ここ最近、武庫川一文字で大アジ、大サバが釣れているとのこと。
アジは25センチ前後、サバは40センチ前後。
アジに関しては大アジと呼ぶにはもう一声ほしいところなのだけどこの界隈で釣れるサイズとしては随分と大きいので地域的には大アジと呼んでも差し支えなさそう。
サバに関しては一般的な最大サイズが50センチ程度なのでもうほぼしっかりと大サバと呼べそうだ。
また、この界隈で釣れるグッドサイズなアジは食っても美味いことは知られているが、小耳に挟んだところによると大サバも脂がしっかりと乗っていて大変美味いとのこと。
実際どんなもんか確かめてみたい・・・。現時点では積極的にやりたい釣りも見当たらないのでちょうど良いなと思う都合もあった。
武庫川一文字で大人のサビキ釣り
ということで久々にサビキ釣り。
アミエビ。なんだか懐かしい匂いがする。初心を思い出す。
この日は調査的な意味合いが強いこともあり、量的にはとりあえずレンガ(大)1個分ぐらい。安いところで買えば500円しないぐらい。普通だったら500~600円程度だろうか。本気出してやれば1時間半程度で使い切れるし、チビチビやれば2時間ちょっとぐらいは持つかな?
釣れるサバが40センチ前後あるということなのでハリスは4号の強靭なものを使用。
サバが鈴なり(連掛かり)になる可能性も考えてあえて針の数は少なめで4本針タイプのものを使用。長さも1mとサビキにしてはショートなのでトラブルも減るし結果的に手返しがよくなるのでは?という意図。
釣れるタナは底付近という話なので一気に底まで落とせる鉄カゴタイプを使用。
底付近で撒き餌を効かせたいのならフタ付きタイプなども大変有効ではあるけどフタを締めるのが非常に面倒なので私は鉄カゴでやってしまう。底につく頃にはアミエビが半分以上なくなってしまっているけど。笑
大アジ、大サバ狙いのサビキ釣り1日目。
釣れる時間は夕方16~18時頃が多いということなので15時頃に渡堤し周囲の様子を見ながら開始。
なんせ用意した餌は調査的にアミエビレンガ(大)だけしか無いので本気出してやったら1時間半程度で終わってしまう。
「周りで誰かが釣れ始めたらやるかなぁ~」とボケーっとしていると16時頃、周囲でポロポロと釣れ始めたので開始。
案の定すぐに釣れたが・・・。
聞いてたサイズと違う。普通に小アジ・・・。
その後も何匹か追加するもデカイのはあんまり混じらない。小アジばかり。
ノマセ釣りなんかで使うようなサイズが中心。
聞いてた話と違うんだが?
釣れども釣れども大きいサイズはあまり混じらず。
が
日が暮れて真っ暗になろうかというころにグッドサイズが連発。
ちょっと忙しかったので写真には全然おさめることが出来なかったが真っ暗になった後もポツポツと拾うことが出来た。
この日は様子見な意味合いが強かったので17時半頃納竿とし、18時便にて終了。
結局小アジ含めて20匹以上は釣れたもののでかいアジは10匹程度。なんとなく物足りない。
とりあえず25センチをこえてる中から2匹だけテイクアウト。
その日のうちに刺し身にしたけどやっぱり半端なく美味い。マジでこの界隈で釣れる魚の中で一番美味い気がする。
で、私は思った。
大サバなんか1匹も混じらなかったが?
ちょっと、、、一度食ってみたかったんだが・・・・。
そしてこの日、近くでやっていたご夫婦が面白い釣り方をしていたのですごく興味が湧いたこともあり、日をあけずに再度挑戦することを決意。
武庫川一文字 大人のサビキ釣り2日目
様子見の1日目でだいたい雰囲気を掴んだのでこの日は本気。
アミエビレンガ(大)を2個。
絶対に使い切れないだろうなと思っていたけど、結論から言うと0.8個ぐらい余った。次からはレンガ大1.5個ぐらいで良さそう。
サビキは針の数を増やし、全長も長いものを使用。
よくよく考えたらちゃんとやってりゃ針数が多少多くてもさほどトラブルなんか見舞われないなと気づいたので可能性を高めるために6本針を使用。手返しも操作も難しくなるがなんとかなるかなぁ?と。
で、蓄光タイプを使用。夜間の釣りになるのでなんだかんだこの手のものが効きそうな気がする。
カゴは前回同様に鉄カゴ。
まぁやっぱり底まで落とすとアミエビが半分以上消えてなくなってしまうのは気になるところだけど手返しを考えるとやっぱコレかなぁ・・・?
個人的にワンポイント。
サビキのスナップと鉄カゴのスナップは交互に装着。
スナップ同士を装着したり、どちらかだけしか装着しないとカゴだけが(負荷とか根がかりで)結構外れるので相互に装着することで鉄カゴだけ脱落してしまうトラブルの可能性を減らす意味。
これからやる釣りは夜間の釣りになるので昼間よりも手返しは悪くなるし、トラブルも増えがち。なんかトラブルがあると面倒だし釣果も悪くなるので少しでもトラブルを減らす工夫が必要。こういう一手間が釣果を伸ばすコツの一つだったりする。
夜間のアジ釣りには超絶効果?照明器具。
前回の様子見釣行時、近くの釣座のご夫婦がコレを使用していた。
照明。
いわゆる投光器ってやつ。
海面を照らしてプランクトンやらなんやらを寄せてきてアジもそれにつられて寄ってくるって仕組みのやつ。
和歌山方面なんかではバチコンアジングとかでも効果絶大な漁火。
なるほどなるほど。あんまこの界隈では見たことなかったけど、実際に隣でやっているのを見た感じ絶大な効果かどうかまではわからんけど、確実に効果はありそうだった。実際に暗くなってからもアタリは私よりも遥かに多いようだった。
上向きでしか設置出来ないのでロッドベルトでクーラーに装着して下向きに設置。
いや、我ながらグッドアイデア。笑
この日は14時頃の便で渡堤。なんせ本気なので。
前回釣行時には場所によって15時頃に釣果が出始めたということだったので15時過ぎには開始。
2本竿で。
本気やからな?
釣れだしは小アジからスタートするも・・・続かず
16時頃、また小アジからスタート。
が、長くは続かず単発のみ。
時刻は夕刻を迎えようとしている。
え、、前回より釣れてないんですけど・・・。
が、日没前後の17時頃、アタリが増えだした
大きめのサイズも混じりだし、周囲の釣座でもポロポロと釣れている様子が見える
大人が本気出してサビキ釣りしたらこうなる
大人が本気出してサビキ釣り。
それは「大人が本気出してミニ四駆作ってみた」みたいな風情がある。
基本的には子供でも初心者でも釣れる釣りではある。
が、それはハイシーズンの誰でもどこでもなんでも釣れるときの話であり、立冬もとっくに過ぎた12月の中旬にやるサビキ釣りとは趣が違う。
かなりコツと手返しは要る感じだが、きちんと丁寧にやればガンガン拾える。
18時頃はもう忙しくて撒き餌も抑える始末。
この日は潮もゆるくて撒き餌がかなりしっかり効く感じだったのも追い風となった。
はい。大アジ大サバ混じりで一気にクーラー(25リットル)半分以上。
伝家の宝刀、竿2本出し。暗くなってからもアタリは多く
竿2本出しということもあって手返しには相当気を使う。
当然ではあるけど、アタリがあってから放っておくと仕掛けがぐちゃぐちゃになるし、置き竿なんかした日には40センチの大サバがあっけなく竿ごと海中へ引きずりこんでしまう。
サビキも6本針で全長が175cmもあるので掛けてから針を外すのも一苦労。
それを夜釣りでやるのはかなり慣れを必要としそうな感じではあったが普段から夜のタチウオ釣りなどをたしなんでいることもあって意外と苦にならなかった。手元が見えてなくても手探りで割と仕掛けを扱える感覚。
この日の最終便は19時。前回までは20時までだったが季節が進んだということで最終便も短縮。
暗くなってからは割とサバのほうが多く混じったかも。
一応大サバに興味があったとは言え、基本的には大アジのほうが釣れたら嬉しいかなぁ。
結果的には納竿を迎える18時半過ぎまでずっと拾いつづけることが出来た。
おそらく、最終便が20時便だったらクーラーに入り切らなかった。笑
5kgぐらいは氷入れてきたけど全く見えないぐらいになってしまった。
大人が本気出してサビキ釣りをするとこうなってしまう。
武庫川一文字 大人の本気サビキ釣り。最終釣果。
最終釣果はアジ32匹、サバ17匹。計49匹となかなかの好釣果。
アジは最大28センチ、サバは最大41センチと良型も多数混じった。
この日はアジがベタ底付近、サバが中層付近とタナが分かれてしまっていて、ベタ底アジだけを狙っていれば体感的には50~60匹は狙えたのではないかというイメージ。まぁこれは日によるだろうからしょうがない。
また、この日の大サバ釣果は意外なことに結構乏しく、他の釣り人からは大サバの釣果はほとんど聞かれなかった。結構場所ムラがあったみたい。
サビキ釣りというのは基本的にはみんなで固まって撒き餌を大量に効かせるのが有効手段なのだけど1人でのんびりやりたかったので釣り人の多いエリアからはポツンと離れてやったのが功を奏したのかもしれない。
用意した餌の量は、途中忙しすぎて撒き餌もあまりまともに打てなかったのでアミエビは0.8個程度余ってしまった。竿2本出しだったので手が足りず結果的に撒き餌の量を増やせなかった感じ。
竿1本でしっかり撒き餌効かすのが良いか竿2本で少々手が足りないながらも忙しくやるのが良いのかどっちが良いかは各人の好みと慣れと技術と要領によって差は出そう。
基本的には1本竿で丁寧にしっかりやるのが無難だとは思う。
いや、というか1人でポツンとやるんじゃなく何人かでやるのが正解か・・・。
さて、武庫川一文字の大アジ大サバのお味は?
今回のメインテーマ。大サバの味はどうなのか?
早速捌いてみたところ、身にはさほど脂は乗ってない印象。
そもそもサバなんかほとんど捌いたことがないので全く良し悪しがわからない。
身よりも皮下に脂があるとのことなので食ってみないことには・・・か。
サバは新鮮なうちに炙って食うのが一番美味いんではないかということだったのでその日のうちに炙ってみた。
サバを生で食うというのがそもそも初めてだったのでなんとなく抵抗はあったけどボチボチ美味い。
皮下には確かに脂がまぁまぁ乗っており、炙ったことでさらに際立つ感じ。
前評判ほどの脂感はないけど天然モノならこんなもんかなぁ?個体差もあってもっと脂ノリノリなやつもいるのかなぁ?大サバは1匹しか持って帰ってこなかったので比較ができない。笑
アジは相変わらず超絶な美味。
スーパーなんかで買うとなかなか生臭いというかクセがあるというかノドを通りにくいんやけど本当に新鮮なやつを新鮮なうちに捌いたアジは口に入れても臭みなど全く感じずアジの旨味だけがひたすら口に広がる。本当に美味い。
ん~、結構面白かったから釣れるならもう一度ぐらいやろっかなぁ~。
波止からの投光器の使用って良いのか・・・?
「ボチボチ好釣果やったし、楽しかったし食っても美味かったしブログのええネタになりそうやなぁ~」なんて思っていた翌日
ふと気づいたことがある。
「そういえば、兵庫県(武庫川一文字)って波止から照明(投光器)使って釣りして良いのか・・・?」と。
もしNGだった場合、これ大炎上の案件じゃね?
まぁ、、、普通にNGだったとしても普段波止で投光器使って釣りしてる人がいたとしてその人が炎上すんのか?逮捕とかされんのか?って考えたら・・・まぁ、、、恐らくほぼほぼスルーだよな・・・、だけどブログとかネットにアップしたら白か黒しかないタイプの人間には袋叩きにされそうなので一応ここはハッキリさせておきたい所だ・・・。
と、いうことで、まずはネットを駆使して調べてみた。
「兵庫県 釣り 投光器」、「兵庫県 遊漁 投光器」などなど。
すると
OKですという意見とダメですという意見が散見している。
そういえば以前、和歌山でバチコンアジングを体験したあと、大阪の船宿で「あのバチコンアジングって釣りめっちゃ面白かったから大阪でもやったらええやん!」と船宿の船長に言ったところ、「あれはなぁ、大阪湾では夜に漁火焚いてやったらアカンのや」と言っていたのを思い出した。
あ~、やっぱダメなのか・・・?
と、さらに調べをすすめる私。
どうやら(この界隈では)動力付き(エンジンとか)の船で集魚灯的なものを使うのは禁止されているそうだけど、動力の無いものならOKっぽいという意見を発見。
ん~、でもなぁ、船の話やからな・・・しかも漁師の・・・。
遊漁(利益を考えない釣り)の場合は一体どうなるんだ・・・?と色々ネットを調べたものの結局自分ではわからず。
だいたい「ネットDE真実」は曖昧だろう。ネットに書いてあったからOKとかNGとかいつの時代の話だよってことですよ。
どっか公的な機関に自分で聞くのが一番ハッキリするな
っちゅーことで、水産庁の「遊漁の部屋」というページに「各都道府県の遊漁に係るお問い合わせ窓口」というのを発見。
早速電話をかけてみた。
私「水産庁のHPで見つけて兵庫県の遊漁に関する問い合わせはコチラと記載してあったんですがよろしいですか?」
担当者「はいこちらで大丈夫ですよ」
と声色から察すると60歳前後ぐらいの男性が出た。
担当者「なんでしょうか?」
私「いや大したアレじゃないんですけど、質問がありまして、兵庫県の波止から遊漁、つまりレジャーな釣りなんですけど、集魚灯とか照明とか投光器みたいなのを使用して釣りってしていいんですかねえ?」
担当者「あ~ちょっとまってくださいね」
と言い、電話口の向こうで別の担当者と問い合わせ内容を相談している様子。
ー 1~2分後 ー
担当者「兵庫県の漁業調整規則というのがありましてね」
私「あーはいそれは見たんですけど特に記載が無いようだったので確認の為に」
担当者「遊漁に関してはそういった規定がありませんね」
私「ということは、OKってことですか?」
担当者「規定がないということですね」
私「ああなるほど、良いとも悪いともってことですかねえ?」
担当者「規定がないということですね」
私「(立場上良いとも悪いとも言えないんかな)じゃあまぁ、OKってことですかね?」
担当者「まぁ、規定はないですね」
私「はーいありがとうございまーす!」
で、電話終了。
と、いうことで、兵庫県の波止では集魚灯及び投光器などの使用はOKという確認がしっかりとれましたと。
ただ、漁業規則で禁止されていないだけであり、釣り人としてのマナーは守らなければならない部分ではあります。
照明の真正面に航行中の船がいるとか、仕事中の港湾関係者がいるとか、周りの釣り人の迷惑になるとかそういう場面では絶対に使用しないようにしましょう~。