前回行ったというのに。また行ってしまった。海上釣り堀。
本当は前回と今回の間に一日だけ釣りに出かけるチャンスがあったのだけれども、目覚ましをかけ忘れて寝坊して釣行出来ずということが・・・・。
そのほかの日は風が強かったり雨が降ったりで釣行出来ず。
で、今回は一緒に釣りをする約束をしていたF氏、Nしゃん氏と事前に相談し、天候も風の強さも波止や沖堤防で釣りをするにはちょっと微妙な感じだったので、またも海上釣り堀の練習へ。
前回の貸切海上釣り堀がボチボチだったってのも大きな理由。
前回と同じく、「海釣りぽーと田尻」へ
別にこの釣り堀じゃないといけないって事でもないし、お気に入りってわけでもないが
今回の同行者のF氏、Nしゃん氏のお気に入りということと、この釣り堀は3人から貸し切りイケスが使用出来るというルールなので、私の中では消去法的にこちらの釣り堀になっている。
いきなりよく知らない釣り堀の一般イケス(貸し切りでないイケス)に行って打ちひしがれるより、貸し切りイケスでやったほうがええかな~という感じ。
今回の貸切イケスは前回の12畳ほどの小イケスとは違って30畳位はあるんじゃないか?ってほどのイケス。ちなみに一般イケスはさらに広い。
隅から隅まで探り歩けないことはないけど、丁寧に探ろうと思ったら10数分はかかる。
海上釣り堀についてよく知らない方の為にちょこっとメモ
「貸し切りイケスってことは他の客がおらんのやろ?そんなん絶対釣れるやん」
こう思いがちだと思います。私も最初はそう思ってました。
が、実際は、イケスに何人の客が入っているか?でイケスへの放流数は決まっており貸し切りだろうが一般だろうが釣れる数の理論値は同じとなっています。
貸切の場合は「他の客に釣られない」安心感はある一方、放流数は決まっているので上限が低いです。
なぜならば、一般イケスのほうが遥かに客が多い為、放流数が桁違いなわけですね。
なので、腕に自信のある方は一般イケスのほうが上限は高まります。
もちろんその裏で割りを食ってる客も存在するわけですね。
海上釣り堀の大きなイケスで広々と実釣開始
朝イチは7時から釣り開始となる。それまでは1秒もフライングしてはいけない。
7時になると同時にスタッフの「はじめてください!」の大きな掛け声と共にスタート。
朝イチは波止も海上釣り堀も活性は高い。
理由は波止とはちょっと違うっぽいけど、とにかく活性が高いことが多い。
まずは鳥ササミを刺し餌にしてウキ釣りをスタート。
タナは底から30-50cmほど切った感じのイメージ。
スタート前にタナを測った感じでは自分の釣り座の前がなんとなく少しボコボコしてる感じを受けたので、いきなり根掛かりなどすると面倒なのでちょっと日和って多めに底を切るイメージ。
この海上釣り堀ではイケスがネットで仕切られているので、少しでも底や側面に触れると簡単に根掛かりするし、根掛かったらほぼ取れない。だいたいハリスを切るはめになる。
一投目。
ウキと仕掛けが馴染み、少し誘いを入れてみたり、馴染み方を変えてみたりしてアピール。
朝イチの高活性を期待しているので誘って誘ってさっさと食わせたい。
ウキがジワ・・・っと動いて・・・
モゾモゾもぞもぞ・・・・・・。
「合わせない慌てない・・・・」と自分に言い聞かせ完全にウキが消し込んでから、さらに一拍おいて・・・・
ジワっとソフトなアワセで・・・・・
重★量★感
いきなりなかなかの重量を感じさせながらあがってきたのは
まぁまぁサイズのクロソイ(^^)
写真の時刻は7時4分。恐らく7時2-3分台に釣っている。
一投目すぐに釣れたぐらいの感じ。
幸先が良い・・・・。
今回の海上釣り堀タックルは2セット用意
今回海上釣り堀に持ち込んだタックルは2セット。
ウキ釣り用でBORDERLESS HH-TK290と13BB-Xハイパーフォース2500DEXGにナイロンライン3号と自作棒ウキ0.8号。
脈釣り、際釣り用として宇崎日新PROSPEC海上釣り堀際釣り240とバルケッタ200HGにPE2号とハリス4号。
朝イチはウキ釣りメインでやるつもりだったので、脈釣りのほうはロッドホルダーにセットしたままズボ釣りしておくことに。
ちなみに、この海上釣り堀では竿は一人一本までしか出せないが、貸切だったら複数出しても良いルールらしい。
※現在は貸し切り筏も一人につき竿一本。釣り堀によってルールが異なると思うのでご注意を。
この釣り堀では青物は冬場ほとんど放流されないということで、恐らく狙うのもリスクが高いかなと思い、青物用のタックルは置いてきた次第。
まさかの絶好調!?連投連発。
一枚目を即釣り上げた後、すぐに刺し餌を付け替えて、投入。
先ほどと同じく誘って誘ってを繰り返していると・・・・
ズボ釣り竿の穂先がツンツン
速やかにウキ釣り竿を置いて、ズボ釣り竿に手をかけ、穂先を注視。
穂先はツンツンと動き続け・・・・・・
大きく穂先が入った瞬間、またもソフトにあわせて勝負あり
トラフグちゃん(^^)
時刻は7時10分
この幸先の良さの正体は?
この幸先の良さ。
実はこれ、実力とか技術とか云々以前に、ある理由がある。
「居残り」という個体で私達がこのイケスで釣りをする前日やそれ以前に放流された魚が、釣られずにイケス内に残っており、空腹状態&朝イチ高活性で釣れている。
もちろん、これを手返し良くテンポよく釣り上げるのも技術だったり腕だったりするんだろうけど、一番大きな要因としては以前の客が釣り残してくれたおかげによるところが一番大きい。
「居残り」と「放流」をテンポ良く手返し良く。丁寧に。
7時スタートと同時にマダイも放流されており、何匹放流されたんだか目視していないのだけど、放流された魚と居残りの魚が混じり合い魚影の濃い状態となったイケス内は餌の奪い合いが始まる。
7時27分
7時34分
7時40分
7時45分
7時47分
7時51分
8時14分
と、ほんの1時間のうちに連発。
居残りと放流のほとんどを釣ったんじゃないかというぐらいの感覚に陥った。
これまでのツライツライ練習の経験から、
「波止よりも厳しく釣れる時に釣っておかないと海上釣り堀では数が重ねられない」
と感じている為、「釣れるタナ+釣れる餌=釣れるパターン」を徹底して丁寧にやり切った。
また「海上釣り堀では波止よりも釣れるタイミングが顕著にわかりやすい」ことも経験済。
それは、朝イチ、放流後。
貸切イケスの選択。大成功?だが注意も必要
今回のように上手くいけばハマる場合もあるが、貸切イケスはそれなりに注意も必要。
それは、同行者の中に「それなりに海上釣り堀を知る人」が居ない場合は全員貧果で終える可能性もあるということ。
一般イケス(貸切ではないイケス)であれば、周りに数人くらいは必ず常連、熟練者がいて、餌やタナ、釣り方を模倣することがある程度出来るが、貸切の場合それは期待出来ない。
餌や釣り方を合わせられる人がイケス内にいない場合は終始手探りの釣りを強いられることになる。手探りの釣りというのはツライ。
「これ釣れんのか?」と思いながらやるのと「そのうち必ず釣れる」と思いながらやるのとでは精神面で天と地ほどの差が出る。
他の客に釣られる心配がないものの、そういったリスクも内包しているのが貸切イケスなので、この記事を読んで「うおおお俺も貸切イケスで大爆釣や~!!」とテンション上がってしまわないように注意が必要。
ちなみに、海上釣り堀において大変重要な「釣り座」については探り回れる分、貸切のほうが手堅いが、前述の通り、餌や釣り方が合って無ければどうがんばっても釣れないので「貸切にしたのに全然釣れんかった・・・」となったときのショックも大きいかもしれない。
ちなみに、この時のアタリ餌は
この時に連発したアタリ餌は「鳥ササミ」
イワシの切り身。見た目はただの生ゴミ。
ササミに集魚剤混ぜたもの
と自家製の生餌系への反応が良かった。
何が困るって、この反応が毎回毎回違うから困る。
前回良かったからって●●の切り身とか持っていっても全然釣れなかったりする。
ササミだって今までは一度も当たり餌になんかなったことはなかった。イワシだってそう。
海上釣り堀の魚ってのは本当にワガママで偏食家だ。
だいたい釣り切ったと思い、だらだらやったのがいけない?
朝イチの1時間で連発した後は、アタリが遠のいてしまい2時間後の10時過ぎになんとか一枚。
この時は10時にトラフグの放流(3匹)があった時間帯で、
放流直後のトラフグを釣ってやろうと仕掛けをタチウオ用のワイヤーリーダーに変更し、餌をイワシの切り身でやっていた所。
「よっしゃあああああトラフグ来たでえええええ!!!」と思ってウキウキで浮かせてくるとマダイだったのでガッカリしたしビックリした。(イワシの切り身でマダイ釣れると思わんかった)
と、このように、海上釣り堀の魚は何を食うのかハッキリしないので常識が通用しない。
「●●は□□を喰わない」とか「●●は△△で釣れる」とか正解があってないようなモノ。
それでも辛抱強く続けると・・・トラフグ!?
フグ狙いでマダイが釣れてしまったが、よく考えてみれば別にマダイでも釣れてくれるならなんでも良いので、ワイヤーリーダーをつけたまま続行。
ご存じの方のほうが多いとは思うが、フグってのは前歯が強いのでハリスやリーダーなんかを簡単に切ってしまう。その為、海上釣り堀でフグを狙う場合はワイヤーリーダーを使うのが主流だったりする。
波止や海で狙うフグならいくらでも代わりのフグがいるが、釣り堀では数が限られているので、掛けたら確実に獲る為、そういう仕掛けを推奨しているようだ。
その後、同行者も含めて、3人全員にトラフグらしきアタリがあったが、全員空振り。
話を聞いていると、全員餌が違って狙いが絞れない。
どうするかなぁと脈釣り用の竿を触っていると、同行者にマダイがヒット。
「お~、このイケスの中、まだマダイおったんか。ずいぶん残ってたんやろうなぁ~」などと思っていると、同行者の掛けたマダイで活性が一瞬上がったのか?
置き竿にしてたウキにアタリが!
ウキは、ワイヤーリーダーを付けているほうで、餌はイワシ。マダイの可能性もあるもののウキの消し込み方がマダイとはなんとなく違う。
ワイヤーリーダーなので飲まれても問題ない為、アタリがあってからずいぶんと待って待って、ウキが消し込んで消し込んで・・・完全に消し込んでから、さらに待って・・・・
ソフトに合わせず一気に主導権を握るような強めのアワセ!
のっった~~~~~!!!!!!
待望のトラフグちゃん(^^)
時刻は11時前。トラフグの放流があってから1時間近く経過している。
その後はポツポツ(同行者F氏が)
トラフグを釣り上げた後の11時にはクロソイの放流。
何匹放流されたかはしっかり目視出来なかったのだけど、少なくとも人数分以上は入った模様。
放流後はチャンスなんだけど、イケスの中にトラフグが確実に2匹残っている・・・・。
ソイを狙うか?トラフグを狙うか?で中途半端になってしまいリズム崩壊。
どちらかだけを徹底的に狙えばもう少し数を重ねることが出来たかもしれないが、中途半端な展開に。
これにはもう一つ理由があり、
8時頃?にサーモンの放流があったことも大きな理由の一つ。
前回の釣行では、このサーモンがなかなか調子良く釣れてくれた為、フグ、ソイ、鯛が釣れないならサーモンを釣れいいんじゃねー!?と思ってしつこくサーモンを狙っていたものの、全く釣れなくてリズムが狂ってしまった。
↑前回の釣行では大活躍だったブドウ虫も、この日のサーモンには全く効かず。。。。
一方、同行者のF氏はコツコツと鯛、ソイを狙い続けポツポツと拾っている様子。
鯛なんかもうだいぶ前半に絶滅したと思っていたが、見えないタナにはいくらか残っていたようだ。ソイもいくつか重ねていった。この姿勢・・・見習いたい・・・。
私はと言うと、後半は完全に失速し、納竿前の13時過ぎに虫餌でマダイを一枚追加。
コツコツと数を重ねた方の同行者F氏は鯛とソイだけで最終8匹。お見事。
もうひとりの同行者Nしゃん氏は今回は前半は私、後半はF氏のリズムにペースを狂わされてしまったのか?3-4匹?程度の釣果で終えてしまったようだ。
「海釣りぽーと田尻」今回の最終釣果
今回は前半をテンポよく、リズムよく、手返し良く、丁寧に展開することが出来、枚数を重ねることが出来た。
最終釣果はマダイ8、トラフグ2、クロソイ2の計12匹。
完全に元(大人10,800円)は取れている。
元は取れているが、、、実際食うとなるとこんなには一度に食えないので実質的に元を取るのはどっちにしろ不可能な気もする。
↓全員の釣った魚を集合写真。キッチンからはみ出すボリューム。一般家庭のキッチンではちょっとツライ。
反省点は細かくあげれば今回もキリがないほどあるものの、通いこむことでそれなりに対応出来るようになってきたし、
大きな収穫としては自前で用意した餌で釣果のほとんどを出すことが出来た点は大きな前進と言える。
事前に効く餌、効かない餌の取捨選択が判断出来て、実際にその成果を出せたのは前向きに捉えたい。
先日いただいた釣り人お守りの効果だったのかもしれませんね(^^) ご利益ありました~♪
今回の使用タックル
脈釣り用
ロッド:宇崎日新 PRO SPEC 海上釣堀 際釣り(並継)
リール:SHIMANO バルケッタ200HG
道糸:PE2号
ハリス:東レ トヨフロン スーパーL 4号
鯛、クロソイ用
ロッド:SHIMANO BORDERLESS HH-TK290
リール:SHIMANO ハイパーフォース 2500DXG
道糸:サンライン テクニシャンNEO 3号
ハリス:フロロカーボン2号
ウキ:自作棒ウキ0.8号