【ゴアテックス】雨の季節なので釣り用レインウェアのメンテナンスしてみた | ツリタノ!

【ゴアテックス】雨の季節なので釣り用レインウェアのメンテナンスしてみた

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私は雨が降るとわかっていて釣りに行くことは殆ど無く、雨の中で釣りをすることがあまりありませんが、むしろ梅雨が終わろうかというこの時期からが、私にとってレインウェアが必要になります。

梅雨なら最初から雨が降るとある程度わかっている日が多いのですが、今後夏~秋にかけては「さっきまでは快晴だったのに急に真っ暗になってきた・・・まさか・・・」ということが本当に多いです。梅雨時期で雨が降りそうだったら最初から釣行しなければ良いだけですからね(^_^;)

なので、梅雨よりも急に大気の状態が不安定になりやすく、ゲリラ豪雨にやられやすいこれからの時期のほうがレインウェアが必要になると思っています。

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手持ちのレインウェアでどれをメンテするか選別

現在持っている春夏用レインウェアは5着。普段使い用3着、雨用1着、ほぼ退役1着。

私の場合は、晴れの日でも上着として薄手のレインウェアを着用します。釣りを日常的にされている方はそういう人のほうが多いのではないでしょうか。

普段使いで酷使されているウェアもあるので、今回は退役したウェアを除いた4着をメンテすることに。

雨用の1着は、ほぼ雨が降るとわかっていて釣行する際に着用するゴアテックスのもので、元々メンテ済みで保管されていましたがせっかくなんで再メンテ。繰り返しやったほうが効果も高まりそうな気がするので。笑

GORE-TEX(ゴアテックス)とは何かを知る

もうそこそこ古くからある素材で、「今の技術ならもっと良い素材ありそうなもんだけど他によく知らないし選択肢の多いゴアテックスのウェア買っとくか」って私と同じ考えの人も多いかと思います。笑

メンテナンス作業に入る前に、釣り場や街中でよく見るレインウェア素材の代表格ゴアテックスって何?を良い機会なので私も詳しく知る為、調べてみました。

防水でありながら、内側からの湿度を通すのが特徴と。この辺はもうゴアテックスに限らず最近のレインウェアではもう当たり前のセールスポイントですね。

我々がゴアテックスと呼んでいる素材は基本的に3層から構成されており、素材の中心にゴアテックスメンブレンという防水透湿素材が組み込まれているようです。

ですので、表地の撥水性が損なわれてきて「なんだよゴアテックスって水を弾くんじゃねーのかよ全然防水じゃねーよ!」とか言うのはある意味お門違いであり、撥水と防水を履き違えていますので注意しましょう。笑

掘り下げて調べてみましたが「防水透湿で効果がそこそこ長持ち、品質管理が徹底されている。」以上のめぼしい情報はさほど見当たりませんでしたし、ゴアテックス最強説を裏付ける情報も見つけられませんでした。

他の素材でも十分代用は効きそうですが、いかんせん選択肢はゴアテックス素材のウェアのほうが多いです。

やはり当項冒頭の「今の技術ならもっと良い素材ありそうなもんだけど他によく知らないし選択肢の多いゴアテックスのウェア買っとくか」は意外と正解なのかもしれません。笑

実際にレインウェアをメンテしていく

今回メンテする普段使いゴアテックスレインウェアの現在の撥水具合がこちら。

このウェアはゴアテックスでありながら普段使いで酷使されており、水を全く弾けないわけではありませんが、そろそろメンテしても良いかなという具合。少しぐらいの雨なら全く問題ありませんが、雨量や時間の経過によっては雨水の侵入が不安になる感じです。

今回のメンテは洗い→撥水性の高いワックス塗布→乾燥→防水スプレー

まずは洗っていきます。洗濯機を使おうと思いましたが、さほど量も多くないし手洗いのほうが優しく洗えると思うので洗面所で洗いました。

ほんの少しぬる目の水でざっと洗い流し、中性洗剤を使って優しく手洗い。

洗いが終わったらゴアテックスをはじめ、レインウェアには定番のNIKWAX(ニクワックス)を塗布していきます。

見逃している方も多いと思いますが、釣具屋でも結構売ってます。意外と安かったりするのでチェックしてみてください。

裏面はこんな感じ。

浴槽に突っ込んでやろうかと思いましたが、車に積んでいたトランクトレーが結構汚れていたことに気付き、洗うついでに利用してやりました。浴槽には(恐らく)無害だと思いますが、家族のある方なんかは浴槽に勝手に撥水処理なんかしたら怒られるかもしれませんから、こういう大きなトレーなどを使うと良いと思います(^^)

使用方法には”洗濯機で”と書いてありますが、洗濯機だとなんとなくワックスが浸透する時間が足りなさそう、浸透しなさそうな気がするのでトレーに入れて漬け込みます。

洗濯機に撥水処理を施したらこれまた家族がいる人は怒られるでしょうから、同じ方法で良いと思います(^^)

上からダバダバっと原液をかけていきます。

私が持っていたNIKWAXは1000mlの内容量があり、説明には1~2着で300mlを使用してくださいとのことでしたので、今回は4着放り込んでいるので半分の500mlを投入。

投入後漬け込んでいる様子がこちら。

数分経ったらかき混ぜてウェア全体にワックスが染み込むようにしました。

そこまで酷いものではないものの、少しだけ独特の酸っぱい感じの匂いがしますので一応換気はしながら作業を行ってください。確実に身体に良いものではないと思うので目に入らないよう気をつけてください。

30分ぐらい漬け込んで、漬け込みが終わったら、普通は一回すすぎます。

使用方法にも1回すすいで乾燥と書いてありますが、私の場合はすすぎませんでした。

すすぐと効果弱まるのと、実は既に何度もこの作業をやっているのですすがなくても問題ないと知っているので。笑

あくまでも私はなので、肌の弱い方とか敏感な方はご注意を~

すすがないと全て終わった後に、結構匂いが残るので風通しの良い日陰で干したほうが良いかなとは思います(^_^;)

ここから乾燥させていきます。

ゴアテックスのメンテナンスでは、乾燥時における熱処理が必須とも言える項目で、熱を加えることで緩んだ生地がしっかり引き締まるってことみたいです。オフィシャルサイトのメンテナンス解説では、低温のスチームアイロン使っても良いとすら書いてあります。

メンテナンスをされる方は結構そのまま乾燥機に放り込んだりするそうですが、今回はゴアテックス以外にも普通の化学繊維のレインウェアもあるので乾燥機に突っ込んで2サイズぐらいダウンされても困るので、浴室乾燥機で優しく乾燥させることに。ゴアテックスだけなら迷わず家庭用の乾燥機にぶち込んでいます。笑

浴室乾燥機だと浴室内がだいたい最大で50℃ぐらいになる感じですかね。乾燥機だともう少しいくでしょう。

コインランドリーのだともしかして強すぎる可能性あるのでご注意を。

ちなみにここまで面倒な方&洗濯乾燥機使える方は、洗濯機のすすぎを一回に設定して洗剤の代わりにニクワックスを投入し普通に乾燥まで終わらせてしまえば良いかと思います。ただし、念のためもう一度言いますが、乾燥機にかけると縮む素材のものには注意してください。

乾燥が終わり、水弾きを確かめてみると・・・。

こんなのだった水弾きが

このようにツルンツルンの水玉に!!!!

水を入れる容器にすらなるレベルの防水撥水感です。

私の手も撥水処理を施されてツルツルの10代のような肌に!!笑

私の場合はさらに効果を長持ちさせる為に皮革製品愛用者にはおなじみのCollonil(コロニル)の防水スプレーを塗布します。汚れもつきにくくなりますし、防水性能も抜群です(^^)

別に釣具屋で売っている防水スプレーでも全く問題ありませんので、ワックスの乾燥が終わったら防水スプレーかけておくのをオススメします。

水の侵入を許しやすい縫い目部分やポケット部分、袖口を中心にしっかり塗布して日陰で乾かします。

素材自体は防水性能が高くても縫い目部分は着用していくうちに知らず知らず広がっていくものなので注意しましょう。

以上で私のレインウェアメンテナンスが終了です。

これからの季節、大気の状態が急に不安定になりゲリラ豪雨にやられることが多くなりますので、今の時期から対策をしておくと気持ちよく釣行できるかもしれませんね(^^)

自分でやるのが面倒な方はクリーニング店によっては撥水処理をやってくれるので近所のクリーニング屋に問い合わせてみてください。

ゴアテックスを始めとした釣り用レインウェアメンテナンスでした!

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