年末のあーだこーだだったり、強風&風向き悪いだったり、ちょうど良さそうな日に限って用事があったり体調崩したり、年末だからなのか?夜に私用が多かったので朝起きられなかったりで
全然釣りにいけてませんでした・・・。
なので必然的にブログの投稿も出来ず2週間も空けてしまった。
テキトーに釣りアイテムインプレでも記事にしようかと思っていたんだけども、手持ちの釣具で「これは絶対おすすめですよ!」というアイテムが見当たらなかったのでボツ。
手持ちの釣具を手当たり次第インプレするのって無責任な感じがするので気軽に出来ない性分。
で、年末の波に飲み込まれてしまいました。笑
でも釣り納めとなったら話は別。
時間を作ってでもやる!!
2017年を締めくくるに相応しい釣果を叩き出したいなと心に秘め・・・。
今年最後の釣行はやっぱりエビ撒き釣り
目印落とし込みや飲ませ釣り、タチウオ引き釣りなど色々とやってはいるが
やはり私はエビ撒きウキ釣りでハネチヌを狙うのが本業だと思っている。
締めの釣行はエビ撒き釣り。譲れない。
まだ暗い6時前に現場到着。
久々の釣行だった為か、ヘッドライトを持っていくのをうっかり忘れてしまい暗がりの中でスマホのライト機能を頼りに準備を進めた。
同じ釣りをずっとやっているせいか、かなり暗くても意外と手探りで準備出来るもんだなと新しい発見。笑
で、明るくなり初めてきた6時半過ぎに実釣を開始。
釣り納め。実釣開始。
今年最後のエビ撒き釣りはBORDERLESS420と13ハイパーフォース2500で。
実はこの13ハイパーフォースは以前から所持しているものではなく、今年購入したもの。
以前海上釣り堀でハイパーフォースを使用していたところ、壊れてしまったので代打。
朝イチは風も弱く、波もない絶好の釣り日和。
潮はこの所の強風続きで気持ち濁りが入っているものの冬なので全然透けてる感じ。
軽くエビを撒きながら仕掛けの浮力や調整具合などを見ていると
なんとなーく?なんとーなくだけど見えるか見えないかのタナで魚影がチラチラ見えるような気がする。
「ん~。なんか居てるなぁ~。ボラ?小さくは無さそうやねんなぁ~・・・・。」
と、よくわからないまま数投。
ウキがジワ・・・・っと沈み・・・・。
「お・・・っ。アタった・・・。めっちゃシブシブのアタリやな・・・。」
合わせたくなる衝動を必死に抑えウキの動向を注視。
ジワ・・ジワジワ・・・・・。
そしてトップが完全に沈んだ所で止まるウキ。
「んんんんんんn!!!もう待てない・・・・!!!!」
えいっと軽めに合わせるとしっかりした手応え。
が、ものの数秒~10数秒で浮いてくる獲物。
久々のハネ
久々やーん(^^) どこにおったーん(^^)
時刻は6時58分。
冬場ではもう少し遅い時間から釣れるイメージがあるが朝イチから釣れるなんて幸先が良い。
しかも今日は釣り納め。この1匹だけでも十分納められそうだ。
久々のハネ。魚体に注目
釣り上げたハネを見ると、ガリガリ。
時期から言っても、これは産卵から戻ってきた個体だと考えて良い。
阪神間あたりのハネの場合は9月~11月に餌を荒食いし、産卵関連の個体は12月頃にどこかへ一斉に消えてしまう。
この為、例年12月になるとエビ撒き釣りでは一斉にハネが釣れにくくなる。
飲ませ釣りなんかでは12月中も大型のスズキが連日釣果情報に載ったりするがやはり個体数は少なく、エビ撒き釣りではなかなか釣れる事はない。
なので、今回のような魚体のハネが釣れたということは、12月頃に一斉に消えたはずの産卵に絡んだ個体が湾奥に戻ってき始めている証拠。この1ヶ月は殆どハネが釣れなかったが今後は期待できる。
例年と比べるとシーズンの進行具合は少し早い雰囲気。
こりゃー1~2月は期待しても良さそうだ・・・・。
次はチヌを狙う。チヌも釣り納めたい。
太陽は完全に上がり、時刻は7時半前。
周囲は釣り納めをしにきた大勢の釣り人で賑わっている。
大半の方はフカセ釣りでチヌを狙っている模様。むしろエビ撒き釣りは私一人だけ。
一部ではセイゴなんかが爆釣し続けているものの、ハネは本当に釣果情報が少なかったのでまともにエビ撒き釣りをやっている人は少し足が遠くなっていることだろう。
で、周囲を見渡すと、フカセ釣りの人がチヌをヒットさせている。
「ほう。まだ時間早い気がするけどチヌも食うのか。」
と、少しタナを下げ、障害物がある根の荒い付近を積極的に打ってチヌを狙うことに。
角度を変え、タナを変え、エビを軽く撒きつつ数投でポイントを抑えていく。
かるーく誘い上げつつ・・・・仕掛けをフォール。
誘いあげつつ・・・・仕掛けをフォール。
と繰り返すと
誘い上げるタイミングで
手元に「ク・・・」と軽い重み。
そのまま手元を維持するか聞くかの微妙な角度で「ググっ・・・!」と重み。
合わせ&引きずりだす強引なストロークで一気に浮かせて勝負あり。
こちらも数秒で浮かせてグッドサイズ&グッドコンディションのチヌゲット。
いや~、良いコンディション。体高もある。体高あるせいで浮かせた時は結構でかいかと思ったけどアベレージサイズぐらい。
針掛かりは極上のフッキング。これならどんだけ暴れても引っ張っても切れない。
今日は竿が4m20と、短いので突っ込まれても重みはさほど感じないのでのされにくい(^^)
とりあえず一安心。なんとか釣り納まりそう
一応エビの写真も撮っとくかと一枚。
最近ケータイを新しいものに変えたので水の質感が前のカメラよりも良い感じに出る。
最近のケータイカメラってのは凄いね~。
朝イチは結構上滑りしていた潮も8時を回るとほぼビタ止まりになった。
少し手詰まり感を受ける。
潮は止まり、手詰まり感。さてどうする?
周囲の釣り人を見渡すと、誰も竿が曲がっていない。
一人だけ2枚目ゲットしたようだが、まだ釣果よりも人の数のほうが多そうだ。
しかし釣れてないわけではないので、やりようはあるのかなと・・・。
1枚目を釣り上げたときにダメージを負ったハリスを一気に全て取り替え。
ハリスを長めにとりタナを調整し直し、ジンタンを打ち替えて再調整。
これが良かったのか?
調整しなおして一投目。貨物船の往来の引波に合わせるように仕掛けを誘い上げた瞬間、
ひったくるような大アタリからの強烈な突っ込み。
完全に不意をつかれたので一気に竿をのされてしまい障害物ガリガリ(^_^;)
道糸を可能な限り緩めて、擦れをやわらげてはいたが、時すでに遅し。
引きずり出そうと少し竿を立てたタイミングでチモト近くでハリス切れ。
これはもう半分しょうがない・・・。
障害物周りでチヌを釣ろうと思ったらハリス切れは必要経費と割り切るしかない・・・。
せっかく作り直した仕掛けが一発でジャリジャリにされてしまったので面倒だがもう一度作り直して数投後。
「回収して打ち直すかなぁ~・・・・。」ってタイミングでグっっと重み。
少し首を振った感触があったのでそのまま大きく合わせて乗せたものの障害物に入るか入らないかギリギリの攻防(^_^;)
結局まぁまぁ入られてしまったけども。笑
またもグッドコンディションのチヌ
こいつも浮かせた時に「お!結構デカイんちゃうん!?」と思ったが体高だけで、長さはさほど無かった。
日が昇るにつれアタリが遠のく
冬場は日が昇るにつれて尻上がりにアタリが増えていくことが割とある。
だいたい目安は9時頃だろうか。それまで全くアタリがもらえなかった日も9時を過ぎてから連発するということがある。
今回もそれを期待して9時過ぎからアタリが増えるのでは?と思ったが、時間が経過するほどアタリも減り、雰囲気がなくなってきてしまった。
この時間帯にはもうほとんどやることはやりきっており、完全に手詰まりな状態に陥っていたが、どこかでチャンスが来るはずと信じ、愚直に同じことを淡々とやっていた。
回収時、「ん?根掛かり・・・・?」
グっと引っ張ると、「ブルン・・っ」という手応え。笑
障害物に潜られちゃいけないので強引に引っ張り上げると
ハネの魚影。そしてまぁまぁデカイ。
今まで撒いていたエビをこっそり食っていたのだろう、海中で必死に身体をよじらせながら口からは大量のエビが吐き出されている。
「おおおお!!まぁまぁデカイやん!60cmはありそうや!!」
と丁寧にやり取りをし始めたそのとき
フっ・・・と軽くなり、針ハズレ。
恐らく回収時に反射食いしたんだろう。フッキングも極浅く、身切れしてしまったものと思われる。
この時ハリスはいつもより太めの2.5号を使用していたので少し強引なやり取りが仇となったかもしれない。針外れしてしまうような時はどれだけ丁寧にやっても結局外れてしまうんだろうけども・・・。
あまりの悔しさに一瞬膝が折れてしまった。
諦めない。二匹目のドジョウはいるはずだ!!!!
膝は折れたものの、上半身は仕掛けを投入する前に撒き餌を打つ動作に入っており
(いるであろう)バラシた以外の個体を足止めする為に広範囲に撒き餌を打つ。
広範囲に撒き餌をした後、もう一度撒き餌を重点的に打ち、ポイントを丁寧に作り直して仕掛けを再投入。
いるはず・・・・いてくれ・・・・と願いながら丁寧に丁寧に仕掛けを馴染ませ、誘いをくれてやる。
内心「おるはずないやろ二匹目のドジョウとかアホか・・・。俺のやってきたエビ撒きハネ釣りはそんな簡単なもんやない・・・ましてや冬場や、ワンチャンス逃したらもうそれで終わりや」と思いつつも
結局丁寧にやり切るしかないので丁寧に丁寧に・・・。
するとウキがジワ・・・
ジワ・・・・。
「うわぁ・・・これもシブシブやねぇ・・・。」と思い、アワセをくれてやりたい衝動を抑えて抑えて・・・・。
ジワ・・・・キューーーーーーン!
とウキが沈んだタイミングでカウンター。
やっぱおったー!!!二匹目のどうじょううう!!!!!
チラっと魚影が見え、「お!こいつも結構デカイんと違うか!?」と丁寧なやり取りをしつつ
徐々に浮かせてきて魚影をばっちり確認。
「おおおお!?さっきバラシたのと全く同じようなサイズなんやが!!!!!」と思いながらネットイン。
久々の60cm~♪
その後はさすがに三匹目のドジョウは存在せず、完全にアタリも遠のき、そして手詰まり。
エビの中に1匹だけウグイが混入していたのでそのまま鼻掛けしてなんちゃってノマセ釣りを10分ほどやってみるも「釣れるわけないわ」と思いすぐにやめたり。笑
手のひら以下サイズのガシラを手乗りガッシーと称し遊んでみたり
もう完全に周りも釣れてない。雰囲気も遠のいた。
時刻は10時半を周り、周囲の釣り人も「もうアタリないわ~」と諦めムード。
私もほぼほぼ諦めムードに入りかけていたが、「あと一枚獲ればハネチヌ合わせて5枚になるのでこの時期としては十分なボリュームになるか」と考え、折れそうな心をなんとか支えながら黙々と撒き餌を打つ。
ビタ止まりだった潮が大きく上滑りし始めたタイミングで
ツンっ・・・・。
というハネ特有の美麗な前アタリ。
きたああああああああああああああああああああ
これを見るためにエビ撒きハネ釣りしてるといっても過言じゃない
数秒の間を置いて、スゥ~~~~っと教本のような、お手本のようなウキの消し込み。
潮は大きく上滑りしているのでウキがナナメに消し込んでいき・・・・。
ソフトに合わせて、
重★量★感!!
魚影を見るまでもなく、まず間違いなくハネだと確信しているので丁寧にやり取りをして
楽しむためにあえて長めにやり取りをしつつ、これまたグッドサイズのハネゲット。
こいつもガリガリやねぇ~。産卵後っすねぇ~。
食ったらパッサパサなんやろねぇ~。
2017年釣り納めのエビ撒き釣り。最終釣果
結局11時過ぎまでやり切って最終釣果は
ハネ3枚、チヌ2枚の計5枚でフィニッシュ。
大勢の釣り人がいたがハネチヌだけの数なら竿頭だったと思われる。
というか残念ながら大半の方が釣り納め失敗に終わっていたように見受けられる。
サイズはハネチヌ共にグッドサイズで、まさに冬場の釣りといった様相。
あ、苦言になりますが波止の至る所にコマセが散乱しててすごく迷惑でした(^^)
フカセ釣りの方はかならず掃除して帰ってください(^^)
しないなら釣りやらないでください(^^)
2017釣り納めエビ撒き釣行の総括
特筆すべきは前述の通り、
ハネがガリガリであるということ。
10~11月頃に釣れるハネはパンパンで体高もしっかりした個体が多いが
12月に一旦釣れなくなった後に釣れるようになった個体はすっかりやせ細っていることが多い。
もちろん産卵に関係のなかった個体はここまで痩せていないのだけど、数が少ないのか私の経験上それほど釣った記憶はない。
ということで、例年よりもまだ少し時期は早いものの順調にシーズンは進んでおり、これからさらに多くの個体が湾奥に戻ってくることでエビ撒きハネ釣りの釣果も安定し始めるのではないかと期待。
また、ハネ釣りにおいてネックだった青物の魚影の濃さももういい加減落ち着きを見せ始めており、これも好材料だと思われる。
2017の下半期で、私はどの魚種においてもシーズンの進行が数週間~1ヶ月程度の早さを感じていて、チヌもこれに当てはまるのであれば今後乗っ込み(チヌの産卵)にも影響があるのかも?と注目している。
シーズン進行が早いのが釣りにおいて良いのか悪いのか現時点ではなんとも言えないのだけど、少しでも好材料であることを期待している。
次回の投稿は年明けてからになりそうだけど、2017年の釣行を振り返る感じのことを書いてみたいなぁという気分。
今回の使用タックル&釣行メモ
釣行メモ:実釣時間5時間半、タナ2.5-3.5、ハリス切1、素針1、針外1。上撒きのみ。潮動き出しのタイミングが良かった。集中する時間はさほど無いものの前半がやや優勢。
ロッド:SHIMANO ボーダレス 420MT
リール:SHIMANO 13BB-Xハイパーフォース 2500DXG
道糸:サンライン テクニシャンNEO 3号
ハリス:東レ トヨフロン 2.5号
ウキ:自作棒ウキ 0.8号
針:がまかつ ふかせグレ 6号