この時期、例年であればもう釣りはお休み期間中の真っ最中。
暑いし、エサ取り多いし。
しかし今年は違う。昨年船タチウオテンヤやイカメタルなどという遊びを覚えてしまったが為に釣行回数自体は少し減っているもののズルズルと続けてしまっている。
なんやかんやまだ経験1年未満の釣りなので引き出し増やしたいし経験も積みたいのも本音。
開幕したばかりなので予約でいっぱい。
肝心の釣果自体はというと今シーズンはまだ開幕したばかりでなんとも言えない感じではあるものの、絶好調とまでは言えないまでも「悪くない」という雰囲気。
そんななので待ってました!とばかりに船タチウオファンがこぞって今シーズンの船タチウオに挑んでいる様子。
この日も満員まであと1人の9人での出船。上手い人でせいぜい30匹前後しか釣れないがそれでも予約が埋まるようで・・・。
前回行ってからそんなに日は空けてないのでこの釣行自体元々予定していなかったのだけど、ちょっと現実逃避&天気予報みたら午前中は曇り予報だったので急遽。衝動的に。
曇天ってこともあって朝はそこまで暑くないが・・・。
6時前頃出船。目指すは須磨~神戸沖。
泉南から出船し小一時間程度。
西宮~明石あたりの船に乗ったら30分前後で着くだろうなぁ。そこらへんの船宿に乗ればいいんだろうけど、そっち方面の船宿全然知らないもので・・・。
須磨~神戸沖は船の渋滞
ポイントに到着。
360度見渡す限り船の渋滞。
どうやらこの辺はシラス漁の漁場だそうで、朝は底引き網の船でいっぱい。
そのシラスを食べにタチウオが集まってくるってわけですねえ。
船中ファーストヒットは譲れねえ!!
この日ももちろん買ったばかりの18シーボーグ200J。まだ慣れない。
一発目はオリジナル塗装のテンヤでスタート。笑
水深は65m程度。
曇天ではあるもののそれなりに明るい時間になってしまっているのでどうせそんなに浮いてはいないだろうと底付近まで一気に落としてすばやく探る。
ポーンと大きく跳ね上げるアタリ。
船中ファーストヒットいただきぃー!!
それにしても真冬のタチウオと違って本当に引きが強い。
「真冬やったらこれ120センチはあるよな・・・」ってレベルの引きの強さ。
抜き上げてみると90センチくらいしかないんだけども。
あと、エサがすぐ溶ける。
冬よりよっぽどエサ持ちが悪い気がする。
一噛みの強さが違うんやろうか。海水温が高くてエサが柔らかくなっちゃうんだろうか。
この辺の感覚のズレみたいなのを修正していかないと手返しが悪くなりそう。
船中まだアタリすらない人も半分以上いるみたいだけど二匹目もすぐに拾えた。
違う塗装したテンヤに変えてもリズム良く。
いやーそれにしても本当に引きが強い。こりゃ面白い。
序盤は、まぁ、ポツポツ。私が五匹釣り上げる頃には船中で丸坊主の人もいなくなった感じ。
難しすぎず、簡単すぎず。
この日の特徴としてはタナがとにかく定まらない。
底から5m近辺で釣れたなぁと思ったら次は15m上で釣れたり。
この時点では曇天だったことも要因だと考えられる。
なので同じところばかりを攻めずに幅広くタチウオを探す能力が問われそうな感じ。
でも居たら居たで簡単に釣れる。そんな雰囲気。
難しすぎず、簡単すぎずちょうど良い面白い釣りではある。
ただただ爆釣で作業みたいな釣りも全然嫌いじゃないけど、こういうテクニカルな雰囲気も悪くない。
天気よ、ずっと曇っててくれ・・・。
時刻は10時過ぎ。後半に差し掛かったところ。だいたい20匹程度だろうか。
平均的なサイズはボチボチ。リリースを検討するようなサイズは一切混じらない。
考えようによっちゃあ、指2本とか2本半みたいなのを100匹釣るより値打ちがあるかもしれない。
願い虚しく快晴に。
あっという間に快晴。
暑い・・・暑すぎる・・・・。電動リールがエラー吐くんじゃねーかってぐらい熱くなってしまう。
この日は一応熱中症予防ということで塩分とかミネラルみたいなのを補給するタブレットも携行。
ポカリスエットっぽい味。まぁこれで多少は安心出来るっていうんなら持ってても損はないか・・・。最初からポカリ飲んでるほうが良い気もする。笑
やっぱりそうなるわな。大失速。
ここから状況は一変。潮は大きく2枚潮。水深に対して1~2割多く道糸を出さないと底が取れない。そうなってくると今度は両隣とオマツリ頻発。
相当やりにくい状況に。
合間合間になんとか拾うものの、道糸が出過ぎで一体何mで釣っているのかボヤけてしまってわかりにくい・・・。
どんどん2枚潮はひどくなっていってなんとかやっと針掛けしても隣の人とオマツリしちゃってフックオフなんてのも。
最近はそういうのにイラつくこともなく、もうある程度しゃーないと割り切ってる。お互い様といいますか。
最後の1時間では1~2匹拾ったのみで12時に納竿。
今回も抜き上げポロリ2匹。オマツリバラシ2匹。テンヤのロストが1個。
オマツリバラシはもうある程度しょうがないとして、抜き上げ時のポロリは問題。冬のタチウオと違って最後まで暴れるから抜き上げが結構シビア。
一発で抜き上げる度胸と、それを逆算して良い抜き上げ角度で迎える技術。そこらへんを今後は意識して練習したい。
帰港。暑かったな結局。
暑かった・・・やっぱり暑かった・・・。行く前は「多少暑くてもなんとかなるやろ!」と思ってるんやけども、行ったら行ったで「もう夏の間は来んとこ・・・」と毎回思う。
最近お気に入りの飲み物。笑
甘酒って熱中症にめっちゃいいらしいし、そもそも結構好き。笑
あんなに甘ったるいのにゴクゴク行ける奇跡の飲み物。
帰りは泉南のサザンビーチを横切る形で。もう海開きしてるようでまばらながらも海水浴客の姿が。
白浜あたりと比べるとさすがにアレやけど、海は意外とキレイなので普通にイケそう。
結局めちゃくちゃ暑いだけだったタチウオテンヤ最終釣果
最終釣果は28匹。竿頭。
2番手で20匹ぐらいだった気がする。一番下で10匹。
今回も運良く竿頭になることが出来た。
なんとなく、なんか、差がつきにくい感じ。釣れる数が30前後程度だからだろうか。この時期の船タチウオテンヤを通いこんでいるわけじゃないのでよくわからん。
それにしても数は知れてるものの、とにかく引きの強さが魅力。
アタリの大きさみたいなのは冬と大差ない感じやけど、掛けてからの一発目の踏ん張りの強さ。電動リールが動かんからね。笑
引きが強すぎてバレたパターンが何回もある。中にはドラゴン級のやつもいたかもなぁ・・・。根掛かりしたんかな?って思うレベルのが1~2回・・・。
時期的なこともあるようだけど今現在はサイズも数もボチボチのある意味最高の状況と言えそう。
帰りの車。暑いよねホント・・・。エアコン効くまでめっちゃツライやつ。
今回の使用タックル
ロッド:DAIWA 極鋭タチウオテンヤSP 170 AGS
リール:DAIWA 18シーボーグ200J-L
道糸:DAIWA UVF メガセンサー 8ブレイド+Si 2号 300m
リーダー:サンライン SYSTEM SHOCK LEADER NYLON 70lb.