夏の間はあまり釣りをしないので、使う予定のないリールをオーバーホールしてきました。
しばらく使う予定はないものの、時期が来ればまた活躍してもらわねば困るので、良い機会だと思い手持ちのリールからタイプの違うものをいくつかピックアップし大阪泉佐野市の『リール屋ピカレスク』(以下ピカレスク)へリールを持ち込んだ時のレポートです。
依頼に際して、依頼方法や料金など、ネット上では情報が散らかっていてわかりにくかったので、その1ではピカレスクの情報とスムーズな依頼方法のまとめを中心に情報をまとめていきます。
2018年7月追記:新しい記事をUPしました
関西ナンバーワンのリールチューニング&メンテナンス「リール屋ピカレスク」
まずはピカレスクの基本情報です。
私がリールを持ち込むにあたって、ネット上の情報だけではわかりにくい事が多く、私自信も恐る恐るという状況だったので、初めての方でも堂々とリールメンテナンスをお願い出来るようにまとめました。
※2017年7月時点の情報
店名 リール屋ピカレスク
住所 大阪府泉佐野市大西1丁目6−3
電話番号 072-462-0163(おかけ間違いに注意ください)
メール heddon01jp@yahoo.co.jp
営業時間 13~20時頃まで
休業日 毎週火曜、第2&4月曜(年末年始や盆は聞くの忘れてました。要問い合わせ)
受付方法 配送&直接持ち込み
※配送の場合は元払いで送り、着払いで返送されます。
駐車場 なし 近隣コインパーキングを利用
最寄り駅 南海泉佐野駅
リールのオーバーホールにはどれぐらい時間がかかるか
依頼方法や依頼可能機種なども気になると思いますが、どのぐらい時間がかかるものなのか?という情報が一番最初に気になる部分だと思うのでで、ここを先に紹介します。
直接持ち込みが最短
持ち込みであれば、即日その場でやっていただけます。
サビや固着など無く、元々普通に使用出来ていた通常のベイト及びスピニングリールであれば1機あたり30~40分程度で済むようです。私のリールは20分程度で終わるものもありました。ただし集中力を持続させるには限度があるので全て20分程度で終わらせるのは不可能とのことです。
さらに、作業を横で見学させていただくことも可能です。
即日でやってはいただけますが数が多かったり、機種によっては時間がかかったりその日のうちに完了させる事が出来ないので、持ち込む数や機種は事前に(メールで)相談してください。
1~2個ぐらいなら、事前に持ち込み予約をしてあれば確実にやっていただけます。
また、パーツに交換が必要になった場合も、特殊なものでない限りある程度の在庫があるのでその場で交換出来ます。
配送受付であればちょっと時間かかります
「わざわざ直接持ってきてくれたお客さんをそのまま帰すわけにはいかない」という店主の強い想いから、持ち込みが優先となっており、配送受付でのメンテナンスは先着順となっています。
その確かな腕を求めて、全国からの依頼品が山のように積み上げられており2017年7月現在、配送依頼は平均で2~3ヶ月待ちとなっています。
※2018年7月追記
配送での受付は平均3~5ヶ月待ちになっています
配送での依頼を予定している場合は、使う予定がなくなったリールは早めに依頼するようにしてください。
作業メニューは
基本的には釣り用リールのオーバーホール及び修理、チューニング&カスタムを主なメニューとしています。
オーバーホール&修理
リール本体をバラバラに分解し、清掃、グリスアップ、調整までのことを指すようです。
錆びや固着があればそれも清掃し、新たにグリスを塗布、組み上げは長年の経験と勘で最適な締め付けで丁寧に組み上げます。
本体以外の部分ではラインローラー部分も分解し、本体と同様にメンテナンスを行います。
作業を真横で見た感じ、ハンドル部分やノブは必要のない限りは触らないようです。依頼時にお願いすればもちろん作業可。
修理も得意分野で、「そんな故障も直せるの?」って故障も直せたりするようです。壊れてしまった愛機がある場合は一度相談してみると良いかもしれません。
チューニング&カスタム
オーバーホールを行い、必要な箇所を研磨したり、ベアリングの交換を適宜行ってくれます。
ベアリング交換を始め、パーツ交換は店主の判断だけで交換せず、お客さんに確認を取るようです。最初から予算上限を伝えておいたほうがスムーズかと思われます。
また、依頼すればベアリングの全交換や、ベアリング装着可能箇所を全てベアリング仕様にカスタムすることも可能です。
回転しすぎる場合や、巻き心地が軽すぎるなどの場合のデチューン(あえて性能を下げる)カスタムも可能な範囲で行ってくれるようです。
どのチューニング&カスタムにしても、部品があれば可能だそうですが、既存の樹脂製ギアをこの世に現存しないアルミ製ギアに替えるなどの行為は不可能です。
具体的な依頼方法は
次に気になることはやはり依頼の方法でしょう。これは私の場合、ある程度調べるか問い合わせるかでわかりましたが、スムーズな依頼方法のなども直接聞くことでクリアになりましたので、情報を整理しておきます。
直接持ち込みでの依頼
店舗に直接持ち込みます。13時OPENですが、ぴったり13時に店が開かないことがあるので事前に持ち込み予約を済ませてください。
予約してあっても開かない場合は隣のお好み焼き屋「Sパラ」を奥様が経営されておられますのでそちらにお声がけください。
予約無しの突然持ち込みも可能だそうですが基本的には事前に予約が必須のようです。
まず、電話かメールで作業可能か問い合わせを行い、メールにて依頼&持ち込み日と時間を予約し来店という流れです。
※2018年7月追記
現在では基本的に電話での問い合わせは可能な限り遠慮してほしいとの事です。
出来るだけメールで問い合わせを行ってください。メールでの問い合わせが不可能な件は電話で問い合わせてください。
持ち込みの場合も、予約無しは基本的に遠慮してほしいとのことです。
必ずメールで予約を済ませてから訪れるようにしてください。
配送での依頼
遠方の方は配送での依頼が可能です。
支払い方法は振込か代金着払いの選択が可能となっています。
まず、電話かメールで作業可能か問い合わせを行い、メールにて依頼し、依頼品をピカレスク宛に配送という流れです。
前述しましたが、料金は最初から予算上限を伝えておくとスムーズです。
依頼時の注意点
持ち込みにしろ、配送にしろ必ず事前に依頼が可能か問い合わせをした上で、メールで依頼を行ってください。問い合わせは電話で良さそうです。
もう一度言います。 依頼は 事前に メールで 行ってください。
メールには、自分の情報(名前、連絡先など)と依頼内容をなるべく詳細に記載してください。
機種名、台数、故障内容、こうして欲しい。などを記載してください。
メールの返信は基本的に1日1回となっており、午前中に返信があることが多いようです。
先に配送してから依頼してくるお客さんもいて困るようなので必ず事前に依頼を完了させてください。
持ち込みの場合も、事前になんの機種をいくつ持っていくかメールでお知らせしてください。
メールの署名が(2017年7月現在)奥様の名前となっておりますが、返信は店主が行っておられます。
作業金額は実際に見てみないとわからないことが多いようなので、問い合わせや依頼時点で正確な見積もりを出すことが難しいのでご理解ください。
作業料金は
オーバーホール
スピニングリール(LB付含む) 特に何も無ければ高くても4,500円、ほぼ4,000円以下
ベイトリール 特に何も無ければ限りなく3,000円に近い
チューニング&カスタム
チューニングについては作業内容や時間によって幅があるので一律の設定はありません。
カスタムについても作業内容や交換パーツ代によって幅があるので一律の設定はありません。
基本工賃の設定は無いようで、作業時間によって上下するようです。
料金についての注意点
作業料金は基本的なオーバーホール料金となっており、錆びや固着がある場合、ひどい場合は作業時間に応じて金額がアップします。
交換が必要なパーツがあった場合はパーツ代実費分かかります。パーツ代は代金上乗せは無く、メーカー料金となります。
その他の特記事項
■DCブレーキなどコンピュータ基盤制御のリールの基盤自体は作業不可です。基盤以外のリール機構については作業を行うことが出来ます。
■料金を2倍払うから最優先でやってくれと言う依頼は断っています。
■(個人的な印象)持ち込みの場合、最初店主がとっつきにくい感じがありますが職人肌なだけで、話し込めば人柄がわかりますので最初だけ我慢してください。笑
以上がリール屋ピカレスクの基本情報及び依頼方法などです。
その2では私が直接持ち込んだ際のレポートが中心となります(^^)
実際の作業内容などを写真で紹介していきますのでぜひ参考にしてみてください。
その2&3に続きます