夏真っ盛りの今日この頃で、最近は暑さにかまけてテレビゲームばかりしています。
しかし!
視線はゲームに向いているものの、頭の中は釣りのことばかり考えていて気もそぞろです。
なんの釣りを考えているかと言うと、間もなくゴングが鳴るであろう大阪湾人気ナンバーワン魚種のタチウオのことばかり。
大阪湾でも場所によってはもうポツポツ姿を見せ始めているようですが、遠征しないのが私のスタイルなので自分のホームエリアまで入ってくるのを気長に待っています。
釣れ始めてから準備しては遅い場合があるので、先に道具を徐々に整理しておこうかと思い今回の記事となりました。
2017/09/23 実釣&酷使レビュー記事をアップしました
DAIWAの新作 快適波止タチウオテンヤを一気に買った
じゃーん
とりあえず20個並べてみましたが、あと10個ぐらいあります。笑
実はこの商品、5月も終盤かという時期にたまたまネットで見つけて、入荷はまだかまだかと待ち望んでいたものであります。
いつの間にか、しれっとダイワからこんなものが……。しかも安い……。定価でこれなら店頭では500円台もあり得るな。長さ選べるのがええなぁ。 #タチウオ pic.twitter.com/oj5ZouMsGF
— kon (@hane_tsuri) May 21, 2017
入荷し始めてすぐに買い漁りましたが今ではどこの釣具店でもかなり豊富においてあるようです。
私が贔屓にしている釣具店でも大量にストックしているようです。在庫が数百個って言ってましたんで(^_^;)
定価は630円ですが、ツイート通りに価格は500円台半ばが実勢販売価格となっています。
DAIWAさん めちゃくちゃ大量に初回ロット作ってきました。本気です。
1商品を釣具店に数百個のストックは、メーカー及び店舗の自信の表れとも言えます。
ではDAIWAの自信の新作。快適波止タチウオテンヤ。
大阪湾きってのタチウオファンの私がインプレしていきたいと思います。
なんでタチウオテンヤ何十個も買ったの?
最初の画像でそういう疑問を持つ方も少なくないと思ったので先に言及しておきます(^^)
まず以下の2点が主な要因として挙げられます
- 波止用タチウオテンヤは結構ロストする
- 必要な時に在庫がないことが割とある
ということです。
タチウオの活性の高いハイシーズンでは、PEラインに噛み付くわ、ケミホタルに噛み付くわでタチウオのやりたい放題となります。
こちら側では全く制御できないので、そうなるとPEラインなんてあっけなく切られてロストします。切れたテンヤのケミホタルが水面直下を泳いでいく様が幾度となく見せつけられます。
テンヤを10個持っていって5個ロストするとかザラです。
また、そうやってロストすることで買い足しが必要になるわけですが、私だけでなく他の何千人というタチウオファンも同じ目にあっており、同時に買い足し行動に走るので人気の商品やサイズは一晩にして売り切れるという現象が発生することがあります。
そうなってからでは遅いので、ちょっと多すぎるぐらいストックしておいてちょうど良いのです。
波止用タチウオテンヤはソルトルアーなどに比べて比較的安価でもあるので、ガッツリやる方はちょっとがんばって多めに持っておくと良いでしょう。
勘の良い方は、画像にある通り、なんでショートサイズばっか買ったの?って思うかもしれません。後述しますが、今回発売された通常サイズは既存の実績のあるタチウオテンヤと同じ長さだったのでショートサイズばかり購入しました。既存のタチウオテンヤは去年のものが20個以上ストックしてありますので。
つまり私は50~60個以上のテンヤストックがあることになります。笑
快適波止タチウオテンヤを早速見ていく
パッケージに入った状態のアップがこちら。
さすが大手メーカーだけあってパッケージもまとめて来ますね。
嫌味の無いコンパクトなデザイン。場所を取らない細身な形状も小売店にとってはありがたいことでしょう。
裏面はこちら。
通常さほどアピールポイントのない波止用テンヤに、よくもここまでアピールポイントを記載出来るなという感想です。DAIWAのライターの技術が見られます。
記載事項について特に言及する点はありません。
快適波止タチウオテンヤの内容は3点
テンヤ本体、ワイヤーリーダー、エサを固定する針金の3点となります。
針金は太めの餌を巻くと少し足りないかも?ぐらいの感じです。しっかり巻くのが好きな方は別途針金を購入しておいたほうが良いと思われます。
ヘッド上部にはテンヤの重さを示す記号が記載されています。
これは地味に嬉しい。ちなみにこれはSサイズのショートで、S-Sと記載されています。
ショートサイズではない通常のSサイズにはSとだけ記載されています。
快適波止太刀魚テンヤを他のテンヤと比較してみる
前述の「ヨーヅリ リアルヘッドSサイズ」と比較的利用者の多い「SHIMANO太刀魚ゲッターツイン噛む3号」そして新作の「快適波止太刀魚テンヤSのショート」を比較してみました。
ツイン噛むについては重さ的に4号が比べる対象として正しいのですが、家のどこかにあるものを探すのが面倒だったのでたまたま見つけたものを使っています。笑
なぜ快適波止タチウオテンヤのショートサイズにしたかと言うと、Sサイズの通常サイズはリアルヘッドSサイズと同じ長さなので別に載せる必要ねーなと感じた次第であります。
ただ並べて撮ったんじゃわかりにくかったので、メジャーと一緒に撮ってみました。
快適波止タチウオテンヤSーSはヨーヅリリアルヘッドSよりも1cm程度短いことがわかります。快適波止タチウオテンヤS通常であれば同じ長さになります。
実績のある他のタチウオテンヤと重さの違いはあるだろうか
では重さを見ていきましょう。
必要ないと思いますけど一応、ツイン噛む3号。11.6g
次にヨーヅリリアルヘッド太刀魚テンヤS(付属の針金付)15.3g
そして快適波止タチウオテンヤS-S(付属の針金付)15.1g
快適波止タチウオテンヤS-SはリアルヘッドSとほぼ同じ重さという結果になりました。若干快適波止タチウオテンヤのほうが軽いんですが、ショートサイズなので。通常サイズであれば全く同じレベルにあるでしょう。
快適波止タチウオテンヤ その特徴は
では、その特徴を見ていきたいと思います。
これまでの波止用テンヤには見られなかった数々の目玉機能が搭載されています。
釣果自体を劇的に変化させられるようなものは残念ながら見当たらないものの、釣り人のニーズをよく捉えたなるほどと思わせるものばかりです。
塗料にルミノーバ採用
パッケージを見て、まず目につくのがルミノーバ(LumiNova)をヘッド部分に使用していることでしょう。
ルミノーバとは従来の蓄光塗料よりも明るく、そして残光時間が長いことで知られており、(なぜか)2015~2016年あたりから波止タチウオ向けワームなどで大ブームになった夜光塗料です。
私の場合は夜間であってもヘッドを蓄光させる事が殆どないので必要ありませんが、蓄光させるのが好きな人もいるので歓迎される機能でしょう。
独自のウェイトチューン
これが快適波止タチウオテンヤの目玉機能(?)と言っても良いでしょう
ダイワの鯛カブラに使用される「紅牙テンヤカブラプラスシンカー」を装着してウェイトチューンが可能となっています。
この穴にシンカーをねじ込むわけですね。
非対応のテンヤサイズもあるようなので注意が必要です。
「一番小さいサイズ買って、重いのが必要になったらチューンすればいいんじゃね!?」という浅はかな釣り人の思考を先読みされているかのような。笑
紅牙テンヤカブラプラスシンカーも買ったので装着してみた
追記:2017/08/20
ネットショップのポイントが中途半端に余っていたので購入してみました。笑
1号で3個入りでした。
この手のテンヤで0.5号ぐらいの重さ付けても大差ないので1号を購入。
1号の重さは3.7gぐらいなのでだいたい許容範囲。
早速テンヤに装着してみた写真がこちら。
横から。
斜め前から。
真上から。
当たり前かもしれませんが、だいぶはみ出ますね。笑
バランスも水受けも何もかもかわるので全く違うテンヤになっていることでしょう。
重さを調整したい場合、個人的には糸オモリ(チューニングシンカー)なんかを巻けば調整できるので特に必要ないアイテムではあると思いますが、直ぐに取り外しが可能な点を考えると、かさばる物ではないので、いくつかは持っておいても損はなさそうです。出番があるかどうかは不明ですが(^_^;)
ケミホタルの装着が容易に!
次の目玉機能がこちら。「ヘッドの下部にケミホタル装着可能」
これまでの波止用テンヤでも装着することは可能ではあったものの、多少のコツが必要でした。
快適波止タチウオテンヤではまさに名の通り快適にケミホタルを装着することが出来ます。
ケミホタル25などに付属される小さいチューブとケミホタル25を一緒に差し込めばお手軽ケミチューン出来ますよって機能ですね。
私は基本的に要らないのですが、使う使わないは釣り人側で決められますので、あっても困らないものだと思います。
貫通力に優れた特殊フッ素コーティング
さらにまだPRポイントがあります。
これまで重宝されてきた安物テンヤの最大の泣き所でもあった、すぐナマクラになる針部分ですがさすがDAIWA。小技効かせてきました。
SaqSas(サクサス)というフッ素系コーティングを施す事で刺さりやすさが従来の針とくらべて大幅にアップしているようです。従来の針とはどれのことかは知りません。
ちなみに、フッ素コーティングしてあるということは錆びにくい。コーティングすることによって刺さりやすさだけでなく、錆びにくくなったことも見逃せない点であります。
ただし、このコーティングですが私は手放しで喜んでおらず、良し悪しだなと考えています。ただのコーティングなので、もちろん永久的に効くわけではなく、せいぜい一桁匹ぐらいしか持たないだろうなというイメージです。針が劣化してきたらもちろん研ぎ作業が必要になります。
ブラックバス釣りをしている方はよくわかると思いますが、こういうコーティング系の針って研ぐと余計にダメになったりすることってありますよね。あの系統の針だったら結構悲惨だなって思っています。この辺は酷使してみて何回も研いでみて検証して行きたい部分です。
もちろん実釣してみて何百匹もタチウオを釣り、使い込んだら情報を必ず追記します。
ちなみにこのSaqSas自体は十分に効果は発揮されているようです。
テンヤって尖ってるとこ多いんで、撮影時に何度も指に刺さりましたので(^_^;)
このテンヤのちょっと気になった部分
ちょっと気になったのでカエシの部分のアップ。わかりにくいんですけどね、カエシが小さいです。
もうほんの少し大きいほうが良いかなという印象。まぁ大差はないんでしょうけど。
逆に小さいことで、キャッチした魚から針を外す時は楽なので、ここも良し悪しということで。
2018/08/16:追記
だいぶ修正されていました(^^)
一応ブレード付きも紹介しておく
ちなみに一応スピンテールのブレード付きSサイズも購入しています。
こちらの重さは17.5g
比較するとこんな感じ。
チャター付のも発売されているはずだが
いりません。もしチャター付を買ってしまった方はすぐにチャター部分を切り離し通常バージョンとして再生させましょう。
波止からのタチウオ引き釣りで「通常では釣れないけど、チャターでは釣れる」場面が想像できません。仮にそういう場面があったとしてもたまたまです。チャター付で釣れる状況なら、通常でも釣れます。断言します。
「チャターとか付けたら面白いんじゃね?」って企画会議の悪ノリがそのまま通ってしまった感が透けて見えます。そのノリの良さみたいなのはDAIWAの良さでもあると思いますが。
翻ってブレード付は割とありかなと思っています。寸足らずのエサを使う場面ではテールの良いアピールになりそうです。
まぁでもチャター付と同じ感想にはなりますね。ブレード付で釣れるんなら通常でも釣れるだろうなと。寸足らずのエサに使う用で一個入れてても良いかなって気分です。
私の頭の中で考える欲しいカスタムはブレードでもチャターでもないので、いつか機会があれば形にしてみたいものです。
DAIWA 快適波止タチウオテンヤのレビュー総括
タチウオの引き釣りは相当釣り込んでいるので、手に取っただけでわかります。
快適波止タチウオテンヤ。確実に良い商品であると。
商品開発の指揮をとった方はかなり現場を良く見ておられることが商品から感じられます。
まだわからないのが、耐久性の部分ですね。
針と、ヘッドのアイ部分や、塗装なんかの使用すればするだけ劣化する箇所の耐久性については釣り込んでみないとわかりませんが、とりあえず釣るというだけなら、これまでに重宝されてきた他メーカーのテンヤを遥かに凌駕する仕上がりになっていると言えます。
耐久性の部分がクリアになれば、今シーズン以降、波止での引き釣りにおけるタチウオはDAIWAの独壇場となることが予想されます。
また実釣&釣り込みましたら追記もしくは新しい記事として情報をアップしたいと思います。
2017/09/23 実釣&酷使レビューをアップしました
他にも太刀魚釣りシリーズがあるので興味のある方はぜひどうぞ(^^)