気温があがっても海水温はすぐに上がらない。逆もまた然り。
ただ、遅れていた海水温の上昇もいい加減追いついてきたようで各地で様々な魚種の好釣果が報告されている。
今年の春シーズンはエビ撒きハネ釣りがあまり調子が良くなさそうなことと、単純に餌のシラサエビが不足しており入手が困難なのでこの春シーズンは半ば諦め模様。
ということでキャスティング、カンダイ(コブダイ)、海上釣り堀の3釣行。
和歌山沖、ハマチキャスティングゲーム
この日は海上釣り堀などでよく同行するF氏と共に和歌山沖でのキャスティングゲーム。
キャスティングが初めてなF氏もバス釣りなんかで投げる練習をそこそこやったこともありそれなりに釣りにはなっていた様子。
私はと言えば、眼の前の一匹を仕掛け投げれば釣れる状況を見過ごすことが出来ない性分なので、朝から夕方まで投げ倒して船中5人で計62匹中、32匹を釣り上げぶっちぎりの竿頭となることが出来た。
客観的に自分を見ると、ルアーの釣りは下手じゃないもののそこまで上手くないという分析なのでよっぽどパターンにハマったんだろうなという感想。
釣るのに忙しすぎて写真をほとんど撮ることが出来なかったのでキャスティングはこれでおしまい。笑
神戸新波止カンダイ(コブダイ)釣り
この日は昨年12月に行ったカンダイ釣行のリベンジ。今回も同行者はN田氏。
この時から「春になったらリベンジしましょう!」とN田氏と言っていたのを実現。
場所は和田坊と目と鼻の先。新波止と呼ばれる波止。
N田氏によると、ここ最近の釣果は和田坊よりも新波止のほうが良いそうなので私自身初めての神戸新波止渡提。
新波止と呼ばれる波止は全国各地にあるのでややこしい。
カンダイ釣りの餌と竿
餌は前回と同様アケミ貝。前回はオキアミも用意したが今回はアケミ貝のみ。
竿は海上釣り堀で使用するさぐり釣り(脈釣り)用の180cmと240cmを使用。
70センチオーバーのカンダイがかかったら折れるんじゃないか?と心配したがメーカーサイトを確認すると適合ハリスが10号までだったのでギリギリ大丈夫かなぁというイメージ。
というか、限界を知りたいので折れるんなら折れてもらっても構わないとさえ思っていた。
激流の神戸新波止。
N田氏からは「朝イチ一投目からヒットしたりするので」と伺っていたが朝イチはオモリ10号でやっとまともに底がとれるような激流。
ホームエリアの尼崎界隈じゃそうそうお目にかかれない激流。
こんな激流になる場所に居着くような魚なので、激流だからといって釣れないことなないんだろうけど撒き餌が効かない(底までたどり着かない)ので「苦戦は必至か」というのは容易に想像出来る。
案の定。厳しい結果に
待望のアタリがあったと思いきやガシラ
さらにガシラ
やっと来た-!!!!と思ったものの、30センチ程度のかわいこちゃん。
このサイズはカンダイというよりもはやベラ。引きの強さも全然。タモ使わず余裕の抜き上げで。
N田氏はというと、終了間際の1時間で60センチを超える立派なカンダイを釣り上げておられて今回のカンダイ釣行もN田氏に軍配。
また、新波止はここのところチヌ落とし込み釣りもぼちぼち好調だったようで久しぶりにお会い出来た落とし込み釣り師さん数名にもお会いすることが出来たので、この日の釣果は振るわなかったものの気分的にはそれなりに満足の1日だった。
とは言えまだ立派なカンダイは釣り上げていないのでまたリベンジしたいとは思う。
大阪の海上釣り堀サザン。単独釣行
この日は前回釣行のカンダイ釣りが残念な結果を受けたこともあり「手堅い釣りがしたい」と考えて海上釣り堀を選択。
このタイミングで釣り堀とは、もはや逃げの釣りであることは弁明の余地がないが、本業のエビ撒き釣りでは現在餌のシラサエビ確保が難しい。入荷も不安定で入荷しても極少量。さらに店によっては価格が一時的に改定されていたりと、元々コスパの悪い釣りなのにさらに悪くなっている状況。もっと言うとこの時期のシラサエビは抱卵個体や脱皮個体も多く、釣行途中に息絶えてしまう個体も多いので一年のうち1番費用対効果の悪い時期でもある。
と、いうことで私自身、海上釣り堀の技術においてはまだまだ向上の余地があると考え、選択肢としては釣り堀が上回った。
前述の通り海上釣り堀とは「手堅い釣り」ではあるもののそれは数匹までの話であり、イケス内の竿頭を取ろうと思ったら、それはそれでそれなりの修練と研鑽が必要ではある。
よくわからないド素人がいきなり行ってツ抜け(10匹以上)出来るような簡単な場所ではない。
朝イチ。いきなり幸運を使い果たしたか?
この日の海上釣り堀は大阪泉南にある海上釣り堀サザン。単独で海上釣り堀へ行く際はだいたいこちらへお邪魔している。
いつも途中のセブンイレブンで朝飯や飲み物などを調達するが、この日は「700円以上お買い上げの方くじ1枚」というイベントを行っていた。
コンビニによく行く人はわかるかと思う。
私はこのクジがなぜか結構好きで、やっているのを見つけるとタバコを多めに買ってみたりしてついついたくさんクジをひいてしまう。
この日も多分にもれず、6枚分のクジを獲得。
そして6枚ひいてみると
6枚全部あたった。笑
使ってしまったかもしれない・・・・この日の運を・・・・・朝イチのコンビニで全て・・・・・・・。
そんな恐怖におののきながら現地へ。
海上釣り堀サザンへ
朝日がのぼる樽井漁港。奥に見える浮き桟橋みたいな施設がサザン。
サザンへは駐車場から漁港を横切る形で入場する。
はじめての人だったらわからないかもしれないので今度サザンの利用方法みたいな記事でも作ってみようかな。
それにしても本当気持ちの良い天気。
ここ数日は朝の気温が低く、肌寒い日が数日続いたがこの日は朝から寒さは感じられず長袖Tシャツ1枚で過ごすことが出来た。
さらに幸運は続く
海上釣り堀サザンでは6時半頃に釣り座の抽選が行われる。
私はこのシステムがあるので近所の釣り堀ではなくこの釣り堀を利用しているといっても過言ではない。
予約順で釣り座を選べるという釣り堀も近隣にはいくつかあるんだけど、それだと結構前々から予約しなければ釣り座を選べない。
それだとだいたい2~3日前に釣行を決めることの多い私にとっては都合が悪いので当日抽選方式をとっているこちらの釣り堀の利用が必然的に多くなる。
で、肝心の釣り座抽選ですが・・・・
1番くじゲット
やべーな。幸運まだ残ってたか。
とは言ってもこの日は私含む7人(私含む4組)で、そのうち1組は遅刻してきたので1/3抽選だったけども。
それでも1番に選べるのは大きい。
ということで、釣りたい場所を自信満々に選んで準備開始。
海上釣り堀へ到着。準備開始。
この日持ち込んだタックルは3セット。
さぐり釣り(脈釣り)用180センチ竿+スピニングリール
ウキ釣り用290センチ竿+スピニングリール
青物用ウキ釣り300センチ竿+スピニングリール
タックル詳細は記事最後で。
基本的には上達を目指しているさぐり釣りがメインでの考えではあるものの、釣れると思われるタナが確定しているのであればウキ釣りのほうが横への誘いも安定して出来るので使い分けで。
海上釣り堀に持ち込んだエサ
前回海上釣り堀へ訪れた際にはタッパーを使用して弁当箱スタイルで望んだが今回はそのまま弁当箱を使用。笑
運搬で多少寄り弁になってしまったものの非常にシステマチックではないだろうか。笑
正直この量は一人では使い切れないものの、一つ一つはさほど多くないので当たりエサが偏ってしまった場合にも対応できるようなイメージ。エビ撒き釣りよりは安く済んでると思われる。
練り餌、生餌などなるべくバランスよく配置。笑
というのも、ハイシーズン時期の海上釣り堀の経験がまだ浅いのでどういう状況にどういうエサが効くのはおぼろげにしかまだ自分の中では理解出来ていないこともある。今後は少しずつ絞れていきたい。
また、この日も現地調達のエサを利用。
前回は採取の際に指を少しだけ切ってしまったのでこの日は軍手を使用。
遠慮なくゴリゴリいけたので良いサイズの貝を採取することが出来た。
一応定番のエサとして虫エサも用意。安価なので割の良いエサであると言える。
こちらも定番のシラサエビと青物用にウグイ(銀兵)も用意。
シラサエビあるんやないか!とつっこまれそうなので一応弁解しておくとこれはシラサエビではなくジエビという種類で販売されている割高なほうの生きエビ。こいつを撒いて釣りするのは富裕層でないと難しい。
海上釣り堀実釣開始
まずは探り釣りからスタート。風もおだやかでまるで池のような水面。
他の釣り客さんが若干見切れてて心霊写真のようになってしまっているが、そのぐらい凪ってこと。笑
まずは定番エサの練り餌「生ミック」からスタート。
別に違うエサからはじめてもいいのだけど、海上釣り堀ではナンバーワンの定番エサってことで。他に絶大な信頼がおけるエサも現時点ではないので様子見。
他の釣り客もだいたい生ミックかそれっぽい練り餌からスタートしているようだった。
他のイケスはそこそこ・・・・うちのイケスは・・・
一番くじをひいて自信満々に釣り座を選んだものの・・・・
開始1時間。
アタリが遠い・・・・。
運を使い果たしてしまったのか・・・。
私の所だけでなく、イケス内の全員が厳しいようだった。隣の夫婦の旦那さんが真鯛を一枚釣り上げたのみ。
海上釣り堀の朝イチなんていうのは普通それなりにポロポロ釣れるものなのだが・・・・。
これはヤバイやつかもしれない。
とりあえず怒涛のエサローテスタート。
家の冷凍庫に余っていたオキアミをつけてみる。
と、すぐに真鯛ゲット!!
↑貴重な一枚目で、他にもすぐ釣れるかもしれないので写真撮らずにスカリへ放り込んだので使い回し写真。笑
もしかして違う色でも反応するのか?と赤系にチェンジ。
チェンジするも・・・反応はない。
もう一度黄色に戻してみたが反応はない・・・
結局アタリが遠い・・・・。
ウキ釣りに変更して幅を広く探ることに。
開始から1時間。探り釣りで根気強く粘ったもののアタリがないので、上下のタナやエサが悪いんじゃないなと悟り
場所が悪い可能性を疑いウキ釣りにチェンジ。
タナを調整するのが面倒ではあるものの、幅は広く探りやすいウキ釣り。
まずはイケス中央辺りから右へ左へと広く探る。
と、ウキがピコピコっと沈んで・・・
8時半。シマアジゲット!!!
海上釣り堀のシマアジは群れて回遊していることが多いように見受けられるので同じような所に湧いていると予想。
一枚釣り上げたことにより、タナはそれほど間違いじゃないと思うのでそのままで続行。
するとすぐにシマアジではなくマダイ。8時37分。
すぐに2枚目。8時41分
どうやら朝イチはしぶかったものの、なんらかのスイッチが入った模様。
他の釣り座でもポロポロと釣れ始めた。
釣り方が悪いとかエサが悪いわけでもなくただただ渋かっただけのようだが、せっかく口を使い始めたのだから釣り方を変えるとリズムも悪くなりそうなのでウキ釣りのまま続行。
8時52分。イサキ
8時56分 シマアジ
ちなみにこの時に使っているエサはほとんどがジエビ。普段エビ撒き釣りで慣れ親しんでいることもあり、ウキ釣りとの相性の良さや手返しを重視してのこと。特に深い考えがあるわけでもない。
少しアタリが遠のいたものの、9時半。
立て続けに9時37分。
根気よくウキ釣りを続けて9時54分。
連チャン継続 9時59分。
怒涛の連発 10時4分。
周囲の人が引き始める。10時13分。
ちなみにこの時にはエサもほどほどにローテし、現地採取した貝なども使用。
持ち込んだエサほとんど使ってねえ。笑
アタリは遠のき、手詰まりか?
怒涛の連チャンモードが終了し、1時間ほどアタリが遠のいてしまった。
持ち込んだエサが全然減ってないことに気付いたので極小のキビナゴを使用してみることに。
エサを変えることで目先が変わることもあるし、リズムも気分も変わる。
何が当たるかわからないので海上釣り堀においては意味がなさそうなエサローテも時には必要。
すると一発でイサキ。エサ変更が当たった。
エサをさらに変更し同じところを探ると・・・・
11時30分。
11時52分。
もうスカリは満員御礼。
ここからはアタリが完全に遠のいてしまい納竿しても良いんではないかという心境。
貴重なアタリは何度かあったがハリス切れや素針に泣かされた。
終了の14時直前になんとか1枚。
海上釣り堀 最終釣果
この日の最終釣果は
シマアジ5、イサキ4、マダイ7となかなかの好釣果。入場料分の元もきっちり取れただろう。
イケス内ではぶっちぎりの竿頭で、釣り堀全体で見ても1~2番手といった所だったようだ。
これには色々とワケがあり、私がこの日やたらとツイていたことが1番に挙げられる。
この日同じイケスに来場した7名のうち5名はほぼ初心者で、まともに心得がありそうな人が私ともう一人ぐらいという状況。
さらに一番くじをひいた私の釣り座周辺がどう見ても当たり釣り座。
しかもこの日1番効果の高そうだったエサを私一人しか持ってきていなかったという圧倒的幸運にも恵まれた。
もちろん私個人的に準備をしっかり整えて挑んだ結果ではあるものの、「たまたまラッキー」が続いたことが要因であることは言及しておかなければいけない。
これを自分の実力だとかんちがいして慢心しないよう心に留めておきたい。
今回の使用タックル(海上釣り堀)
脈釣り用
ロッド:宇崎日新 PRO SPEC 海上釣堀 際釣り(並継)180
リール:SHIMANO 14BB-Xハイパーフォース2000DXG
道糸:PE1.5号
ハリス:フロロカーボン2号
マダイ、シマアジ用
ロッド:SHIMANO BORDERLESS
リール:SHIMANO ハイパーフォース 2500DXG
道糸:サンライン テクニシャンNEO 3号
ハリス:フロロカーボン2号
ウキ:自作棒ウキ0.8号
青物用
ロッド:がまかつ CoreSpec H300
リール:SHIMANO 5000番スピニングリール
道糸:サンライン テクニシャンNEO 5号
ハリス:針付き海上釣堀用フロロカーボン8号
ウキ:3号棒ウキ