この日は休日ということもあって朝5時の段階で満員御礼の送り便ストップ。
具体的に解説すると、前日の最終便(21時)頃から駐車場の待機列が形成され始め、
深夜の午前2~3時には100台の車が列を作り、駐車場開門の4時にダッシュで受付してなんとかギリギリ渡堤出来る感じ。
それでも堤防へ一度に客を渡せないので3時とかに並び始めても渡れるのが6時とかになったりもする。
大体、朝の受付時点で400人前後を受付、仮受付して朝5時に入場規制というのがこの時期の武庫川一文字。
で、タチウオに興味の無い人は午前中で帰るが、タチウオ釣りもやりたいって人は朝並ぶ時間なんかも含めると、ムコイチで釣りをするために15~16時間は使っていることになる。
凄まじい。
午後からの入れ替え便に滑り込み
この日はエビ撒き釣り先輩のO氏と渡堤。
私もO氏もさすがに十数時間を1釣行に使えないのでこの日は午前中で帰る人との入れ替えで渡堤。
私とO氏はだいたい50番目ぐらいの入れ替え待ちだったが思いのほか帰る人が多く、90番目ぐらいの人まで入れ替えすることが出来たようだ。
↑写真撮るの忘れたので以前の写真を使い回し。
渡堤。晴れ渡る秋晴れの良い天気。
良い天気過ぎて暑い。朝晩は冷えるが昼間は日によって暑い。
寒暖差が激しいので体調も崩しやすいし服装も念入りに選ばないと寒さで凍えたりする。
この日は前回釣行時に寒かったので厚手のインナーを着ていったが見事にミスった。昼間が暑すぎる。笑
状況は前回爆釣時とあまり変わっていないようだ
渡堤してまずは海の色を撮影。
前回釣行時は北風強風でスケスケだったものの、ほんの少しだけ濁りが入っている様子。
それでも普段のムコイチからすればスケスケと言って差し支えない状態。
さほど大きく状況は変わっていないように感じられる。
あとは潮が動くか動かないか。風向きの変化がどうなるか。
そこらへんで、ある程度状況は変わりそうだ。
どうやってヒマ潰しすれば良いんだろう
なんとか渡堤出来たのは良いものの、13時過ぎに渡堤しても日没まではかなり時間がある。
どうやって時間潰ししようかねえ・・・・。
とりあえずテンヤにドジョウを巻きつける。
どうせ他にやることないので時間をかけてじっくりと。
テンヤを準備後は、O氏にキャスティング指導をしたりひたすら雑談して時間を潰し続けた。
ノマセ釣りタックルでも持ってきていればよい暇つぶしになるんだろうけど、
いかんせん荷物が増えるし釣ったら釣ったで邪魔になるのでこの日は軽装重視。
なんとか時間を潰しきって夕方を迎えた
なんとか時間を潰して時刻は17時過ぎ。
そろそろタチウオが釣れてもおかしくない時間帯に。
テンヤに持ち替え探ってみるも私にはアタリなし。
すると引き釣り初心者のO氏にこの日初ヒット。周りではまだ誰も釣り上げていないように見受けられる。
「おるんか。おっしゃ俺も釣るで!」と息巻くも・・・・
アタリなし。
なぜかO氏はポツポツ拾っていく。さらに、アタリだけならほとんど毎投あるんじゃないかって感じらしい。
WHY?
私にはアタリ一つすらない・・・。
そうこうするうちに18時前頃、O氏5匹(アタリ多数)、私はアタリすら0というスコアに。
さすがに笑えない状況ではあるが時合に突入してしまえば私のほうに一日の長があるので5匹ぐらいならハンデにすらならない。
時合突入。手返し王座決定戦スタート
時合前には残念ながら一匹も捕らえることが出来なかったが18時頃時合突入。
この一匹をゴングに手返し王座決定戦スタート。
O氏との5匹の差は恐らく15分も持たずに詰めて、あとはどんだけ数を伸ばせるか?って状況に。
今シーズン過去2回タチウオ釣りを共にしているO氏だが、過去2回ともクソ渋い日に当たってしまい1回目ボウズ、2回目数匹という寂しい結果で終えている。
しかし今回は今シーズンでも片手で数えるぐらいしか無いであろう強い時合。
しかも時合前にもポツポツ拾っていることもあるし、時合前には「時合の際にはどうすると手返しが早くなるか」も軽くレクチャーしておいたこともあり、みるみるうちに二人のクーラーが満タンになっていく。
時合も落ち着いた19時半過ぎには私のクーラーは7割ほど埋まった。(大体50数匹)
18時頃に始まった時合は1時間半近く継続し、19時半に収束。
アタリも遠くなったことで多くの釣り客が帰宅の準備を始めた。
違う違う。時合が終わってからが本番
時合が止まると一般的にはタチウオはかなり釣れにくくなるが、一定のパターンが存在する日もあり居残って釣りをする価値がある日も。
時合の際には誰にだって簡単に釣れるが、時合が終わってから拾うタチウオはまた格別の良さがある。
食卓に並べるだけなら時合のときに釣ったタチウオだけで十分だが技を磨きたい人にとっては時合が終わってからが本番。私個人はそう感じている。
今までの距離やレンジでは全くアタリが無いものの、広く探りせいぜい数投程度で釣れなくなる小さな群れをピンポイントに探していく。
アタリがあったりするとO氏と常時共有して時合の残りカスを丁寧に探す。
「沖のほうですわ~!足元もおるかもしれんすわ~!表層?いや上層かも!」などと正解なんだかどうなんだかわからないタチウオを二人で探す作業は普通に楽しいし、速い。
普段単独釣行の多い私では成しえないメリットだろう。
時合が終わってから探して拾うタチウオ。たまりません。
結局時合が終わってからも10数匹程度を拾って21時の最終便で終了。
爆釣の武庫川一文字タチウオ。最終釣果
この日の最終釣果はタチウオ68匹。
「あと2匹ぐらいなんとかならんかったんかい」という思いも無きにしもあらずではあるが、全体で見ると数百人のタチウオアングラー中でもぶっちぎりの竿頭だったようだ。
サイズはこれまでと違って指3本クラスが多数混じりはじめ、やはりミッドシーズンに突入しつつある感じを受ける。
O氏は大健闘の45匹。
過去2回激渋の日に当たっても折れずに通ったことが報われた形だ。
引き釣りは全くのド素人であるにも関わらず全体で3番手の釣果を叩き出した。
やはり天才エビ撒き釣り師というだけあって釣りセンスの塊のようだ。
何より私個人としても、誰かと釣行して初めて二人で100匹を達成したことも喜ばしい。それがO氏と達成したとあれば、また殊更喜ばしい。
今回の使用タックル
ロッド:DAIWA モアザンエキスパート87ML
リール:SHIMANO 18ステラC3000XG
道糸:YGK G-soul upgrade X8 1.2号
リーダー:サンライン システムショックリーダー50lb.
テンヤ:DAIWA 快適波止タチウオテンヤ
他にもタチウオ釣りシリーズがあるので興味のある方はどうぞ(^^)