今回の海上釣堀釣行記は前回のエビ撒き釣行記の前半と後半の間に行った釣行。
この日は当初エビ撒き釣りでもするか?それとも新しい釣りを始めるか?と考えていたが
前回のエビ撒き釣行記事の前半の釣行時に、「(シーズンの終盤に突入しており)こりゃー釣れても釣れんでもたまたまやな」とほぼ自分の中で結論が出たのでエビ撒きハネ釣りへのモチベーションが著しくダウンし、目下修行中の海上釣堀へ練習しに行くことに。
正直、海上釣り堀は現在私がたしなんでいる釣りの中で一番難しい。
数匹釣るなら誰でも可能だが、毎回竿頭は極めて難しい。
久しぶりに攻略する楽しさを見出している。
この日の海上釣堀も大阪泉南のサザン
この所、ハイシーズンに突入し始めたということで客入りも好調なのか?イケスを増設した模様。確かにGW中なんかは毎日満員だったので今後に備えてということだろう。
ということでこの日は新設されたイケスでの初挑戦。
新設されたばかりなので浮力体や足元の板も真新しい。
また、前回の釣行時に行われていた周年記念イベントの終了に伴い、イケス内のメンテナンスも行われたようだ。
イケス内に居残っていた魚の大半は回収されたものと思われる。なので魚影は確実に薄くなってしまったと思うが、それまで居残るような魚達なので個人的にはほぼ大勢に影響は無いものと考えている。
今回、海上釣り堀へ持ち込んだ餌など
まずは前回の釣行時に青物6匹釣り上げた方が持ち込んでいた活きアジ。
ここの所は釣具店も張り切って活きアジを入荷させてる事と、近隣沖堤防の飲ませ釣りによる青物の釣果が少し勢いが落ちてきたこともあり、問題なく購入することが出来た。
来る途中に活きアジを買うついでに釣具店で購入の青物用エサ。
別に要らんだろうなと思ってたけど、使わなかった持ち帰って保存すればいいか・・と一応購入。
持ち込みエサはこの日も弁当箱で。随分と傾向も読めるようになってきており、餌の種類も絞れてきたので使わないスペースが出来てしまった。笑
エサの種類は少しでも多いほうが有利な海上釣り堀。なので一応現地採取のエサも使用。
ここの所はあまり効果が無く、出番の少ないエサではある。
また、この日は初めてマムシを導入。
特に思うことがあったわけではないものの、青虫より効くらしいということをちらほら耳にするのでほんまかいな?と思い本日初購入。青虫なら300円も買えば使い切れない量だが、マムシは1000円分買っても10数匹。当たり餌だったら確実に足りない。かと言って張り切って2000円分とか買ってハズレ餌だったら目も当てられない。使い所の難しい餌であると言える。その点青虫であれば外れ餌でも300円なら諦めがつく金額だ。
定番のシラサエビも準備。この日のシラサエビはジエビなどではなく通常のシラサエビなので普通に量が多かった。確実に使い切れない・・・。今日効く餌でありますように・・・・。
結論から言うと全く効かなかったので多少勇気はいるが次回は無しで挑戦しようかな・・・?悩むところ・・・。
釣座抽選を終え、実釣開始
この日は通常の抽選時刻6時半より早く全員が揃ったのでかなり早めに抽選。
釣座抽選は2番クジをゲット。悪くない。
そして一番くじの2人組は私の目当ての釣座とは違う場所に陣取ったので私は目当ての場所へ。さて、どちらの釣座が当たり釣座なのか?はたまたどちらも当たりではないのか。
一発目は定番の生ミックからスタート。最近練り餌への信頼がぐんぐんと向上中。
冬場は全くと言っていいほど出番がなかったエサだったので冬にデビューした私にとっては「一体どこで定番なんや?」と思っていたがハイシーズンになるとその効果、汎用性に驚かされる。もちろんこれ一辺倒じゃ太刀打ち出来ない。他のエサあってのこのエサ。
最初はさぐり釣り(脈釣り)からスタート。練習の甲斐もありずいぶんと慣れてきたので今回は復習といったイメージ。
7時になり、スタッフの開始合図でスタート。
合図と同時に練り餌を投入し、待つこと数十秒。
さぐり釣りの繊細な穂先がピクピクっと反応。
「朝イチやしな。そらアタるわ。慌てず、、、向こうアワセぐらいのイメージで・・・」
ゆっくりと、針ごと飲み込んでもらうぐらいのイメージで穂先が完全に戻ってこなくなるまでじっと待つ・・・・。
ピシっと合わせて・・・!!!
乗ったァぁああぁ!!
ものの、少し浮かせた所でハリス切れ。笑
待ちすぎて丸飲みしすぎたようだ・・・・。
すぐに再投入し、すぐにアタリが出る・・・
「さっきは遅すぎて飲まれたからな・・・ある程度常識的なタイミングで・・・」
ピシっと合わせて・・・!!!
乗ったァぁああぁ!!
ものの、すぐに針ハズレ。笑
今度は早かったようだ・・・・。
ウキ釣りと違ってアタリの表情みたいなものが見極めにくい・・・。
本当に勿体無い・・・。
掛けバラシ2連続はしたものの、7時9分。1枚目。
7時13分。2枚目。
バラシ2連発が無ければ開始10数分で4匹ゲットだったのに・・・。
この後はアタリが遠のいてしまった。
しかし、一番くじを引いた逆側の釣座は好調キープしている様子。
そこそこ良いペースでマダイやイサキを釣り上げている。
残念ながら一番くじを引いた2人組ではなく後から入った方が釣り上げているんだけども。笑
クジ順良かったからって一番釣れるとは限らない。本当に海上釣り堀ってやつは難しい。
まさか釣座外したかなぁ・・・?
まだ自分の釣座の前に魚が残っていると信じ丁寧に丁寧に何度もタナを探り直すもアタリは遠い。
逆側で好調に釣れ続けるマダイやイサキを指くわえて見ているしかない。
これは釣座を外してしまっただろうか・・・?
しかしアタリが遠のいてから1時間ほどして
8時42分。なんとか丁寧に・・・。
8時46分。さらに一枚追加。俺の釣座にも時合きた・・・!?
しかし、時合は続かず・・・。単発。
海上釣り堀 影の主役。シマアジ放流
時刻は9時になり、私だけでなく他の釣座もアタリが遠のいた頃、シマアジが放流された。
残念ながらこの日は見えるタナでシマアジが回遊することはなく、ブラインドでの勝負となった。
調子の良い場合、シマアジは見える程度のタナで群れるので仕掛けを直撃することが出来るが見えない場合は「全く魚のいない場所に仕掛けを投入してるんではないか?」という不安と戦いながらの釣りになる。
シマジがどこにいるのかわからないのでウキ釣りで幅を広く広く探って
9時31分。シマアジ1枚目。
9時34分、シマアジ2枚目。群れていると予想し同じ場所に仕掛けを打ち込んで。
この時使用したエサは黄色系の練り餌と、赤系練り餌と集魚剤のミックス。
シマアジと言えば定番のシラサエビも何度か投入したものの、反応がなかったのでこの日は練り餌系のエサで粘ることが多かった。
2枚を釣り上げた後はシマアジもほぼ居なくなったのか?反応がなくなった為、自分の釣座の前を地道に釣ることに。
天与の時合到来
ここまでの結果を見ていると「ポツポツ釣れとるやん」と思う人のほうが多いかと思われるが
実際にはかなり厳しい空気がイケスには蔓延しており、私の隣カドに座っている方なんかはこの時点でアタリ0。もちろん釣果0。
釣り堀には何度か来たことがあるしレンタルタックルでもない多少は心得のある人で、エサも生ミックを始め、いくつか持ち込んでおり大半は私と同じようなラインナップだった。
本当にちょっとしたことの違いでそれだけ差が出てしまう。恐るべし海上釣り堀。
そんな状態なので、隣カドの方はうたた寝をこいてしまう始末。
「そらしゃーないわなぁ、俺もその状態になったらうたた寝するわ・・・」と思いつつイケスの隅を広めに探ってみると・・・・
さぐり釣りの穂先が何度も何度もツンツン。
何度投入してもツンツン。
朝イチほどしっかり締め込まないものの、反応が得られるようになってきた。
ここで2回も素針。掛けバラシも2回ほどした気がする。
なんと、自分の釣座が急にアタリ釣座に進化するミラクル。
10時6分。ミスが目立ったものの、なんとか追加。
10時13分。さらに追加。
も、モノに出来ず2匹止まり。
天与の時合終了。
先程うたた寝していた隣カドの方も、私の連発を見て同じように隅を探るもアタリは無かった。これは心折れるだろうなぁ。心中を察するに余る。
アタリも遠いので青物狙いへ切り替え
11時。
天与の時合で2枚しか追加出来なかったという情けない状況。
アタリも遠のいてしまい、「やれることはだいたいやり切った」と判断し
前回の海上釣り堀釣行で「課題」となった青物釣りに時間を割くことに。
マダイやイサキ、状況によってはシマアジなんかもある程度こなれた感じで数を釣れるようになった私。
これまでの海上釣り堀釣行を思い返して見ても、青物は何匹も釣っては来ているが、マダイを狙っていてたまたまみたいな事ばかりで、「青物を狙って釣った」ということが1匹ぐらいしかない。それもド素人時代に一度だけ。それだってわけも分からず青物狙っての結果なので、厳密に言えば狙ったかどうかは怪しいと言わざる得ない。
今後海上釣り堀を極めるための階段を登っていく上では絶対に避けては通れない青物狙い。
秋シーズンに突入する前に絶対に習得したい。
と、いうことで、この日初めて持ち込んだ生エサ。
スルメイカまるごとを投入。笑
こいつを生きたイカみたいにヒラヒラと泳がせるとヒラマサなんかの獰猛なやつはついついリアクションバイトしちゃうらしい。それで釣ってる人見たこと無いけど一度やってみたかった。笑
イカで一か八か青物を狙ってみるも、当然不発。
そもそもこのイケス内ではまだ誰も青物を釣り上げていない。
この日は青物不発の日だったかも。。。それでも上手い人がやればなんとかするんだろうか・・・。わからない。
そいつは突然やってきた
「青物も釣れねーなぁ~、こりゃ地道にコツコツと釣座前をねちねち攻めるのが正解かな・・・」と釣座前をふと見ると、朝は全く膨らんでいなかった足元のネットが潮に押されて膨らんでいる。
数十センチ分は膨らんでいる。
それだけ潮が効いているってこと・・・?
と言ってもこの時点では潮とか関係なしに全く釣れる気がしないので活餌を放り込んで放置する作戦に。
餌はこの日初めて持ち込んだマムシ。青虫との差はまだ経験不足のためわからない。
練り餌とかだと海中の小魚に突かれたりしてエサ持ちも悪いので、活餌にすることで放置してもある程度のアピールを自動的に行ってくれる。
この隙に少し休憩して鋭気を養おうかと言った感じ。
すると、投入して数分経った頃・・・・
探り釣りの穂先が
ぐぐぐぐ~~~~・・・・
っと力強く締め込まれる
「おっ!!丸飲みか!?らっき~」と思い
すぐさま竿を手に持ち
ピシっと合わせて~・・・・・・
抜 群 の 重 量 感☆
ぎゅいーんっと一気に走り出し、一瞬でマダイやイサキじゃないと察知。
となると・・・・
青物か!?
私「青でーす!」
と張り切って青コール。
なれている方が多いのか?すぐに皆様仕掛けを回収。
私の青コールを聞きつけスタッフの人も隣でタモを準備。
探り釣り仕掛けのハリスは2号だったので大変不安なやり取りだったが1.75号でヒラマサ仕留めたこともあるしLB付きリールだし「口に掛かってれば10分あればいけるか?」と思いながら浮かせてくると・・・
イシガキダイ(60cm級)でした
11時39分。
でけえ。この釣堀は放流数こそさほど多くないものの、こういうちょっとやりすぎた魚を入れる傾向がある。魚の数こそ少ないがロマンはある。
天与の時合パート2
ビッグなイシガキダイを釣り上げ満足な私。
正直入場料分の元は取れただろうし「この後いくら粘っても積み上げられる数としては知れたものだろう」と考えていた。
実際にイシガキダイを釣り上げた後は30分以上なんの反応もなく、イケス内の雰囲気も殺伐としてきた。
私はというとやることはほぼやり切ったので、置き竿してあとは活餌のアピール力だけに賭ける脱力釣法。
すると12時34分。脱力釣法が効いたのか・・・?久々の追加。
13時6分、何度かのアタリがあってミスをした後の追加。
探り釣りの針が折れてしまい、時間が惜しいのと、この時点でこの日のタナを見切ったのと、素針などのミスが目立ったのでアタリの表情がわかりやすいウキ釣り仕掛けにチェンジ。
13時10分。連発。もはやエサはなんでも良くなっている
13時13分。ハリスが15センチぐらいしか無い。
13時19分。もはや食えるエサがついていれば仕掛けはなんでも良くなってきた。
ウキ釣り&タナを見切っていて、時合。
これなら手返し勝負に持ち込める。こういう時の私は強い。それは自信がある。
この時合で対極にいたそれまで竿頭だった方を逆転して竿頭になることが出来た。
ふと足元のネットを見るとあれだけ膨らんでいたネットが元通りに。
天与の時合は2回とも潮が動く前後の時合だったものと思われる。
私が最後のマダイを釣り上げた後は隣カドにいた方もマダイを一枚釣り上げることが出来て、パーフェクトボウズ(PB)を回避することが出来たようだ。めでたしめでたし。
海上釣り堀サザン、最終釣果
マダイ8、シマアジ2、イサキ3、イシガキダイ1。
青物こそ釣れなかったものの、数ではイケス内で竿頭。全体では惜しくも竿頭とはならなかったようだがイケスが違えば何もかも違ってくるので、「釣った数」としては個人的に十分満足。
またも課題は残された
イケス内の竿頭になって余裕のツ抜け。逆転勝利。
それで満足か?と問われれば・・。
否。
今回の点数75点。
こんだけ数釣ったからこそ、青物を一匹でも混じらせる。それがマストでありベスト。
見方を変えれば「青物が釣れないから小物の数釣りに行ってそれがたまたま成功した。しかも釣座が途中から爆発しただけ」とも取れる。
この釣果に、青物を混じらせてこそトータルでデザインされた釣果になるというもの。
イケス内で結局誰も青物釣れなかった日とは言え、課題は残された。
「私が竿出して青物釣れなかったんだからしょうがない」そう言える日までこの課題は続く。
釣り終了後は思いっきり遠回りしてこの日もエビ撒き釣り先輩のO氏が営む和食屋へ。
遅めのランチタイム。さすがプロ。いつ食っても美味いぜ・・・。
自分の食う分の刺し身を造ってもらって帰宅。
ああ、海上釣り堀楽しいなあ
今回の使用タックル
さぐり釣り(脈釣り)用
ロッド:宇崎日新 PRO SPEC 海上釣堀 際釣り(並継)180
リール:SHIMANO 14BB-Xハイパーフォース2000DXG
道糸:PE1.5号
ハリス:フロロカーボン2号
マダイ、シマアジ用
ロッド:SHIMANO BORDERLESS HH-TK290
リール:SHIMANO 13BB-Xハイパーフォース 2500DXG
道糸:サンライン テクニシャンNEO 3号
ハリス:フロロカーボン2号
ウキ:自作棒ウキ0.8号
青物用
ロッド:がまかつ CoreSpec H300
リール:SHIMANO 5000番スピニングリール
道糸:サンライン テクニシャンNEO 5号
ハリス:針付き海上釣堀用フロロカーボン8号
ウキ:3号棒ウキ