前日のエビ撒き釣り釣行はとても楽しいものだったが釣果自体は後から考えるとあまり満足のいくものではなく、リベンジをするにしても今日は日曜日なので釣り公園などの施設はサビキ釣りファミリーなどでいっぱいになってしまうので冬場にはよくお世話になる釣り場でのエビ撒き釣り。
障害物に年中チヌがしこたま居着いており、冬前-冬場などの餌確保に苦労する時期はチヌも苦労するようで、活きエビへの反応がすこぶる高い。
ただしそれを見越して荒食い済みのしっかり太ったチヌ達の引きは青物かっていうレベルの力強さで、このチヌ達とのスリリングな真っ向勝負が好きでこの時期は割とよく訪れる。
大好きな釣り場なので今後何度も登場する予定。
早朝は青物やタチウオでちょっと遊んでみる
まだ暗いうちに到着し、早朝は青物色々やタチウオが散るまでルアーを投げる。
単純に釣りたいっていうのもあるけど、他に明確な理由がある。
↑ド素人以下のひどい用意。笑 なるべく荷物減らしたかったので(^_^;)
前述の明確な理由とは、エビ撒き釣りをやっていると、青物やタチウオも結構針掛かりしてしまう。青物はサイズによるがまだマシで、タチウオなんかが針掛かりしたらエビ撒き釣りの2号なんていう細いハリスは一瞬で切れてしまう。
なので、タチウオの早朝時合が終わってからエビ撒き釣りを開始する必要があると考え、タチウオの時合が終わるまではルアーをキャストして様子を見ることに。
あわよくば大物青物でも釣れたら面白いじゃない。
ルアーのタックルは普段タチウオ釣行に使用しているモアザンエキスパート87MLとツインパワーXD。
先に書いちゃうけど、「最後の一投!」ってとこで護岸にぶつけてしまいトップガイドが破損。しばらく入院・・・。
今後のタチウオ釣行はモアザンエキスパート87LMLかエクスセンス810ML/Rでやる事になるかと思う。
タチウオの早朝時合も悪くないね~
まだ辺りが暗い5時半過ぎ、簡単にメタルバイブで1匹目。
この1匹を釣るまでにサゴシとツバスを各1匹、寄せてくるまでしたもののばらしている。
タチウオがいるとなればメタルジグ。この贅沢な遊びの目的はタチウオが散ったかどうかの確認なので、基本的にはタチウオを探る釣り方。
メタルジグでも簡単に。
その後もアタリまくりバラシまくりの楽しい時間。
いつになったらタチウオが散るのか、ただの調査でやっているのでいくらバラシても全く気にならなかった。普段だったら必死こいて1匹を求めてるのにね。
この日の早朝は長潮のベタ凪の影響もあってか?早朝の楽しい時間はせいぜい30分程度。
普段だったら時合が短いと文句並べまくる所だけど、今日はメインがエビ撒き釣り。全く問題ない。
結局キャッチした数よりバラシた数のほうが遥かに多く、何をバラシたのかもわからないものが多い。キープする為のクーラーも無いので全て即リリース。とにかく楽しい30分だった。
気楽に出来ると楽しさが倍増するんだなぁ。新発見。
6時30分 エビ撒き釣りを開始
本日の竿はSHIMANOのボーダレス495MT。ボーダレスの初期モデルの一つで(あんまよく知らんけど)現在もボーダレスのオリジナルの中では一番長い竿だと記憶している。
障害物が多い釣り場ということで、普段使っているような1号程度の磯竿では全く対応できない為、磯竿換算で2号相当のボーダレス495MTならまだ多少は対応出来るということで、この釣り場限定で愛用している。
この竿を簡単に説明すると、2号の万能波止竿を軽くして、見た目を良くしたようなもんだと思ってもらえると一番しっくり来るかもしれない。
穂先がかなり太めに作ってあり、穂先折れのリスクが低い点も見逃せない魅力。
潮はスケスケピカピカ。こりゃ青物の気配も急上昇するわ。
明るくなってタチウオもほぼ散ったと思われるのでウキを浮かべて透け感や潮の動きをチェック。潮はスケスケのピカピカ。潮は長潮ということもあり?だらーんとしてる感じ。
風もないので上滑りしておらず、生命感には乏しい印象は受ける。
まぁでもとにかくやってみないとわからないのでエビ撒き開始。
やはり活きエビの威力は絶大だった
エビ撒きを開始してから数投後、ウキが一瞬で消し込む大きなアタリ。
ぼやぼやしていると障害物に走られてしまうので本当は一気に主導権を奪い取らなければいけないのだが
いかんせん昨日再始動したばかりのエビ撒き釣りリハビリ期間中。
合わせて完全に乗ったものの、久々なこともあり、強烈な突っ込みを耐えられず竿をのされてハリス切れ。
この時期でもうすでにこの引きの強さである。もう少し寒くなったらどうなってしまうのか。
ハリスが切れそうだから耐えられないとか、口切れして外れそうだから耐えられないわけじゃない、単純に一発目の締め込みの強さに耐えられない。だいの大人がだ。
私も落とし込み釣りはかじっているので理解できるが、落とし込み釣りなんかだと、竿が磯竿に比べて短いのでまだずいぶんと楽なんだけども、これが5mぐらいの磯竿になってしまうと重さの感じ方が全然変わってくる。
ならば最初から短い磯竿使えば良いのだけど短いと今度は足元の障害物にもぐられやすくなってしまう。
ならば最初から3号4号の太い竿に、3号や3.5号の太いハリスを使ってタックルバランスで勝負すれば良いのだが、そこまでしてチヌを獲ろうとは私は思わない。恐らくチヌをターゲットに、チヌもターゲットにしている方の大半はそう思うだろう。
そういうわけで今のタックルバランスに行き着いている次第。チヌ相手に2号相当の万能竿持ち込んでる時点で相当だとは思うが。笑
まぁここはストラクチャーフィールドなのである程度はご容赦願いたい。
なんとか久々のストラクチャーチヌゲット!
釣行自体のハリス切れ回数が多すぎてあまりよく覚えていないが、さらに一度か二度ハリス切れをやらかした後、6時50分。1匹目。30cm半ばー後半程度のチヌ。
このサイズなら多少主導権をとられても後から挽回出来る。
アタリが急に増えたこともあり、時合モードなのかな?とザラザラのハリスを結び替え、すぐに次の投入。
確かに先程までだらーんとしていた潮が若干ヨレてきている印象。
私は釣行時、潮の大きさや上げ下げのタイミングを事前にほぼチェックしない為、上げなのか下げなのかすらわからないが、潮の動き出しのタイミングのようだ。
仕掛けを投入して、ハリスを馴染ませる動作時に手元にコツンという感触。これはよく知っている感触。ハネが刺し餌を吸い込んだ時の感触だ。
「お、ハネが食ったかな?」と思い、そーっと仕掛けを引っ張り聞きアワセ。
グっと重さが乗った所でストラクチャーに潜られないようソフト且つ大きなストロークで沖へ向かせる。
ハネとは比較にならない重量感。
これはデカイ。
前日に、ハマチを掛けた時もスズキかと思うほどの重量感だったが、どう考えてもこちらのほうが重い。ずっしりとしている。
俊敏に引っ張っていく青物の引きとは違い、ゆっくりとそして力強い。
ストラクチャーがすぐそこにあるので沖に沖に出したかったがコイツは全然沖に出てくれずせいぜい左右10mぐらいをウロウロしてくれるだけ。
そして何度も何度もストラクチャーに突っ込もうとする。
もう全然止まらないが、止めないことにはお話にならないのでレバーを握りっぱなしで一切糸を出さずに大物と真っ向勝負。
普通はハリスが切れてしまうので絶対こんなやり取りはしないが、イモって障害物に潜られるぐらいなら全力で止めてハリス切れたほうがマシだと判断。
そして、ハリスが切れてもいいからせめて顔だけでも拝みたい一心。
2度ほどストラクチャーに潜られかけたが数分の格闘の末、上がってきたのは
60cmのタモ枠を超えるスズキ。
針掛かりも奇跡的に上唇の硬い所に掛かるミラクル。結び目は多少傷んでいたものの、ハリスはほぼノーダメージだった。
慌てずにソフト且つ大きなストロークの聞きアワセをしたのが良かったのだろう。
この辺は経験と勘が左右する技術なのかもしれない。
私は釣った魚のサイズには普段あまり興味がないので全然測らないが、スズキともなると話は別。喜んで測ります。
計測すると72cmだった。
私の基準ではスズキは70cmからなので、めでたくスズキゲットとなった。
時刻は7時ちょうど。
この後もアタリは頻繁に拾えるも・・・・
アタリは頻繁にある。日が登ってからは飽きない程度にポツポツとあたる。
が、もう全然獲れない。
あたって→合わせて→瞬速でハリス切れ or 掛けて→瞬速で針外れ
このどちらかが大半。針外れはともかく、ハリス切れはもうちょっとなんとか出来る部分ではなかろうか・・・。
しかしここのチヌはいちいちデカイ・・・。止められないんだよ~・・・・。
昨年初めてここの釣り場でやったときは獲りまくれたのに、今のほうが獲れない。なぜだろうか・・・。
とは言え、運良く主導権を握れたときは浮かせることが出来てキャッチ出来る。
↓40cmジャストのチヌ。このサイズなら一発目の締め込みさえなんとか凌げば獲れる。
つまり大半はそれ以上のサイズなのだろう・・・・。
その後はあまりのハリス切れの多さに負けを認めて、ハリスを大幅に短くし、タナを1ヒロちょっとに。
するとすぐに真っ黒クロスケ。タナが浅いせい?
タナを極めて浅くした後はアタリが減ってしまい(当たり前)最後に小チヌを釣った9時半に納竿。
まだまだ餌は1時間ほど遊べるぐらい残っていたけども、今日はスズキもゲット出来たし、調査も出来たので十分満足。
最終釣果は、スズキ1匹、チヌ3匹、小チヌ数匹となった。
釣果としては正直物足りないものがあるんだけども、内容にはそれなりに満足しているので今日はこのへんで許してやろうか。笑
釣りを楽しめたか?&総括と反省
終始楽しめた。まさにお魚パラダイスと言っても過言ではないだろう。
仮に、全く別ジャンルの釣りをしている方がやったとしても楽しかったと言ってもらえるような釣行だと思う。
早朝は青物狙いつつのタチウオ調査でアタリまくりのバラシまくり。
日が昇ってからはチヌ狙いつつのスズキゲットでアタリまくりのバラシまくり。
バラシまくってばっかりだけど、きちんと反応があって、掛けるまでのやり方自体は間違えていないことが確認出来たのは手応えとして残った。
この日は休日ということもあり、落とし込み師の方が大勢おられ、(多分私がバラシまくってるのを見られて)何人かに話かけられたがたが、皆さん大変苦戦していたようで、2匹釣れれば良いほうというレベルだったようだ。大半の方はボウズだった様子。
この事から、ベタ凪スケスケの状況でも活きエビは絶大な威力をチヌに対して発揮することが相対的に確認出来た。
落とし込みの人なんか、底まで丁寧に狙ってるのに、こっちはスケスケの1ヒロ半でアタリまくりなのである。活きエビの魚への訴求力ハンパなさ過ぎる。
次回はせめてハリス切れをもう半分にして、チヌの釣果を上乗せしたい所。ハリスだけでも少し太くしようか・・・。
今回の使用タックル&釣行メモ
釣行メモ:実釣時間5時間弱、タナ1.5-2.5、素針数回、針外れ数回、ハリス切れ10回以上、上撒きのみ。潮はスケスケ、動きは緩慢なものの時折底が飛ぶ。上滑りはほぼせず。動きは弱いものの終始複雑な潮。時合と潮の動きは連動していなかったように思う。
ロッド:SHIMANO ボーダレス 495MT
リール:SHIMANO 13BB-Xハイパーフォース 2500DXG
道糸:サンライン テクニシャンNEO 3号
ハリス:サンライン スーパートルネード 2号
ウキ:自作棒ウキ 0.8号
針:がまかつ ふかせグレ 6-7号
他にもエビ撒き釣りシリーズがあるので興味のある方はどうぞ(^^)