遅れに遅れていた近畿地方もやっと梅雨入り宣言がされた。
もうとっくに梅雨入りしているもんだと思ってたけど実は梅雨じゃなかったようだ。通りで雨が少ないなと思ってた。
真夏の間には釣りをほぼしないスタイルの私なので梅雨入りなんてしちゃうともうほぼほぼ終戦モード。なので最近の釣行回数は激減。気分的にはほとんどお休みの時期かなぁって気分。
そんな気分なので明日は何の釣りをしよう?という思考に全くならないのだけどSNSを見ると先週行った「イカメタル」がいきなりハイシーズンに突入の様子。
しかも今年は今の所当たり年の様相を呈している。
むずむずしてしまい、気がついたら先週乗船したシーホースへ電話していた。「明日、イカメタル便出ます?」
昼間はもう夏の陽気。夜釣りのイカメタルは最適
予約の電話時には先週と同様、私1人だけのようだったが船長曰く「大丈夫です何名か予約入ると思うんで~」とのことだったので遠慮なく1人で予約。
出船時間は19時。大阪から目指すは和歌山の田辺。スムーズに行って大体2時間半の道のり。
車の外気温計は30度を超えており、昼間はもう夏の陽気とも言える。この気温じゃまともに釣りなんか出来やしない・・・。かと言って曇りだったら梅雨時だし雨も降りそう。
雨の心配のない日に夜釣りでイカメタル。これが最適なんだよなあ。
今回も先週並にスムーズに到着することが出来て結局1時間ぐらい時間が余ってしまった。笑
夕方というのに強い日差し。虚弱体質な私では早朝か夜しか釣り出来無さそうだ。
時間はたっぷりあるので丁寧に準備をしつつ
ほどなくして船長も到着。
この日は先週行ったポイントではなく、もう少し近所のポイントでやるとのこと。
なので、以前挑戦したバチコンアジングも成立しそうなポイントということでバチコン用の仕掛けも準備。
「イカが釣れるならそのままイカ釣ればいいし、イカがダメなら30cmを超える大型のアジを釣れば良い」というどっちに転んでも美味しい状況の無敵釣行なのである。
ちなみに「30センチを超えるアジが釣れない」という心配は99%ぐらい無いっぽい。
先週よりもだいぶ近い。イカメタルポイント。
前回はポイント到着まで出船してから1時間以上かかったが、今回はだいぶ近いように感じた。
到着時はまだ日没直後ぐらいで、水平線の向こうには明るさが残っている。
船の漁火が灯火され、イカメタル開始。
出船時には「今日は50杯釣りましょー(^^)」と船長が言っており、「やけに強気やな・・自信あるのか・・・?」と感じていた。
さすがに私程度の初心者じゃ50は超えられないのでは・・・と思わずにはいられない。
船長に何号の鉛スッテが良いのか聞くと「まずは12号程度」とのことだったので12号の鉛スッテを装着。
狙うイカも小さいのでスッテもなるべく小さなモノをチョイス。シルエットの小さいスッテと言えば結局タングステン製を選ばざるえない。高額になりがちだがタチウオテンヤなんかに比べるとロストの不安もほぼ無いので思い切って買ってしまっても良いかもしれない。
鉛スッテの上に装着するドロッパーも小さなものを選択。
果たしてこの選択が吉と出るか・・・?
簡単に。恐ろしいほど簡単に数が伸びていく
開始数投後、何回かのアタリを掛けていくうちに一匹目。
すでに他のお客さんは釣り上げており、私が一番遅かった。笑
アタリを出すのは私が一番早かったのになぁ・・・。
その次の投入でも簡単に。
漁火を灯火してからまだ10分も経っていない状況でいきなりイカが釣れる。
これは相当期待が出来そうだ。
写真撮る間もないほど釣れ続けるケンサキイカ
潮が緩んだりして鉛スッテの重さやカラーを交換。
恐らく色とかシルエットとかあんまり関係ない。イカがものすごく濃い。
掛けられるかどうかは別としてタナさえ間違えなければアタリはいくらでも出せる。
気がつくと辺りは真っ暗。漁火に小魚が大量に寄ってくる。
阪神間では好調なツバスも大量に見られた。この和歌山の地でもツバスが多いようだ。
海中ではアジサバが魚群となって泳ぎ回っていて、サビキでも落とそうものなら大型のアジ・サバがいくらでも釣れそうな気配も漂っていた。
せっかくなのでちょっと他のドロッパーなんかも試したくなった。
シルエットが小さいほうがイカのノリが良かったりするのかなぁ?ということで
波止釣りなんかで使われる極小サイズのスッテ。
シルエットで違いが出るんだったらもっとペースアップするはず。
結論としては、釣れるっちゃ釣れるけどシルエットが小さければ良いって話でもなさそう。笑
船長の使ってるドロッパーなんか見たら全然普通サイズのやつ使ってるし、常識的な大きさだったら結局腕の差のほうが大きく出るみたいだ。仕掛けで差をつけるのは難しそう。
腕を磨くしかないねえ・・・。
この日好調だったのは定番カラーの組み合わせ。
ほとんどの時間帯をこの組み合わせでやりきったけど、こんだけイカがいたら結局何色使っても釣れただろうなぁというのが本音ではある。
沖漬けってやつをやってみた
釣具屋のイカメタルコーナーを見てると必ずと言っていいほど置いてあるのがこれ。
沖漬けという漁師めし的なやつらしく、生きたままイカをダシに放り込むことでイカがダシを体内に吸い込むそうだ。それで数時間漬けて刺し身でいただくという料理。
どんな感じになるのか一度やってみたかった。
ジップロックにダシを入れて
釣れたらそのままIN
ガンガン入れていく。笑
イカスミで真っ黒になってるけどそもそもダシが黒いのであまり気にならない。
もうダシが見えなくなるぐらい入れてしまったので打ち止め。
船長曰く、このまま釣行終了まで漬けておいて、終了する時刻頃にダシを捨てるとちょうど良いぐらいの漬かり具合になるんだそうだ。楽しみ。
最後までずっと釣れ続けるイカメタル。たまらん
ストック用のカゴがイカでいっぱいだったので一度空にしても
すぐにいっぱい。
透明な、透き通ったイカで。うまそう。
ずっと釣れるから余裕もあるしってことで手持ちのイカメタルロッド2本を使い比べてみて使用感などを今までよりも詳しくチェックしたり。
これはシマノのセフィアエクスチューンのグラスソリッドのほう。
こっちはダイワのエメラルダスのほう。
結論としてはどっちも一長一短な感じ?
セフィアグラスソリッドのほうがアタリだけはわかりやすいけど慣れればエメラルダスのほうが数出せそうな気もする。しばらくは両刀使いやな。
釣れすぎ。ほんま大満足。
12時過ぎ。納竿。
2杯目のカゴもいっぱい。
大大大満足。
数えたらなんと91杯。
まさかこんなに釣れるとは・・・・。
この日、このポイントには今回私が乗船したシーホースしかイカメタルをやっておらず、シーホースの漁火にのみイカが寄ってくるような状況。他のエリアでやっていたイカメタル船などは好調な人で60杯程度だったそうだ。
そんな中、私レベルで91杯も仕留められるとは、まさにシーホース一人勝ちと言える。船長の判断が冴え渡った日となった。
初挑戦の沖漬けも楽しみ。いっぱい漬けたのでしばらく楽しめそう。
うまそー♪
今回の使用タックル
その1
ロッド:DAIWA エメラルダス AGS イカメタル N65ULB IM
リール:DAIWA スパルタン MX IC 150HL
道糸:DAIWA UVF エメラルダスDURA センサー×8 LD +Si2 0.6号 200m
リーダー:フロロカーボン3号
鉛スッテ:サウスッテなど 10~15号
その2
ロッド:SHIMANO セフィア エクスチューン メタルスッテ B605L-GS
リール:SHIMANO バルケッタ301HG
道糸:DAIWA UVF エメラルダスDURA センサー×8 LD +Si2 0.6号 200m
リーダー:フロロカーボン3号
鉛スッテ:サウスッテなど 10~15号