラフラ寄ってきて仕掛けに食い付いている。

ウヒョーたまらーん

見えてるやつを釣るのはホントたまらんよね。

そしてそのまま巻き合わせてフッキングー

からのタモ入れバラシー。

たった4匹しか放流されないんだからミスは命取りであり致命的。

「1人しかおらんのやからな、他の人に釣られる危険はないんやから慎重に確実にやればええんや・・・いつものノリでやったらあかん・・・」と強くキモに命じて再トライ。

すると違うやつが飛びついてきて

7時07分 1匹目。クロソイやと思ってんけどな・・・・。

一般コースであれば場所が悪ければ丸坊主もあり得るのが海上釣り堀の怖さでもあり面白さ、オンリーワンの場合なら基本的には丸坊主の危険性はあまり無いと言える。その代わり上限は低いけども・・・。

「同じパターンで放流されたマダイ4匹全部さっさといってしまおうか」ってことで同じパターン継続

すると今度は居残っていたトラフグがぶっ飛んで来てキビナゴをパク。

7時10分。こんな簡単に釣れちまうトラフグが居残っている不思議。

前日にこのイケス入ってた人のために放流されたトラフグ。前日の人が払ったお金で放流されたトラフグ。

釣れたのはド足元。

この日は潮もスケスケで、2ヒロぐらいなら見えてる状態でトラフグがパクっと来るのもよく見えて大興奮。

この直後にもトラフグに口を使わせたがそれは惜しくも針掛かりせず。

ちょっとストレスを与えてしまったので休ませる意味でもド足元は一旦やめて真ん中付近を狙うことに。

真ん中付近はスケスケの潮でもギリギリ底まで見えていない程度。もし魚が溜まるんだとしたら見えていないソコしかない。

底に溜まっていないんだったらこのイケスにはほとんど魚がいない。(底以外の4角は目視できるので)

エサ取りもぼちぼち残っているようだけどさほど活性も高くないようなので柔らかい餌でもいけるかとエビを装着。

一発で大きくウキが消し込んで

7時15分 狙い通りのマダイゲットー

底に、、、溜まっているのか・・・?

さらに同じパターンで根こそぎ釣ってやろうかと餌チェンジ。鳥ササミ。

この感じ・・・・結構居残ってるんじゃないのか~?(^^)

4匹釣りきった後からが本番

居残りが楽勝で連発するかと思ったが・・・・

しない・・・。たまたまだったのか?餌が違うか・・・?

とりあえず同じパターンのまま餌だけチェンジ。海上釣り堀のド定番の生ミック。

エサ取りがヒドイと全然使えないけどこの時間帯は見えるエサ取りの量の割には全然邪魔してこないので生ミックのような柔らかい餌も使える。

7時39分 ウキがピコピコしたあとズッポシ。

7時44分 連発連発~!生ミックが正解やったな!!!

開始45分で放流分の4匹を釣ることに成功。

何匹かは日焼けしてるような感じなので居残り混じりと思われる。

つまりマダイに関してはまだイケル・・・。

まだまだ全然入場料の元は取れていない。

足元に先程フッキングをミスったトラフグが戻ってきたのでタックルチェンジ。

短い竿に持ち替えてトラフグの目の前まで餌をもっていくと

ピコピコと泳いできて餌を吸っては吐き吸っては吐きしながらパク。

「慌てない慌てない。なんせ俺1人しかおらんからな、ミスが最大の敵。飲むまで待つ・・・!」

完全に口に入って、トラフグが移動するのを見計らって巻き合わせ。

完璧。

7時59分 居残りのトラフグゲットぉおおおおおおお!!!

前日の人が、ぼくのためにお金払って放流しといてくれたトラフグ。

ひたすらのんびり。自分のペースで好きなことが出来る

トラフグを仕留めた後はド真ん中の底にマダイが溜まってやしないかとのんびり。

朝のモーニングサービスは終わっていると思われるので溜まっていたとしても容易に口は使ってくれない。それは今までの経験上だいたいわかっている。どうしたって釣れない時は釣れない。

これが一般のイケスであればいかなる時も気を抜けないがこのイケスには私1人しかいない。来たるべき「食いが立つ時間」を待っていればチャンスは勝手に向こうからやってきてくれる・・・ハズ。(居残り魚がある程度いれば)

未明までは雨が降っていたけど朝には止んで、この時間には太陽が照りつけるように。

結構、、、暑い・・・。上着を一気に2枚ほど脱ぎ捨てて少々眠気に誘われながらのんびり。

太陽が出てきたことで湾奥の水温も上昇したのかエサ取りの活性もUP。

柔らかい餌を使うと小アジが微妙に混じってしまうようになってきた。

イケスに青物が残っていれば生き餌で使えるんだけど、このイケスには青物は完全に1匹も残っていない様子。しょうがないのでイケスの外へリリース。

餌取りが邪魔くさい展開になってきたがたまたまええ所に落ちたっぽくて

8時43分 マダイ追加。

これでマダイ5匹、トラフグ2匹。入場料の元はほぼ取れただろうか。気が楽だぜ~!

ちなみに餌は鳥ササミだった。

朝は反応遠かった鳥ササミだったけど時間が経ったからか太陽が出たからか反応がよくなった。その代わり餌取りにも大人気なので使い所は難しい。

少々アタリが遠いので脱ぎ捨てた上着を車に持っていくついでにお手洗いへ。

海上釣り堀岬の場合はイケスから駐車場が近いので荷物の持ち運びが本当に楽。

帰ってくる途中にトラフグのイケス見学。

かわいいトラフグが大量に泳いでいる。かわいいなぁトラフグ。

なんやかんやポロポロと拾える中盤戦

朝からずっと水面直下をウロウロしているサーモン。

何度か合間に狙ってみるも仕掛けを近づけるだけで嫌がる素振りを見せていたものの、なんとなく一瞬ヤル気のスイッチが入った雰囲気を見せたので目の前に仕掛けを落としたらパク。

9時40分 グッドサイズのサーモンゲット。

見えていたのは2匹だったけど底の方から出てきたヤツもいたタイミング。

3~4匹は居残っているっぽい。こいつを仕留めるのはちょっと大変そうな気がする。

続いて9時57分 やっぱなんか活性あがったんやろか?

ちょっと小ぶりな居残り。ど真ん中のベタ底で。

10時14分 食いが立つ時間が到来か?

しかしやはり一般コースに比べて爆発力は低く、ちょっと拾うとすぐにアタリが遠のく・・・。

小一時間ほどアタリが遠のいて

11時04分 なんとか1枚追加・・・。

ブログでこうやって写真を一気に並べるとめっちゃ釣れてる感出るけど実際にはアタリ~アタリは遠い時間帯のほうが長く、結構ツライ。なんせ1人でやっているので時間が経つのが遅いというか。笑

ちなみに合間合間にもポロポロとエサ取りのアジは混じり続けている。

ちょっと柔らかい餌を使うのがつらくなってきた。

そういえば朝イチに見かけたクロソイ釣ってねぇなと思ってクロソイ狙いに変更。

こうでもして色々と試さないと集中力が持たないというか飽きてくるというか。なんせ1人なので。

11時16分 狙い的中。念願のクロソイ。まぁまぁサイズのコでした。

やり切った。ほぼ出来ることはやり尽くした。後半終盤

時刻は午前11時を回った。エビ撒きハネ釣りとかだったらそろそろ帰るような時間帯。

日がのぼるにつれてどんどん暑くなってくる。餌も日陰に置いておかないとひからびるぐらいの日差し。

この日関東地方は結構寒かったそうなのだけど近畿地方は春のような陽気。上着を置きに行った時の車内の温度もなかなかのモノだった。

この時間帯にはもういい加減アタリも遠く、「見えてるヤツに関しては出来ることはほぼやり尽くした。見えてないやつに的を絞るしかないが、、、そもそも残っているのかどうか・・・」

終始それは気になる点。

一般コースであれば「居残りを全部釣りきった」なんてことは基本的にほとんど無いのだけど、こういうイケスに関しては釣れるやつは全部釣りきってしまっている可能性は否定出来ない。いくら海上釣り堀だからと言ってイケスの中にいる魚は無限じゃない。有限。

「ん~、早上がりもそろそろ視野にいれつつ、やってないパターンを試していくか・・」

するとスタッフの人に助言をもらい餌をシラサエビに変更。

水温が上がってきてて活性も上がってるのならワンチャンスあるかも?ということで。

すると・・・・

11時42分 やってみるもんだねぇ・・・笑

同じパターンでもう一度アタリがあり針掛けしたものの浮かせた所で針外れ。

この後はまたもパターンは続かずアタリは遠のき・・・数十分。

ほぼ終戦か?もう早上がりか?というところでイケスをグルっと散歩。

自分からの対角のネットのたるみにタイが休憩しているのを発見。

仕掛けを目の前に落としてみるとフラフラっと寄ってきて弱々しく餌を吸ったり吐いたりしてしばらくしたらパク。超テンションあがる。見えてる仕掛けに食いつかれるとたまらんよね。

12時27分。仕掛けを持っていかれるまでしっかり待ってからフッキング。

日焼け具合からみてそこそこ日数経ってそうな居残りのマダイ。

もうほぼ釣りきったか・・・。これでマダイは10匹目。

放流4匹+居残り6匹。オンリーワンでこれなら上出来と言えるか・・・。

かなり内心満足していたものの少し前の時間帯から4角をウロウロと最後の1匹のトラフグが泳いでいるのがずっと気になっていた。

合間に何度も目の前に仕掛けを落とそうとするも人影が見えるとすぐに逃げてしまう。

どうも活性は高いが警戒心も同様に高いみたい。

「じゃあ離れて仕掛けを置いておこう。」ってことで自分とは離れたところに置き竿。笑

すると・・・見える位置に固定していた餌にトラフグがフラフラ寄ってきてパク。笑

ここで近寄るとまた警戒して餌吐き出して逃げてしまうかもしれないので、置き竿がガタガタして海中に落ちる寸前までギリギリ待機。

あと数秒遅ければ置き竿が落下しただろうなというぐらいのタイミングでダッシュでフッキング。笑

12時47分 最後のトラフグゲット。

やったった。コイツは本当に気持ちの良いシメの一匹。

13時。もう多分1匹もよう釣らん気がしたので1時間残して早上がり。

満足満足。やり切ったわ。

海上釣り堀 岬、オンリーワンコース。最終釣果

オンリーワンの最終釣果はマダイ10、トラフグ3、サーモン1、クロソイ1で計15匹。

放流がマダイ4匹だったことを思えば大健闘だし、入場料の元も大きく取れている。

居残りがどれだけあるか?に大きく依存するかなり博打なことにはなってしまうけどこの日は居残りの数もボチボチだったし、それをきっちりと拾うことも出来た納得の釣行。

これから暖かくなってくると貸し切りに空きなどほとんど出なくなるそうなのでオンリーワンは多分もう難しいと思うのでまたしばらく一般コースですかね~。ま、楽しめたわ~。

次の日このイケスに入るお客さんはタイミングが悪かったな・・・!!

今回の使用タックル

ウキ釣り用

ロッド:SHIMANO BORDERLESS HH-TK 290

リール:SHIMANO 13BB-X ハイパーフォース 2500DXG

道糸:ナイロン 3号

ハリス:フロロカーボン 2.5号

ウキ:自作棒ウキ 0.8号

針:チヌ針4号

さぐり釣り(脈釣り、際釣り)用

ロッド:宇崎日新 PRO SPEC 海上釣堀 際釣り(並継)180

リール:SHIMANO 14BB-X ハイパーフォース 2000DXG

道糸:PE 1.5号

ハリス:フロロカーボン 2.5号

針:チヌ針4号