【エビ撒き釣り】爆風&強烈2枚潮の尼崎魚釣り公園でハネを狙う! | ツリタノ!

【エビ撒き釣り】爆風&強烈2枚潮の尼崎魚釣り公園でハネを狙う!

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今回は、尼崎魚釣り公園でエビ撒き釣りのハネが好調という情報が出ていたので釣果情報に釣られて行ってみることに。

それでも、当初はどこか地波止(地続きの波止)にでも行ってエビ撒きハネ釣りしようかと考えていたのだけど、今回は初心者の方が同行するということになっていて、

予報では風もなかなか強いし(5~9m程度)、朝の気温も(私は問題ないけど)ライト層には厳しいものがあるので少しでも気楽な釣り公園のほうが良いかなと考えた次第。

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寒波は去ったもののまだまだ普通に真冬

先週までの寒波はないものの、普通に真冬なので、普通に寒い。

氷点下にはならないものの、防寒は完全にしないと単純に寒い。

釣り公園にはかなり早めに到着。同行者の分も仕掛けを準備したり朝飯パクついたりしたいなと思っていたのだけど、仕掛けは既にある程度準備されておりだいぶ時間が余ってしまった。次回があるなら気をつけよう。

西風強風。7時開園。波は高く。うねりもある。

この施設はこの季節7時に開園。完全に明るくなっていて、ヘッドライトなどは必要ない。

この季節なら釣れ始めは7時を過ぎてからってのはよくある事なので、ちょうど良い程度。

この日は天気自体は良いものの、横風が強く、釣りが出来るギリギリの強さのように感じられた。

渡船などはもちろん出られない強さの風で、キャスティングをする釣りなんかはほとんど成立しないであろうレベル。

足元で釣りが出来る場所のウキ釣りなら、「まぁなんとかなるかな?」という感じ。

横風に乗って上滑りの強烈2枚潮。仕掛けが全然馴染まない。

7時過ぎにとりあえず足元を撮影。凄いうねり感。。。。。

足場の鉄柱に波と風がぶつかって白波が立っている。

写真ではわかりにくいが、西風に押されて強烈な2枚潮が発生中。

仕掛けを投入し、エビを撒き、次に竿を持ったときには竿1~2本分は横に動いてしまっているような状態。

この日の竿は前回同様SHIMANO PROTECH1.2号。

この施設の場合は少し大型が掛かる可能性もあるのでちょっとパワーのある竿のほうが向いているように思われる。

開始1時間。上滑りの潮にはお手上げ状態。ヤル気が出ない

8時過ぎ頃の対岸を撮影。

テトラにガンガン潮がぶつかって波しぶきをあげている。

風は止まないにしろ、潮はどこかでゆるむのではないか?と考えていたが、全くゆるまずむしろ2枚潮はさらに強さを増しているような状況。

ちょっと歩くのが遅い人ぐらいのスピードでウキが流れてしまう。

早々に諦めモードだったものの、一番乗りで。

ある程度荒れた状況やタフな状況は実は得意で、仕掛けを丁寧に馴染ませて潮に乗せる作業はむしろ好きなパターン。

逆にベタ凪でウキの上に撒き餌しとけば誰でも釣れるでしょみたいな状況は差が出しにくいので本当に嫌い。

とは言え、歩くスピード並で仕掛けがズレるほどの状況はさすがに得意とまでは言い切れない。

早々にお手上げ状態になって公園をウロウロしつつ同行者のF氏や色んな人と雑談したりしていたが、誰もアタリすら無く、一枚のハネも釣り上げられない。

「誰か釣ったら竿出そうっと」とか思ってたんだけど、ちょっとがんばって口火を切るか・・・と思い、、、、

2枚潮を逆に利用してひろーーーーく探って探って・・・・

2枚潮に押されつつウキがナナメに消し込んで消し込んで・・・・

本アタリの本アタリまで待って・・・・

ビュンっと合わせて1枚目。

キレーな魚体のハネ。

時刻は8時半頃。

針掛かりは極上。

この季節特有の美麗な魚体。虫が付いてなくてこのぐらいの個体なら十分食用としても考えて良いと思う。

大阪湾で釣れた魚を食する事にひたすら否定する人も多いが、普段どれだけこだわったものを口にいれているのか、どれだけ美食家なのか聞いてみたい気持ちを禁じ得ない。

一応いるにはいるんやな・・・・コンディションが悪すぎるだけか・・・

1枚目を釣った後わりとすぐに1度だけ触るだけのアタリが有り。

コンディションが悪くなければ食い込んでくれたかもしれないけど、すぐにウキが戻ってきてしまい、合わせるまでには至らなかった。

それにしても釣れてると聞いてきたけども、こんなにコンディションが悪いとは運が悪い・・・。

前日は公園全体で30枚以上のハネが釣れたというのに、この日は9時になってもハネの釣果は私が釣った1枚のみ。

心もやや折れかけていた9時過ぎ、2枚目。

この時点でも私以外でまだハネの釣果は無い。非常に苦しい展開。

時刻は10時を過ぎ・・・・・少しずつ・・・?

10時になる頃には近くの釣り座にいた同行者のK古氏がなんとか一枚目のハネをゲット。

10数分後私がなんとか3枚目。

なんとなく魚影が濃くなってきたのかも?潮もほんの10数分程度ゆるくなった時間帯もあった。ゆるいとは言え普通に早かったけども、この日の中ではマシって事で。

なんとか同行者F氏に釣ってもらうべく奮闘

この日はハネを釣ったことのない同行者F氏が居て、なんとか一枚釣らせてあげたいなと考えていたが

この2枚潮と西風強風は計算外。いや、風はある程度事前にわかっていたもののここまで潮が滑るとは思わなかった・・・。

この2枚潮で仕掛けをオートマチックに馴染ませようと思ったら2~3号ぐらいのウキが必要になる。でもこの厳寒期に2~3号のウキじゃアタリを出せる気がしないので実質的に初心者にはハネを釣るのはほぼ不可能ではないかと思わせられる状況。

厳しい・・・。

3枚目を釣った後は同行者F氏に付いて流し方や狙い方などを説明しつつ奮闘するもアタリは遠い・・・。

一瞬アタリらしきものなども観測できたが、子チヌか、ウミタナゴの類のような感じ。

F氏少し心が折れて一旦ティータイムって所で、

同行者K古氏の竿が大きく曲がっている

「なんや、やっぱ居るには居るんか・・・ちょっと俺も竿だしてみるか・・・」

と試し釣りをしてみたところ・・・。一発でウキがキューンと沈んで4枚目。

いやはや申し訳ない・・・。F氏に釣ってもらいたかったのだけど・・・。

同じ仕掛けで釣りしてるはずなのだけど、やはり微妙な仕掛けの操作で差が出てしまうようだ。

と、ここで私は釣りをするのを完全に辞めF氏に1枚釣らせることに専念。

私の最終釣果は4枚でストップ。

ハネを釣ったことのない人がこんな厳寒期のタフコンディションで・・・

2枚潮は全くゆるまず、横風の強風も全くおさまる気配が無い。

風は極めて乾燥していて、容易に体力を奪っていく・・・。

肌はどんどん水分を失って頬や額はもうパリパリだ。

「釣るまで帰らん!」と高らかに宣言しているF氏はどれだけ厳しい状況でも諦めずに1枚を釣る覚悟の様子。

こりゃ1枚釣らせるまで帰れないと思ったので全力でサポート。

ああしてこうして、こうしてああして・・・。と付きっきり。

ジワ・・・・っとウキが沈む

ジワジワ・・・

ウキは沈んではいるものの見えなくなるほどは消し込まない

事前に「あまり大きく合わせると糸が切れるので優しく合わせてね」と説明していたのが仇となってのか

F氏、とてつもなくソフトなアワセ

そして素針。

しっかり食ってりゃ多少アワセが弱くても乗るけどね。

ちょっと食い込みが浅かったかもしれない・・・。

アワセがソフト過ぎたというより、タイミングが早かったかもしれない。

この厳寒期にミスをしてしまうと次にいつチャンスがくるかわからない・・。

なかば絶望感に飲まれかけたものの釣らないと帰れないので再度気持ちを切り替えて丁寧に何度も何度も投入。

30分後

足元で馴染んだウキがジワぁ~・・・ふわ~っと・・・・

そして先程のアタリよりも力強い・・・!!!

F氏、ソフトながらも十分なストロークのアワセ

乗ったぁああああああああああああ!!!!!!!!

私「魚と喧嘩しないように!竿を立てて!!突っ込むときは突っ込ませて!」と必死。

途中ラインが絡みかけるトラブルもあったが、厳寒期のハネはそれほど体力がなく、あまり暴れずに浮いてきてくれた。

大事な一枚。バラしちゃいけないのでタモ入れは私が担当。

念願の一枚目ゲット

自分で釣るのは簡単でも、人に釣らせるのは本当に難易度が高い・・・。

私もがんばったが、F氏も折れずに最後までよく粘ったと思う。

強烈2枚潮タフコンディションの尼崎魚釣り公園エビ撒き釣り釣果

最終釣果は私とF氏2人で5枚。K古氏は2枚のハネを釣り上げ先に帰宅。

この日、釣り公園では10枚のハネが釣り上げられており、内7枚は私達で釣り上げたことになる。

前日は30枚以上も釣れたということもあり、20名以上のエビ撒き釣り師がいたというのにこのコンディションではなかなか簡単には釣り上げることが出来なかったようだ。

帰り支度終了後、足元を撮影

足場の鉄柱周りを撮影。うねりは全くおさまらず、波の形も悪い。

この施設では柱周りを攻めればチヌがよく釣れるが、この日は潮と風に阻まれて鉄柱に仕掛けを寄せることすら不可能な状態だった。

釣りの出来る日で1年に何回あるか?というレベルの激悪コンディションだったが、なんとか初めての一枚を釣ってもらうことが出来、大満足。

私個人も4枚ではあるもののこの日は竿頭。9割の方が丸坊主で終わってしまったことを鑑みれば大成功と言えるのかもしれない。

それでも少し名残惜しいというか、こんな状況の悪い日では釣り自体は楽しみにくかったので、また近いうちに再訪したい所。

今回の使用タックル&釣行メモ

メモ:実釣時間6時間半。素針無し。バラシ無し。上滑り系の強烈2枚潮。歩くスピードと同じレベル。横風も常時8m前後吹いており仕掛けを馴染ませるだけで一苦労。しかし馴染ませることが出来て撒き餌を同調させることが出来てアタリを出せることが出来れば釣ることは可能な様子。こういう日用に少し重い仕掛けを用意しておいても良いかもしれない。

ロッド:SHIMANO PROTECH 1.2号 5.0m

リール:SHIMANO 13BB-Xハイパーフォース 2500DXG

道糸:サンライン テクニシャンNEO 3号

ハリス:シーガー グランドマックスFX 2号

ウキ:自作棒ウキ 0.8号

針:がまかつ ふかせグレ 7号

他にもエビ撒き釣りシリーズがあるので興味のある方はどうぞ(^^)