今年も暑くなってまいりまして釣行ペースがめっきり落ちてきております。
それは例年通りなので別にかまわないんですけども、今年は違う。ブログがある。
基本的に釣行記で内容をまかなっている当ブログとしては間が持たないので手持ちの釣り道具でまともにオススメ出来そうなアイテムを選抜して夏の間は凌ごうと考えています(^_^;)
今回は手始めに海の釣り人必携「フィッシュグリップ」のインプレご紹介。
STUDIO OceanMark OCEANGRIP OG2510HDをインプレしていく
ソルトルアー、特にジギング系の釣り人にはお馴染みのスタジオオーシャンマークのオーシャングリップ2510HD。定価29,500円。
実は2018年にオフショアジギングデビューに合わせて購入したものですが
まだ一度も使っていない。笑
毎回オフショアジギング釣行には持っていっているものの、どの船も釣り上げたらすぐに船長がサっと持っていって即シメてしまうので使う機会が全くありませんでした。笑
そもそもグリップが必要だなってときも船だと船に常備しているグリップがだいたいそこらへんに転がっているのでいちいちボックス開いて取り出すことがなかったんですねえ。笑
実際に使っちゃいませんけど十分紹介出来るのでそのまま紹介していきます。笑
オーシャングリップ2510HDの基本的な紹介
まずは簡単に、オーシャングリップとはなんぞやの基本的な紹介を・・・
ソルトルアー(特にジギング界隈)では人気メーカーのスタジオオーシャンマークから発売されているフィッシュグリップで、デザインもさることながら堅牢性や魚を掴む強さ、その他の便利機能などで大変人気のあるフィッシュグリップと言えます。
フィッシュグリップ何買おうか?と悩んだら(値段はそこそこするけど)大体これ買っとけばほぼ間違いないんじゃないかと思います。
やけに目立つメーカープロがいるわけでもないし、熱狂的な信者もそれほど数いませんし、悪い評判も大して耳にしないので、個人的には使いやすいなぁと思い購入。
OCEANGRIP OG2510HD各部を見ていく
ではサクサクとオーシャングリップ2510HDの各部を見ていきます。
ハンドル部分、ハンドル周り
握る部分はEVA素材で出来ていてしっとりと馴染む質感。シーバスロッドとかのグリップに使われているものと同じですね。オーシャングリップの刻印が入っています。
グリップ下部にはカールコードを装着出来るようになっています。
回転するのでコードがからみにくい構造となっています。
たいがいのカールコードってのは回転するように出来ているのでココの部分が回転しなくても大して絡まないでしょうけども、一応回転するようになってたほうがより絡まないのでユーザーファーストではありますね。また、見た目からして非常に堅牢に作られています。
グリップの上部には魚を掴んだ際にハンドル(トリガー部分)をロックする機構が搭載されています。
普段はピストル形状のオーシャングリップ2510HDですが、魚をグリップして持ち上げてグリップをまっすぐ下に向けると自動的にハンドルがロックされてストレート形状に変化します。
で、ロックされるとグリップ部分に内蔵されているスケール(量り)が出てくる仕組みとなっています。
このスケールもなかなか精度の高いものとなっているのと同時に、なんと10kgまで計量が可能。10kgを超えるような獲物の場合は残念ながらですが、そんなもん狙う場合は普通それに対応したアイテム持っていくかと思うので「10kgまでしかなくて残念」という感想を抱く人はほぼ皆無であろうと思います。
本体部分とグリップ部分(魚の口に掛ける部分)
特に言及するところがないほどシンプルで嫌味のないデザインです。
デザイン的には特に攻撃的になっておらず意味もなくオラついたデザインをしているグリップが多い昨今では保守的とも言えるデザインで扱いやすいですね。シンプルイズベスト。
グリップ(魚の口に掛ける部分)は、この手のフィッシュグリップでは珍しく尖り気味のデザインとなっています。割と多いのが「魚を傷つけないために」丸みを帯びたデザインにしているフィッシュグリップですが、オーシャングリップの場合は「とにかく掛けた魚がはずれない」を優先しているようです。
HDと通常版
今回はHDの紹介ですが、通常版も発売されています。
違いとしてはグリップ部分(口に直接掛ける部分)がステンレスかアルミかの違いのようです。
後述しますが個人的にはHDのほうをオススメします。
取説
取説の内容がものすごく多かったのでUPしておきます。
特におかしなことは記載されてないように見えますが、いちいち載せてくれるだけでありがたいですね。こういうのは小さなことだけど大事なことのように思います。
こちらは↑の取説の裏側(表?)
こんな機能搭載してますよ!が色々と書かれていますが特に言及するほどのものは見当たりません。
スタジオオーシャンマーク オーシャングリップ2510HD 買い?
さらっと紹介していきましたけど結局の所買いかどうか?って話が一番重要ですね。
個人的な評価で言えば「買えるんなら良いと思う」「好きなら良いと思う」という結論に至りました。
まず1点目、探せば十分にアンダー1万円で買えるフィッシュグリップに(いろんな機能が搭載されているとは言え)2万円後半のコストを掛けられるか?と言われるとちょっとイモひいてしまいますね。私の場合は清水の舞台から飛び降りましたが。
2点目、1点目の派生ですが値段は少々高いものの、「他のよくわからないメーカーのものを使うぐらいなら大好きなスタジオオーシャンマークの製品を使いたい」という純粋な気持ちがあるのなら良いと思います。
モノとしては抜群に良いシロモノなので「買えるんなら」「好きなら」まず不満は出ないアイテムと言えるでしょう。
ちなみに、通常タイプが定価25,000円でHDが29,500円です。大きな違いは魚を掴む部分がステンレスかアルミかの違い。
通常タイプでも25,000円と大変高価なアイテムですが、どうせならもう数千円足してHDタイプを買っちゃったほうが個人的には所有欲も満たせるのではないかなと思われます。
せっかく25,000円も出して通常タイプ買ったのに心の中では「あと4,000円出せばHDタイプが買えた」みたいな心のモヤモヤが残る可能性があるので買えるんならHDタイプのほうをオススメします(^^)
SMITH イージーフィッシュグリップのインプレ
続きましてスミスのイージーフィッシュグリップの感想などなど。
まず、なんでコレ買ったの?「SOMのオーシャングリップとかいうエエモノ持ってるやん」と思われる方も少なくないでしょう。
私自身もなぜ買ったのかよくわからない
のが正直な所ではありますが、オススメする内容と私の中の「なぜ買ったかよくわからない」が恐らく合致しているので自分の気持を整理する上でもぜひご紹介したいと思った次第。
スミス イージーフィッシュグリップ
ちょっと失念しましたがなんだったかの(ジギング系)釣り番組を見ている時にインストラクターの方が使用していたものがコチラ。スミスイージーフィッシュグリップ。
「なんや?あのヤットコみたいなグリップは」と思い、一時停止してよく確認してネットで調べました。笑
10kgを超えるでけーカンパチを持ち上げていたグリップだったので非常に印象的でした。
で、よくよく調べてみると
これがまた安い
通常版3,400円、ミニ3,200円。そしてステンレス製。
オーシャングリップHD(29,500円)のステンレスとはもちろん品質に差はあるかもしれませんがオーシャングリップ通常(25,000円でグリップ部分はアルミ製)とは一体なんなのかと思わされる価格差です。
もちろん所有欲など画一的に測ることが出来ない感情はありますが、使用用途はどちらも同じです。
前述のSOMオーシャングリップで
「探せば十分にアンダー1万円で買えるフィッシュグリップに(いろんな機能が搭載されているとは言え)2万円後半のコストを掛けられるか?と言われるとちょっとイモひいてしまいますね。」
と書きましたが、まさにその通り。探せばアンダー1万円で十分に耐用し得るアイテムがあるものです。
なので2個買いました。
通常バージョンとミニの2種類。
通常バージョンは21.5cmでミニが15cmとなっています。
比較のために隣に油性マジックのマッキー置いてみました。笑
スミス イージーフィッシュグリップの各部を見ていく
ではイージーフィッシュグリップの各部を見ていきます。
オーシャングリップに比べるとシンプルなのでサクサクいきます。
フィッシュグリップ全体
どっちが表で裏だかわかりませんが表と裏。
ステンレス製グリップの持ち手部分に軽くラバーコーティングしてあるシンプルな仕上がり。
裏側にはスミスのロゴが刻印されています。
写真の通り、持ち手最下部にはアナログながらもロック機構が備えられていて、
握ればロック、もう一度強く握るとロックが外れる機構になっています。
グリップ部分(魚の口に掛ける部分)
グリップ部分は丸みを帯びた形状で、出来るだけ魚にダメージを与えないような形状になっています。オーシャングリップの場合は少し尖っている形状なので魚を傷つける可能性は高いと言えるでしょう。
傷つけるつけないに関してはメーカーの考え方や、釣り人それぞれの考えがあると思うので一概にどちらが良いかの判断はここではしません。
「魚釣りやってりゃ魚傷つけて当然。いまさら何を」と思う人もいれば「傷つけずにリリース出来るならそれに越したことはない」と考える人もいるでしょう。
持ち手部分
持ち手部分ですが、前述の通り握るとロックされ、もう一度握るとロックが解除される機構になっています。
それなりに強く握らないとロック&ロック解除されないので女子供には向かないかもしれません。
また、あまり雑に扱うと手の肉を挟みかねない構造になっているのでその点に関しては十分に注意が必要と言えそうです。
通常とミニの大きさ比較
実際に握ってみて大きさ比較してみました。
私の手は特に大きくも小さくもない通常の成人男性並です。
通常バージョン(21.5cm)ではしっかりとフィットします。
また、前述の「ロック時に手の肉挟みそう」も、気をつけていればまず大丈夫でしょう。
次にミニ(15cm)小さいですね~。
小さいので女の人や子供の手にフィットするか?と思いきや、ロック時の握る必要な強さはミニのほうが要ります。
小さいので握りにくく、力が伝わりにくいのでより強い力が必要です。なので女子供ならむしろ通常サイズ(21.5cm)のほうが扱いやすいかもしれません。
また、ミニの場合はサイズが小さいので手の大きな方はロック機構に手の肉が挟まれる可能性があるので十分に注意してください。
肝心の魚を掴む力は?
残念ながらイージーフィッシュグリップにて魚を掴んだことはありませんが、前述の通り「10kgを超えるでけーカンパチを掴んでたのが印象的」で購入したモノなので大半の魚種にはオーバースペックと言える水準と言えます。
また、「自らの手で握ってロックする」ので、オーシャングリップなどのバネ力と構造の力学のみで掴むよりも、魚を掴む分にはガッチリと掴むことが出来ます。
10数キロの青物ぐらいなら通常版21.5cmで全く問題なく使用出来ると断言します。
スミス イージーフィッシュグリップ 買い?
先に紹介したオーシャングリップと同様に、買いかどうかの判断ですね。
買いです。
理由は色々とありますが、まず挙げられるのはとにかく「掴む強さ」ですね。
オーシャングリップを始めとしたトリガー式のフィッシュグリップではバネの力で挟むだけなので角度や掴み方によっては魚が容易に外れてしまい、オートリリースや口にルアーがついたままで暴れて危険などのリスクがありますが、
イージーフィッシュグリップの場合、基本的には自らの握力で掴むので簡単に外れませんし、そもそも強く握った時点でロックされるのでこれまた外れません。
そして、機構が単純なことから値段も安い為、ボロボロになるまで使ったら2代目3代目と買い替えに踏み切りやすい。
その点で高級フィッシュグリップでは買い替えが容易ではありません。ボロボロになっても「数万円も出して買ったから・・・」と使い続けるうちに劣化し本来の用途を満足に果たせないまま使って・・・トラブル。なんてことも想像出来ます。
以上の理由からスミス イージーグリップ。買いです。
もちろんチープな仕上がりなので高級志向の方はご満足いただけないかもですけど、「魚きっちりつかめればなんでも良いよ」という方には大変オススメの一品と言えます。
以上、オーシャングリップ2510HDとスミスイージーフィッシュグリップのインプレとご紹介でした~