前回と同じくエビ撒き釣り釣行。
やはりタチウオ釣り情報は需要や反響が大きいようなので、行こう行こうとは思っているものの、この所秋雨前線やら風向きやらでなかなか行けるタイミングが無い。
釣行ペースの高い私でもいつだって行けるわけではないので・・・・。
今回の釣行前日にはタチウオ釣行できそうだったものの、半夜をやった翌日に早朝からエビ撒き釣りは用事でもない限り、私の体力的に不可能なので、今回はエビ撒き釣りを優先。
タチウオとは違ってエビ撒きハネ釣りのほうはシーズンインし始めたか、直前かという微妙なタイミングなので出来るだけマメに釣行して情報を集めたい次第。。。。
とりあえずルアー投げてタチウオがいるかいないか確かめる
前回同様、朝イチはルアーを投げてタチウオやサゴシなんかと遊びつつ、時合が終わったことを確認した上で、エビ撒き釣りの仕掛けにかかって来ない状況になってからエビ撒き釣りを開始することに。
10数分マジメにやってみるも、アタらない。全く反応がない。
前回は数投目でアタリがあり、そこから30分程度はアタリまくりのバラシまくりパラダイスだったのに・・・。
前回の釣行からは数日ほどしか経っておらず、大きく状況が変化したようには見受けられないが・・・。
この数日間は、ほぼ毎日雨が降っており、量としては大したものではないもののしつこく毎日マメに降っている。
そもそも今回の秋雨前線の停滞とやらももう1週間以上になるだろうか。まだ台風のほうが一晩で通り過ぎてくれるので正直影響が少ないレベルではないかと思いはじめてきた。
各地の沖一文字では、ここの所のスケ潮とあいまってか、青物の調子が好調で、朝から午前中一杯メタルバイブだのメタルジグだのを投げ倒せば誰でもある程度の釣果が出せるような状況になっているようだが、湾奥はちょっと状況が違うのかもしれない。。。。
結局アタリ一つももらえず、6時過ぎ頃、エビ撒き釣り開始することに。
前回あれだけあった早朝のルアーへのアタリが全くないとは・・・、嫌な予感しかしない・・・。
6時過ぎ、エビ撒き釣り開始
エビ撒き釣りのほうも反応が悪ければ、気分転換にルアーでも投げるかってことでルアータックルのほうはそのままにしておくことに。
シラサエビはお馴染みのチョン掛け。たまに違う付け方したりするけど9割はチョン掛け。
この、画像の光量足りない薄暗い感じが早朝感あってリアルだなぁと個人的に思う。笑
潮はスケスケなものの、長雨の影響か、浮遊物が増えてきている。若干邪魔になるタイミングがあったりする。
スケてはいるものの、少し白濁りがあり、前回とは違い水潮っぽくなってきている印象は受ける。
この水潮が数日経って馴染むと一気に水質が悪くなって激濁りになったりするので、週末~週明けの台風通過の可能性もあり、来週以降は嫌な予感しかしない。
嫌な予感、当たらなければ良いが・・・。
日の出直後の早朝6時台。通常並の活性と魚影であれば必ず数回はアタリが拾えるが、この日は全くアタリが拾えず。
大潮で朝イチが満潮ヒタヒタだったことが影響しただろうか?それとも、大潮にも関わらず潮の動きが緩慢だったことが悪影響だっただろうか・・・。
今回の釣行では、前回ハリス切れしまくったことの対策として、ハリスを2号から3号に変更している。
また、思うことがあってハリスの長さも前回1ヒロ程度だったものを今回は矢引きにしている。もちろんそれも影響があったかもしれない。ただ、ハリスを太くしたとか長さを変えた所でここまで渋くなるとは思えない・・・。
見た目は前回の釣行と大差無さそうだが海の中は結構変化しているんだろうか。
潮が動くタイミングに意識集中するも・・・
下げはじめのタイミングでアタリが出るかなぁ?と思ったものの、そこでも出ず。
「あちゃー、こりゃ初のボウズブログやらないかんわ」と覚悟を決め始める私。笑
7時台になっても状況は変わらず、潮はほぼ動きを見せず、状況がすぐに好転するようには感じられなかった。
ほぼほぼ心の折れてきている7時台後半。
心は折れかけているものの、「今日は後半尻上がり型に決まってる!」と半ば強引に自分に言い聞かせ、丁寧に誘いをかけていると、仕掛けが張った瞬間、
手元に「コツっ」とハネの吸い込みらしきアタリ。
「なんや、おるやん!今までどこにおったん!」
アワセずにそっと仕掛けを戻して、ウキが沈むのを待ったが一向に沈まないので早めに回収。
仕掛けを微調整。これが効いたか?
吸い込みが弱いんかなぁ?と思ったので、ジンタンの位置を馴染み優先の下寄りから、漂わせ重視の上寄りに変更し、即投入。
ピーンと仕掛けが張ってる状態ではなく、ハリスがフワフワと海中を漂うイメージに。
これで吸い込みの弱い個体でも少しは口に入りやすいだろうと。
この調整が良かったのか?仕掛けが馴染むやいなや
じわっとウキが沈み、
スーっとウキが海中に消えていくアタリを慌てず大合わせせず
ゆっくりと合わせて針掛かり!
食いは渋いし、魚影は薄いが、やはりこのシーズンの個体は体力もあり、引きも強くて楽しめる。
でも今日は、ハリスが3号なので簡単には切られない。笑
強引なやり取りを楽しみつつ上がってきたのは
もう少しで60cmのコンディション抜群のハネ
今まではサイズとかほぼ測らなかったのだけど、前回やってみてブログにする時、結構良い感じに思えたので今回は最初から用意していた。笑
使う機会あって良かった~・・・・。
針掛かりは上唇の皮。笑
よくあんな強引なやり取りで身切れしなかったものだ。
ハリスはほぼノーダメージだったので、まだハネがいるかもしれないとすぐに投入。
数投後、キューン!とウキが豪快に消し込み、一瞬乗るもすぐに針外れ。
ハネと違って消し込むスピードがかなり早かったので子チヌかなんかの類かもしれない。
時合なんてない。気のせいだった
これでだいぶヤル気が回復し、このあと1時間ほどマジメにすることが出来たが、アタリはほぼ拾えず。
ウキがピクっと動いて、待っても沈まないので回収してみるとエビの半分だけかじられてるとか明らかに子チヌの仕業みたいなアタリが一回あったのみ。
今回はあまりにもアタリが遠いのと、潮が全然動かないことで仕掛けがずっと目の前にあるので回収ペースが上がらず、エビの消費量が少ない。
いつもなら9時過ぎにはもうそろそろ納竿だなってペースだが、今回はまだ1時間以上は出来そう。
まだ1枚しか釣れていないので続行することに・・・・。
ほぼ完全に心は折れているが餌を余らせちゃ勿体無いのでちびちび撒きながら頑張ったが9時台もアタリは0。
もうそろそろ納竿の時間。こんな時間までよくがんばった
いよいよ納竿の時が近づいてきた感じの10時過ぎ。
ウキがジワっと沈み、ジワジワジワジワ~・・・・。
「合わせるか?待つか・・・・?」と一瞬判断を迷ったタイミングで
キューーーーン!!とウキが一気に海中へ走る。
完全に向こう合わせで掛かってると判断し、アワセは入れず、魚の突進を止めるだけに。
思いのほか引きが強く、竿と仕掛けが一直線になるぐらい竿をのされてしまったが
今日はハリスが3号。
きっちり針掛かりさえしてれば多少の無理は問題ない。笑
1匹目よりも遥かに元気なハネは
1匹目と双子かっていうぐらい同じようなサイズのハネ。
こちらの針掛かりは飲まれ直前の針掛かり。むしろ一瞬飲まれてた可能性もある。笑
こんだけ奥に掛かると外れにくいっちゃ外れにくいが、ハリスが歯に常時当たるので細いハリスだったらアワセた瞬間切れる時もあるレベル。
釣り上げた後のハリスはザラついているものの、まだずいぶん持ちこたえられそうな感じだった。なんていうか、3号ハリス結構気に入ったかもしれない。
私は年々針もハリスもでかくなってきてるなぁ。笑
2年ほど前なら1.5とか1.75号のハリスに、5号のグレ針とか2号のチヌ針使ってたのに、今や7号のグレ針に3号のハリスですよ。笑
この一投後も、それはそれは美しい前アタリからの本アタリがあったものの、素針。
ベタベタの潮のときはアタリがキレイに出やすいので、美しいアタリは少し待つ必要があったと思うが、あまりにお手本のようなアタリだった為、反射的にあわせてしまった。
未熟。。。。
最終釣果はハネ2枚。どちらもよく肥えており、イワシなんかの小魚を日常的にしっかり食っているであろうグッドコンディションの個体。
写真がなんかフィルターかけたみたいにフンワリ仕上がっているが、これはフィルターをかけたのではなく、水滴かなんかがついていた。笑
釣りを楽しめたか?&総括と反省
前回のお魚パラダイスは閉園したようで、今回はただただ渋い修行のような釣りとなった。
確かにあたれば楽しいし、釣れれば楽しいんだけども、まだエビ撒き再開して間もないということもあり、なぜアタリがでないのか?の原因探しを考えるのも久々で手持ち無沙汰ではあったものの頭は結構動かしていたのでヒマはしておらず、意外と、思いのほか楽しめた。
厳しいときこそ1匹の値打ちも上がるってことだろうか。
今回の釣行では前半でほぼボウズを覚悟していたので、「全然釣れなくて悔しい!」という思いよりも「2枚も釣れて良かった~!助かった~!」という気持ちのほうが大きい。笑
魚に直接話を聞けるわけではないので貧果で終えてしまった原因は詳細にわからないのだけど、目には見えない大きな変化が起こった、起こりつつあることだけはわかったので、それはそれで収穫だろうか。
次回はタチウオ釣りにいくか、しつこくエビ撒きするか、悩む所。。。。。
それにしても、こんな激渋の釣行でよくこんなにだらだらと長文書けるもんだ・・・。自分で呆れる。
今回の使用タックル&釣行メモ
釣行メモ:実釣時間5時間半、タナ2-2.5、素針1回、針外1回、ハリス切れ無し、上撒きのみ。潮はスケスケなものの白濁りが入りかけ、動きは緩慢。上滑りほぼせず。丁寧に根気よくやってなんとかアタリが拾えるベタ潮の典型的な状況。長い小雨の影響か、水温は1週間で1度も下がってしまっている。チヌのアタリは2回程度、エビをかじられただけ。
ロッド:SHIMANO ボーダレス 420MT
リール:SHIMANO 13BB-Xハイパーフォース 2500DXG
道糸:サンライン テクニシャンNEO 3号
ハリス:シーガー グランドマックスFX 3号
ウキ:自作棒ウキ 0.8号
針:がまかつ ふかせグレ 6-7号
他にもエビ撒き釣りシリーズがあるので興味のある方はどうぞ(^^)