今回も海上釣り堀。
全体的にはまだまだ情報が少ないのでイチかバチかで何かを狙いにいくより単純に手堅いのと、前回お伝えした通り減量中なので減量メニューの食料確保の観点からも合理的。
あと個人的には海上釣り堀は今のシーズンが一番好きってのは結構大きな要因。
今回も海上釣り堀サザンへ。肝心の釣座抽選は・・?
今回の海上釣り堀もサザンへ。前回と同じ。
とにかく魚が良いし、前回のイサキが美味過ぎた。
減量中であんまり美味いものが食えない状況の中で旨い魚は癒やし。
という理由で今回もサザン。
あとは、前回も当たり前のようにクジ運(釣座の抽選)が悪くて入りたい場所に入れず、狙っていた場所が爆釣だったことが本当に心残りというか悔しかった。そのリベンジ。色んな理由が積み重なって2回連続海上釣り堀、2回連続同じ海上釣り堀という結果につながった。
朝の6時半。釣座抽選の時間。さて、、肝心の・・・釣座抽選ですが・・・。
5組6人で抽選。5分の1の確率。
4/5。5組中4番目。
もうなんの陰謀なん。下から2番目の確率の高さよ・・・。
「はあああああああ。今日も苦戦を強いられる一日になるのか・・・。あかんかったら何時間残してでもさっさと帰ろ・・・」
とか思っていたら、
狙ってた場所ぽっかり1個空いてのご案内
「勝った。(確信)」
まさかのラッキーで狙っていた釣座が余ったまま4番目で入場。勝った。必勝。
こりゃ今日は最後まで出来るわ。
勝負はやってみるまでわからないものの、個人的には「ここでダメなら納得がいく」ぐらいの感覚があったので、釣れようが釣れまいが、いずれにしても楽しい一日になりそう。
久々のヤル気モードで準備をすすめる手も軽い。
ちなみに本日の餌はこんな感じがメイン。他にもあるけどまぁメインはここらへん。
時期的にはいわゆるダンゴ餌と呼ばれる練り餌系の餌がメイン中のメインになるかと思われる。海上釣り堀の魚だったら割となんでも釣れる万能オブ万能の便利な餌。
信頼感も高い。最初はやっぱとりあえずコレでスタートかな~?
と、準備をサササッと終わらせて釣り堀をボーっと眺めながら一服していると、
「あの~・・・すみませーん・・・」と隣の親子さんのお父さんに話しかけられた。
まぁ、客の多さにもよるけど、海上釣り堀では喋りかければ聞こえるぐらいの距離で半日近くを共に過ごすので、隣の人に話しかけるとかいう行為自体は全然珍しくないというかむしろ普通ぐらいの風潮。
私「(うん?何かな?)」
親「息子と2人で来たんですけど、海上釣り堀初めてなので、ご迷惑おかけしたらすみません」
私「(へぇ・・律儀・・・)あー全然全然!大丈夫ッスよ!がんばってください!なんかあったらいつでも聞いてください!」
という、やり取りから始まった。
7時。実釣開始。最初は接待モードからスタート。
7時になりスタッフの「はじめてくださーい!」の合図。
目の前で見えるほど浅いタナで魚は泳いでいないものの、「まぁ、今日はココやろうな」とほぼ確信に近い自信があったので気は楽。必勝モード。
ただ、隣の海上釣り堀デビューの親子。特にお子さんには何か釣れてほしいなと思うので最初から全部釣りきってしまうのも・・・。と一考。
「まぁ、、、最初はゆるゆるとタナと餌とか見極めながらお子さんが何匹か釣るまでゆっくり入るか。」
予想に反して?他の釣座から先に釣れ始めたものの、私の釣座周辺でもアタリが出始めて、隣のお父さんにアタリ。が、即アワセで空振り。
少しだけタイミングのアドバイスをして親子が釣れるのを見守る接待モード。
あんまりアドバイスしすぎると親の威厳みたいなのも無くなりそうなので加減が難しい。
で、10分ほどしたらめでたく親子ともにゲット。
そのすぐ後一投。7時27分。私も1匹目。
実はアタリだけならバコバコに出てたけどアタったらすぐに餌を切ってアタリを捨てるド接待モード。
「やっぱこの釣座、めちゃくちゃ濃そうやな・・・こりゃ焦らんでええわ」と思いまだまだゆっくり進行。
隣の親子がまたマダイを1匹ずつ追加。
7時47分。すぐに私も追加。
「親子で2匹ずつか、もうそろそろご家庭で食う分は確保出来てるな」
接待モード終了。
釣れる魚を全部釣り切るタイム
もうずいぶんと餌とタナは試したのでどこらへんに溜まってるかどの餌が効くのかもほぼ確信に近いぐらい絞り込めている。接待モードが終了した8時頃から本領発揮。
7時55分 3匹目
8時09分 4匹目
8時12分 5匹目
もう簡単。この辺で食うだろうなぁ?ってタナで繰り返し誘いをくれてやればぶっ飛んで食いついてくる。あとはアワセのタイミングを調整して確実に仕留めるだけ。
8時16分 6匹目
釣れば釣るほど活性があがるのか?どんどん食い方が雑くなってくる。仕掛けを落としている最終に持ち上げられることも多々。
8時23分 7匹目
もはや作業じみてきたけどまだいるっぽいので釣り切るまでやる。
8時27分 8匹目
8時31分 9匹目
実は釣ったタイの大半は釣り上げる途中で隣の親子のお父さんが使っている餌を吐き出しまくる。
たぶんアタリに気づいていないか、仕掛けの調整が悪くアタリが出せていない。
8時33分 10匹目。
ここで時合終了。
同じことを試してもアタリがでなくなった。溜まってたヤツはおそらく釣りきったかスレて場所を別の所に移したかもしれない。でも少し休ませていればまた戻ってくるかもしれないので合間に手をだそうかな。
場所だけじゃない。別魚種で違いを出すのも重要
マダイやイサキみたいな場所が固まるタイプの魚種についてはこのブログでも何度も指摘している通り、この阪神間界隈の海上釣り堀では大半が釣座に依存していている。場所が良ければマダイはたくさん釣れるし、悪ければそんなに釣れない。
が、青物なんかは多少は偏りが出るものの、あまり釣り座の関係ない代表魚種。このへんの魚種をたくさん仕留められる人のほうが全体的な技術としては優れている場合が多そうだと個人的には思う。ちなみに私はまだまだ未熟なのでどちらかと言えば苦手な部類。
「マダイはたくさん釣ったけど、所詮場所が良かっただけのことやからな。他の魚種を混じらせてこそデザインされた釣果というもの。場所に依存しにくい魚種で違いを出してこそ。」
ということでマダイの時合も一旦落ち着いたので他魚種はどんな感じか試してみることに。
そこでカドでもないキワでもない少し曖昧場所をじっくり攻めていると、
ウキが微妙な違和感を見せたと同時にジワっと沈んでピコピコ。
「いつアワセりゃいいんだこれ・・・」と判断に迷うような難しいアタリ。
アワセをくれてやりたい衝動を抑えて抑えてウキがしっかり消し込むのを待って・・・
フッキング
抜 群 の 重 量 感
「青っ!!!!」
出ました青コーーーーール!!!
※海上釣り堀では青物がかかると暴れまわるので青物が掛かったのを知らせる為に青物コールをする
と思ったけど
8時57分 イシダイ。やらかしオオカミ少年。
掛けた直後の重さと走る早さから青物だと思ったけど全然違ったしかもサイズもそこまで大きくない。笑
とは言え、私が他者第三者ならば「青物クサイ」ってやつは全部青コールしてほしい。間違っても構わないし、誰しも間違いはあるし、何より青コールが遅れて色んな人の仕掛けを巻き込んでしまうと雰囲気も悪くなるしね。全然間違えてOKなので青物クサイのは全部青コール。これ重要。
同じパターンでイシダイまだ釣れるかな?と思い同じパターンを継続。
するとすぐに一発でアタリ。フッキング。針掛かり。
「ん゛~~~~~めっちゃ青っぽいけどさっきオオカミ少年やったからなぁあああああ青コールできんwwwww」と思って必死に耐えてとりあえず魚影を確認してから判断しようと思ってたらハリス切れ。イシダイやったな・・・・。
最初からある程度わかってればな・・・もう少し丁寧にやったんやけどな・・・。
難しい青コール。
まだイシダイいけるか?もしやパターンなのか?
ということで同じ釣り方を続行。
またも同じように紛らわしいアタリの出方でウキがピョコピョコ。
ピョコンっと消し込んだところでカウンターアワセ。
「(確信)」
「 青っ!!!!! 」
マダイイシダイ狙いの仕掛けで針掛けしてしまったので5分少々要したものの比較的早めにゲット。
9時06分 5キロぐらいのヒラマサ。
中には20分ぐらいとかかけちゃう人もいるからね~。時間かけてもだいたい目安は10分以内やね。
さらにさらに同じパターン。
「イシダイパターンなのか、たまたま青物が釣れてしまったのか・・・わからん。」
同じようなコース同じようなタナで継続。
ウキがピコピコ・・・・。停止。
「うん?あきらめた?」と思ったので追い食い狙えばもうワンチャンあるかも?ってことでスっと仕掛けを動かしてやると・・・・
ウキがピコンっと沈んで・・・。
仕掛けブッチギリ疾走。
アワセを入れる間もなく大疾走。
「青っ!!!!!」と叫んだが時すでに遅し、仕掛けを2つ巻き込んだ。笑
今回も5分少々要してヒラマサゲット。
9時39分
ハリスがヒレに引っかかってまぁまぁ危なかった。
青物の活性高いんかなー?ほんなら青物専門で狙ったほうが確率高そうやな。と思って活餌の銀平(ウグイ)に変更。
タナを少し浅めに設定してヤル気のあるやつだけ狙えたらいいなぐらいの感じで。
何回かコースをかえて流していると・・・・。
ウキがシュ~っと沈んで、糸フケ巻き上げ・・・・。
大アワセ。
ドラグがジっと出て完璧フッキングに成功。
10時15分。ツバス~ハマチサイズ。2.5キロぐらいの。
青物タックルで掛けたので瞬殺。
次は釣り残しマダイを根こそぎのターン
青物3連発の後も何回か試してみたものの青物からの反応は無く、イシダイのパターンを再度試してみたもののこちらも反応が帰ってこない。
ということで餌やタナを調整して序盤の時合で釣り残したであろうマダイを釣り切る方向に切り替え。
朝は練り餌一辺倒でどうとでもなったけど色々と餌も試すことに。
着色ササミとか
虫餌とか。
序盤よりは魚もスレてるかと思うので朝よりはタイトに、丁寧に仕掛けを操作。
10時32分 やっぱりおった。
10時45分 まだ残っとるね。
10時48分 この時間帯の連発は癒やされる
スカリの中は二桁を超える魚でいっぱい。
調子良くどんどん入れてってるけど、これ、持ち上がるんかな・・・。
最終的には厳しい時間帯が来るも、出来ることを淡々と
ここまでずっと良いリズムで釣れ続けてきてはいたものの、やっぱりずっと好調を持続するのは難しい。自分だけでなく他者もいるので状況は変わっていく。
また、この日は初夏のような陽気で、魚が釣れてるうちはさほど気にならないものの反応が遠くなると日差しの強さをモロに感じる。暑い日だった。
まだイケス内でほとんど釣れていないシマアジ。
マダイはもう結構数を減らしたと思うのでやってもあまりリターンが無い気がする。
青物も粘ればなんとかなるかもしれないが、なんとかならない可能性を考えると時間を割くには惜しい気がする。
となるとまだ全然釣られていないシマアジを狙うのが無難かと思われたが・・・。
シマアジ。一応放流はあったものの全く反応が返ってこない。
シマアジ狙いの定番シラサエビや黄色い練り餌などで丁寧に色んなコースを試すが・・・。
シマアジ。一体どこにいるのやら・・・・。
シマアジの所在が全くわからずどうしようもないので前半に一瞬チラっと見えたイシダイパターンを再度試すことに。
するとウキに微妙な反応。
「おっ・・・これはまさかイシダイじゃ・・・?」
と思ったがまだ残ってたヤツ。
11時39分
釣れたら嬉しいはずなんだけど今日はもう・・・。贅沢な話なんやけど・・・。
そして合間合間に何度も思い出していた。
「今日はイサキが一番の目当て」であると。
が、イサキのような場所が偏る魚種については運よくイサキが偏ってる釣り座につくしか効率よく釣る方法が無い。
マダイはとにかくたくさん居たようだけどイサキは私の釣り座周辺にはあまりいないようで足元にフラフラっと出てきた1匹のイサキを狙うとパクっと口を使ってくれてなんとか。
13時24分。ほんと出会い頭みたいな釣れ方だった。
こいつを今日は乱獲したかったのになぁ。どこにいたのやら・・・。
もうほぼほぼやり尽くして手は尽くして、出来ることは残っていないので薄い薄い再現性だけどイシダイを釣ったときと同じパターンで黙々と。
13時44分。やっぱマダイだった。
ん~・・・。イシダイは、たまたまやったんやろうな・・・。
そして最後。またも同じようなコースでだらだらやってたら突然ウキが消し込んで
13時53分。ヒラマサ3匹目。
これは狙ったっていうよりもはや運。たまたま。
最後にヒラマサ仕留めて満足したので数分残して納竿。
いやぁ~。釣った釣った。
全然どうしようもなかった魚種もあったものの、これだけ釣れれば十分満足。
必勝確信の海上釣り堀サザン。最終釣果
最終釣果はマダイ15匹、ヒラマサ3匹、ハマチ1匹、イシダイ1匹、イサキ1匹。で計21匹。
おそらくこの日の釣り堀全体でも一番数が出せたと思われる。
久々の爆釣で全体的には十分満足。
シマアジとイサキが全然釣れなかったのは心残りではあるもののこんだけ釣ったら満足しないとね。うん。
マダイは場所が良かったから当然やけど、イシダイもイケス内で釣り上げたのは私だけだったし、青物の数も私が一番多かった点から見ても内容も悪くなかった。充実した釣行。
ちなみに隣の親子も最終的には2人で8~9匹ぐらいのマダイを仕留めており客観的に見てもまぁ十分大健闘なのではないかと思う。よかったよかった。
いやぁ~。海上釣り堀って場所(釣り座)だけやなホンマ。
今回の使用タックル
ウキ釣り用
ロッド:SHIMANO BORDERLESS HH-TK290
リール:SHIMANO 13BB-Xハイパーフォース 2500DXG
道糸:サンライン テクニシャンNEO 3号
ハリス:フロロカーボン2.5号
ウキ:自作棒ウキ0.8号
さぐり釣り(脈釣り、際釣り)用
ロッド:宇崎日新 PRO SPEC 海上釣堀 際釣り(並継)180
リール:SHIMANO 14BB-Xハイパーフォース2000DXG
道糸:DAIWAのPE1.5号
ハリス:フロロカーボン2.5号
青物用
ロッド:SHIMANO OCEA PLUGGER FLEX LIMITED S80L
リール:SHIMANO ツインパワーXD C3000XG
道糸:サンライン 釣堀用PE4号
ハリス:フロロカーボン6号
ウキ:棒ウキ5号