チヌが好調と聞いたので南港Jグリーンへエビ撒き釣り行ってみた | ツリタノ!

チヌが好調と聞いたので南港Jグリーンへエビ撒き釣り行ってみた

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普段はあまり釣果情報はマメにチェックしないタイプなのだけど、たまたま「南港方面はどーなんやろなあ?」と久々に丸高渡船の釣果情報をチェックしたらJグリーンのフカセ釣りでチヌが好調とのこと。

確かに、どこの波止でもフカセ釣りは今期好調のように感じている。昨年の絶不調がウソのようだ。

驚くほどのことはないかもしれない。フカセ釣りの本来の実力ってのはこのぐらいあるんだろう。

そこで一つ気になった。フカセ釣りで好調な波止でエビ撒き釣りしたらどのぐらい迫れるんだろうな?と。

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ってことで今回はJグリーンでチヌ、ハネをエビ撒き釣りにて狙う

チヌだけが釣りたいんなら素直にフカセ釣りするんだけど、基本的にはハネがメインターゲットなのでエビ撒き釣りにこだわる。

朝の1番船が6時とのことだったので5時半過ぎには駐車場に到着し、目の前にあるコンビニで朝メシを買って、パクつきながら時間潰し。実はこの時間が結構好きだ。

ふと外気温計に目をやると1℃

この時点では前回の氷点下釣行と同じような気温。

実際に、深夜から早朝にかけては相当冷え込んだようで

1番船に乗り込む際には船のベンチが凍りついてしまっており、スタッフさんが一生懸命霜おとしをしていた。

丸高渡船の1月大物グランプリは

丸高渡船名物(?)の月間大物賞も一応チェック。

なんと!ハネがクソ緩い!笑

これはあれか?

以前私がハネの基準だけきつくねーか?って愚痴ったせいか?(まさか違うよね笑)

ぶっちゃけて言うとこの4種の中でハネ55センチはだいぶ緩い。

チヌで言うとだいたい45cmぐらいの感覚ではなかろうか。

そもそも釣れる難易度が各々の魚種で違うので断言は出来ないが、私の体感ではその程度。

5枚釣れば1枚は混じるのでは?ぐらいが現実的だろうか。5枚釣る難易度は人それぞれだし日によるのでなんとも言えないけども。

今回受付時に「何時までですか?」と聞かれたので帰着時間を告げると、

「すみませーん。一人で釣りしちゃいけない決まりになってるんで、先に帰るお客さんと同じ時刻の船で帰ってもらえますか?」とのこと。

どうやら色々と規制があるようで、一人での渡船は禁止になっているようだ。

安全上の観点からも、営業上の観点からも悪くないルールだとは思うし、ゴネてもしょうがないので了承。

結局あとからギリギリに常連さんが滑り込んできて全然OKになったけども。

Jグリーンに到着。

1番船で渡堤したので到着は6時過ぎ。

まだ辺りはほぼ真っ暗で、ヘッドライトなどが無いと苦しい。

ちなみに、Jグリーンでの釣行は昨年11月のエビ撒き釣り以来

陽が昇り、明るくなってきたJグリーン。状況は?

7時頃には明るくなってきて、とりあえず潮の色などを撮影。

スケスケとまでは言わないけど、普通に透けている。

そしてやはりJグリーンと言えば、このベタ凪。

ベッタベタ。潮が動くといった感覚がほぼ皆無。海上釣り堀並。

今回のエビ撒き釣りタックル

この日のタックルはストラクチャーフィールドということで

ロッドはSHIMANO BORDERLESS495をチョイス。リールはいつも通りハイパーフォース2500

周囲を見回すと・・・・

受付時に一人で釣りは出来ませんよと言われた時から薄々感づいていたが

釣り客はほぼおらずガラガラのJグリーン。

タチウオが釣れる時期なんかは昼過ぎに満員になったりするのに、厳寒期になって魚が釣れにくくなったらこの有様。

実釣開始。チヌ、ハネは釣れるのか?

とりあえずチヌが好調と聞いているので、何時から釣れだすのかわからないこともあり、深めのタナに設定して底近辺を丁寧に探ってみることに。

釣りを開始して1時間。アタリは無かったもののこの時期ってのは朝イチよりも、日の出から少し時間が経ってから釣れだすことのほうが多かったりするので全く焦りはなかった。

時刻は8時前。仕掛けを回収しようと竿をあげた瞬間、重みが。

「ん?魚? なかなかの重量感?」

タナは底付近に設定している(つもり)なので当然チヌが掛かったものと思っていたが

浮かせてみてビックリのハネ。

もちろんガリガリで~す。

大物賞の55cmまであと一歩・・・・。惜しい・・・。

ちなみにこのハネは厳寒期名物のヒル付き居付きハネ君。

もちろんペンチで引っこ抜いてあげたけど、あまり気分の良いものじゃない。

厳寒期のハネってのは、こういう虫が付いていることが多々ある。

また、なぜかこのぐらいのサイズのハネについていることが多い気がする。

ハネが釣れるんなら話は別。

ハネが釣れてる感じの情報は事前にはなかったが、ハネが釣れるとなれば話は別。

ウキに全くアタリとして出なかった為、本来食わせるべきタナよりもずいぶんとタナが低かったんだなと感じたので、思い切ってタナを1ヒロ程度上げて投入。

するとすぐにウキがジワ・・・・ジワ・・・・と沈んでは浮いてくる。

この波止の場合はベタベタ凪のせいか、海上釣り堀並の超小さいアタリになることが多い。

きちんとしたアタリになるまで早合わせをしないように我慢強く待つも、なかなか食い込まない・・・。

しゃーないな~と仕掛けを回収しようとすると、またも重み。

一瞬乗ったと思ったが、すぐに外れてしまい、針にはハネのウロコが2枚。

仕掛けを回収した先にハネが運悪くいたんだろう・・・。引っ掛けてしまったようだ。。。

回収した先にハネがいて、それに引っかかるってことは、まだタナは深いんだなぁと思い

またさらに半ヒロほど仕掛けを浅く調整。

数投を挟んで、仕掛けを投入するラインを少し変えてみたところ

ジワっと沈んだウキが一気にキューン

「おっしゃああああ狙い通りやでええええ」

と思ったんだけど、なぜか足元のパイル(杭)に必死に逃げ込もうとする獲物。

「あれ?ハネやと思ってんけどな?なんかおかしいな?引きも首振ってる感じやで?」と感じていたら

案の定、チヌ。

なかなかのグッドサイズ。

アタリも大きく出た為、割と早合わせだったので飲まれずに鬼掛け。

ケツは・・・赤くなってるね。だからどうってこともないけどね。

悩む。セオリー通りにいくべきか、事実を優先すべきか

さて困った。

タナを深くしてハネ。

タナを浅くしてチヌ。

普通は逆だ。タナを深くすればチヌが釣れるし、浅くすればハネが釣れる。そんなもの常識中の常識。もちろん場合によっては逆のこともあるけど、基本中の基本であり、常識中の常識。

しかし実際にそういう釣れ方をしてしまったのでよくわからなくなってしまった。

アタリの出方からして、深い時に釣れたハネはアタリがほぼ出なくて、浅い時に釣れたチヌはアタリが大きく出たのでセオリー通りの層に居るようだけど

居る層と食う層はまた別の話なので、どのタナでやり切るのが良いのかこの時点では判断が出来なくなってしまった。こういうことよくあるね。

たまたま釣れてしまったもんだから、そのパターンの残像がいつまでも残るやつ。

とは言え短時間でアタリが増えたので、「時合かなぁ?連発かなぁ?」と思ったが、この波止はそう簡単に連発させてくれない。

潮が全然動かないせいで基本的にスイッチが入りにくいのだと思う。ハイシーズンだとかはどうだか知らんけど。

爆釣する日はどんな雰囲気なのか気になって仕方がないが、そんな日にあたったことは一度もないのでわからない・・・。

わからないなりに経験に基づいて・・・・・

とりあえずチヌが好調という事前情報だけは事実なので、経験とセオリー通りにタナを深めに戻して黙々とエビを撒く。

1時間後、

ジワジワと沈むウキを我慢して我慢して待って、スゥ~っと沈んだ所でカウンター入れてゲット。

こいつもまぁまぁグッドコンディションっすね~。真っ黒な魚体。

ちなみにケツは全く赤くありませんでした~。

この日は漁船が巻き網漁を目の前で展開。

知り合いだったら顔がわかるぐらいの近さまで接近。

この時期に何が獲れるんだろう?

まき網だから、獲れればなんでも良いって考えの民度だろうけど。

黙々と。淡々と。エビ撒き釣りってそういう釣りだっけ。

その後も黙々とエビを撒き続け、ハネっぽい前アタリを出したあとに高速でウキを消し込むアタリを見せてくれたこいつもグッドサイズのチヌ。

こいつを釣った後にもジワジワアタリを見極めて、しっかり乗せて魚体まで確認したのに残念ながらハリス切れ。

ストラクチャーに擦られたとかではなくハリスがスパっと切れていたのでエラかヒレにひっかかって切れちゃったかなという感じ。

チヌは結構広範囲で首を振るのでエラとかにひっかかったまま上がってくることがよくある。その時に切れちゃうんですねえ。

Jグリーンでのエビ撒き釣り!最終釣果は!

最終釣果はハネ1枚、チヌ3枚。

正直、釣れたとも釣れてないとも言えない微妙な釣果に。

他の釣り客に「どうですか?」と聞かれたが なんと答えるのが正解かわからなかったからボチボチですと答えてしまった。ボチボチかどうかすらもわからない・・・・。

声をかけてきたお客さんはアタリ一回すら無かったとのこと。ちなみにフカセ釣り。

一応この日渡堤した釣り客の中では私が竿頭だったようだが、そもそも分母が少なすぎてそれについてもなんとも言えない感じ。

ハネは居付き君らしい黒い腹をしている。そりゃ虫もつくわな。

今回の使用タックル&釣行メモ

釣行メモ:実釣時間5時間、タナ3-4、ハリス切れ1回、上撒きのみ。潮が全く動かずさらにスケ気味。10時までに集中。漁船が長時間目の前に留まったのが良かったのか悪かったのか影響がよくわからない。

ロッド:SHIMANO ボーダレス 495MT

リール:SHIMANO 13BB-Xハイパーフォース 2500DXG

道糸:サンライン テクニシャンNEO 3号

ハリス:サンライン KONG 2号

ウキ:自作棒ウキ 0.8号

針:がまかつ ふかせグレ 6号

他にもエビ撒き釣りシリーズがあるので興味のある方はどうぞ(^^)