【田尻】久々の海上釣堀!!低水温の海上釣り堀を攻略なるか!? | ツリタノ!

【田尻】久々の海上釣堀!!低水温の海上釣り堀を攻略なるか!?

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今年の大阪湾の水温は例年よりも2~3度ほど低く推移しており、各ジャンルの釣りでも例年のパターンが通用せず多くの釣り人が苦労している模様。

それはイケス内の魚を釣る釣堀でも同様で海上釣堀ではなんと、「水温低すぎて(釣堀の大定番)真鯛が餌を食うどころか寒すぎて瀕死なので放流を中止します」というレベルまで達してしまっている。

この日の朝の外気温は0~1度。まぁ普通に寒いけど今シーズンはもう慣れたもの。全然問題ない。路面凍結などもなく安心して釣堀まで行くことが出来た。

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例年よりも低水温の大阪湾。イケスの魚にも変化が

で、釣堀のド定番、真鯛が放流中止だったらどうなるの?ってことだけど、

真鯛の代わりに低水温でも大丈夫な魚が放流されるようだ。

今回訪れた大阪泉南郡の田尻の釣堀ではマダイの代替放流魚は「アイナメ」!!

エビ撒き釣りをやっていれば10センチ程度の小さいサイズならまとまって釣れる事があったり、極稀に”ポン級”と呼ばれる30センチを超えるようなサイズも釣れることがある。

しかし私はポン級アイナメを釣ったことがなく、もちろん食したこともないので興味津々。

真鯛は通年釣堀で釣れるが、アイナメはレアな魚種なのでちょっと手を出してみたくて今回は田尻の釣堀にお邪魔した次第。

今回釣行した「海釣りぽーと田尻」は大阪近郊にある海上釣堀で、関西圏の方にはお馴染みのりんくうタウン近くに位置している。大阪市内から車で1時間の距離。

この日は「田尻の日」というイベント日のようで、寒い中大勢の常連客で賑わっていた。

どうやら、田尻の日には「タグ付き放流魚」が放流されるらしく、タグの付いた魚を釣り上げると次回から使えるイベントクーポンがもらえたりするらしい。

この時期は朝の7時から釣り開始になるのでスカリやタモなどを準備して一服。

この日用意した餌は以下の通り。

イワシやアジなどの生魚切り身や釣具屋で買った冷凍サンマや、自宅の冷凍庫に残っていた練り餌各種とか、虫餌などなど。

パっと見は多そうに見えると思うけど、残り物持参や、同じ餌のフレーバー違いなどでかさ増ししてるだけで、実際の種類はさほど無い。海上釣堀はもう何度か来ているので餌の取捨選択が出来るようになってきた。

この日放流(イケス内に居る魚)されている魚種はおそらくクロソイ、アイナメ、サーモン、トラフグと、後は真鯛が数匹程度は居残っている程度なので餌の選択も釣り方の選択も容易と言えば容易。

今回の田尻海上釣堀の攻略用タックルは3種類

まずは前回の釣堀釣行でデビューさせた脈釣り用竿とバルケッタ。

普通のウキ釣り用にBORDERLESSとスピニングリール。

はい!今回初登場のライトゲーム用ロッドのヤマガブランクス、ブルーカレント。

別にこの日の為に買ったわけではなく、以前ちょっと岸壁ライトゲームに手を出したことがあったのでその時の竿を持参。ちょっとやってみたい釣りがあったので。

時刻は7時。海釣りぽーと田尻の実釣開始!

まずは「生の鳥ササミ」を付けてウキ釣りからスタート!

前回釣堀に来た際に、ササミでクロソイも釣れたような記憶があったのでなんとなくウキ釣りでササミからスタート。

ちなみにこの釣り堀では開始直後に一発目の放流タイムがあり、この日はクロソイの放流。

するも、アタリ無く。

すぐに脈釣り&イワシの切り身にチェンジ。

すると、7時半。1匹目のクロソイゲット!!

再投入、5分後 すぐに2匹目!!!

仕掛けが馴染む前に道糸がナナメになるほどのアタリの出方だった。

前回ほど連発はないものの、それなりに釣れる感じではあるらしい。

が、それも続かず30分ほどアタリが遠のいたので餌をチェンジ。

お魚大好物の青ムシ。

イケスの隅を一旦辞め、イケスの真ん中辺りに仕掛けを投入。ウキ釣り。

イケスの真ん中あたりで仕掛けが馴染み、軽く誘いをくれてやるとウキがピョコっと沈んではまた浮いてくる。

「お~、少し目先を変えてやると反応出やすいな・・・次に消しこんだら合わせよう」と考えているとウキがジワ~っと沈んで・・・・

まさかのサーモン。

青虫でサーモンが釣れるとは思わなかった・・・。そりゃ喰わないことはないんだろうけど・・・。しかもタナは底ギリギリに設定してあるので、普段浮いているであろうサーモンがそのタナで釣れるとは思ってもみなかった。結構驚きの1尾。

出るか?大本命のアイナメ

青虫でサーモンが釣れたこともあり、「クロソイだってアイナメだって青虫で釣れるだろ」と考えて青虫で30分ほど粘るものの喰わない・・・・。

と、刺し餌をササミでトライ。

ちょっと目を離した隙にウキが消し込んでいて(笑

合わせると・・・・重量感!!

浮かせて見た時は一瞬トラフグかと思ったけどよく見るとアイナメ!!

本日の大本命アイナメ!!!1匹目ゲット!!!

時刻は8時半過ぎ。

今回初挑戦する釣り方は釣り堀風ライトゲーム

と、ここで同行者のF氏、サーモンを狙いはじめ、順調にサーモンを釣っている様子。

この為に用意したタックルを試すチャンスとライトゲーム用の竿を持つ私。

こちらが今回用意した対サーモン用の仕掛け。

ただのライトゲームのジグヘッド。笑

これに青虫だのブドウ虫だのサーモンの食いそうな餌をつけてライトゲームチックにイケスを攻めるわけであります。

ちなみに、大半の海上釣り堀では疑似餌(ルアーの類)の使用は禁止ではあるが、ジグヘッドに餌を付けて釣りをするのはセーフらしい。

これにワームを付けるのはアウトだけど、餌を付けるのはセーフ。線引がわからない。笑

とりあえず餌はブドウ虫を使用。

ブドウ虫の感触はフワフワしていて気持ちが良い。

ライトゲームジグヘッド一投目。

一体どんな釣り方が効くのかよくわからないので、とりあえずカウントを取りつつ中層あたりを意識してリフトアンドフォールをやってみると、一瞬重みが。

「ん?カウントよくわからんからイケスのネットに接触したんかな?」と次はカウントをもう少し浅くしさらに上層を探ってみるような感じで引っ張ってくると・・・またも一瞬重みが。

「間違いない。バイトや。」と、集中して再投入。

小刻みにトゥイッチを重ね、シェイクシェイクしつつ引っ張ってくると・・・

ゴンっ!という重みと共に乗ったあぁぁあ!!

ジグヘッドで初めて仕留めた貴重な1尾(^^)

通常はガシラやメバルを釣る為のタックルなので40センチ前後あるサーモンだと竿がしっかり曲がってやり取りも楽しかった。笑

この後は何度かコースを変えて攻めてみるもアタリが遠く、ウキ釣りでサーモン狙いに変更。

すると、ウキが簡単に消し込み、サーモン3匹目!9時45分

さらに数投後、サーモン4匹目もすぐにゲット(写真撮り忘れ)

サーモンは居残り&放流をほぼ釣り切ってしまったのか、この後は1時間以上アタリが遠のいてしまった。

アタリが遠のき。手詰まり。しかしミラクルが。

時刻は11時。

「釣果的に見れば、朝イチに放流されたソイは釣れてねーし、サーモンは恐らくほぼ釣りきってるしどうするかなぁ・・・」

トラフグも放流されたが放流された全ての個体が1ヒロ以内の見える場所をウロウロしている。目の前にいくら餌を落としても全く反応しない。

手詰まり。圧倒的手詰まり感。脳内に蛍の光が流れそうだ。

ってところで、突然F氏の竿が曲がり・・・・

F氏、なんと大当たりタグ付きのクロソイゲット!笑

時刻は11時過ぎ。

すぐにタグを交換し、次回から使えるクーポンをもらっていた。ええなぁ~。

さらに次の投入後、F氏すぐにクロソイゲット。

あからさまにアタリが増えているようなので、聞くは一時の恥と思い、何の餌を使ってるか聞いて私も脈釣りで実行。

すると簡単にクロソイゲット!!!アタリはわからなかったけどいつの間にか食ってたパターン。笑

どうやら朝イチに放流されたクロソイがイケスに馴染んで食いのスイッチが入ったようだ。

全然釣れなかったのでどうしたものかと思っていたけど、時間毎にクロソイ、サーモン、トラフグ、アイナメと放流されることでクロソイも活性が上がったのだろう。

どうしたって釣れないトラフグ。

で、肝心のトラフグはというと私達が釣りをしていたイケスには3匹ほど放流されたのだけど

3匹とも1ヒロ以内の浅さでずっとウロウロしている始末。

経験上、見えるタナでずっとウロウロしているフグは釣れない。釣れているのも見たことがない。

バス釣りなんかでサイトをやったことがある方は想像付きやすいかもしれないけど、ほぼ何も目的がなくウロウロと警戒心無く漂ってるようなやつは何したって口を使わない。

「でもなんとかトラフグ仕留めたいなぁ~。3匹放流されて1匹も仕留められずに翌日以降のお客さんの為に残しておくとか悔しすぎるわ・・・」と思いイケスを凝視していると、まだサーモンが2匹残っていることを目視出来たので残っているサーモンを狙うことに。

残っている魚をなんとか粘って粘って・・・・

一旦アタリの遠のいたと思われていたサーモンも、トラフグとアイナメの放流を経て活性があがったのか、残っている2匹のうち1匹をゲット。

なぜかこの日は誘いをかけずに放置しておくほうがアタリが大きく出た。

サーモンを釣る際は誘いが必須だと思っていただけに、意外だった。本当に海上釣り堀ってやつは決めつけてかからないようにしないといけない。常識が通用しない。

「よし!残っているサーモンも釣り切るぞ!!!」と仕掛けをイケスの真ん中へ投入。

もちろんタナは中層付近。2ヒロあるなしぐらい。

仕掛けが馴染んで、放置。

前述の通り、誘いをかけずに放置したほうがアタリが大きく出ている為。

しばらく経つと狙い通りに放置餌に食いついてきたのか、ウキがジワっと沈んで・・・・海中で止まり・・・・

バシっと合わして 乗ったぁぁー!!!

残ったサーモン全部釣り切ったったで!!!!

と思ったのも束の間。

まさかのアイナメ。笑

ブドウ虫の中層で釣れると思わんかったわ・・・・。本当に釣り堀ってやつは常識が通用しない・・・・。

ちなみにこのアイナメを釣り上げた時にはまだ口の中に我々が使用していたと思われる餌が残存しており、一応使っていた餌はアジャスト出来ていたように思われる。釣り方が合っていなかったのだろうか。

この後はしつこく1匹残っているはずのサーモンや、トラフグを狙い続けるもアタリは無く14時をもって営業終了&納竿とした。

アイナメとトラフグは攻略出来なかったがクロソイとサーモンはほぼ釣り切ったと言える。

課題は残ったものの、悪くはない釣果は出せたと思うので厳寒期ということも差し引けば悪くない結果だったと思いたい・・・。

まぁ、トラフグに関してはあの状況では獲れる人などほぼ居ないと思うので課題にするにしては無理があるかなぁというイメージ。もし釣り方があるんだったら是非聞いてみたい・・・。

厳寒期の海釣りぽーと田尻、最終釣果

クロソイ3、サーモン5、アイナメ2。となんとかツ抜け達成。

今回は「釣るべくして釣った」という感じがあまりなく、マグレで釣れた感が大きい・・。

こんなんじゃいつ超貧果で終えるかわからない・・海上釣り堀に関してはまだまだ練習が必要だと思わされた釣行だった。

↓写真は2名分の釣果。

ちなみに今回釣ったクロソイの腹には大きな卵やキモが入っており、

「ソイのキモって食えんのか?」と軽くしらべた所、全く問題なく食える感じの情報がたくさん出てきたので軽く肝和えにして食した所、結構美味。

次回はトラフグも食卓に添えられると良いな・・・・。

今回の使用タックル

脈釣り用

ロッド:宇崎日新 PRO SPEC 海上釣堀 際釣り(並継)

リール:SHIMANO バルケッタ200HG

道糸:PE2号

ハリス:フロロカーボン2号

ウキ釣り用

ロッド:SHIMANO BORDERLESS

リール:SHIMANO ハイパーフォース 2500DXG

道糸:サンライン テクニシャンNEO 3号

ハリス:フロロカーボン2号

ウキ:自作棒ウキ0.8号

ジグヘッド用

ロッド : ヤマガブランクス ブルーカレント

リール : SHIMANO バイオマスター

道糸 :YGK G-soul upgrade X8 (多分)0.6号

リーダー : シーガー グランドマックス 1.5号

ジグヘッド : cultiva 虫パワーヘッド 2g