http://www.daiwa.com/jp/fishing/item/lure/salt_le/sumuraitachi_winddartheadss/index.html
先日ネットで釣具をボーっと見てたところ、ダイワから今夏発売になったばかりのタチウオワインド用ヘッドとワームがセットになった「サムライ太刀ワインドダート爆釣パック」なるものが発売されていました。
波止からのタチウオ釣りにおいては引き釣りがメインなもののワインドもこれまでそれなりにたしなんで来ています。
どんな感じなんやろなぁと気になったがもう最後。
サムライ太刀ワインドダート爆釣パックを購入してみた
ということでリアクションバイト。
ヘッドとワームは別々で販売していますが、セットでも売っています。
タチウオワインドでこの手のセット売りはここ数年で急増しましたね。
内容物は
- ヘッド
- フック(クワトロ)
- アシストフック
- ワーム3個
- スナップ付きワイヤーリーダー
- 発光体1本
で、定価が880円となっています
http://www.daiwa.com/jp/fishing/item/lure/salt_le/sumuraitachi_winddart_b/index.html
カラーによって定価が異なり、780円のものもあります。
タチウオを相手にするからにはロスト上等、ワームボロボロ上等。基本的に激しく消耗するのが前提なので一度気に入ってもらいさえすればリピート購入してもらいやすいことは容易に想像出来ます。そりゃメーカーもこぞって参戦したくなる。
ちなみにヘッドのみだと各サイズ740円で2個入りのようです
http://www.daiwa.com/jp/fishing/item/lure/salt_le/sumuraitachi_winddartheadss/index.html
裏面の説明とか
パッケージの裏側。
まぁ、ダイワっぽいライティング。そんなに大々的にというか、大げさに書くほどのことでもない感じですが書かないわけにはいかないというか。
開封。
いわゆるブリスターパッケージとなっていて型崩れしにくいです。ゴミは増えますけども。
発光体は1本。8時間発光するとのことですが、ワインドでタチウオが釣れる状況で8時間無事でいられる気はしないので発光時間はそれほど気にせずとも良い気がします。
サムライ太刀ワインドダートを実際に見ていく
出した状態がこちら。いやぁもうコメントすることがないぐらい普通にタチウオワインド用ヘッドとワームという感じ。笑
匂いとかはとくにつけられておらず、普通のワームといった所。
真上から。
結構平べったいです。
前から。
なるほどなるほど。正三角形ではなく扁平な感じにしつつ、下部の形状もいかにもスライドしそうな形状になってますね。
扁平な三角は、小さい力でも水を受けることで抵抗を発生させやすくし、しゃくり1~2回目でダート(左右にスライド)がすぐに開始されやすいことを意識しているものと思われます。
で、ヘッド下部のでっぱりはシャクった後、ヘッドが自由落下する際にスライドした姿勢をサポートするためにこれまた抵抗を受けやすい形状になってるんだろなと。
ヘッドの上側はシャクった時、下側はフォールの時のための形状。
単純なことなんですけど形にして見せてもらうまでは意外と出てこ無さそうな発想かもしれないですね。
真下から。
なんでフックアイがこんな形状になってんのかな?と思ったら
アイを後ろへ少しでも延長することでフックポジションが下がってフッキング率が上がるんじゃね?!ってことのようです。
まぁ、バランスにもよるんでしょうけどもあんまりヘッドに近いよりは腹にフックがあったほうが確かに針掛かりしやすそうなのでこれで良いと思います。
真横から。
ヘッド下部のでっぱりが目立ちますね。こんなに出っ張ってはスライドしにくいのでは?と思う人もいそうですが、実際にはスライドってのは頭の向きを変えたあとは次にシャクられるまで真っ直ぐ進むので、この出っ張りがスライドの邪魔になることは無さそうです。
真横からその2
フックはクワトロフックと言って4本針です。これまでタチウオワインドと言えばトリプルフックが主流だったかと思いますが、掛けてナンボのタチウオワインドにおいては合理的な選択だと思われます。また、フックにはダイワお得意のサクサスコーティングが施されていて非常に刺さり心地が良い。めっちゃささります。
ワームを見る。
公式サイトではこんな感じの説明。
http://www.daiwa.com/jp/fishing/item/lure/salt_le/sumuraitachi_winddart/index.html
まぁ、無いよかあったほうがいいかな程度のイメージ。
ディンプルが無いバージョンを使ってみないことにはわからん・・・。
ワームのお腹側はフックを真ん中に刺しやすいようにラインがあります。
ちなみにこんな説明もありました
http://www.daiwa.com/jp/fishing/item/lure/salt_le/sumuraitachi_winddart/index.html
やっぱ思ったとおり、扁平な形をすることで小さい力で云々ってことみたいですね。
吊るしてみる。
だいたい45度ぐらいですかね。特に言及するような感じはないですね。
サムライ太刀ワインドダート、買い?
結局のところ、実際触ってみてどーなのかってことですが、
まぁ~・・・特に「絶対買い!」とも、「絶対無し!」言えないなぁというのが正直な感想です。
ぶっちゃけた話、タチウオワインドなんてのはヘッドがどうのこうのワームがどうのこうのって以前に、「どのヘッドだからよく釣れる!」みたいなのが無いんですね。
メーカー各社、設計思想が違うのでスライド幅が大きいものもあれば、わざと小さくしているものもあります。上下左右に大きく跳ねさせる為にそれなりに大きくシャクらないとダートしないヘッドもありますし、この製品みたいに小さい力でもダートしそうなヘッドもあります。
なので使う人各々のスタイルや思想によって評価がわかれそうな所であります。
個人的にはこんな風に思います。
これからタチウオワインドを始めるぐらいの感覚の人なら全然アリかなとは思います。
まず値段がさほど高くないこと、ダイワという大きなメーカーから出ているので流通量も多く入手しやすいこと、だから再度購入する際も手に入れやすいことなどがあげられます。
一方で、私ぐらいタチウオに没頭してる人間には「それでええんやろか」という思いも多少あります。
この製品、ぶっちゃけただの後出しじゃんけんなんだよな・・・。
これまでタチウオワインドなんて釣法はスタッフが数人しかいないような一部の小さなメーカーやローカル釣具店が大事に大事に育ててきたコンテンツのような気がします。
関西を中心としてワインド人気が高まり市場が成熟したこの数年、そこで大きなメーカーが参入して大きな資本を投入する。当然これまでワインドブームを作り上げてきたパイオニアと呼べる製品は割を食うことになるでしょう。
資本主義的な見地でそれはもう当然であり何か口を挟む余地もありません。
でもなぁ、なんか割り切れないというか、後出しだよなぁ・・・という感情が今の正直な所。
ダイワぐらい多くのテスターモニター抱えてるんだったらこんな後出しじゃなくて何か新しい思想、せめて何かプラスワンの着眼点などがあればこんな風には思わなかったかもしれない。モノ自体は全然悪くないだけになんか残念な印象。