以前、SHIMANOツインパワー XD[TWINPOWER XD]C3000XGを購入したので、実釣使用する前に購入時点のレビューを行いました。
すると需要があったのか、当ブログでは全記事で一番検索数が多かったので実釣&使い込みをしてみた感想を紹介することにしました(^^)
SHIMANOツインパワー XD[TWINPOWER XD]C3000XGを使い込んでみた
ツインパワーXDについては2017年8月下旬~現在まで計7回の釣行に持ち込み、
メタルバイブ遠投早巻きゴリ巻き、メタルジグ遠投早巻きゴリ巻き、タチウオ釣りでのテンヤ釣りに使用。
サゴシを始め青物は数十匹、タチウオは100匹以上釣りましたがやり取りはゴリ巻きオンリー。笑
毎回ゴリ巻きばかりで負担のかかる釣りばっかりしています。酷使といっても差し支えないでしょう(^^)
総キャスト回数は2000-3000回以上かなと思います。使用時間は40-50時間程度かと思われます。
で、実釣レビューもいつかやりたいと思っていたので
わざと酷使しました。笑
7回の釣行で、水洗いは一度もせず、注油なんてもってのほか。
撮影の為に今回初めて洗いました(^_^;)
潮だったり返り血だったり得体の知れない何かだったりウロコだったり色んな付着物にまみれてました。笑
地面に直置きはほぼせず、基本的にはロッドホルダーを使用したので擦り傷なんかは少なめです。
錆びは全く発生しておらず、サビまではいかないけど酸化してシミが出来ているといったこともありませんでした。現時点では全て拭けば取れます。
ツインパワーXDを使い込んでみた各部を見ていく
では各部を見ていきましょう。
使い心地なんかは後述していくので、使い込んだあとの写真から先に紹介していきます。
ドラグノブ&ラインローラー
まずドラブノブ部。使用感はあるものの特に気になる点はありません。
ラインローラーもスムーズに回転していました。
購入レビュー時には不安のあったベアリング一体型ラインローラーも今のところ不具合も異音もありませんが、普通のメンテしてれば不具合も異音もないのが当たり前ぐらいのシンプルな構造な箇所なので不安になること自体がシマノの大きな罪ではあります。
ラインローラー部外側に若干擦り傷がありますが、ここは特に傷の付きやすい箇所なのである程度しょうがないかなというイメージ。傷の感じから察するに塗膜は厚そうです。
スプールエッジには傷一つついていません。
ハンドル&ハンドルノブ
ハンドルには少し擦り傷がついていましたが、使ったりロッドケースに入れてればいずれ多少の擦り傷はつくでしょう。
ハンドルノブはEVA素材のため、テッカテカ。心なしか痩せたようにも見えます。
どんな素材なのかわかりませんが、使用しているうちにEVAでノブを握る指が汚れてきます。
個人的にはかなり不満なので樹脂製のものか、金属製のノブに交換する予定です。
ノブについての不満はそのぐらいで、大変握りやすい形状と太さになっています。
ボディ
ここは特に言及することがありません。
スプール裏側&内部
スプールを外して、スプールの裏側です。
潮は侵入しておらず、ゴミやチリなども付着していませんでした。ここは水洗いしていません。
スプールを外したメインギア部分も潮の侵入やゴミの付着はありませんでした。グリスは残っています。
キレイなもんです。とてもあの酷使で水洗いしなかったものとは感じられません。なかなかの密封性があるんだろうなと思います。
ドラグノブ内部&裏側
こちらも潮の侵入やゴミの付着は感じられませんでした。
潮は恐らく結構侵入しているはずですが、現時点では潮ガミのようなものは感じられません。
グリスは大量に残っており、少し乳化が進んでいます。気になるレベルではありません。
使用していてドラグの滑りは大変スムーズで、滑りすぎじゃないか?と思うこともあるぐらいです。
各部を見た感想
酷使して水洗いをしていないとは言え、まだまだこれからでしょうから各部の写真はこの程度で十分かと思われます。
「ゴリ巻きメインで40-50時間使って水洗い注油なしでも全く問題なく使える」ということは事実のようです。
SHIMANOツインパワー XD C3000XGの使用感
使っていて特に感じることは『安定感』です。曖昧で申し訳ないんですけど。笑
スムーズな巻き心地と重心がブレない巻きバランスとあいまってか、『剛性』という言葉が相応しいほどの安定感です。
華奢な感じは全く受けず、安心して釣りに集中できました。
使っているとひたすらとにかく”剛”を感じます。
今までのリールが全て貧弱に思えてきます。
巻き心地
当機種はXGというエクストラハイギア仕様なので、巻重りしやすいですが全然そんなことはなく、慣れも必要としないほどの巻きの軽さですね。
そりゃもちろんローギアなリールと比べれば全然重いんですけども。笑
購入時に感じたように、ヌルっとした巻き心地から慣性が効いていくシマノっぽい巻き心地ではなく、巻き出しからスムーズに回転していく感じです。ここの印象は使い込んでみてからも変わっていません。
安定感からくる集中力増加
前述の通り安心して使えるので、釣りに集中できます。
集中出来ることで釣果UPにも少なからず貢献していることは間違いなさそうです。
これがラインローラーから異音がしたり、巻くたびに変なゴリ感があったり、巻き重りがひどかったり、高速巻きするとバランスが崩れたりなど色んな不具合を感じると釣りになかなか集中できなくなりますね。
そういったものから開放されるので非常にストレスフリーな釣りを展開することが出来ました。
ブリやメーターオーバーのタチウオにも問題ない
以前の釣行で、ブリとメーターオーバーのタチウオをこのリールを使用して仕留めました。
メーターオーバーのタチウオはともかく、ブリは意外とリールの性能も重要ですね。
ブリとツインパワーXDでのやり取りは大変スムーズで、私の強引なやり取りでもドラグやギアがぐずつくこともなく、極めてなめらかなドラグの滑り出しでルアーのフックをひん曲げられながらもきちんと波止まで寄せてくることが可能でした。
普通シーバスタックルでブリとあんな強引なやり取りする人はいないと思われますが、この滑らかなドラグの滑り出しがなかったらまず獲れていませんでした。
また、”メーターオーバーのタチウオはともかく”と言いましたが、釣ったことのない方のために言及しておくと、実はタチウオもなかなかの引きの強さで身体中が泳ぐためのヒレになっているので
シーバスのような引っ張り方ではなく、身体全部を使った踏ん張りの強さはシーバスにも全く劣らない力強さです。スナップなんかはシーバス用のだと普通に伸ばされたりします(^_^;)
もちろんタチウオとのやり取りはほとんどゴリ巻きオンリー。リールへの負担は半端ないです(^^)
その後の釣行でも特に不具合を出すことなく、数千投にわたる私のメタルバイブ遠投ゴリ巻きにもビクともせず未だにゴリ感ゼロのスムーズな回転性能を維持しています。
まぁ、新品時と比べると巻く際の音がほんの少し出てきたような気もします。気の所為かもしれないレベルですが。
ツインパワーXD 使い込んでみて気になること
性能的な面では今のところ正直全く出てきません。
一つ言えるのは、オイルインジェクションが無いことでしょうか。
ラインローラー部、本体部にオイル注油口がないので、自分で最低限のメンテナンスをすることがかなり面倒になっていて、酷使すればするほど大丈夫なんかな?と不安は増していきます。
しかし、それは当機種だけでなく最近のシマノリール全てに言えることなので、耐久性の高いツインパワーXDでは他のリールよりもその不安はむしろ感じなくて済むのかな~と言った所です。
強いてもう一つ挙げるとするならば好みの問題ですが、ドラグの滑り出しがスムーズ過ぎる点でしょうか。かなり締めていても、フッキングや突っ込みには結構滑ります。滑ったほうが良い場面と滑らないほうが良い場面があるので良し悪しといった所でしょうか。
とは言え、基本的には購入して良かったな、これを選んで良かったな。良い買い物したな。と思うばかりです。後悔は全くしていません。
あとは見た目が致命的にダサいことと、ハンドルノブで指がすげー汚れることぐらいですね。笑
ツインパワーXD 買いか?オススメか?
断然オススメです。
シマノに対する偏見やアンチ感などが無い方はこれを買って後悔することはないでしょう。
後悔するとしたら「こんな良いリール、俺の釣りにはいらんかったな」ぐらいでしょう。
値段は高級~中級レベルですが、これでダメなら上はステラをはじめフラッグシップモデルしかないので、最高級機種じゃないと嫌だ!って人以外はツインパワーXDを買っておけばまず間違いないでしょう。
シーバスはもちろん、私も実際に釣ったブリなどの青物とも十分戦えます(^^)
ツインパワーXDにも色々と種類がありますが、基本的には自分のやる釣りの糸巻き必要長を考えてそれに合わせて購入すれば問題ありません。
シーバス&タチウオあたりで、巻き物メインな人は今回私が購入したC3000XGは大変オススメです(^^)
青物でのジギングやキャスティングがメインな方は4000番以上のものを購入してください(^^)
以上SHIMANOツインパワー XD[TWINPOWER XD]C3000XGの実釣&使い込みレビューでした!
また新しい情報や気になったことなどがあれば追記します(^^)