前回に引き続き、まだ寒波が居座っている。
先日まではメディアで「数年に一度の寒波」と称されていたが、前日の報道では「過去最大の寒波」と称されていた。
まるでボージョレ・ヌーボーの仕上がり表現のようだが、とにかくそのぐらい強烈な寒波のようだ。
ただ、阪神地区でのハネやチヌを対象としたエビ撒き釣りにおいては寒さは悪い影響ではなく比較的良い影響を与えてくれることのほうが多いと思われる。
真冬と言えばエビ撒き釣り。寒バネ、寒チヌ釣らないと。
大寒波。この日の天気予報は今シーズン1番の冷え込み。
↓この日の天気予報アプリのスクリーンショット。
氷点下2度が最低で、最高でも3度程度までしか上がらない模様。
ただし風は強いっちゃ強いけど、釣りにはなりそう。
前回のような危険を感じるレベルではない様子。
あまりの寒さに割と直前までイモっていたけども
冬のエビ撒き釣りは寒くてナンボ
なので、今シーズン最大級の防寒準備を整えて出発。
車の外気温計は予報通り、マイナス2度を示しており、路面凍結注意マークが表示されている。
市街区では凍結防止作業がほどこされている場合が多い為、ある程度大丈夫なのだけど、釣り場にいくまでには割と無防備な道路も多いので路面凍結には十分ご注意ください。
この所の爆風で、海は時化気味。濁りもかなり入っている。
朝イチの海の色を撮影。このところ強風にさらされていたので海はかなり濁りがはいっている。
沖はまだ風が強いのだろうか、海は時化気味。船の往来もまばらな感じ。
潮の動きは緩慢で、風にあおられて上潮が多少動いている程度。
この日の竿もお馴染み鱗海スペシャル1号。最近少しパワー不足を感じるので気が向いたら1.2号あたりの竿を投入しようかと検討中。
朝は氷点下。もちろん色んな所が凍る・・・
エビ撒き釣りをしているとエビクーラー内の水がいたるところに飛び散るわけで、
飛び散った水は全て凍る・・・・。
足元に落ちた水もどんどん凍っていき厚みを増していく始末。。。
この氷は9時頃になるまで溶けなかった・・・・。
さすがエビ撒き釣り。寒くなるほどに真価を発揮。
朝イチは思ったよりもアタリが遠かったものの、日が昇ってから少し経ってからジワ～っとウキが消し込み・・・・
海中で止まって・・・・
待って待って待って待って
本アタリからの本々アタリまで待って・・・・
ソ～っと合わせて乗ったァ！！！
この時点で隣の釣り座の方が一度合わせ切れをしており、「魚はおるんやな・・・はよ釣らな・・・」と少し焦っていたので、この一枚でリズムを取り戻すことが出来た。
程なくして2枚目。どんなアタリだったかも記憶にない。
魚の写真が多くなるとどれがどれやらになるので今回は通し番号を手書きで追加。
2枚目を釣った時に隣の方が1枚目をゲット。
3枚目。
4枚目。時刻はだいたい9時半頃。確かこいつを釣った辺りで合わせ切れが1回。
30分後。5枚目。
順調そうに見えるかもしれないけど・・・
写真だけテンポ良く見せられると「どんどん釣れるやん！」と思われるかもしれないが、実際には連発など一度も無く、丁寧に丁寧に黙々と淡々とやっており、この寒さもあってか4枚目が釣れる頃には「キツイなぁ・・・・」と独り言をポツリポツリこぼす程。
横風も強いし寒いし、連発は無く丁寧にやってポツポツ拾える本当に「我慢の釣り」
私が最も苦手としている釣りの展開。
かなり心が折れかかっていたこの時、何かのご褒美か、アタリが少し増える。
が
掛けバラシ。
「ああぁぁあっぁぁああ久しぶりのアタリやったのにいいいいいいい・・」
と、うなだれたが、まだ他に居るだろうと同じようなコースをトレース。
チョコンっ！！とキレイな前アタリからの・・・・
スゥ～っと本アタリ
ブンッ！と合わせて素針
んなことやってる間に隣の方に釣られてしまった。恐らく私が素針した個体だろう・・・・。見事3枚目をゲット。
だが諦めない。冬の釣りは後半が重要。
全く雰囲気が変わった感じは受けなかったが急にアタリが増えたのでヤル気がみなぎってきた。
雰囲気は変わっていないのにアタリが増えるというのは、これから急変する前触れだと予感し、急変してしまう前に出来るだけ釣っておきたいとこれまでよりも丁寧に丁寧に。
すると、きっちり6枚目。
雰囲気が急変するかと思ったけど全く変わらず。アタリが増えたのは一体なんなのか・・・。
7枚目。
もう記憶にほとんど無い。8枚目。
納竿直前、ギリギリ残ったシラサエビでなんとか一枚追加。
この日は前半よりも後半のほうがやや良かった感じ。冬の釣りは納竿まで諦めちゃいけない。
真冬、寒波、氷点下の極寒エビ撒き釣り。最終釣果
後半にアタリが増えたのでペースを調整して実釣時間4時間半といつもより30分程度長めの今回の釣行。
最終釣果はハネ9枚。
この日の釣り人は極少なく、計4人。
隣の方は3枚。隣の隣は2枚。隣の隣の隣は0枚。
↓魚体は外から入ってきたと思われる個体が多数。
コンディションも良さそうで、好調を維持しているように感じられる。
ガリガリではない銀ピカの個体が釣れているうちは心配が少ない。
1枚だけ一回り大きい個体が釣れたが、それは尾ビレに虫付きだった。今後はそういう個体も増えてくるだろう。
あ、ちなみに今回もコイツ。いたよ・・・。今回はおとなしくしてました。笑
おとなしくしてれば可愛げがあるんだけども・・・。
今回は少しだけ持ち帰ってみた
1匹だけ異様に腹が大きくて、銀ピカの個体がいたので気になって持ち帰ってしまった。
さっそく さばいてみた。
すげえ。胃袋があり得ないほど膨らんでいる・・・・・。
今まで見た胃袋では過去最大。おそらく300円分程度のシラサエビが入っていた・・。
これは凄い・・・。たかだか45cm程度のハネでもこんなにエビが入るのか・・・。
つまりどういうこと？
たかだか45cm程度のハネに何十匹というシラサエビが入っていた事実。
ここから得られる情報としては、もちろん個体差はあるだろうけども
これだけ寒くても、これだけ海水温が下がっても今のハネは活性が高く、シラサエビへの嗜好性も強いと考えて良さそう。
そしてこんな寒波が来ているような状況でも、
エビ撒き釣りは爆釣する
ってこと。
きちんとやれば、寒くても釣れるので、みんなエビ撒き釣りしようぜ
今回の使用タックル＆釣行メモ
メモ：実釣時間4時間半。素針1。針外れ1。合わせ切れ1。潮の動きは緩慢でほとんど風に煽られている程度だが、変化があるとアタリが出やすい。アタリが繊細なのでとにかく丁寧に丁寧に。アタってからはじっくり見極める。後半のほうが反応は良かった。前半で心が折れてしまわないように。我慢の釣りが報われた結果。心技体どれも欠けないように。
ロッド：SHIMANO 鱗海スペシャル 1号 5.3m
リール：SHIMANO 13BB-Xハイパーフォース 2500DXG
道糸：サンライン テクニシャンNEO 3号
ハリス：シーガー グランドマックスFX 2号
ウキ：自作棒ウキ 0.8号
針：がまかつ ふかせグレ 7号
他にもエビ撒き釣りシリーズがあるので興味のある方はどうぞ(^^)
