今回は念願の和歌山でバチコンアジング。
バチコン自体は昨年一度やっているのだけど、あまりにも面白かったので「またやりたいなぁ~」と思っていたのだけど、いかんせん和歌山の田辺までは大阪から2時間ちょっとかかる・・・。
行こうと思えば行けるんだけども一人で行くには距離も交通費も高くつくなぁって二の足踏んでた次第だったけど、釣り友のS田君が最近ヒマこいているらしいので行ってみた。
アジを釣るだけなら正直、阪神間でも昨年末頃から今現在に至るまで20~25センチ程度のグッドサイズなマアジがポロポロと釣れ続けてはいるものの、バチコンアジングではそれをさらに超えるサイズが期待出来る。
S田君と「せめて阪神間あたりで釣れるやつよりはデカイやつ釣らな和歌山まで来た意味ないからな!頑張ろな!」と励まし合いながら大阪から和歌山まで2時間の道のり。
和歌山 シーホース バチコンアジング
今回も昨年と同様、和歌山は田辺から出船のシーホースを利用。
昨年のイカメタルシーズンには何度もお世話になった船でもある。
和歌山の船宿で一番優しいと評判の船長がいて、年々人気が高まってる船宿さん。
行く途中のトラブルなどの可能性なども考えて少し余裕をもった道中だったけど、特になんの問題もなくスムーズに到着。小一時間ほど余ったが船長や他のお客さんの集合も早かったのであんまり手持ち無沙汰な感じにはならなかった。
今回はレンタルタックル。
なんと、シーホースではレンタルタックルが無料(2020/4現在)
しかもレンタルにありがちなボロボロ激安タックルとかではなく、ある程度のスペックのあるタックルを貸してくれる。ありがたや~。これがあるからいつもはタックルを揃えて挑戦するタイプの私でもレンタルで気兼ねなく挑戦することが出来る。
出船までのわずかな時間で少し雑談などをはさみつつ準備。
聞けば年中基本的に爆釣のバチコンアジングも最近はどうやら少々渋めの様子なのだそう。
つい数日前なんかは丸坊主のお客さんが出てしまったとのこと。
すかさず私は「船長!今日はド素人連れてきたんでお土産ヨロシクおねがいします!!」
※シーホースでは優しい優しい仏のような船長が釣れてない客に代わって合間に竿だしてお土産釣ってくれる。
とりあえずこれで持ち帰るアジの確保は90%確約されたようなもの。
また、釣果が渋いのは渋いものの、その代わり平均サイズは大幅にアップ中で、尺アジサイズがアベレージとなっているそうで、中には40センチを超えるいわゆる”ギガアジ”サイズも混じることがあるらしい。
ロマンがある・・・。
出船~実釣
19時頃に出船。
ポイントまでは20~30分程度なのでかなり近所。気楽。
また、この日は満月大潮で晴れだったこともあり月がいきなり明るい。
夜にやるタイプの釣りではだいたいよろしくない条件。
出船前の話では船長も「今日は月が大きいのでわかりませんよ~」と慎重な口ぶりだった。
タックルはレンタルなものの、ワームとかは一応持参。
なんかテキトーに釣れそうなアジング系のワームをチョイス。最悪、まともなモノを用意でき無ければ天使のように優しい船長が恵んでくれるだろうけどね。
とりあえずはクリア系の2インチちょっとぐらいのやつでスタート。
まず間違いなくメインベイトはシラス系だと思われるのでマッチザベイトを意識。
ポイントに到着するとすぐに実釣開始。
この釣りの場合は基本的にすぐに釣れ始めるってことはなく、照明が海中に効いてきて色んなものが集まってくるまではちょっと時間がかかる。
案の定今回もすぐには釣れなかったけど15分くらいするとなんとなくアタリのようなものが出始めた。
19時20分。船中ファーストヒット!
写真じゃわかりにくいけどいきなり30センチオーバーの尺アジ。
全然アベレージサイズらしい。日によってはリリース対象ぐらいのノリらしい。
すると隣ではS田君もめでたく1匹目をゲット。釣ったことないサイズのアジに満足げ。
ずっとポロポロの中盤戦。多少は再現性も出てきた?
照明が効いてきたらボコボコに釣れるかなぁ?とか思ってたけど、やはり前評判通りそう甘くないようで連発はあまりなく、丁寧に丁寧に仕掛けを操作して繊細なアタリを積極的に掛けていき、薄皮一枚掛かりの攻防を制してなんとか1匹拾っていくような展開。
たまに30センチにわずかに届かないサイズも混じるが、阪神間だったらほぼ最大サイズ。
飽きない程度には釣れるがアタリ~アタリは遠い。
ここでワームを変更。実績と信頼のバークレーガルプ。
人によっては餌より釣れると言われるアジングメバリングではド定番のワーム。
一昔前のやつなら手で触りたくないような匂いのものが多かったが最近のはマイルドになっているのか?これはそれほど匂いが強くなかった。
ちなみに、この辺のバチコンアジングではあんまり積極的に使われないワームのようで、出船前にワームを船長にチェックしてもらった所、選外となったワームだったけど、なんとなく使ってみたかったので。
しかし意外にもこの日はこれが効いたようで・・・。
中盤戦以降はほぼコレだけで押し通せるぐらいの感じ。
良いサイズが混じる混じる。
アジとは言え、40センチに迫るようなサイズになってくると引きの強さもそれなりなので掛けてからも楽しい。
もちろんテクニカルなこの日は、掛けるまでの過程も面白い。
連発とまでは行かないまでもポロポロ。
S田君とシェアして使っているクーラーはかなり埋まってきた。もう持ち帰りアジの心配はしなくても良さそう。
また、S田君は中盤頃に40センチを超えるギガアジをゲット。
初参戦で40センチを超えるマアジを仕留めるとは・・・持ってるな・・・。
マアジでも40センチともなるとなかなかの迫力やねぇ。うらやましい俺も釣りたい・・・。
ちょっとアタリ遠のく終盤
後半。ちょっと根が荒いポイントに差し掛かったのでほんの少しポイントを移動したことで少しアタリが遠のいてしまった。
また照明が効いてくるまでは時間がかかる・・・。
中盤頃までは普通に胴付きでやってたけど後半は天秤仕掛けにチェンジ。
アタリは出しやすいけど、アタリが取りにくいって感じになるかな~。
個人的には最初から天秤でやりたかったけど胴付きでも十分釣れてたしどっちでも大差なかったかも?わかんね。
なんだかんだポロポロと拾えるものの若干サイズダウン。
0時前頃。
「あと2人ぐらい釣ったら終わりまーす」のアナウンス。
シメはゆずれねぇ!!ということでなんとか二人目にギリギリ滑り込んだ。
「最後に釣って終わりたかった」という残念そうな顔をするS田君に「俺が釣り上げるまでがタイムリミットやからな!」と半分冗談言ってたらS田君も巻き上げでヒットするミラクル。
最後に釣って終われると気持ちがいいね~。
0時前。納竿。
納竿後も帰港まで20分程度で帰ってこれるからこれまた気が楽。
相変わらず面白すぎてあっという間に時間が過ぎた。
いやぁほんと今回もありがとうシーホース。
次はイカメタルの頃かなぁ・・・?いやでも気が向いたらまた来ちゃうかもしれない・・・。
和歌山シーホース バチコンアジング最終釣果
最終釣果はS田君と2人で38匹。ギガアジはS田君の仕留めた1匹のみなものの、前評判通り平均サイズが良く、7~8割は30センチを超えるマアジで、1割が30センチ後半、1割が30センチ未満ぐらい。
バチコンアジングにしては数が伸びなかったものの、この季節特有のテクニカルさ、この季節特有のサイズには大満足。
個人的に30センチ未満が100匹釣れるよりも値打ちのある釣行となった。
難しさ、数、サイズ、全てにおいてちょうど良い。いやサイズは出来すぎだったかも。
あ、ちなみに2人で十分持ち帰り分は釣れたので船長が釣ったやつは他のお客さんに全量行き渡った。よかったよかった。
なんだかんだで結構難しい日だったので釣れない人はかなーり厳しい釣果だった様子。
おまけ。帰ってから処理。
キャンキャンに氷締めした尺アジ達を帰宅してから処理。
アジはキチっと処理しないと食べるときに後悔するもんねぇ。
とは言っても頭落として内蔵出すぐらいなんだけどね。
ほとんどのアジの腹の中には大量のシラス。めちゃくちゃ新鮮な感じなので船の照明に寄ってきたシラスをアジが荒食いしてたんやろね~。
また、抱卵個体も多く、白子、卵、キモがパンパン。
さばいてみた感想としては「卵や白子に栄養もっていかれてる感じで、もしかして食ってもそれほどじゃないかも・・・」という印象。実際に食ってみないことにはわからんけどね。
刺し身となめろうにでもしてツマミにしたいと思います。
ああああああバチコンアジングたのしかったあああああああああああまたすぐやりたいよおおおおおおおお