【インプレ】DAIWA CERTATE(セルテート) LT4000の購入時&実釣レビュー【評価】 | ツリタノ!

【インプレ】DAIWA CERTATE(セルテート) LT4000の購入時&実釣レビュー【評価】

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夏のネタが乏しいので手持ちの釣具からめぼしいやつを見つけてレビューしていくシリーズ。笑

今回はダイワから2019年新発売になったセルテートLTのレビューです。

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ダイワ セルテートLT4000購入動機

当機種を購入するにあたっての動機は結構いくつかあります。

■ライトショアジギングで使用したい

・波止(沖堤防)で中型~大型の青物とガチンコ引っ張り合いがしたい

・波止(沖堤防)の小型青物程度ならゴリゴリに瞬殺したい

・PE1.5号を200m巻きたい

■スーパーライトジギングで使用したい

・オフショアでのスーパーライトジギングなので小型~大型までカバーしたい

・あまり小さい番手のリールだと剛性に不安が残るので少し大きめの番手が安心出来るか?かと言ってあまり大きな番手だと今度は重い。4000番クラスがちょうど良いか?

■ダイワのモノコックボディなスピニングリール使ってみたかった。

■せっかくなのでなるべく新しく発売されているもののほうが面白いかな

という理由でセルテートLT4000を選択した次第です。

購入した機種はセルテートLT4000-CXHというハイギアモデルになります。

セルテートLT4000-CXHのスペックやテクノロジー

セルテートLT4000-CXHのスペックは以下の通りです。

PE1.5号が200mで、自重は235gで軽量。

私が求めるぴったりイメージ通りのスペックですね。

最大ドラグが12kgで青物との引っ張り合いも可。一巻き1m近くあるハイギアなので波止(沖堤防)からのライトショアジギングもラクラクっすね。

で、2019年の新作。スペックだけで見ればそりゃー選んじゃうわ。笑

ダイワ セルテートLT4000-CXH開封の儀

ではまず、実際に購入したときの開封レビューをやっていきます。

コチラが箱

開けるとこんな感じで入ってます。

内容物は以下ですべて。

本体、ハンドル、取説、袋と、シンプルなもんです。

セルテートLT4000を見ていく

各部を写真とともに見ていきます。

セルテート本体

本体全体がコチラ。

ん~、そうですねぇ、「高級感」みたいなのは正直そんなに感じませんが安っぽさも感じません。パッと見は重そうな印象ですが持ってみると自重235gというだけあって見た目よりも軽く感じます。

本体逆側

本体の逆側

特徴らしき特徴が無ぇ・・・。笑

細かく言えばそりゃいくらかあるんだけど、「これぞセルテート!」みたいなのは皆無です。それも無理はない。LTコンセプト自体が立ち上がってまだ間もない。

もちろん最大のウリであるモノコックボディな形状は特徴的ではあるかもしれませんが既に目新しさは感じません。

ラインストッパー(糸留め)

ラインストッパー部分です。ダイワ的に言うと「パーフェクトラインストッパー」って名称だそうです。

シマノのスピニングリールに比べると圧倒的に留めやすい形状になっています。

このへんがダイワらしいです。ちゃんと「釣りして開発してる」感じがあります。

(モノによるけど)シマノのアイテムって「ほんまにこれで釣りした?」ってのが結構あるので。

エンジンプレートとハンドルねじ込み

モノコックボディ最大の特徴である巨大ドライブギアを格納する部分と、ねじ込み式ハンドル部分。

逆側

モノコックボディとは本来あったボディのネジ止め部分を廃することでより大きなドライブギアを本体内に格納することが可能になった機構です。その為こんなおおきなドライブギアの形状になるわけですね。

だから余計なパーツが減るし、余計なパーツが減るからよりシンプルになって剛性が向上するって感じだと捉えてもらえれば結構です。

それで「ライト&タフ」LTコンセプトってことです。

ハンドルねじ込み部分はコチラ。

ハンドルはねじ込み式で右巻きでも左巻きでも使用が可能。

スプール、ZIONエアローター、ドラグノブ、ラインローラー、リールフット、ハンドルノブ

スプール部分。糸が巻かれるとこですね。

特に言及するような形状とか新機構の搭載はなさそうです。

ドライブ部分、ZIONエアローター。

スピニングリールをよりなめらかに、より軽く巻き上げる為の形状なんだそうですがこれもダイワでは近年定番となっている形状です。ダイワのスピニングリールといえばこの形状ですね。シマノのスピニングはヌメっとヌルっとした感覚ですが、ダイワはシャキっと巻き出しから軽い感じ。それはこういうところから来てるんでしょうねえ。

ドラグノブ部分。

シマノでは大型化し大径なんたらかんたらみたいに声高に謳っている部分ですがダイワでは特に推されてない箇所です。機構的にはATDという滑らかなドラグシステムが採用されているそうですがミドルクラス以下の機種にも採用されている一般的な機構です。

リールフット部分

メイドインジャパンだそうです。

4-3というシールが貼ってありますが意味はわかりません。調べれば出てきそうな気がしますがまぁいいか。

ラインローラー部分。

スピニングリールで1,2を争うと言っても過言ではない重要パーツ。縁の下の力持ち。ラインローラー部。私は最重要視していると言っても過言じゃない箇所です。

ここが糞だとトラブルは多いし音はウルセーしで良いことがありません。

私が長年シマノ派だったのにダイワ派に移行しつつある最大の箇所ですね。

ご安心ください。当スピニングリールは普通のマイナスドライバーで簡単に分解出来ます。

モノコックボディだのマグシールドだのと言って本体は簡単に分解出来ないのに対し、ここが簡単に分解出来るようになっているのは「ラインローラーは壊れる(不具合が出る)モノ。だから自分で最低限メンテしてください」というメッセージです。

なんならもうワンタッチ分解ぐらい簡単にしてくんねーかな。笑

また、ベールアームは軽量化の波を感じさせないほど太めです。タフに使用することを前提にしていますね。好感が持てます。

やはりこの辺を見るとダイワのアイテムは「釣りして開発」してるなって感じます。

ハンドルノブ部分。

このリールで一番惜しい所です。絶望的に安っぽい上に想定される使用用途に全く不向きな形状。

4000番というミドルクラスの番手なのだから当然それなり(50g以上)のルアーなどの使用が想定されるわけですが、なぜかT型ハンドルノブ。まぁ最終的には何かの決め手と理由があってT型になったんだと思いますけど私の場合は絶望的に使いにくかったのですぐにミドルラウンド型の社外ハンドルノブに交換してしまいました。

また、一度だけT型のままハンドルノブを使用しましたがメッキパーツ部分が簡単に取れてしまい紛失しました。笑

この部分だけは全く理解が出来ません。残念です。異論も受け付けません。

ドラグ部分とスプールを外してシャフト部分など

ドラグノブを外してドラグ部分。

まぁこれも目新しいとこは見当たらないっすね。細かくはなんか修正されてそうですけども大きな声で言うほどのブラッシュアップも無さそうです。必要十分です。

メインシャフト部分も。

こちらもまぁこんな感じですね~。

特別言及することも・・・。

ダイワ セルテートLT4000-CXHの各部を見てからの感想

全体的にはミドルクラス以下のリールよりはある程度耐久性のありそうなパーツが使用されているのは間違えなさそうです。

で、使用されているベアリング数は10個で当然ながら下位のクラスよりも多いし、シマノの同クラススピニングリールと同じような数になります。

ただ、ベアリングなんてもんは多ければ良いかっていうと100%そうではなく、ベアリングを使用することによってゴリ感シャリ感が生まれることだってあるわけなのでベアリング数だけで判断するよりも全体のスペックや自分のやりたい釣りを総合的に勘案してどのスピニングリールを購入するかの判断材料とするのが良さそうです。

まぁ見た目だけの判定で言えば「ダサかないけどカッコイイかって言われたら別に・・普通かな・・・」という判定です。私個人は。

ダイワと言えば近年、割と攻撃的な見た目で押してきたわけですけどもLTコンセプトあたりからだいぶ抑えめになってますね。攻撃的なのが好きな人もいるだろうし、シンプルなのが好きな人もいるだろうしで簡単には判断しにくい部分ではありますね。

ただ、このリールみたいに派手さがないリールは、色んなロッドに馴染みやすいってのはあるかもしんないですね。

PE1.5号は200m本当に巻けるのか?

次に、スペック上ではPE1.5は200m巻けることになっているスペックですが本当に200m巻けるのか?を実験。

PEラインなんてものはメーカーによって太さが違うし、巻いたときの強さによってもスプール内での収まりが全然違います。

なのでリールのスペックでPE○号○mと書いてあっても本当アテにならないことが多々あります。

ではセルテートLTはどうなのか?

使用するPEラインは私が一番信頼しているYGKのG-soul。

こいつの1.5号200mをピッタリ巻きたいと思います。

じゃーん。ピッタリやんけ。

絶妙。絶妙な収まり。多すぎず少なすぎず。

まぁ、やる前からわかってたけども。笑

シマノのリールだと○号○mって書いてあってその通りにやるとほぼ間違いなくはみ出るけどダイワはちょっと多めに見てるのかダイワリールの場合はほぼ収まります。

セルテートLT4000を使って実際に魚釣ってみた

んで、実際に使用してみました。

ロッドはモアザンブランジーノのMH。

青物狙いなんだけど青物用のロッドだと重いので硬いシーバスロッドを使用。

波止からでかめのサバ(40cm)とサゴシ(50cmちょい)を仕留めてみました。

なんら問題なく余裕過ぎて面白くありませんでした。

スーパーライトジギングで使用してみてシイラを仕留めてみました。

滑らかなドラグが出ていく快感はありましたが余裕でした。笑

ダイワ セルテートLTは買いか?

当ブログではレビュー時に「買いかどうか?」をなるべく判断するようにしています。

でないと提灯持ち太鼓持ちな気持ち悪いメーカー礼賛になってしまう為です。

メーカーに対してなんのしがらみの無い私だからこそ正直に言いたい。

「ダイワ セルテートLT4000-CXH」は買いかどうか・・・。

うーん・・・・。

うううううん・・・。

難しい・・・。

絶対買いですよ!とはよう言わん・・・。

そこまでは言えないものの、絶対やめといたほうがいいっすよ!と言うほど悪くはない。

いやむしろGOOD評価寄り

しかし定価が5万円超えのハイエンド機なんだから使用感だけで言ったらGOOD評価寄りになるに決まってるわけです。

「定価5万円超え」これが気になります。

はっきりするのは私ぐらいタフな使い方して2年ほど経った頃に耐久性や剛性の恩恵がどの程度あるのか?を感じてからでないと正常な判断を下すのは難しいと言えそうです。

なので現状の評価としては

マジでLTコンセプトの「ライト&タフ」のタフが本当で「4000番クラスで相手する魚を年中狙って1000匹ぐらい相手してもまだあと1000匹釣っても壊れる気配ねーわww」って感じなら買いです。

1000匹もつらねーわwwwって人はもう少し下位ランクの、それこそLTコンセプトですらない定価3万円以下のモノで全然OKです。

もちろん、予算に余裕のある方なら全然買いです。LTコンセプトから来るこの軽量感はそれだけで値打ちがありますね。

ということで、当ブログ的な評価としては

「LTコンセプトを信用してタフに使用するなら買い、そこまでタフに使用しないんなら下位機種へ」

という結論になります。

俺、このリールで1000匹釣ることあるんかな・・・笑