【若狭湾】日本海側のイカメタル&オモリグで大剣パラソルなケンサキイカが釣れると聞いて行ってみた【EBISU】 | ツリタノ!

【若狭湾】日本海側のイカメタル&オモリグで大剣パラソルなケンサキイカが釣れると聞いて行ってみた【EBISU】

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積極的にやりたい釣りというか、めぼしい釣りというか。

「今コレがやりたい!」という釣りが現状、阪神間をメインとする私の中にはあんまり無い。

毎年そうなんだけど、この時期は割とハイシーズンの谷間という感じで「今しかない!」みたいな魚種もあんまり無くて、どれでも釣れるっちゃ釣れるけど今じゃなくてもなぁ?という考えに至りやすい。

今アツイ釣りモノとしては阪神間の沖堤防なんかでは小型のマダコが今年は好調のようなんだけど、、、、もう今の時期、暑いのでなんかなぁ・・・。ちょっと覚悟がいるというかなぁ・・・。

で、結局「海上釣り堀でも行って養殖モノの旨い魚でも釣って帰って来るか~、コスパも高いしな~、快適やしなぁ。」という結論になってしまいやすく、ここ最近は海上釣り堀が消去法的に選ばれてしまうことが多かった。

が、SNSなんかで最近おすすめに表示されることが多かった釣りモノが気になっていた。

「日本海側(若狭湾近辺)のケンサキイカ(マイカ)」

ケンサキイカと言えば昨年なんかも和歌山方面にはイカメタルで何度か通って何度か良い思いをしたのだけど、日本海側でイカ釣りをしたことは無い。

そしてどうも日本海側のケンサキイカは和歌山方面で釣れるイカと違ってこの時期特大サイズのケンサキイカが釣れるとのこと。

うううううん・・・。行ったことないしなぁ・・・。本当に俺みたいなド素人でも釣れるんかなぁ・・・?と、かなり悩んだが気になって仕方ないので一念発起。

京都は宮津の船宿を予約することに。

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京都 宮津田井 エビス

いかんせんやったことないエリアでやったことのない釣りをすることになる。

船宿を予約するのも簡単に決められない。一口に日本海側と言っても相当エリアは広い。

福井県とかはさすがにちょっと遠いなぁと思ったので、気分的にまだなんとか行けそうな京都の日本海側を選択して船宿を調べていたところ検索の上位に表示されていたので予約。

宮津田井の船宿エビス。

ブログなんかの更新も頻繁だし漁港も広そうだし場所もわかりやすいし予約も毎日結構埋まってるようなので、たまにある「素人が寄り付きいにくい」感じの船宿では無さそうだなぁと直感で選んだ。

当日は早めに現場についたつもりなんだけど、すでに私以外の大半のお客さんは到着しており、あと1~2組来たら全員揃うみたいな状態だった。皆一様に臨戦態勢なのだろう。

日本海側(若狭湾)のケンサキイカ狙いと言えばオモリグ

若狭湾エリアのケンサキイカを狙うにあたって釣り方などをネットで事前に調べてみたところ

和歌山方面のように胴突き仕掛けにエギみたいな疑似餌をつけてイカを狙うイカメタルな釣り方ではなく「オモリグ」という中オモリを使用した釣法が近年台頭しているとのこと。

もちろんイカメタルも主流の1つなんだけどオモリグ釣法も日本海側では必須の釣法ぐらいに語られている。

と、いうことでオモリグ釣法用の竿も新調。

ARES(宇崎日新)のオモリグ用ロッド。ブラックジャガー漢気。

まず名前がスゴイ。あと宇崎日新って結構コスパの高い竿というか、値段の安い竿が大半なイメージだったのだけどコイツは定価4万円という宇崎日新のロッドの中では高級機?だと思う。なかなか悩まされた。

個人的にガイドフレームがチタンかカーボン系のものが好みなので探したところめぼしいのがコレぐらいしかなかったというのが一番大きな理由。

ボートエギングとかキャスティングタイラバロッドみたいなのでも代用は利くらしいのだけどどちらも守備範囲外なので今回は専用設計のロッドを選択。

装着したリールはダイワのセルテートLTの4000番。

たかだかイカ釣るのに4000番とは大袈裟な感じがしたが、30号とかのオモリを使用することもあるとのことなので、それはもはやライトなジギングと同じような負荷。であれば4000番ぐらいのほうが逆に楽だろうということで今回登板。

何号ぐらいのオモリを使用するかは実釣エリアに到着してみないとわかんないとのことだったのでとりあえずオモリグ専用のオモリ25号を仮に装着して準備をすすめた。

実際にはこの日は潮がゆるかったので20号に変更したけども。

若狭湾エリア初のイカメタル&オモリグで剣先イカ(マイカ)を狙う

宮津を出港し、だいたい小一時間程度?で実釣エリアに到着。

オモリグとかとりあえずやったことないしわかんないのでイカメタルからスタート。

「最初はオモリグのが釣れると思いますよ~」とスタッフの人に言われたがやり方がそもそもわからんので、まだなんとか通用しそうなイカメタルで様子見。

使用する鉛スッテもなかなかの重さになるので今回はイカメタル専用ロッドではなくタイラバロッドを代用。結論から言えばもう全然問題なかった。

実釣を開始して30分ほど誰の竿も曲がらなかったが、やがてポツリポツリとオモリグな人に釣果が出始めた。

結局小一時間程度イカメタルで粘ってみたものの「ん~、オモリグとやらのほうが釣れるみたいやな・・・しゃーない、やるか・・・。」

とオモリグに挑戦。

イカメタルでは釣れないのでオモリグに変更

とりあえず見様見真似でオモリグ初挑戦。

ざっくり言えば軽くキャストして、カウント取りながら着底させてシャクってはステイの繰り返し。

釣れるタナがバラバラな日はタナを制するのが難しいとは思うが着底させて釣るだけなら技術的にはさほど難しい釣りではない。

何度か着底させているとシャクった瞬間に強い重み。

隣の釣座のお客さんが「それ乗ってるんちゃうん!?」と声をかけてきた。もちろん私も気づいている。

「え、これめっちゃ重いんですけどイカですか・・・?」と疑ってしまうほど。

でもこのエリアでこの時期釣れるケンサキイカならこのぐらい重くても不思議はない。なんせ胴長が40センチ超える化け物みたいなのが釣れるそうなので。

「デカイイカはこんな感じなのか・・・・!!!!」と感動に打ち震えながら丁寧に巻き上げてくると・・・

アオハタ。

※現場で写真撮るの忘れたので帰ってきてから撮影

私のオモリグ初釣果はグッドサイズなアオハタ。あんまりボコボコ釣れるもんじゃないらしくスタッフの方が写真を撮りに来てた。

魚種が違うもののこれでなんとなーく一連の動作を察することが出来たので再度やってみると・・・。

ポロポロ結構釣れる。笑

しかも和歌山エリアじゃお目にかかったことのないようなサイズばっかり。

スタッフ曰く、「このぐらいならアベレージか、まだちょっと小さいぐらいですよ」とのこと。

「まじか・・・胴長30センチはあるぞこれ・・・」とか思ってたら他のお客さんがポツポツと大剣サイズと呼ばれる40センチオーバーのバケモノを釣っている。

「すげぇ・・・」

率直に驚きつつ、「俺も釣りてぇ・・・」と同時に思う。

ついに来た。大剣

もう暗くなって船の漁火も点灯。

いつまでたってもタナは上がってこないようなのでずっと着底させて狙っていると着底直後に強い重量感。

「あ?根がかり?」

と思ったらギュインギュインと竿がうなる。

「え?これイカ・・・!?」と疑いたくなるような重量感。

でも魚みたいにブルンブルンはしない単調な引っ張り方。高確率でイカっぽい。

丁寧に新調に巻き上げてくると・・・。

ドーン。

ストック用のカゴから大きくはみ出る大剣登場。

見たことのないデカさに、釣り上げた後もしばらく信じられなかった。

こんなのが本当にいるんやねぇ・・・。テレビでしか見たことなかったわ・・・。

その後もグッドなサイズがポツポツ。

アタリ自体はまぁまぁ遠いものの、たまにポツリポツリ飽きない程度のアタリ。

そしてたまに大剣も混じり。

後半はややサイズダウンしたものの十分なサイズ。

こりゃ楽しいわ。

最終的には中盤以降で巻き返して竿頭には数匹及ばなかったもののスルメイカ混じりでなんとか15杯で終了。

数こそ大したことないものの、サイズどれも満足のいくもので、和歌山で釣るケンサキイカで言えば40杯以上には相当しそうな目方。

直近の状況から言えばずいぶんと渋い日だったようだけど、個人的にはまぁボチボチ十分満足。大剣も仕留めたしデビュー戦としては上々。

帰り道は京都縦貫道が夜間通行止めなことに気づいておらずカーナビの案内にしたがって帰っていたら野生のシカが湧きまくっている峠道超え。

よくよく考えたら奈良とかシカいっぱいいるし関西人にとってはそこまで珍しくはないはずなんだけど、夜道の峠で見る野生のシカはなかなか恐怖を覚えた。50匹以上は目撃した。笑

あんなにおるんやな野生のシカ・・・・。

さばいてみた

翌日だったか翌々日だったかにさばいてみた。

まな板はみでる。笑

でかいのなんの・・・。そんでもって肉厚ったらありゃしない。

「1匹ぐらいなら別に全然ペロリといけるやろ」とか思ってたけどなかなかの量。

とりあえず半分だけ刺し身にしてみた。

感想としては、、、まぁ。なんつぅか、肉厚すぎて歯ごたえが強いというか、コウイカ食ってるみたいな食感になっちゃってお世辞にも「柔らかい」って感じではなく、イカ特有の甘みもあんまり感じられない。「ケンサキイカってこの程度やったっけ・・?」というのが率直な感想。

焼いたらその肉厚さが逆に良かったけど、刺し身は個人的にはそこまでやったなぁ。次和歌山でイカ釣ったら食べ比べてみようと思う。

今回の使用タックル

オモリグ

ロッド:ARES BLACK JAGUAR 漢気 BJOS 702M

リール:DAIWA CERTATE LT4000CXH

道糸:DAIWA UVF エメラルダスDURA センサー×8 LD +Si2 0.6号 200m

リーダー:フロロカーボン3号

オモリ:20~25号

エギ:2~2.5号

イカメタル

ロッド:DAIWA 紅牙AIR N71HB-METAL

リール:DAIWA TIERRA IC 100XH L

道糸:DAIWA UVF エメラルダスDURA センサー×8 LD +Si2 0.6号 200m

リーダー:フロロカーボン3号

鉛スッテ:サウスッテなど 20号