この日は久々のムコイチでエビ撒き釣りをしようかと思っていたけども早朝にまさかの注意報。武庫川一文字は強風注意報が出ると出船が中止となるのでせっかく渡船屋まで行ったが諦めるハメに・・・。
諦めるとは言っても車にはさきほど買ったばかりのシラサエビが・・・。
釣り自体を諦めることは出来ないので結局いつもよく行く波止へ・・・。
雨のエビ撒き釣り。
ちなみに今回の釣行記は2釣行分。
どちらの釣行も1記事ずつにしようかと思ってたけど面倒になったのでまとめて一つに。
しかもあっさり目で。
この日は朝7時頃には雨があがる予報だったが、現地に到着したのは5時半過ぎ。
いつもならエビ撒き釣り師でいっぱいのこの波止も雨ということもあって誰もいない。
「そのうち上がるしこの程度の雨で貸し切りだぜ~」と思いながらさっそくスタート。
雨で活性があがってしまったのか、セイゴラッシュ。
毎投セイゴがあたってくる・・・。
ちなみに潮の色はご覧の通り。どちゃ濁りである。
正直海かどうかすら疑わしい色だ。笑
そして雨が上がる頃に釣り友のN吉氏が登場。
N吉氏が準備をしているのを横目にセイゴを数匹釣り上げるが、結局ハネは来ず。
日は完全にのぼった7時37分。1枚め。
8時02分 ポツポツ
潮はさほど動いてもいないがあっちへ行ったりこっちへ行ったりフラフラ気味。
変化と呼べるほどの状況でもなかったがビタ止まりのクソ凪よりはマシか。
8時23分 これまたポツポツ。ジャスト40cmのギリギリハネサイズ。
8時33分スイッチ入ったか?ラッシュくるか?
期待したものの、ラッシュは来ず。
この日はいつものように鼻掛けよりもチョン掛けのほうが微妙に良かったような気がする。
11時から所用があったので9時には納竿。調整しようと思えば出来たがこんなフラフラした潮じゃー期待薄いなと思って速めに納竿。
釣り友のN吉氏は私が納竿時ハネ3-4枚。
N吉氏には「5枚目釣るまで帰ったらあきませんよー笑」と言い残し私はに帰宅の途に。
が、しかし
その後、私が帰った後に時合が来たとのこと・・・
「あのままおったらツ抜けは余裕やったと思うよー」とN吉氏。
あああモヤモヤする!!
モヤモヤしたので連続で釣行した
私が帰ったあとに時合が来たなんて今までほとんどない経験。
雨の直後にエビ撒き釣りすることが今まであまりなかったが、雨の直後ってのは予想のつかないことにもなったりするんやなと良い勉強になった・・・。
消化不良なので2日連続でエビ撒き釣りへ。
が、当日釣り場には釣友や知人の知人、常連などなど上手い人がいるわいるわ。
普段なら半数ぐらいは見たことあるんだかないんだかわからない程度の人がいるんだけど今日はだいたい顔がわかる人ばかり。
釣り友のN吉氏やエビ撒き釣りのレジェンドである加古氏、ムコイチのハネ釣り王座も制したことがあるK林氏などなど・・。
「こりゃ今日は、、、手を抜くと恥かくぞ・・・」と確信。
久々のめちゃくちゃ面白そうな潮。
朝イチ、ウキの馴染み方から潮を見る。
強めの2枚潮。
棒ウキがまっすぐに立たない。立たないが、さほど早く流れていくほどでもない。
つまり、上と下の潮が若干逆方向ずつに動いているということ。
こんなイヤラシイ潮はここ最近なかった。久々。
ここんとこずっとおとなしい潮でウキめがけて撒き餌しとけば誰でも釣れるやんみたいな面白くない潮が続いていたので「釣れる人と釣れへん人の差がえぐいほど出るぞ~(^^)」とドキドキワクワク。
5時37分。どきどきわくわくの難しい潮でワクワクのアタリから・・・サバ。
セイゴ。
その他セイゴ5匹。
周りと比べても私のほうがややアタリが多そうではあるが全てセイゴ。無意味。
ただ、この複雑な潮とセイゴの活性の高さ。なんとなく、勘の範疇を脱しないが爆る予感がする。
気がかりは一つ
予感通り爆るんだとしても、気がかりなことが一つある。
それはこの日この波止に上手い人が多すぎること。普段だったらどこの波止行っても竿頭あるいは竿頭級の釣果を毎回叩き出せる人が勢揃いな状況。
波止に回遊してくるハネの数なんかたかがしれているので、回ってきたハネの争奪戦になるんだろうなあ・・・。
もはや名人決定戦の様相。
セイゴはすぐに落ち着き、5時47分。1枚め
難しい潮は苦手じゃない。6時00分 2枚目。
ハネ釣り王座K林氏と私がまずは一歩リード。
6時17分 3枚目。
時間と枚数だけ見ると順調に釣れているように見えるがメンタル的には非常にキツイ。
常に誰かが竿曲げてるか、合わせる竿のブンブンという音が聞こえてくる。
目の前のウキはナナメに立って右にも左にも動かないというどう考えても難易度の高い複雑な2枚潮なのに簡単にアジャストしてくる。
「バケモンどもめ・・・。」と心の中で思いつつも集中して続行。
6時59分。
7時21分
言い方は悪いかもしれないが、普段ならヘタクソな人がいくらか混じっているがこの日は近い釣り座に「ヘタな人」はおらず、全く手が抜けない。
ハネなんて魚は撒き餌に寄ってきた程度の数じゃたかが知れていて、「ヘタな人」が近くの釣座にいればその人の撒き餌に居着いたハネがそのうち「上手い人」の撒き餌に居着いてソッコー釣られる。エビ撒きハネ釣りとはまさに「釣らないと釣られる」タイプの釣り。
残念なことに今日はチャンスを確実にモノにしていかないと逆に釣られてしまう。手が全く抜けない。
どんな時間帯でも誰かが何かしら仕掛けていってアタリをひねり出してくる。
潮が滑ろうが飛ぼうが凪ごうが・・・どんな状況でも・・・バケモンどもめ・・・。
7時42分
残念ながら、この時間帯になりクソ凪になっていたが一瞬潮がよれたタイミングでアタリを強引に作り出していき・・・
8時14分
7枚目、トップのK林氏に並んだが・・・
前日はこの時間から(私が帰宅した直後に)時合に突入してしまったがこの日のこの時間帯はベタ凪となってしまい魚の活性も上がりきらない様子。
それでもバケモン揃いなのでなんとかかんとかアタリを出すようで、誰かが合わせを入れる竿の風切音や「今当たった」などの会話が散発的に聞こえてくる。バケモンどもめ・・・。
私も全く手を抜かずに真剣集中。潮がよれたタイミングや風が強くなって一瞬潮が複雑になった瞬間など集中して撒き餌を2度撒き3度撒きで強引に同調を作り出してアタリをひねり出すも・・・
針飛ばし
素針2回
そんなミスこいてるうちにN吉氏にまくられてしまった。まるでベタ凪の魔術師・・・。
朝イチの上滑りの時はこっちがリードしてたのに凪になった途端に・・・。
かと思いきや程なくしてすげー分厚い上滑り。撒き餌の同調が不可能に。
こりゃもう逆転の目はない感じか・・・
ギブアップ。納竿。やりきった。
上滑りすぎてエビ撒き釣り成立しないと判断。ギブアップ。9時半に納竿
とりあえず色んな意味で厳しい日だったけどもエビ撒き釣りの面白さを存分に味わうことの出来た日だった。
それもそのはず朝イチに発言した通り、人によってえぐいほどの釣果差が出てしまった。
ツ抜けに手が届きそうな人の隣では1枚で終えてしまうなど、隣で全く同じ釣りしているのに差が出るというエビ撒き釣りの怖さを心底感じた。故にエビ撒き釣りはやめられない
エサ、仕掛けは全く一緒。条件は同じなのに差がでる。それはつまりダイレクトに技術の差ということ。
私の釣果と言えば、ミスの差が出てしまったものの、今年入ってからのスランプはほぼほぼ脱出出来てきた。
あとは常に変化する局面に振り回されないよう、振り落とされないよう、状況を決めつけてかからないよう、経験上アタリが出にくい場面でもアタリをひねり出していきチャンスを一つでも増やしてモノにしていく強い精神力を。
スランプというかイマイチアジャスト出来ていなかった要因は自覚している
「(悪い意味で)経験を積んだことで、釣れる時は釣れるし釣れない時はつれない。こんなもんで良いでしょが当たり前になってしまい。手が休むことを覚えてしまった」
要は全体的に雑いだけのことなんだけど。笑
7人の釣果で集合写真。竿頭はN吉氏・・・。途中までリードしてたのになーくそ~・・・・。
まぁでも最大サイズの67cmは俺が獲った!!!