和歌山沖、青物キャスティングゲーム
前回オフショアのハマチキャスティングゲームではまさに最盛期といった感じの雰囲気の中テンポよく数を伸ばして船中62匹中の32匹ゲットと、ぶっちぎりの竿頭となり「こんなに釣ってどうすんだよ・・・」ぐらいの感覚で、ある意味「これだけ結果出したら正直得るものは少なそうやなぁ・・・」と一丁前の思考に陥ってしまった。
実際にはたまたま使用していたルアーや使い方がハマっただけであり「あらゆる場面においてアジャスト出来るか?」って観点から考えると、恐らくまだまだ腕が足りないと感じたので、引き出しを増やす意味でも答え合わせの意味でもということで前回から1~2週間ほど空けてからのハマチキャスティング。
ハマチキャスティングをするべく。いつもの船宿に問い合わせ
予約の問い合わせをしてみると、「いや~きっついけどね~一昨日も全然食わんかったで?」と随分渋そうな反応の船宿さん。
どうやら1~2週間あけている間に状況がだいぶ変わってしまったようだ。
こちらとしては引き出しを増やしたいし、違う状況での経験も積みたいと思っていたのでむしろ歓迎ということで予約。
全然他の客来ないな~。まさかの・・・・?
当日はかなり早めに到着。全然準備してなかったので早めに到着してリーダーくくったりルアーを整理したり。普通前日にしとくもんだ。笑
コンビニで朝飯買ってゆっくり食いたかったってのもある。
朝はあまりせかせかしたくない性分なもので・・・。
いつもは出船の十数分前には他の乗り合い客がぞろぞろと集合してくるんだけどこの日は一向に誰も来ない。
来たと思ったら近隣の釣り客。うーん。おかしい。
船長が到着するも黙々と出船準備をしている。
「まぁ、ギリギリで到着すんのかな?」と思って船に荷物を積み込み、ゆっくりと一服していると。
出船。
Oh。まさかの、、、乗り合い船なのに一人だったZE!
(チャーターじゃないのに)チャーター便。笑
正直、船での釣りはまだまだ新参者で「今日は予約何人っすか~?どこ行くっすか~?」みたいに気軽に質問が出来ない空気感があり、予約が何人とかどこ行くとかは質問せずともそのうちわかるから、先に絶対知っておかねばならない事だけ聞いておこうって感じだった。
いやはやなんだか申し訳ない・・・・。
たった一人の客の為に出船してくださるとは申し訳ない・・・・。
これは結果出さないとなぁ、、、と決意やらプレッシャーやらを覚えながらポイントまで船に揺られる。
孤独なオフショアキャスティングゲームが始まる
たった一人ではあるものの、基本的に準備は自前で全て揃えているので心配はない。
とりあえず一応用意しておけと言われていたジギングロッド&リール(ちなみにこのタックルはいつも持ってきているけど一度も使ったことがない)
そしてキャスティング用のセットが2セット。
似たようなセットなんで、2本も要らないんだけどなんかトラブルあったときにすぐ換えれるので便利かなあ?と思って2本持ち込み。
基本的にはヤマガブランクスのブルースナイパーボートキャスティングの81/2を使用する予定。
このロッドは前回のキャスティングゲームの際に初めて下ろしたロッドで、使用感が元々所持していたSHIMANOオシアプラッガーよりも個人的に好きだったのでこちらを優先。
リールはSHIMANOのツインパワーSW6000番。キャスティング用に購入したものだけど、ジギングでも使えて汎用性が高い。一応評判も良いようだ。まだ1~2回しか使用していないので不具合なんかは感じない。もうちょっと酷使してあげてからレビュー記事を作ろうかなぁと思っている次第。
ポイントに到着。今日は結果を出さないと・・・
出船してから1時間と少し。
いつもよりは手前で船を止め、早速キャスティングゲーム開始。
今日はたった一人の為に出船してくれた船長にも報いなければならない。結果を出さないと。
基本的にこの釣りはシンキングペンシルだったり水面直下系のものがメインで使用されるようだけど、この日のワタクシはミノーからスタート。
そんなに深い考えがあるわけじゃないんだけど、前回ミノー系のルアーでパターンにはまったので答え合わせの意味もあるし、釣れないなら釣れないで状況の差異も経験値になる。
が、始めて割とすぐに一匹目ヒット。
まだ10投もしていない頃だったかと思う。
さらに10分も経たないうちに2匹め。
こりゃー幸先いいな・・・・。と思いつつキャストを繰り返し、最初のポイントでは6打数4安打でポイント移動。
まだ釣れそうな気がしていたけど船長が移動っつったら移動。
「もうちょっとやらせて」とは言えない。なにぶん新参者なので。
締めたハマチがベイトを吐いた
ふと、締め用バケツを見ると何やら小魚が浮いている。
どうやら締めたハマチがイワシを吐いたようだ。
使っているルアーとシルエットも大きさもぴったり。
まさにマッチザベイト。
もちろん同じような大きさのシンキングペンシルなんかでもそれは言えるかもしれない。
ポイント移動するも・・・・
ファーストポイントでは順調に数匹を拾えたにも関わらず移動したので次のポイントはもっと期待出来るのか?と思いきや大苦戦。
何投したんだかわからないぐらい色んな方向に投げ倒して
コースを変え、レンジを変え、スピードを変え、アクションを変え、ルアーを変え、カラーを変え・・・
手を変え品を変え。
アタリが遠い・・・・。
しかし目の前で偶然ボイルが発生。近くを通してみると・・・・一発でヒット。
なんとかかんとか釣り上げると、サワラサイズには及ばないもののグッドサイズのサゴシ。
ハマチにしては小さいボイルだと思った。こいつが小魚おっかけてたんやね。
このポイントではハマチを1匹。サゴシを1匹拾えたのみとなった。
正午をまわった。話には聞いていたけど本当キツイ。
ちょろっと聞いていたけど、前回とは本当に状況が変わってしまっているようだ。
前回ならば午前中までに二桁釣果を挙げていて、「あ~もう腕パンパンやわ~(^^)」ぐらいの感じだったのに
正午を周っても二桁釣果には程遠い。
移動を繰り返し、良さそうな潮目を見つけては何度も何度も流し直す。
丁寧に丁寧にハマチを狙う。
ルアーも色々と替えていかないと間が持たない。
ミノーなんかの巻き物だけでは飽きるので自分のリズムを変えるためにマメにルアーチェンジ。
ルアーを替えてるんじゃない。気分を替えているんだ。
トップウォータープラグ系は可視化されるので釣りをしていても飽きが生じにくい。
こういうツライ展開の時は良い気分転換になる。
アタリは遠いが、結果出さないといけないので
「前回のような状況は完全にないんだな」と悟った私は正午をまわったあたりからは手を抜くのをやめて本気モードに。
なぜなら
この船には客が私しかいないので、せめて結果出さないと申し訳ない。笑
飲食は船のポイント間移動中のみ。
ポイント到着後に飲み食いしてたら、釣りする人がいないので。笑
が、厳しい状況は釣り人が多少集中力高めた所で好転するわけもなく
やっとヒットしたと思ったら、でけぇフグとか。
それでもマメにルアーチェンジして気分と集中力を保ち続け・・・。
最終釣果はハマチ14匹、サゴシ1匹。計15匹。
前回の半分しか釣果出てないが、むしろ良く釣れたなぐらいの感覚。
ただ、バラシも多く、もう少し丁寧にやれば数匹は上乗せ出来たのでは?という思いも禁じ得ない。浅はかなんだろうけど。
また、船長が言うにはこの釣果はこの日出船していた同じエリアの他キャスティング船の中でも竿頭だったそうだ。
この日ほとんど同じポイントでやっていた他の船(釣れたポイントを船同士でリアルタイムに共有している為)では5人乗ってて6匹しか釣れなかったという惨状だった様子。
という結果を受けて、まぁ、よくがんばったほうではあるのかなと・・・・。
今回の使用タックル
キャスティングその1
ロッド:ヤマガブランクス BlueSniperボートキャスティング81/2
リール:SHIMANO 15ツインパワーSW6000HG
道糸:YGK G-soul スーパージグマンX8 PE2号
リーダー:サンライン SYSTEM SHOCK LEADER NYLON 30lb
キャスティングその2
ロッド:SHIMANO OCEA PLUGGER FLEX LIMITED S80L
リール:SHIMANO 15ツインパワーSW6000HG
道糸:YGK G-soul スーパージグマンX8 PE2号
リーダー:サンライン SYSTEM SHOCK LEADER NYLON 30lb