こんな季節に関西を直撃した台風21号の通過から2日目。(厳密には1日半ぐらい?)
報道メディアでは選挙速報一色と言った様相だったが、SNSをはじめとしたネットメディアでは台風情報もリアルなものが多く、大阪では一部の河川が越水するなどして浸水被害もあったほどの雨量だったようだ。場所によっては何十年ぶりだとかそういう話も聞く。
私もここ最近では記憶にないほどの激しい雨が降り続いたなぁとは感じる。
そもそも秋雨前線の影響でずっと小雨が降り続けていたところで今回の台風なので被害も出やすかった素地があるのかもしれない。
今日のエビ撒き釣り釣行の目的は釣ることではなく
今回のエビ撒き釣りは、昨年のエビ撒き釣りの大半を行った釣り場での釣行。
今シーズンはまだ一度も来ていないが勝手知ったる波止なので、台風が直撃してどういう影響があるのか、どういう状態、釣況になるのかを自分の経験値として蓄えたいという意図が第一。
もちろん釣れるに越したことはないのだけど、エビ撒き釣り自体まだ少し時期が早いのは否めないので反応があればそれで良しとしよう。
暗いうちに到着し、準備開始
まだ真っ暗な4時頃に現場到着。どう考えても早いんだけど、一応理由もある。
現場にはタチウオ狙いの人が既に大勢いて、その大半はおそらく一晩中やってたんだろうなぁという雰囲気。
暗いうちに竿を出すかどうか微妙だけど、とりあえずウキにケミ25を装着。今回は初めてダイソーに売ってるケミ25を使用。
大きさはピッタリだけど、光量はさすがに100均か・・・。ちょっと微妙かなぁ~。
目視することを目的とするのではない用途のほうが向いてそうかも。
今回のハリスは2.5号。とくに理由はない。この釣り場は2号で十分だが、前回3号ハリスを使ってみて使い心地が良かったので今回も太めにいくか~って気分。
トヨフロン。安くて好き。笑
暗いうちは早朝タチウオの様子も確認してみる
タチウオは、エビ撒き釣りの仕掛けにも頻繁に掛かってしまうので、タチウオが居るうちにエビ撒き釣りを開始してしまうと何度もハリスを切られてしまう。
なので、タチウオがほぼ散ったと思ってからエビ撒き釣りを開始しようと、今日は引き釣りのテンヤと引き釣り用のタックルを持ち込んでいた。
↑引き釣りの組み合わせはお馴染みのエクスセンス&ツインパワーXD 明るくなってから撮影
現場に4時到着というこの時期のエビ撒き釣りでは考えられない早さの理由は台風後早朝のタチウオ調査のため。
沖堤防ではなく、湾奥ではあるが、何か少しでも得られるものがあるかもしれないと思ったので。
台風後のタチウオの反応は、やっぱ想像通り
まだずいぶんと暗いうちから極稀に周りで上がってはいたが、私にはアタリもなく。
ほとんど何事もなく日が昇ったので「あら、早朝タチウオ無しなのかな?」と思っていたら明るくなった6時を回ってからタチウオ接岸。
テンヤにはポツポツとアタリがあるものの、乗らない。
以前台風直後に引き釣りをやったときと同じような感触のアタリだ。おくゆかしい感じ。
で、その時と同じような感想。一定のパターンも特に感じられず、群れっぽさも感じない。
そして一度接岸したらなぜかいつまで経ってもだらだら釣れる。
今日も実際に7時を回っても周りではダラダラとポツポツと釣れ続けていた。
結論から言うと結局8時を回っても釣れる人は釣れていたので私はタチウオを無視してエビ撒き釣りをしていたんだけども。
朝のタチウオは4匹。アタリだけなら二桁あったけど、全然乗らなかった。
しかし沖堤防と比べて細いし、サイズも小さい。夏タチみたいなサイズ。イマイチっすねぇ~。
とは言え、台風後の早朝タチウオの経験も積めたのは収穫ではあるので、この雰囲気や状況は忘れないようにしたい。
だいぶ遅くなったけど。7時を回って、エビ撒き釣り開始。
明るくなって、潮の色を確認。まぁ暗いうちからある程度わかってたけど、雨後の川みたいな色・・・(^_^;)
水潮っていうか、もはや水。
ウキの馴染み具合を確認するも、いつもと全然違う。塩分濃度もずいぶん違うことで浮力設定が変わってしまっている模様。
私のエビ撒き釣りのウキ調整はいわゆるシブシブというやつで、浮力ギリギリに設定してあるので塩分濃度やちょっとした変化で設定が大きくズレてしまう。
とりあえずいつもより軽いジンタンを打ち、調整。
今回のエビ撒き釣り竿はSHIMANOの鱗海スペシャル1.0。王道を行くチヌ竿で、粘りの胴調子が心地よい。以前ハマチを掛けたときは完全にパワー不足だったもののエビ撒き釣りでは少しパワー不足ぐらいが好まれる。
エビ撒き開始後、すぐにアタリはあるものの・・・
餌のシラサエビをつけて、投入。
数投後。
サバ。
サバ
セイゴ
セイゴ
セイゴサバセイゴサバセイゴサバセイゴサバセイゴサバ
キリがねえ
つーかこんな水潮でなんでサバの活性あがってんだ。笑
サバのサイズは20センチを超えるぐらいの個体が多く、引きもそれなりに強い。釣れると結構「お?」となってしまうだけに、釣り上げた時のガッカリ感はさらに高まる。
早朝から周囲ではサバのナブラがえげつないほど発生している状況。最初はタチウオか?と思ってたけど全然あたらないのでサバだろうなーと思ってたら、近くのジギンガーの人はサバばっかり釣れてたのでやっぱりサバなんだろう。
なぜ急にサバの活性がこんなに上がってしまったのか・・・。台風がトリガーなのは間違いなさそうだけど、因果関係がよくわからない・・・。
それでも一応なんとかなる様子
餌取りからの容赦ない猛攻だったが、それまでほとんど動きの無かった潮に少しだけ変化。底潮が動きはじめたようで、仕掛けの馴染み方が変わった。
中層~底が動いている時用の調整に変え、一投目。
一発でハネ。
一応40センチを少し超えるサイズ。時刻は7時半頃。
この後も続くかと思ったが続かず、結局セイゴとサバが続いた。
おそらく、それなりにハネも居るのだろうけど、セイゴが先に食っちゃうような感じだと思われる。
こういう時は釣り分けるということがほぼ出来ないのでガチャを回し続けるしかないのがエビ撒き釣り。
もう少し水温下がって小魚が減らないとこの状況は変わらないかな。
最終釣果。案の定きびしい結果に。
最終釣果はハネ1匹、セイゴ多数、サバ多数。
朝の引き釣りでタチウオ4匹。
釣りを楽しめたか?&総括と反省
全然楽しめなかった。笑
冒頭に書いた通り、今日の本来の目的は台風後のエビ撒き釣りへの反応調査なので「釣れなくても」とは思っていたが、これだけ小物しか釣れないとさすがに楽しくない。
タチウオもほぼ予想通りの雰囲気であんまり得るものはなかったかなぁという印象。
よく行く波止の台風後の状況をエビ撒き、タチウオと両方一度に経験出来たのは収穫だけど釣りとしては楽しめなかったかな(^_^;)
で、その台風のおかげ?か、この所ずっと続いていた秋雨前線の停滞も雰囲気が一変したようで日本の南の海上で発生した22号の影響がなければ秋晴れが続きそうとのこと。
しばらくは台風後の水潮や浮遊ゴミなんかに振り回されたりしそうだけど行ける時はタチウオかエビ撒きか上手く使い分けて釣行したい。
今回の使用タックル&釣行メモ
釣行メモ:エビ撒き実釣時間3時間強、タナ2-2.5、素針針外は小物が多い為参考外、ハリス切れ無し、上撒きのみ。潮は台風後白濁、底潮飛びやすい状況。後半は上滑りとうねり。かなり同調させにくかった。同調したとしても大してアタリは増えず。濃度が違う水同士が馴染もうとするとああいうややこしい動きになりやすいのかも。
ロッド:SHIMANO 鱗海スペシャル1号
リール:SHIMANO 13BB-Xハイパーフォース 2500DXG
道糸:サンライン テクニシャンNEO 3号
ハリス:東レ トヨフロン スーパーL 2.5号
ウキ:自作棒ウキ 0.8号
針:がまかつ ふかせグレ 7号
他にもエビ撒き釣りシリーズがあるので興味のある方はどうぞ(^^)