前回の釣行では全体的なサイズも上昇気配で、武庫川一文字では外向きだけでなくついに内向きも本格化。
内向きでも外向きで釣れるサイズと大差のない良型が揃っており、今回の釣行もメーターオーバーが期待出来るのではないかとワクワク。
今シーズンは平日であっても午後からは満員になり送り便がストップする日が大半なので、大事をとって早めの昼過ぎ渡堤。
渡船屋桟橋ではツイッターのフォロワーさんに声をかけられ、釣り方は違うものの一緒に釣行することに。私には同行者もいたので3人での釣行。
いつもは単独釣行が多いので新鮮な気分。
午後からの武庫川一文字は南西の風
昼過ぎの便で武庫川一文字に到着。強めの南西の風が吹いており、外向きは結構釣りがしにくそう。
水の色は普段並といった感じ。透けてるでもなく濁ってるでもない。
早めに到着したので時間潰しにガシラでも狙うか
今回は以前0-8差で私に大差リードをしたこともある引き釣り初心者の釣り友達との釣行。
ここの所、青物の気配は安定ー上昇しているものの、夕方まで何時間も本気で時間潰しをやっていられないので、お互い得意なガシラの探り釣りでもして時間を潰そうと釣行前に話していた。
さっそくシラサエビをケーソンの継ぎ目継ぎ目に丁寧に落としていくが、アタリも少なく、釣れても10センチ程度のサイズばかり。気合入れて2杯分もシラサエビ買ってきたのに・・・。
この釣り場の前日の釣果情報を見る限りでは太刀魚の釣果もそれほど期待していなかった為、ぎっしりとガシラを釣れば良い賑やかしになるだろうなと思っていただけに肩透かしをくらった気分。
しょうがないのでだらだらと準備を開始
時間が悪いのか、潮が悪いのか、時期が悪いのか全くわからない為、ガシラ釣りを続ける気になれずさっさとドジョウをテンヤにセットしたりタチウオ釣りの準備を開始。
この日、武庫川一文字では午前中には今シーズン一本目のブリが釣れたらしく狙って釣れるもんではないが機会があれば狙いたいな~と思っていたのでガシラ釣りを中止し、定番のメタルバイブなどでブリを狙ってみることに。
もちろん本気で狙うっていうよりは半ばギャグなんだけども。
ブリを狙い初めて数十分。なにこれ?初めて釣ったわ
メタルバイブを投げ始めて数十分。幾度かバイトがあったものの、恐らくサゴシかツバスのバイト。
以前ブリを釣った時の感触とは全く違うかるーい感じ。
一応サゴシの気配はあるんだなぁ~とキャストを続けると、サゴシ1匹目キャッチ。
サイズは走り出しのシーズンよりは少し良くなってきており、50cm程度。
あんまり引かない魚なのでサワラ級でないと引き味は楽しめないかもしれない。
これはタチウオタイムまでに少し数を伸ばせそうかな?と思ったのでそのままメタルバイブで続行。
10分後に
ぐぐっ
っと重くなるアタリ。明らかにサゴシよりは大きい何かだ。横に走っているようだったので恐らくサワラかな?と思い、ドラグを少し調整し、慎重に寄せてくる。
ん?タチウオ?
ん~でもなんか違うな。んー、でもタチウオか?
んー・・・・。
ダツでした
釣果情報なんかをチェックしてると極稀に釣れていることがあるが、自分で釣ったのは初めて。なかなかの引きの強さだった。笑
外向きは風が強いし、内向きでダラダラやるか~・・・と
外向きは風が強く、メタルバイブを投げるのも大変なので、内向きでタチウオタイムまでダラダラやるかと内向きに移動。気軽に内外使い分けられるのが武庫川一文字の良い所でもある。
今日は同行者もいるのでワイワイしながら、風の弱い内向きでルアー投げながら雑談しているだけで楽しい。
キャストした後、雑談に夢中になりリールを巻く手を止めて、テンションフォール状態になったメタルバイブを何かがひったくっていく。慌てて合わせるも、しっかり乗らず。
「なんかに持ってかれましたわ~!」と私。一体なんだったのだろうか?
とりあえずなんかいるんだなーと再び少し真面目にルアーをキャストしはじめると・・・
タチウオでした
時刻はまだ15時半過ぎ。
「えー、もうこんな時間からタチウオ回ってきてるのかよ」と思いつつもメタルバイブをテンヤにチェンジしタチウオ釣り開始。
なにこれ?シーズン序盤に逆戻り?内向きだから?
15時-16時前半はポツポツだったし、遠投が必要だったものの、16時台も後半になると、魚影も濃くなり、足元でも多数のバイトが得られた。
17時台には時合となり、見える限りの釣り人達の竿がガンガン曲がっている。
ずっと内向きで。
この時間になる前は同行者に「今日は外と内の使い分けが数を伸ばす秘訣になると思うので、お互い内と外にわかれて良さそうな方を徹底的にやりましょう」と話していたのだが、外でやるヒマもないほど内の時合が長い。
そんな中、私は時合の最中になんとなく違和感を覚えた。
「なんか、シーズン序盤感の釣れ方やなぁ~。内向きだからか?」
この所、シーズンは徐々に進んでおり、中盤戦に突入してる感があったのでなんとなくシーズンが逆戻りした?という雰囲気。
文字で説明するのは難しいけど、序盤の釣れ方は「とても群れがハッキリしている」「釣れるパターンがハッキリしている」感じ。
直近の釣れ方は時合も短く、群れも小さく、探して探してポツポツと拾っていく感じだったものの、この日の釣れ方は序盤の数釣りシーズンの釣り方と全く同じもの。多少レンジは下がってた気はするけども。
前回の時も内向きで釣れたけど、こんな雰囲気ではなかったような気がしていた。
まあでも、この時は ”序盤感” は気のせいかな。と思っていた。
ただ単純に、内向きが釣れ始めたからそんな気がするだけかなぁ~と。
内向きの時合も18時過ぎには落ち着き、外向きを試してみるも数匹を拾えたのみで、私は19時過ぎにはほぼ納竿し、雑談に夢中に。
20時便にて終了。
この日のタチウオ最終釣果
私達3人は調子良くタチウオを釣り上げていき、最終的には3人とも二桁釣果をあげることが出来た。
私はタチウオ43匹、サゴシ1匹、ダツ1匹。
渡船屋まで戻ると、どうも場所ムラが激しかったようで、好釣果だった所もあれば、絶望的に貧果に終わった所もある様子。
それも最近好調だったあたりが壊滅的にムラに恵まれなかったようだ。私は不調好調にかかわらず基本的には同じ所で釣りをしているのが良かったようだ。こんな日もあるよね。
また、内向きの好時合に気づかず外向きばかりで釣りをしていた人も数には恵まれなかったようだ。このへんの立ち回りに関しては常連客のほうがやはり有利だろう。
43匹で竿頭かな~と思っていると、他の渡船区ではワインドでもっと釣り上げられた方もおられたようで、私の釣り座付近がピークではなくもっとえげつない場所があった模様。
この日の感じなら同じ条件でやれば引き釣りのほうが絶対に数は出せるのでその場所は本当に凄かったのだろうと推測出来る。
このムラの激しさ。やっぱり序盤っぽい感じ。
また、この日釣れたタチウオは前回とはうってかわって一回りサイズが小さくなっており、60cm台の夏タチも混じる展開。90cm台は1匹か2匹しか混じらなかった。メーターオーバーはナシ。
外向きのみで狙い、メーターオーバーキャッチに成功した方もいるようだった。
この日のシーズン序盤感の考察
私がこの日の “序盤感” について確信を得たのは、釣行後、釣りの先輩が営む料理屋にタチウオを持ち込んだ時のこと。
先輩がタチウオを捌きながらポツリと「なんか今日は卵持ってるやつ多いな」と。
私「へー普段は卵入ってないんすか~」
先輩「いや、最初のほうは入ってたよ。ここの所は全然入ってなかったけど」
ほう。シーズン序盤の個体と今日の個体はやはり同じ性格のものだったのか
まぁ、それがわかったところで、今後の釣りにどう生かせるかなんて正直微妙ではあるものの、釣れ方の雰囲気から察することができるほどには成長したんだなと満足しておくことに。
とは言え、シーズン序盤のような外から新しく入ってきた個体であれば内向きではなく外向きで釣れそうなものだが、内向きでシーズン序盤個体がたくさん釣れた現象は興味深い。
色々と考えを巡らせてみたがどれも辻褄の合う推測が思い浮かばない。今後の釣れ方を見つつより深く考察出来たらと思っている。
釣りを楽しめたか?&総括と反省
いつもは単独釣行だが、今日は複数人での釣行ということで新鮮な気持ちで楽しめた。
釣果も全員二桁安打で大満足。場所ムラもたまたま悪くない場所に当たったし、外道で初のダツをゲット出来たことも思い出になりそうだ。
内と外の使い分けも比較的上手く立ち回れたと思うし、釣数も申し分ないだろう。
引き釣り初心者の同行者に関しては、初心者特有のムラというか壁にあたってしまったようで11匹に留まってしまったが、全体的に見れば好釣果ではあるので良しとしよう。
たまにはワイワイ釣りするのも良いもんだね。
今回の使用タックル
ロッド:DAIWA モアザンエキスパート87ML
リール:SHIMANO ツインパワーXD 3000XG
道糸:YGK G-soul upgrade X8 1.2号
リーダー:サンライン システムショックリーダー50lb.
テンヤ:DAIWA 快適波止タチウオテンヤ
他にもタチウオ釣りシリーズがあるので興味のある方はどうぞ(^^)