表題の通りですが、SHIMANOツインパワー XD[TWINPOWER XD]C3000XGを購入したので、実釣使用する前に購入時点のレビューを行います。
ちなみにこのリール購入についてはこちらで記事にしています(^^)
購入動機としては秋シーズンのタチウオ釣りに使用することを想定して選びました。
これまでタチウオの引き釣りでは15ストラディックを使用していましたがラインローラーがゴミなので、 違うリールに替えたいなと思い今年すでに他のリールを用意していたのですが、時期を同じくしてシマノの名機ツインパワーが「過剰なほどの耐久性」というキャッチフレーズをひっさげてマイナーチェンジするというではありませんか。
これは気になったのでスペックを確認したところ、タチウオの引き釣りにちょうど良さそうなスペックのC3000XGを見つけて前々から気になっていましたが、リール購入時の記事にもあるようにポイントがそこそこ溜まっていたこともあり、思い切って購入となりました。
タチウオの引き釣りになんでC3000XGなの?っていうのはシーズンに入りましてから別機会で言及したいと思います。
2017/09/13 実釣レビューアップしました
ツインパワーXD 開封の儀
箱は特に変わった箱ではなくいつものSHIMANOリールの箱。
開封してみると以下のものが入っていました。
本体、ハンドル、専用工具、スプールシール、リール袋、取説書類2通。
リール袋が完全にヤル気が見られないのでこれだったら無くても良いのではというレベル。笑
ハンドル部分
ねじ込み式ハンドルなのでハンドルと本体は分離できます。
拡大した写真はこちら。本体に油がまとわりつきまくってます。どんだけグリス塗ったんだか(^_^;)
うっすらと青いラメが見えています。
ツインパワーXD C3000XGにはEVA素材のミドルラウンドノブが採用されています。
よくあるT型とかよりは巻きスタイルにマッチするでしょう。嫌いじゃないむしろ好みの形状。
ラインローラーが進化!
ツインパワーXDの本体をよく見ていくと、
なんと
14~16年であれだけゴリ押ししていたコアプロテクトによるベアリング一体式のゴミ ラインローラーが少しだけ変わりました!
自分でメンテナンス出来るようになりました!(当たり前のことなのに)
メンテナンスフリーを謳って不具合出しまくってリコールすらしなかった失敗の非を認める前にしれっと変えています。
ただし、一体型ベアリング自体は継続するようなのでまだ安心は出来ません。私の頭の中ではラインローラー一体型ベアリングをゴミと自動変換してしまうレベルに到達しています。
コアプロテクトによるベアリング一体型ラインローラーについては
にて触れているので興味のある方は参考にしてください。
ちなみに、一見なんの変哲もないラインローラーですが、本当に進化している部分もあります。
その名もXプロテクト
わかりにくいものを響かせ易くするために一言で言い表すのは田中角栄の日本列島改造論から続く風習ですが、安っぽいネーミングだとありがたみが減りますね。
コアプロテクトによる失敗を公に認める前に、こちらの新機能を当機において初投入してきました。
説明してあるまんまなんですが、水の入る可能性のある経路を細長い迷路のようにすることで水の侵入を防ぐラビリンス構造と新たな撥水処理。これをラインローラーにも採用しているようです。
ラビリンス構造ねぇ・・・。水が入りにくいってことは、一旦入ったら出にくいってことですからねぇ・・・。SHIMANOにはコアプロテクトの前科があるので不安のほうが正直大きいです。
ラインローラーにはラビリンスな事をする物理的なスペース余地がありませんので、新たな撥水処理とやらが施されているようです。新たな撥水処理とやらはグリスが変わったよーってとこみたいです。
どうやら撥水性の非常に高いグリスだそうで、今回のXプロテクトなラインローラーだけに限らず、これまでのコアプロテクトのベアリング一体式ラインローラーにも使用出来るそうです。
原始的ではありますが一定の効果は認められそうです。コアプロテクトの時にはラインローラーについて1ヶ月で不評がいくらでも出てきていましたが、私が調べた限り特にそういった評判を今のところ見られていません。
グリスを変えただけで「ベアリング一体式の失敗を認めたわけじゃないよ!こっちのほうが良いと思ったからこっちに変えただけなんだよ!」と言っているように感じます。認めちゃったほうが潔いのにね。
Xプロテクトについては、当機で先行投入し試してみて、評判が良さそうなら次のステラに搭載する気満々なのが透けて見えます。いいでしょう。人柱になりましょう。
どこで製造されたものなのか
一部のマニアの方には需要があるかと思うのでリールフット部分のシールも。
リールフットに貼り付けられているシールの記号には意味があり、このリールの場合は2017年5月に大阪堺で製造されたもののようです。
見方についてはネットで調べればいくらでも出てくるのでここでは触れません。この製造時期を調べることで途中で改良品が投入されたり、対策品が組み込まれたりしている製品かどうかを調べることが出来ます。覚えておいて損はないでしょう。
一発目に発売されたのは2017年3月だったので、初期ロット以降のものと考えて良さそうです。
ドラグ
ここ数年で発売されるSHIMANOのスピニングリールではおなじみの大経ドラグノブですね。大きいからファイト中も操作がしやすいですよってのが主なメリットのようです。
見た目が画一化されてしまい面白くはないんですけどね。
スプール
スプールは飾りと軽量化の為に肉抜きがされています。特に言及する部分はありませんね。
スプールを外した画像がこちら。これも特に言及すべき点はなさそうです。
全体像はこちら。濃いめのネイビーカラーで塗装されています。
色、形など私の好みだけで言えば、クソダサい部類に入ります。
この昔から変わらないダサさが安定してて馴染むという方も多いでしょう。むしろ最近のDAIWAやABUのリールは攻撃的過ぎて一周回ってダサいと思う層もいらっしゃるかもしれません。
見た目の好みの差もあるし、見た目が好みでなくてもスペックで選ぶ方もいるでしょうし様々ですね。
取説から抜粋
夢屋の純正カスタム部品の適合部品は現時点で発売されているものは以下のようです。
最近はこういう適合表なんかも充実してていいですね。一昔前ならどれが適合するんだかさっぱりわかりませんでしたからね。
リールスタンドについては適合しないものが若干あるようなので別枠で注意書きがされていました。リールスタンドでよくある失敗としては、ネジの径は合うんだけどネジ部分の長さが合わず、長さが余ったりするんですよね。笑
気楽にカスタムできる分、気をつけたいところです。
専用工具として入っていた、レンチのようなものはハンドルノブの取り外し工具です。
ハンドルノブはドライバーなどで外す形状ではなく専用工具が必要になりそうです。こういう余計なことはしないで欲しいですね。
巻き心地
巻き心地はそれはそれはスムーズで、よくあるシャーシャー音も全然しません。エクストラハイギアなので巻き重りはするかなと思いましたが今のところはこんなもんかな~という印象。私の所有しているリールがハイギアばっかりなのであまり抵抗を感じないのもあると思います。
シマノリールにありがちなヌルっと重い巻き出しから慣性でスムーズな巻き心地に変わっていくシマノ感はあまりありませんでした。最初から滑らかな感じです。
「過剰なほどの耐久性」を実現させるためか、マイクロモジュールギアは採用されていないようです。大物ゴリ巻きを想定しているんでしょうね。もちろん私もゴリ巻きを想定しているので当機を選んだ次第です。
またドラグが出る回転時のドラグ音も非常に繊細で、気持ちよさそうです。
巻き心地や使い心地なんかは実釣してみて、使い込んでみて初めてわかるものなので今後に期待ですね。
購入時インプレ総括
見た目は好みじゃないんですけど、私は釣具の見た目はよっぽど酷くない限りあんまり気にしないので、もともと故障しにくい、安定していると大評判のツインパワーがさらに「過剰なほどの耐久性」を身に着けたことに興味があり選びました(^^)
とりあえず開封してみた感じでは不満らしい不満は見当たりません。
購入して正解かどうかは現時点で全くわかりませんが実釣してみてからが楽しみですね。
実釣時にもレビューを行い、購入時点との感想の差などをお話できればと思います。
また、使い込むことで印象が変わることも多々あるので大きく印象が変わったならばそのときにも情報をお知らせします。
大阪湾でのタチウオの引き釣りでの使用を想定しているので、早ければ8月中、遅くとも9月中には実釣レビューがアップできるかと思います(^^)
2017/09/13 実釣レビューアップしました