和歌山の海上釣堀「カタタの釣り堀」の仕掛けは細仕掛けが有効! | ツリタノ!

和歌山の海上釣堀「カタタの釣り堀」の仕掛けは細仕掛けが有効!

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厳寒期の低水温を脱して、冬にはじめた海上釣り堀にも春が訪れはじめているらしい。

冬場はベタ底あたりにその日その日で効きそうなエサを放り込んであとは精神力みたいな釣りが多かったのだけど、暖かくなると様々な魚種がイケスに放流されタナだのエサだのにも変化が多くなる。

海上釣り堀の釣りは昨年冬からはじめたので、暖かくなってからのシーズンは未経験。

これまで低水温すぎて青物の放流もなかった釣堀でも青物の放流が再開されはじめているようだ。

この日は、釣り友達のF氏が移動の足を手に入れたようで、お披露目や試運転なんかも兼ねて大きく遠征し和歌山南紀の「カタタの海上釣り堀」まで行くことに。

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今回も釣り堀用の自家製エサ色々と用意しました。

冬時期はあからさまに自家製エサへの反応がよかったが、暖かくなると人工餌みたいなのでも十分釣りになるようだが、どういう反応になるのか全くわからないのでとりあえず冬と同じく自家製エサを用意。

スーパーでキビナゴサイズのイワシが半額99円だったので購入。笑

塩をまぶして水抜きし、身持ちを良くさせようかなと。

まぁ結論から言うとイワシの身は何をしたって弱く、釣りたてのプリプリしたやつじゃないならちょっとエサとしては使いにくいかなぁという印象。身持ちが悪い。

鳥ササミも準備。こちらは冬時期から定番だったもの。

赤エビもスーパーの夕方に安売りしていたのでちょっと多めに購入。

これも冬にはマダイ狙いに活躍してくれたエサだ。

ちなみに塩振って、竹串刺してそのまま塩焼きするとめちゃくちゃ美味い。エサに使うのが正直勿体無い・・・。

そのままバージョンと、食紅や集魚剤を配合した自家製バージョンの2種類を準備。

少し大きめサイズのイワシも安売りだったので・・・笑

テキトーに3枚におろしていき

テキトーなサイズに切って使用。身は弱いけど普通に使える。

このエサも冬には底物系の魚にはなかなかの効き目を見せてくれた。この時期ではどうか・・・?

カタタの釣り堀。朝は6時半に現地集合

和歌山南紀のカタタの釣り堀は一般イケスの場合、朝6時半までに集合し、6時半に釣り座の抽選が行われる。

なのでそれに間に合うように出発したのだけど、さすがにそれなりの距離があるので詳細な時間は読みにくかったが6時半の数分前に到着。

途中のコンビニで朝飯を急いで買って和歌山の海を撮影。

6時半に到着し、受付をしようとしたらもう時間がないので先に抽選してくれとのことなので、先に釣座抽選を済ませてから受付。

カタタの釣り堀は男性10,800円。この値段設定は阪和間ならだいたいどこも同じような値段。○○コースとか言ってハイグレード、ローグレードなイケスだったら上下はあるものの「一般」と呼ばれる通常のイケスならどこいってもほぼ同じような価格。

元を取ろうと思ったらマダイなら10枚近く。青物(メジロクラス)なら3~4枚は欲しい所。

カタタの釣り堀の受付を済ませて、準備開始。

カタタの釣り堀は少し前までは工事の関係でイケスが陸から離れた場所に設置されていたようだが、工事も終わったのか、関係なくなったのか陸続きの釣り堀で再始動している様子。

釣り堀によっては渡船で行く所もあるけど、陸続きのほうが何かと便利。

車に忘れ物をしたときや、なにか緊急事態のときもすぐに対応することが出来る。

大小様々なイケスが用意されていて、規模としてはなかなかの感じ。

イケスの形状は一般的な「すり鉢状」手前が浅くて真ん中が深い。

他の釣り堀よりも網に着床している生物が多い印象を受けた。この辺に関しては釣り堀ごとのメンテナンス頻度やポリシーによるところが大きいと思われる。一概に着床物が多いから良い悪いということも無さそう。

水は阪神間と比べると非常にクリア。やっぱり和歌山の海はキレイ。

カタタの海上釣り堀 この日のタックル

この日のタックルは赤物用、青物用、探り釣り用の3セット。

来たことのない釣り堀なのでどういうタックルが良いのかまだわからないこともあり割とベタな構成で挑んだ。

カタタの釣り堀では4mまでの竿が使用可能となっているが波止釣りなら5m、普段の海上釣り堀なら3m程度が主な所持竿なので4mという中途半端な長さは所持しておらず

3.5mの青物用竿に飲ませ釣りなんかで使用していたスピニングリール。

マダイ、シマアジ用に2.9mのBORDERLESSキャスティングモデルに普段エビ撒き釣りで使用しているLB付きスピニングリール。

探り釣り用に太めのPEを巻いたツインパワーXDと3m程度の竿。

カタタの釣り堀で使用する今回用意したエサ

この日のエサは以下の通り。

初めて来る釣り堀&初めてのシーズンということで、エサはまったく絞り込めていない。

これらに加えてシラサエビとウグイを用意。

では実釣開始

まずは無難?に鳥ササミの自家製バージョンでスタート

効くタナの深さもよくわからないのでとりあえず底から半ヒロ程度切ったイメージでスタート。

まずはマダイ狙いのイメージ。

すると第一投目からチョコンっとアタリが!

チョコン・・・・ピコピコ・・・・。スゥ~~っとウキが消し込み

バシっと合わせて 抜群の重量感

「お・・・・元気やな・・・・これはなかなか・・・」とマダイだとするならば相当元気やなぁ・・と感じながら慎重に浮かせてきて・・

1枚目ゲット!

50cm程度あるマダイでよく肥えていてコンディションが良い。

今まで釣った釣り堀のマダイでは1番良さそう。これは引き味が強いはずだ。

私が一枚目を釣り上げた直後に同行者のF氏も同じようなサイズのマダイを釣り上げ幸先よくイケスのトップスタートを切ることが出来た。

が、ここからが遠く・・・

幸先よくトップスタートを切ったものの、この後が続かず

色々とエサをローテ

エサをローテするも・・・マダイからのアタリは最初の時間帯に少しあっただけで数が伸ばせない・・・。

近くの釣座のおっちゃんが居残りのカンパチを釣り上げたので「青物もいけるか!?」と思い、この日はじめてウグイを投入。

するも・・・反応はない。

おっちゃんのカンパチは私がネットインしてあげたので、その際にエサを聞いてみたらシラサエビとのこと。

「シラサで青物ねぇ・・・・」確かに釣れないこともないし、波止では幾匹もシラサエビで青物を釣ってきている。

なんせこの時期の海上釣り堀を知らないので、たまたまなのか、釣り堀ごと特有の癖みたいなのか、時期的には定番なのか判断しにくい・・・。

ただ、シラサエビはシマアジには定番エサのようなので居残っているであろうシマアジを狙う意味でも有効だとは思い、とりあえず半信半疑なままシラサエビを付けて投入。

タナはよくわからないので当初と同じように底を半ヒロ程度切るイメージで。

投入後すぐに反応。

ジワ・・・・ジワ~とウキが消しこんでいく。

「冬ならば少し待つけど、シーズンもずいぶん春っぽくなってる。あまり待つと吐き出されるか・・・・?」

悩んだ末に

少し早めの合わせ! 抜群の重量感んんんん!!!!!!

シマアジ来たか!?と思いやり取りを開始。

すげー重量感。巻いても巻いてもドラグが出される。

先程のマダイも他の釣り堀より大型のものだったのでシマアジも同じくこのぐらい引くのかな?と思い慎重にファイト。

何を隠そう私は釣り堀でシマアジを釣ったことがないので引き味がどの程度かわからない。

で、数分のやり取りを経て・・・・

メジロでした。笑

丸々とよく太ったメジロ。シラサでほんまに釣れるんやな・・・。

それにしてはアタリがジワジワだった・・・。あれはわからんよ・・・。

その後、シラサエビではある程度好反応で待望のシマアジ。

定番放流魚種でありながら、高級魚の定番でもあり、釣ってよし食ってよしの大人気魚種。

私はそこまで好きではないものの、釣り堀に来る人の中ではシマアジ狙いって人も少なくない。私はなんだかんだ結局マダイが1番好き。

この時間帯にはもう1枚のシマアジを釣り上げることが出来てなんとなく釣り方が見えてきた。

季節は進行しているものの、まだ日によっては見えるところまで浮いてくるといったことは無さそうで、この日はベタ底~底1ヒロ程度までがヒットゾーンのように思えた。

実際この時間帯までに1番数を稼いでいるカンパチを釣ったおっちゃんもフカセ釣りの「全遊動仕掛け」でシマアジを連発させている。

見ているとベタ底までふわ~っとふかせた後にス~っと誘いあげて食わせている様子。

あの釣り方が合っている時点でこの日の雰囲気はまだ冬寄りなんだろうなぁという印象。

私も普段エビ撒き釣りで使用している0.8号のウキにハリスへジンタンは無しでフワフワの仕掛けでシマアジを連続キャッチすることができた事からも、この日は「細仕掛け」が有効のように感じた。

実際周りの釣り客や同行者のF氏は少し苦戦しているようだ。

なんとなく見切ったものの、ここで悲劇が

細仕掛けでベタ底付近を狙うのが有効なことはわかったので継続して狙う。

が、すり鉢状のイケスということもありちょっと仕掛けを移動させるだけですぐに根掛かる・・・。

実際、全遊動のおっちゃんも数投に一回は根掛ってしまっているようだ。

仕掛けが細いので根掛ってもすぐに回収は出来るが何度もやっているうちに仕掛けがロストしたりする。

気づくと0.8号ウキに対応したオモリの予備がなくなってしまった。

なんとかならんかなぁ・・・?とガン玉を利用して調整してみるも、「これ根がかる度に何個のガン玉をロストする羽目になるんや?」と思い一度やってみてすぐに中断。

手持ちのオモリでなんとか出来るだけ細仕掛けに対応した感じで、再度仕掛けを作り直すも・・・・

アタリが出せない・・・。

全遊動のおっちゃんはアタリ継続中の模様。

0.8号ウキが使用できなくなってからあからさまにアタリが減ってしまいほぼ試合終了の雰囲気。

まぁそれでもなんとかかんとか、終了直前にマダイを追加することが出来たものの、不完全燃焼感は半端ない。

カタタの釣り堀初挑戦。最終釣果は

最終釣果は、マダイ2、シマアジ2、メジロ1の計5本。

細仕掛けを失ってからの失速がひどかった・・・。

まぁ、市場で買えば1万円以上はしそうなラインナップなので単純計算で言えば元はとれているんだろうけどこれを自力で全部食うのは無理があるし、1万円分市場でこれらを買いますか?と言われたら理由がない限り買わないので実質的には元は全く取れていないだろう。

うーん残念。

帰りはとれとれ市場を散策

カタタの釣り堀から車で5分。

南紀白浜エリアの有名観光スポット「とれとれ市場」を散策

市場とは言うものの、市場風なだけであり、実際の市場とはかけ離れた感じ。

とは言え有名観光スポットなだけあって品揃えは豊富。

釣り堀で釣ったのと同じようなサイズのマダイは2,100円で売っていた。

高いんだか安いんだかよくわからない・・・。

魚種はとにかくひたすら豊富。値段は・・まぁ普通の市場よりもさすがに割高かな。

マグロの解体ショーなんかもやっているようで、マグロの希少部位なんかも気軽に買える様子。

写真のカマトロなんかめちゃくちゃ美味そうで、つい買って帰りそうになったけど「釣り堀で釣った魚クーラーに入ってるやん・・・」と我に返ってなんとか踏みとどまった。

今回の使用タックル

真鯛、シマアジ用

ロッド:SHIMANO BORDERLESS HH-TK290

リール:SHIMANO ハイパーフォース 2500DXG

道糸:サンライン テクニシャンNEO 3号

ハリス:フロロカーボン3号

ウキ:自作棒ウキ0.8号