「天気も良さそうなので良かったらご一緒にどうですか?」
前回の海上釣り堀の帰り道すがら、エビ撒きハネ釣り界の現役レジェンドから一通のLINEが着弾。
ううーむ・・・。別に調整すればエビ撒き釣りなんか午前中だけのサクっと釣行なのでどうとでもなるが立て続けの釣行はなかなか体力的にも・・・。
何より釣行を予定している場所が今年に入ってから全然釣れてない。例年であれば二桁釣果が連発!みたいな日が何日か続くんだけども今年に限ってはサッパリ。
しかしエビ撒きハネ釣り界の現役レジェンドとの釣行はなんだかんだで良い経験になるからなぁ、、、どうしても行けないならともかく無理すれば行けるんやから行くべきか・・・と覚悟を決めて釣行。
ううーーーむ・・・。今回こそは・・・今年一発目の丸坊主・・・食らうかもしれない。
天気や海況のコンディションは上々。絶好の釣日和ではあるが・・・
現地へは5時半頃到着。
例年であれば下手すると日の出の2~3時間前から場所取りしてるエビ撒きファンがいたりする人気ポイントではあるものの今年は何度も言うようにサッパリなので私と加古氏で1番乗り。
「明るくなりはじめる6時半前ぐらいに竿だしましょか~」的な会話をしつつゆっくりと準備。
暗いうちに夜光虫が湧いてるかなぁとか潮はどっちに流れてるかなぁとかサクっと確認して6時半頃、明るくなってきてウキが見えるようになってきた頃に実釣開始。
風も弱く、潮の動きもゆっくりとしていてコンディションだけを見れば「今日釣れなかったらもうどうしようもないよね」と言っても差し支えのないレベル。
連発ヒットでトップスタートからの・・・・
実釣開始15分経過。
周りには私と加古氏を含めて10名程度のエビ撒き釣り師がズラっと並んでいる。
この時点では誰も動きがない。
私も「まぁ冬のエビ撒き釣りはな、朝イチよりもむしろ時間が経ってからやったりするしな、誰かに反応あってからしっかり撒き餌すればええわ」と少し抑え気味の撒き餌でチビチビやっていた。
じわ~っと流れる潮にウキを長めに流していき、「そろそろ隣の釣座前まで行っちゃうなぁ、回収かなぁ」というタイミングで少し潮を噛んで斜めになったウキが・・・
ツンっ
と、なんとも風情と趣のある前アタリ。
からの、、、、
すぅ~~っとゆっくり海中に消えていき・・・・
「まぁどうせセイゴやろ?朝イチやしな」と少々雑めのアワセをくれてやると
抜 群 の 重 量 感 ! !
ひゃっほー。トップスタートの1匹目。50cm程度の余裕のハネサイズ。(40センチ以上)
大体朝早いうちなんてのはセイゴの可能性が高かったりするもんだけど、、、たまたまか?
いやそんなことよりも丸坊主回避出来たことの喜びが勝っている。
真冬の波止釣りなんてのはいつも丸坊主と紙一重の戦いになることが多い・・・。
もしかして周りがアジャスト出来ていないだけで他にもいるかも?と急いで針を結び替えて次の投入。
★ 連 ★ 発 ★
気持ちいい・・・。
この時点では加古氏もアタリすらない状態。「こりゃ今日は俺の独壇場!?俺劇場!?」とテンションあげあげ。
まぁ、そんなに甘くねぇわな
テンションあげあげでこのあと独走圧勝ペースで走りきれるか!?と期待に胸膨らませたものの
ここから2時間近くヒット無し。
そしてその間にあっさりと加古氏に3枚釣られて逆転されてしまった。
こっちはもうどうしたってアタリは出せねぇっつーのにアッサリと。
しかもこの日はなぜか大サバ(40センチ前後)の回遊があり、周囲の釣座ではポロポロと釣れており
めちゃくちゃ楽しそう
なんせサバ(40センチ)とかになったらぶっちゃけハネ60センチぐらいの引きの強さはある。
釣りたい・・・面白そう・・・。とタナを少し変えて本気出して狙うも右隣左隣は釣れても私には釣れない・・・。殺気が強すぎるのか。日頃の行いが悪いのか。
俺も大サバ釣りたい
そんなことを思いながらコツコツと撒き餌を打ち返し仕掛けを打ち返す。
やっと来た
ウキがジワっと違和感を見せた後、ゆっくりと消し込もうとしている。
おそらくサバなので待つ必要は無い。早合わせで対応。
竿が大音量で鳴るぐらいにブンッと大合わせして
乗ったァァァアアァァ!!!!
サバじゃねーーーーーー!!!!
基本的にハネを釣りに来ているので本来喜ばしいはずなのだけど、この時間帯はサバと遊びたかった。心の底から遊びたかった。
時合い到来。ここでどれだけ拾えるか
時刻は8時半を回った頃。周囲ではいまだに散発的なサバの回遊でポロポロと釣れているが私にはサバは来てくれない。
同じタナ、同じ誘い方、同じパターンで連発。
悪くない・・・。
当初のことを思えば「セイゴ混じりにハネ1枚でも混じったら御の字やな今日は・・・」とか思ってたのだから。
ちなみに今日も金色の針を使用。エビの付け方は8割ぐらいチョン掛けで。
ん~、そんなに針の色で有意な差は感じられないが、悪くない、悪影響は無いだろうなっていうのも実感としてはある。まだもう少し検証が必要かな。
エビの付け方は、この日に関しては恐らく微妙に鼻掛けのほうが良さそうな気はするけどこちらも「差」と言えるほどの感覚は無かった。
それから30分ほどして微妙に潮の変化があった瞬間を捉えてなんとか1枚追加。
この日最大サイズ?50センチオーバー。
同じタイミングで隣の方もヒット。
時刻は9時半頃。「今日は11時頃までやりましょか~」なんて話をしていたものの加古氏があまりにも散発的にアタリを出すもんだから「ハネ、居るんやな!?」と浮足立ってしまい撒き餌の消費ペースが早くなってしまった。
どう見てもあと2時間は持たない。せいぜい1時間半。ここからは厳しい戦いになりそうだ・・・。
しかし10時を過ぎる頃には予報よりも早く向かい風が到来。
海面も波気立ってしまい潮も早くなってきたことで「こりゃ今日はもうダメっぽいすね」と加古氏とアイコンタクト。
「30分切り上げて納竿しましょか」ということになったので10時半に納竿。
期待していない日のほうが意外と良かったりする。最終釣果
最終釣果はハネ6枚。
全く期待していなかったが天気や海況のコンディションが良かったこともあり意外とまとまった釣果を出すことが出来た。真冬の波止は餌釣りであっても丸坊主の危険が高く、いつも恐ろしい。それだけに釣れたときの喜びもひとしお。
ちなみにエビ撒きハネ釣り界の現役レジェンド加古氏はというとハネ7枚、大サバ1匹で竿頭。アタリの数も私よりいくらか多く、結果はもとより内容も私より数段上のように感じられた。
周りではハネチヌ数枚の方も居て、全体的には「今年はサッパリ」な波止の割にはある程度釣果が出た日と思われる。
まぁ、、、、それでも実際半分か半分以上ぐらいの人は丸坊主だったように見受けられるけども・・・。真冬の波止はホント怖い。
帰る時に「自作棒ウキ貰ったお返しに~」と普段愛用している活きエビ用エアポンプをいただきました~♪
めちゃくちゃ嬉しいわほんと。ちょうど良いチョイス。エビ撒き釣り師にあげるプレゼントとしては完璧にちょうど良い品物。大事に使わせてもらいまーす。
今回の使用タックル&釣行メモ
メモ:朝~10時半、タナ3~3.5。朝イチは3でスタート、時合い時は3.5程度。別に3で通してもなんとかなったかも。素針2、お触り2~3。バラシ無し。同調がイマイチだったように感じられるので丁寧に潮を読みたい。早合わせは禁物なもののお触りで終わってしまう可能性もあるので待ちすぎも考えもの。
ロッド:がまかつ MASTER MODEL2口太MH 5m
リール:SHIMANO 13BB-Xハイパーフォース 2500DXG
道糸:サンライン テクニシャンNEO 3号
ハリス: トヨフロン スーパーL・EX ハイパー 2号かシーガーグランドマックスFX 2号
ウキ:自作棒ウキ 0.8号
針:がまかつ ふかせグレ 7号
他にもエビ撒き釣りシリーズがあるので興味のある方はどうぞ(^^)