【目印落とし込み釣り】大阪湾奥の落とし込み釣り、なんだかんだでチヌ、キビレ好釣果 | ツリタノ!

【目印落とし込み釣り】大阪湾奥の落とし込み釣り、なんだかんだでチヌ、キビレ好釣果

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いつものごとく、まだ夜も明けないうちから準備。

風はほとんど無く、未明だと言うのに蒸し暑さを感じる。

まずはこの時期定番 餌のイガイ掻きからスタート

この所、台風が通過したり、梅雨だったりで前半の空梅雨から一転し大阪湾にも真水が相当入り込んでいる模様。ここ1週間ほどずっと水が悪い。

上層のイガイを掻いて見るとつい数日前までは元気だったイガイ達が大半開いて死滅している。かろうじて生きているイガイも繊維をほとんど出しておらずポロポロっと取れるような状態。

選別して使おうかと思ったが、繊維カスが付いてるものを好んで使うので、もう少し深場を探って見ると上層とは違って十分に元気そうなイガイを採取することが出来た。

夜明けまで待てないので暗闇の中、実釣開始

真っ暗で目印を浮かべても目視することは不可能なので、ヘチ釣りの要領でラインを張りながらゆっくりと落としていき、数十秒ステイ。

コツンと手元に魚信が来る。合わせてみたが、一瞬重さが乗っただけですぐに外れる。次の一投も同様に魚信が来て合わせるも、すぐに針外れ。

悔しくなったので貝のサイズをうんと小さくし、喰って来たら針掛かりしやすいようにすると暗闇の中での一枚目。4時半頃。

針外れ2連発が無ければもう3枚釣ってたのにな~と悔やんでいると、すぐに2枚目。

ほんの少し明るくなってきてはいるがまだ目印はよく見えないのでなんちゃってヘチ釣法を継続。3枚目。

いずれもサイズが気になるものの、水はあからさまに悪いが、やはりハイシーズンともあって魚影が濃くて十分に活性が高いやつが多いのかな?と思っていると20分ほどアタリが遠のく・・・。

この盛期に20分もアタリが無いと、時合は終了してしまったものかと思いがちだが・・・・。

蒸し暑さの向こうに成長の跡を感じた

目印も十分に見えるようになり、丁寧に際を落としていくが、風と潮の流れが喧嘩気味で気持ち良い角度でなかなか落ちない。さらに、この所の雨で地味に浮遊物があり、際ギリギリに落としにくい・・・。

風があるとは言え、そよ風の範疇で、気がつくとまだ日も出切っていないうちから汗だくに。私は体質的に代謝が悪く、全然汗をかかないのだけど、それでも額から汗が滴り落ちるほど。

この蒸し暑さでアタリも遠いとか修行やな・・・と思いながら落としていくと4枚目。待望のチヌ。しかも40cmオーバーのグッドサイズ。

落とし込み釣りを始めた頃の自分であれば、この時の、アタリが遠のいた時点で半分以上試合が終了していた が、本業のエビ撒き釣りを我慢してでも通い込んで練習した甲斐もあり?少しぐらいの状況変化であれば対応出来るようになってきた。

水中に張り出しがある箇所あたりを中心に、張り出しに対して丁寧に丁寧に、仕掛けを乗せては剥がし、乗せては剥がしを繰り返すとすぐに追加。

さらに追加。こちらもグッドサイズのチヌ。

まだまだ続く。これはパターンか。

本日キビレでの最大サイズ。45cm!

41-42cmぐらいまでのキビレなら、体感的にかなり居るが、45cmともなるとチヌの年無しよりお目にかかれないと思う。超グッドコンディションでなかなかのパワーファイターだった。最初は小型のエイでもかかったかな?と思ったほど。

ビッグサイズのあとはアベレージサイズ。

もう一丁グッドサイズ。

楽勝パターンはそう長く続かず

このあたりで風が少し強くなり過ごしやすくなるも、上潮は風方向、中層以降は逆方向へと完全な2枚潮となり、仕掛けが斜めにしか入らなくなり、アタリが遠のきはじめる。

とは言え、着き場は変わらないようで丁寧に仕掛けを馴染ませ直しながら落としていくと拾えることには拾える。

愛用竿とリールで。グッドサイズのチヌ。

キビレをさらに追加

最後にまたまた40cmオーバーのグッドサイズのチヌを追加。6時半頃。

この10分後くらいに納竿。暑すぎ。

アタリが20分遠のいた後の爆釣は一体なんだったのか?

暗闇の中なんちゃってヘチ釣法で上層に浮いているモーニングキビレ達をテンポよく釣っていったあと20分ほどアタリが遠のいてしまった時に色々と思考を巡らせた。

すぐに考えが及んだのは、上層イガイの壊滅的な状況。

赤潮などの水質汚染に比較的強いはずのイガイが死滅するような状況で、この時期とここ最近の状況を照らし合わせると一番に考えられるのが酸欠。大量の雨などで真水が侵入、なんらかの状況が組み合わさって上層が重度の酸欠状態に陥ったものと考えられる。ただの赤潮程度ならイガイはここまで死滅しない。ここ数日で酸欠系の比較的深刻な苦潮が発生していたのだと思われる。

導き出した一定の答えとしては、

  • 上層はまだ苦潮がかなり残っていそう
  • そもそも上層のイガイは死滅しているのだからチヌにとっては浮くメリットもない
  • 1ヒロ少々の深い場所を掻けばまだまだ十分にイガイは掻ける
  • 濁りがきつい
  • アタリが遠いとは言え、魚は十分にいるはず

これらの事から、1ヒロ程度の水中に変化のある張り出しエリアを重点的に狙うことで上層の苦潮を嫌って&生きているイガイについているチヌとキビレを狙い撃ちすることが出来た。

また、濁りがあるのでイガイにフジツボカス、パイプカスなどのオプションを海中での見つけやすさ、アピールを目的として白色系を足してあげたこともプラスに作用したかもしれない。

下手に状況が良いときよりも、ある程度悪い条件がハッキリしている場合の方が着き場や釣り方が明確になったりすることもある典型的な釣行となった。

本日の実釣時間は2時間半。

使用タックル

ロッド:DAIWA ブラックジャックスナイパー 落し込み T-35TLM

リール:黒鯛工房 BLACKY THE アスリート 落し込み HISPEED 85

道糸:サンライン 落とし込み黒鯛MARK-WIN 2号

ハリス:サンライン トルネード KONG 1.5号

針:がまかつ チヌスペシャル 2号

オモリ: ガン次郎 3~4

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